昨日より開催されている全日本学生アーチェリー男子王座決定戦。今日は決勝トーナメントとなるイリミネーションマッチが行われた。予選ラウンドを3位で通過した京産大男子は、1回戦で同14位の甲南大と対戦。1セット目を先取したものの、そこから3セットをいずれも僅差で落としてしまい、2-6で1回戦敗退となった。
▼試合前にチーム撮影を行う選手たち。(右から藤野・岩崎・山本・青山)
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試合結果
京産大2(49、46、44、50)-甲南大6(45、47、46、51)

試合内容
 昨日とは打って変わって快晴の中行われた決勝戦は、今日の試合は昨日とは形式が異なり、トーナメント形式での開催。行射も、3人(一人2射)4セットの得点で競われる形式へと変わる。京産大は岩崎、青山、山本の3人を立てて試合に臨んだ。1回戦の相手は甲南大。関西勢対決となった。1セット目は高得点を次々とたたき出し、49-45とリード。2点を先制をする。しかし、2セット目以降はなかなか的の中心に矢が集まらない。10点や9点といった高得点が入らず、大きく点数を落としてしまう。徐々に焦りを見せ始める選手たちに対し、リーザーブに回った藤野が「雰囲気を明るくすることを言意識していた」とアドバイスや声掛けで鼓舞する。最終セットでは息を吹き返し、高得点ゾーンに矢が決まり始める。この試合最多の50点を出したが、あと僅かに及ばず。2-6で1回戦敗退となった。「練習や経験が不足し、正しい方向に持っていける力がなかった」と岩崎。昨日の快進撃をそののまま今日の試合に持ち込むことができなかった。
 試合後、伊吹コーチは「予選の準備はしっかりできて結果も出たので、手ごたえを選手も僕も掴んでいる」と話す。今大会の出場選手は全員3年生。来年の王座決定戦にも出場するチャンスがある。予選での好成績を誇りに、京産大史上初の栄冠を目指す。

▼試合後、審判から結果を伝えられる
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試合後コメント

岩崎選手
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今日の試合を振り返って
―正直言って勝てた試合だったとは、間違いなく言えると思います。その中で個人的には、チーム内で1番いい点数を取っていて、団体戦では3番目に打つ選手としてポイント撮って次に流れを持っていく役割のはずでした。1エンド目は気合で何とか出来ましたが、次のエンドから緊張もあり流れが良くない方にいったところで、自分がそれを押し戻す役割を果たせず、流されてしまいました。予選から点数を出せてた選手としてこの役割ができなかったのは、チームを勝ちに導けなかった大きな原因だと思います。
2日間振り返って
―相対的にはいい結果でしたが、細かいミスや、もっとできたと思うことがありました。全体的にはいい結果で終われたかなと思いますが、前日のいい流れを本番に持ち込めなかったという所で、練習や経験が不足し、正しい方向に持っていける力がなかったと思います。普段の記録会や練習試合からも、本番さながらの気持ちでやっていかないとダメだなと思いました。
今後への目標
―チーム全体として団体戦はないが、僕自身は国体メンバーにほぼ選ばれると思うので、そこでの団体戦に反省を生かして挑みたいと思います。

山本選手
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今日の試合を振り返って
―大きい大会は2年ぶりの参加だったので、2年ぶりの団体戦というのもあって緊張がもろに出てしまいました。最初の1、2エンドは悪いところが出て点数が漏れず、1番手としての役目を果たせなかったです。
6対2というスコア以上に接戦をしての敗退でした
―アーチェリーという競技は、1点2点の差で勝敗を分けるので、個々の気持ちの差は勝てたと思うので、後は技術面でこの悔しさをばねに来年リベンジできるようにしたいです。
今日は昨日とは全く違うコンディションでした
―今日は日差しも強くて、打ちやすい環境だったので、みんないい条件の中での試合だったので、高いレベルで試合ができる天候なので、個人・団体の差が出たのかなと思います。
今後への目標
―この結果の悪かったところを、次の練習からどんどん修正していって、自分のフォームを見直して、緊張にも強くなるように色々なシチュエーションでのプレーも練習したいと思います。

青山選手
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今日の試合を振り返って
―心の底では絶対勝てるだろうと思っていて負けたので、個々の実力不足もありますが、僕の中では慢心が一番大きな原因だと思います。予選3位で抜けたということで、「勝てるだろう」という憶測だけで勝負に挑んだ形になったので、それが一番の反省ですね。
6対2というスコア以上に接戦をしての敗退でした
―点差が近いということに関しては、王座に出ている大学なので当たり前だと思うのですが、そこで一歩抜けて勝たなければいけない中で、できなかったということが悔しいです。
今後への目標
―目標は大きいほうがいいので、優勝で! すべてを優勝していく。狙えるなら全部優勝で!

藤野選手
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今日の試合を振り返って
―今日の練習の段階でまだメンバーが決まっていないという状態で、自分もメンバーに入ることを想定して練習していました。
リザーブに回って、様々な指示などを出していましたが、心掛けていたことはありましたか?
―メンバーが外してしまったときに、空気が重たくなるのでできるだけそれを無くす、雰囲気を明るくすることを意識していましたね。
6対2というスコア以上に接戦をしての敗退でしたが、リザーブから見ていての感想をお願いします
―勝てた試合だったのかなと思いますね。今のメンバーなら絶対勝てるようなメンバーなので、勝ちたかったというのが、見ていて感じましたね。
今後への目標
―今回の悔しさをばねに、今後一層活躍できるように頑張っていきたいと思います。

伊吹コーチ
試合を振り返って
―率直に悔しいです。指導者として、自分が選手としてプレーしていた時とまた違った悔しさを感じています。自分が選手だった時も1回戦負けで、その後コーチになって5年間の集大成としてすごくいい状態で試合に臨めて、相対的にみれば、本人たちは納得していないけど、昨日の試合もいい結果だったので自信を持ってもいいと思いますが、まだ何かが足りなかったと。その足りなかった部分を、指導者として彼らに何かできたのではないかと反省している。これが今の率直な気持ちです。
6対2というスコア以上に接戦をしての敗退でした
―昨日コンディションが悪い中でプレーして、今日は全く違うコンディションで、短い公式練習後の試合でしたが、そこは他のチームも同じはずなので、そこにアジャストできなかったところが出ましたね。
今後への目標
―昨日も「予選と本戦は全く違う」と話させてもらいましたが、予選の準備はしっかりできて結果も出たので、手ごたえを選手も僕も掴んでいます。あとは勝負の場面での1本1本どうやったら決めていけるのかという所を突き詰めていきたいです。


【取材・写真・構成 藤田稜介】