関西学生サッカー選手権2回戦対京都橘大(7月5日)
関西サッカー選手権が開幕した。今季好調の京産大は初戦で京都橘大と激突。杉田のゴールが決勝点となり勝利を収めるも、決定機を活かしきれず攻撃陣は課題の残る結果に。今後に向けて意味のある一戦となった。

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【スターティングメンバ―】
1 GK 田中颯(4年=東京ヴェルディユース)
2 DF 吉木大喜(3年=ガンバ大阪ユース)
3 DF 福田玲央(3年=金光大阪高校)
5 DF 河井哲太(3年=ガンバ大阪ユース)
46 DF 大串昇平(1年=ガンバ大阪ユース)
4 MF 中西樹大(4年=作陽高校)
7 MF 食野壮磨(2年=ガンバ大阪ユース)
13 MF 福井和樹(2年=ガンバ大阪ユース)
15 MF 杉田迅(3年=京都サンガU-18)
9 FW 原田烈志(3年=ガンバ大阪ユース)
17 FW 中野歩(2年=ガンバ大阪ユース)

【サブメンバー】
31 GK 宮本一郎(4年=東海大仰星高校)
18 DF 佐藤幸生(2年=サンフレッチェ広島ユース)
34 DF 川上陽星(2年=作陽高校)
6 MF 國領雄斗(4年=東山高校)
11 MF 石川貴登(4年=流通経済大柏高)
42 MF 新川翔太(1年=長崎創成館高校)
57 FW 山地敦士(3年=寒川学園高校)
28 FW 夏川大和(2年=草津東高校)
43 FW 中田樹音(1年=岡山学芸館高)

【交代】
HT 國領雄斗 中西樹大
後半16分 新川翔太 福井和樹
後半16分 石川貴登 中野歩
後半28分 中田樹音 食野壮磨
後半32分 夏川大和 杉田迅

【スコア】
前半 1-0
後半 0-0
合計 1-0

【ゴール】
前半24分 京産大 15 杉田 (アシスト 7 食野)

【試合内容】
リーグ戦を3位につけ好調の京産大サッカー部。勢いそのままに選手権に挑んだ。相手は2部の京都橘大。相手に合わせたプレーになってしまったと白井監督が語るように、開始直後から主導権を掴みきれない時間帯が続いた。ボールは保持するもののなかなか攻めきれず、膠着状態に。そんな重たい雰囲気を杉田が吹き飛ばす。ペナルティエリア内で食野からのパスを受けると、相手をかわしつつ右足で強烈なシュートを叩き込みゴール。杉田の今季公式戦初得点となる先制点で先手を打った。

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決勝点となるシュートを叩き込む杉田

だが試合は再び膠着状態に移る。杉田のゴール後、勢いそのままに食野、原田らが立て続けにシュートを放つがネットを揺らすことができない。セットプレーのチャンスも活かしきれず、リードしながらも波に乗り切れないまま前半戦を終えた。

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決定機を逃しグランドに倒れこむ原田

後半開始直後は攻め込まれる時間帯となった。その中で守護神田中がファインセーブを魅せる。「自分に与えられたタスクの一つ」(田中)と動きの重い仲間に喝を入れチームを引き締めなおした。田中のプレーに乗せられるように守備陣も高いパフォーマンスを見せる。この日与えたシュートはわずか2本と決定機を作らせない締まったプレーを見せ京都橘大をクリーンシート。1対0で試合を終え2回戦へ駒を進めた。

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ファインセーブでチームを支えた田中

一方攻撃陣には課題の残る結果となった。後半も決定機を作り続けるも得点を奪うことができない。前後半合わせて20発のシュートを浴びせるも、結局杉田のゴールのみで試合を終えた。「もう少し決定力を上げていきたい」(食野)。守備陣が安定したプレーを見せているだけに、奪ったチャンスを活かしきれるかが上位定着のカギとなりそうだ。「リーグ戦が調子いいからこのままでいけるぞっていう感じが少し怖かった。」と白井監督はチーム状況を分析する。この試合で得られた課題をポジティブにとらえ、今後のさらなる飛躍につなげる。【記事執筆・写真撮影 松田拓真】

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攻め込む荒川

【試合後のコメント】
白井監督
-今日の試合を振り返って
少し相手を見過ぎたというか、どう出てくるのか様子を見ていた部分があって、相手に合わせたようになってしまった。(相手が)2部というところで自分達の力を手加減したというか90分もたせようというプレーが見られた。そうすると相手ものってくるので難しい試合ではあった。決定的なシーンは作れていたが、最後のフィニッシュのところで相手がすごい集中を見せていた。これでも決められないかとなるとサッカーによくあることでメンタル的に勝っているのにやられているような気持ちになる。それが少し見受けられましたが、トーナメントで結果的に次の試合に進めるので、1週間で修正して鍛えていきたいと思います。

-前半に杉田選手がゴールを決めてからなかなか追加点が奪えないゲームでした
あの後に追加点が入っていればもう少し楽なゲームだった。使いたい選手もいた中でなかなかそれが上手くいかずに硬いゲームになってしまった。

-杉田選手のゴールについて
杉田だけではなく原田も最後のフィニッシュのところの抜け出し方が良かったので時間の問題かなと思っていた。簡単に点を取ってくれたのはすごく良かったし、杉田も中盤の選手だけどトップ下もできるので、ああいうところで相手に脅威を与えられたのは良かったかなと思います。

-難しい試合の中でDF陣が無失点でした
この前の学生リーグから続けて0点で行こうぜということと、残り5分ぐらいで失点してしまっていたので、そこをみんなで話し合ってどうやって締めていこうかということを実践でできている。だんだんキーパーから後ろのDFラインからっていうことところが締まってきているので、そこからもっと派生して中盤のところまでいけばもっと強いチームになると思います。

-今後に向けて
リーグ戦が調子いいからこのままでいけるぞっていう感じが少し怖かった。今日このようなゲームをして反省した中で次のゲームに挑めるのでポジティブに捉えていきます。


田中選手
-チーム全体を振り返って
関西選手権もリーグ戦と同じ気持ちで戦えてよかった。相手の京都橘も良いチームだったので勝ててよかったです。

-自身のプレーを振り返って
結果として0で抑えることができたが改善するところもたくさんあった。カウンターの対処やビルドアップのところなどは今後の練習で修正していきたいところ。

-序盤、相手側のハイプレスについて
相手チームが自分達を研究してきていることは知っていたので別段驚きはなかった。その中で交代選手が躍動してくれたのでチームの力になった。

-フィールドプレイヤーへの指示に関して
自分に与えられたタスクの一つ。夏になったばかりでコンディション調整が難しいなか選手がよく頑張ってくれた。

-今後について
リーグ戦と関西選手権両方勝ちに行きます。

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食野選手
-自分自身のプレーを振り返り
前向いた瞬間に杉田選手が良い動きをしていたので、いい形でスルーパスが出せてよかった。もう少し決定力を上げていきたい。

-チームを振り返り
攻撃陣は正直あまり良くなかった。コンディションを言い訳にしたくないが少し気温も高くなってきたところなので難しいところもあった。その中でも守備陣がよく踏ん張ってくれた。

-試合中に考えていること
自分がどのポジションをとれば相手が嫌なのかを常に考えている。真上からピッチを見るのと比べて選手目線ではスペースが小さく見える。その中でプレーするにはより正確な技術が必要になってくる。

-今後について
コンディションをしっかりと整えていきたい。

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【取材 松田拓真、上田拓輝】