第32回関西地区大学六リーグ対抗準硬式野球大会
vs.京阪神大学連盟選抜(2023年11月26日)
@大阪シティ信用金庫スタジアム


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【試合結果】
西都六 201|000|01 = 4
京阪神 000|200|3X = 5
※大会規定により試合開始から2時間10分を越えると新しいイニングに入らないため、8回で打ち切り

【出場選手】
1 三  早瀬 颯大(桃山学院大)
  三  安永 光陽(3年・三田学園)
2 遊  玉置 日陽(摂南大)
  遊  川上 遥己(桃山学院大)
  打遊 大竹 琉生(3年・洲本)
3 中  横野 友護(桃山学院大)
  中  小野 雄司(奈良教育大)
4 二  南 陽一朗(桃山学院大)
  二  池田 春十(奈良教育大)
5 捕  浮邉 孝幸(大阪産業大)
  打捕 多田 和真(京都橘大)
6 一  永田 啓祐(大阪産業大)
  一  亀田 裕真(摂南大)
7 左  宮下 昇太(大阪産業大)
  打左 田口 凜太朗(3年・姫路南)
8 右  上村 駿斗(3年・須磨学園)
  右  宮田 怜(3年・京産大附)

9 指  山本 拓忠(3年・光泉カトリック)
  打指 中野 温喜(大阪産業大)
  打指 尾谷 幸樹(摂南大)

  投  伊藤 碩士(大手前大)
  投  高橋 俊登(大阪産業大)
  投  柿木 英佑(京都橘大)

 六リーグ対抗戦の第4戦となるこの試合。大阪成蹊大や摂南大枚方などが所属する京阪神大学連盟選抜との顔合わせとなった。
 毎試合じゃんけんで決めるというスタメンには、今回は上村・山本拓の2選手が名を連ねた。先攻となった西都六大学連盟選抜の初回の攻撃、早瀬(桃山大)・玉置(摂南大)の1・2番コンビが連打を記録し、一死満塁とすると5番・浮邉(大産大)の内野ゴロの間に1点を先制。さらに永田(大産大)の適時打でもう1点を追加した。先発投手は右腕の伊藤(大手前)。3回までに5奪三振を奪う活躍で相手に流れを渡さない。3回には二死三塁の場面から、三塁走者の玉置が本塁への盗塁を敢行。見事に相手の隙を突き、3点目をもぎとった。4回から6回までは、近畿六大学選抜戦でも最終回に救援登板した高橋(大産大)がマウンドに。毎回走者を許すなどしたが、要所をしっかり抑える。4回には3連打を浴び、1点差に追い詰められたが、同点・逆転は許さずに投げ切った。そして7回裏、1点というわずかなリードを保ったまま、変則横手投げの柿木(京都橘)に託す。しかし、二死後から三塁打を浴びてしまうなど、満塁とされてしまう。続く打者を左翼方向の飛球に打ち取るが、これを左翼を守っていた田口が風に煽られまさかの落球。その後も連打が続き、一気に逆転を許してしまった。続く8回表に近畿六大学選抜戦、唯一京産大で出場がなかった宮田が適時打を放ち一矢を報いたものの、反撃はここまで。大会規定によると、「試合開始から2時間10分を越えて新しいイニングに入らない」ことになっており、8回時点で打ち切りの試合終了となった。

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 これにて西都六大学連盟選抜は1勝3敗と優勝の可能性が消滅。残すのは12月9日に開催予定の関西医歯薬連盟選抜戦のみとなった。他大学の選手と切磋琢磨し、多くのことを吸収できる機会もあとわずか。

【試合後のコメント】
~上村 駿斗 選手~
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○今までとは違う環境での試合だったが
 「各チームの良い選手がいる中で、すごい刺激になって自分も頑張らないといけないなと思うような試合になりました。」
○他大学の選手との交流は
 「プレー面ではそんなに話していなんですけど、どうして練習しているのか聞いたりして、どちらかというと私生活の方が多かったんですけど、いろいろそういう生活の中でも成績を残していることが刺激になりました。」
○普段よりもリラックスして試合に入れたか
 「言い方はおかしいですけど負けてもいいと、楽しむだけだったのでリラックスはできました。」
○チーム内の選手で参考になったのは
 「勉強になったのは基本的に桃山の選手みんなかなと思います。バッティングで積極的に振っていって、良い意味で凡打しても落ち込んでいないというか、それが次の打席にもつながっていると思いました。あとは摂南のホームスチールした玉置、あの選手が思い切ってやっているなと、その辺は見本にしてやっていかないといけないなという風に感じました。」
○2試合連続でスタメンに抜擢
 「じゃんけんで勝っただけなので(笑)。とにかく頑張ろうとは思いました。打順もじゃんけんです(笑)。」
○残り1試合に向けて
 「3年秋で辞める選手もここにいて、4年春で会える選手も少ないと思うんですけど、少ない中で会える機会最後まで、その選手みんなで楽しんで勝てるように頑張りたいと思います。」

~宮田 怜 選手~
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○京産大のチームではない違う感覚での試合
 「今まで対戦相手だった選手たちと一緒に仲良くやるというので、新鮮な気持ちで野球ができました。」
○他大学の選手と何か話したことは
 「特に野球の技術で話したことはあまりないんですけど、日常生活のたわいもない話をしたりよくしました。」
○今大会で最も勉強になるなと感じた選手は
 「桃山学院の横野選手ですね。走攻守が全て揃っているので、バッティングの面で凡退でも良い打球で凡退していたりしているので、そういったところが勉強になるなと思います。」
○最終回に適時打を放つ
 「いつも通り打てたので、勝負強いという自分の良さが出たのかなという風に思います。」
○このチームでは次が最後の試合
 「優勝はもうできないと思うんですけど、とにかく最後は勝っていい形で終わりたいと思います。」

【今後の試合予定】
12月9日 14:00 vs.関西医歯薬連盟選抜 @ベイコム野球場

【取材・撮影:亀本皐介】