11月18日(日)神戸総合記念公園ユニバー記念競技場にてムロオ関西大学ラグビーAリーグ第6節対関学大戦が行われた。序盤からペースをがっちり掴み、関学大に隙を与えない。攻め入られてもこの日のディフェンスは固かった。ゴールラインを一度も越えさせることなく、完封勝利。大学選手権出場を決めた。

「京産大52-0関学大」

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勝てば大学選手権。運命の一戦

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気合いが観衆にも伝わってくる

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試合開始前の円陣

〇スターティングメンバー
1.岡留圭吾(4年・常翔学園)
2.宮﨑達也(4年・伏見工業)
3.寺脇駿(3年=日本航空石川)
4.伊藤鐘平(3年・札幌山の手)
5.谷山泰信(4年・東海大福岡)
6.上田克希(4年=東海大仰星)
7.武田知大(4年・尾道)
8.フェインガ・ファカイ(3年・日本航空石川)
9.貴島由良(3年・京都成章)
10.山内凌雅(3年・関大北陽)
11.濱田将暉(4年・京都成章)
12.田畑凌(4年・報徳学園)
13.中村悠人(3年・東海大福岡)
14.ニコラス・ホフア(2年・札幌山の手)
15.栢本光(3年・天理)
16.久保山幸樹(3年・筑紫)
17.横山慶太郎(4年・京都成章)
18.松本幸志郎(4年=東福岡)
19.横山尚樹(4年・常翔啓光)
20.城間賢(2年・御所実業)
21.赤松慎司(4年・尾道)
22.青木悠紀(2年・筑紫)
23.藤野毅郎(4年=流経大柏)

〇選手入替
後半10分 14ニコラス→23藤野
後半20分 8ファカイ→20城間
後半28分 9貴島→21赤松
後半31分 10山内→22青木
後半38分 1岡留→17横山慶
       2宮﨑→16久保山
       3寺脇→18松本
後半42分 7武田→19横山尚

〇得点
前半11分 ファカイ トライ キック成功  7-0
   16分 田畑トライ    キック成功  14-0
   23分 濱田トライ    キック成功  21-0
   27分 濱田トライ             26-0
   36分 ファカイ トライ キック成功  33-0

後半2分  ファカイ トライ キック成功  40-0
   10分 ファカイ トライ          45-0
   27分 城間 トライ   キック成功  52-0

〇試合展開
前半11分、ゴール前5mのマイボールラインアウトからモールを形成。フェインガ・ファカイが押さえトライ。初戦の同大戦以来の先制点を奪った。栢本光のゴール成功で7-0とする。
 
 16分、相手のキックを前節より2年ぶりのスタメン復帰を果たした貴島由良が止め、反応した山内凌雅が大きくゲイン。パスを繋いでゆき、受けた田畑凌がディフェンスを素早く交わしトライを決めた。

 23分には左サイドのラックから濱田将暉がパスを受け、ディフェンスを振り払い駆け抜けた。追いつかれることなくトライを決めると、27分中央付近のラックからパスをつなぐと、テンポよくボールは濱田へ。ゴール右隅へ飛び込んだ。

 36分、ゴール前左5mのスクラムからぐんぐん押し込みファカイが押さえてトライ、コンバージョン成功。これが33点目になる。終了間際、関学大が自陣に攻め込むも、京産大ディフェンスが優勢。一体となった決死のアタックで隙を与えず、前半が終了した。

 赤紺の勢いは誰も止められない。後半開始後も試合を優位に進めていった。2分、ラインアウトからモールで押し込みファカイがトライすると、10分にもゴール左中央5mからファカイが相手ペナルティからキックで速攻し、もうワントライ。

27分には10mライン右からバックスで展開し、代わった20番・城間賢が抜け出し中央にトライ。ゴール成功で52-0とした。

京産大ディフェンスの壁は厚く、自陣に攻め入られても一体となってアタックで魅せる。無失点に抑え80分間リードを守り抜いた。

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スクラムでも圧倒

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トライを決める濱田

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この日はフランカーでの出場となった上田主将

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8分の6でコンバージョンキックを決めた栢本

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前節に引き続き出場した青木

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替わったHO久保山もデビュー戦となった

〇試合後コメント
大西健監督
「この前の負け、反省が活きた。FWが前に出てBKが応える初めて京産大らしいゲームが出来た。うちの目指すラグビー。もう一度原点に戻ろう、ひたむきさを取り戻そうと言ってきた。モールもスクラムもこれまで全然だったけど(よく押せた)。大学選手権のつもりで、天理への挑戦者という気持ちで臨んだ試合。挑戦者であれたね。強い心でぶつかっていくのがうちの真骨頂。彼らもこのままではあかんと心がひとつになった。寺脇は期待に応えてくれたし、田畑はBKを引っ張った。天理、選手権はディフェンスが勝負になってくる。負けたら終わりの気持ちで試合に臨んだ。立命との試合がなかったら今日のゲームはなかった。負けて反省するのは嫌だけど今回のはよかった」

元木由記雄ヘッドコーチ
「今日はまともだった。先週というより今シーズンはよくなかった。やっと持ってる力を出せた。立命に負けて緊張感が出た。負けたのは悔しかったけどいいきっかけになったと思う。ディフェンスも最後まで我慢できた。天理には去年の借りがある。勝って大西先生を胴上げしたい」

伊藤鐘史コーチ
「先週の立命戦前から気の緩みのようなものがあり、試合後も、もやもやと出しきれていなかった表情をしていた。練習始まりに、チームでミーティングをして、メンバー以外もひとつになった。先週半ばごろから練習の雰囲気もどんどんよくなっていって、今日試合に向かう彼らは戦う顔をしていた。表情から違った。来週は優勝のかかる一戦で、怪我人も多いが、誰が見ても『京産大』と思えるゲームができるようにしっかりサポートします」

上田克希主将
「負けたら苦しくなる試合だったので、大学選手権のような気持ちで試合に臨んだ。京産らしく、ディフェンスでも攻めでも攻めていった。キーポイントは前半最後の5分間のデフェンスだと思う。途中、退場や怪我などがあったけど、自分達はやれることをするだけという気持ちで全く気にはならなかった。次勝ったら優勝なので、先生を胴上げできるように勝ちたい」

田畑凌選手
「やっとやりたかったラグビーができた。全体を振り返ると、攻めるとこは攻めて、守れるとこを守れた。前半の最後を守りきれたことは大きいフォワードとバックスの連携がよかった。今日の出来を点数で表すなら80点。残り20点は後半でチャンスをもっと作れたらよかったという点。兄弟対決は初めて(関学大HO田畑司は実弟)で、人生で最初で最後になると思う。天理戦ではフォワードが前へ、バックスが点を取ることが重要になる」

武田知大選手
「FWでこだわっていこうと、ひたむきに取り組んできた。スクラムやモールで圧倒して優位に立つことができて、しっかりBKにボールを回していけた。アタックでもディフェンスでも、この勢いのまんま全力で突っ走っていきたい」

濱田将暉選手
「チームは一つになっていた。今日の試合には完封しようと試合に臨んだ。
天理戦は勝てば優勝なので今回の試合のまま、チーム一丸となって気持ちを切らさずにやっていきたい」

横山慶太郎選手
「最後の厳しい時間帯はいい形で終われるよう、次に繋がるよう意識した。完封にこだわって、点を取られないようにした。天理戦はFWで前に出ていって戦いたい」

谷山泰信選手
「ここでやらないと次が苦しくなると思っていた。練習してきたことがしっかり出せた。緊張もなかった。天理には絶対に勝ちに行くつもりでいく」

伊藤鐘平選手
「京産らしいひたむきなラグビーが出来た。今までいい試合が出来なくて今日負けると全国に行けなくなるという危機感があった。先週が土曜の試合で今日まで少し時間が空いたから修正しながら練習から全員で声をかけあった。京産は力の差やサイズで劣っているときが多い。ひたむきさがないと並のチームと大西先生からも言われているからそこを出していこうとした。自分はラインアウトディフェンスを担当していて兄が分析をしてくれているのでわかりやすい。スティールも去年より多くなった。ラインアウトアタックの方はキャプテンがすることが多いけどそれも成功率は高い。今日はいいディフェンスが出来た。天理戦でも出来たら。もっと強くなるため練習からやっていきたい」

フェインガ・ファカイ選手
「やっとMOM嬉しかった。天理大戦、しっかり万全ででられるようにがんばります」

中村悠人選手
「立命戦は気持ちで負けていた部分があった。気持ちの部分が本当に大きかったと思う。天理戦でも気持ちで負けないように、メンタル面から強く行きたい」

久保山幸樹選手
「(初出場)めちゃくちゃ嬉しかった。この日のためにいつでも出られるようにしっかり準備をしてきていた。出させてもらえている機会に感謝を込めてプレーした。スクラム、ラインアウトでのスロー共に責任を伴っていた。来週はチーム全員で勝って先生を胴上げできるように」

青木悠紀選手
「前節は少ない時間でトライが取れたから、倍以上の時間があった今日は最低でも1トライはとってチームを勇気づけようと思った。自分の持ち味はボールキャリーとキック。天理戦でもしセンターに入ることがあったらトイメンは留学生。当たり負けないよう真っ向から当たっていきたい」

次戦は11月24日(土)14:00より西京極球技場にて勝てば関西制覇の最終節天理大戦。