2部リーグ・Aブロックにおいて2位となった京産大は、1部10位の大産大と対戦。1‐2で逆転負けを喫し、悲願の1部昇格達成とはならなかった。


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大一番に挑む京産大イレブン


大産大 2(2‐2)1 京産大


【得点者】
24山口健太(24分)←アシスト 4西口


<京産大メンバー>
▼GK
1吉田誠(G大阪Y)
▼DF
26水口尚也(海南)
2濱田太一(境)
5吉川拓也(守山北)→26分 退場
20岩渕裕(京都橘)
▼MF
7中武真哉(野洲)
16冨田慧(野洲)
4西口諒(野洲)
11佐々木一輝(徳島商)→58分 MF13松永俊吾(野洲)
▼FW
10小笠原侑生(愛媛Y)
24山口健太(C大阪U-18)→64分 FW9安藤俊輔(大分Y)



試合序盤、ロングボール主体に攻めてくる大産大に対し、京産大はこれまでリーグ戦で徹底してきたサイド攻撃で好機を窺っていた。特に佐々木は体がキレていて、左サイドで突破を図り、何度かチャンスを演出した。そんな中、先制点が生まれたのは24分。大産大のエース・橘対策として中盤で起用された西口が、右サイドでの突破からクロスを上げると、ゴール前でフリーになっていた山口がヘディングでゴール左に沈めた。だが京産大は先制点から間もなく、同点にされてしまう。この試合、繰り返してきたロングボールから大産大・西原が抜けだすと、ペナルティエリア内で吉川が倒してしまい、PKを与えてしまう。このプレーでイエローカードをもらった吉川は、さらに主審に抗議したとし、もう一枚イエローカードを受け退場処分となってしまった。PKを確実に決められ、試合を振り出しに戻されてしまった京産大。その後も佐々木の個人技から勝ち越しを狙うも得点には至らず、前半を同点で終えた。
後半、西口が最終ラインに入ったことで中盤にスペースが生まれ、セカンドボールから大産大にチャンスを作られる場面が目立った。54分にはFKから吉田がキャッチミス。こぼれ球を押し込まれ、あっさり逆転を許してしまった。劣勢に立たされた京産大は、数的不利ながらも全員が連動し華麗なパスワークで反撃を試みるも、シュートまでに持ち込めず時間だけが過ぎていく。結局、得点を奪えず試合を終えた京産大。苦しい2部での戦いも報いることができず、昇格の夢は叶えることができなかった。


●試合後コメント●

古井監督
「(敗因は)吉川の退場に尽きる。良い流れの時にファールを犯してしまうのが吉川の弱いところであり、精神的にはまだ未熟。3枚目の交代枠を使わなかったのは出場メンバーの可能性を信じたから。今はまだ終わったばかりで難しいが来年からは自分たちの立ち位置をしっかり確認し、次は入替戦に行かず、全勝ストレートで昇格を決めたい。」

FW10小笠原侑生
「(試合の感想)勝って終わりたかったけど、しょうがないです。何かが足りないってことだと思います。10人でもやれることはやりましたから。(大学4年間を振り返って)つらいことばっかりでしたけど、学ぶことは多かったです。(後輩たちにコメント)1部へ上がれなかったのはそういう使命なんだと思います。僕や吉川みたいにプロになれる可能性はあるのだから、2部でも悲観することはないと思います。」



(記事 蓮蔵亮平)
(写真 長野稜)