2018年関西学生ハンドボール春季リーグ戦第9節対立命館大学戦が5月20日、桃山学院大学で行われた。序盤から順調に点を重ね失点も抑えて相手の追い上げをシャットアウト。35-18で快勝し、リーグ戦を6位で終えた。

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スタメン
キーパー 松下和徳(4年・九州学院)
ポスト  伊藤大輔(4年・近江兄弟社)
センター 角田皓亮(4年・岩国工業)
右45  近藤大樹(4年・関大北陽)
左45  中西一将(2年・九州学院)
右サイド 橋本大規(3年・九州学院)
左サイド 柴原遼介(2年・長崎日本大学)

ここまでの戦績は2勝4敗2分。勝ち点は6で今回勝ち点を獲得してもインカレ出場県内である4位以上は不可能だが、負けても入替戦に回ることはない。モチベーションを保つという面ではやや難しい状況だったが、勝利でリーグ戦を終えるためにコートに立った。

先制点を挙げたのは伊藤。1分以上の時間をかけてじっくり攻め込んだ。立命大に得点を許し、同点にされたが、角田の3連取を皮切りに徐々に点差を広げていった。前半20分を過ぎたころには13-4と大量リード。しかし、細やかなミスが重なり失点を許し、16-9で前半を終えた。後半に入っても優勢は変わらない。また、この日はGKの松下も大当たり。相手のシュートを次々に防ぎチームに勢いを与えた。速攻のミスから失点を許す場面もあったが最後は主将の角田が締めて35-18で勝利。この結果により3勝4敗2分の6位で1部春季リーグを終えた。失点数はリーグ戦全勝の大体大より少なく守備の面で強みを見せることが出来た。
 2部リーグに所属していた昨年は同会場で桃山学院大に大敗し、重苦しい雰囲気が流れていたが今回はやや和やかな雰囲気に包まれた。昨年より守備に重点を置くようになり、結果に結びついたことが大きい。これまで黒星を付けられ続けた関学大から勝ち点を奪ったことをはじめ、同志社大に圧勝したことで成長を見せている。今回の春季リーグではインカレの出場権を獲得できなかったが、7月に行われる西日本インカレで全国の切符をつかみに行く。

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伊藤
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松下
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中西
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橋本
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柴原
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角田
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近藤

コメント
井上朋広監督
「今回のリーグ戦の結果は上出来。4位までがインカレに出場でそこは狙えたかな。2部から上がって10位から4位まで上げなきゃいけないから並のことでは厳しかった。一番のテーマにしていたディフェンスはできた。大体大より失点が少ない。大きな結果が出ているからこそ次の課題も見えた。収穫が大きかった」

北尾光隆コーチ
「目指したところに届かなかったけど今までより良かった。満足せずに次に臨みたい。失点は失点。その失点がやり切った失点なのか、とられてしまった失点なのか。もっと抑えられたと思う。相手が追いつけないと思わせるくらいの諦めさせるディフェンスを目指したい」

角田皓亮
「セットディフェンスではやられていないけど逆速攻で取られてしまってもう少し抑えたかった。前半の7点は取られ過ぎ。5失点が理想。リーグ戦で競り負けるのは他のチームよりも選手層が薄いから。息切れで負けることもある。流れを変えることが出来る選手を増やしたい。守って速攻を意識するとやられてしまうことがある。守備をおろそかにせずに粘り勝ちをしたい」

伊藤大輔
「チームの目標であり課題であったディフェンスでやってきたこと、全チーム最少失点ということは誇りを持ちたい。他のチームに対しても絶対に守り切れないと行くことはなかった。多くても20~25失点では守れる。我慢するような競る試合では我慢がきかないことがあった。ディフェンスで守り勝つようなチームにしたい」

近藤大樹
「ディフェンスを意識していたから結果は良い方なのかな。イージーミスで前半終盤に連取されてしまった。後半では修正できたけどミスが多かった。積極的なシュートを打って周りに頼られるような、相手に対しては左のロングはやばいと印象付けられるようにしたい」

松下和徳
「ディフェンスもよくやって守ってくれたから失点を減らせた。細かいミスでの失点が課題。今回の順位で西日本インカレの組み合わせが決まるから8位と6位ではかなり違う。本当はリーグ戦で決めたかったけど、西日本インカレで全日本インカレを決めたい」