4月29日に東近江ふれあい運動公園で行われた、全日本学生クリテリウム選手権大会。

今大会は、1週2キロ、高低差0の周回コースを回り、決められた周回の先頭3名がポイントを取得。
ゴール時に取得ポイントが最も高かったものが優勝となる。

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まず行われたのは2組に別れて行われる予選。各組の上位25名が決勝に駒を進める。

第1組で出走したのは、安田京介(4)中井唯晶(3)藤井太雅(3)曽我部厚誠(2)の4名。

メンバーで固まって走るなど、安定した順位で周回数をこなしていく。
最後まで安定した走りを見せた安田、中井、曽我部の3人が決勝進出を果たした。
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第2組で出走したのは、樋口峻明(4)松下龍馬(3)吉岡衛(1)の3名。

積極的にポイントを狙っていき、3人が先頭で周回を通過する場面も見られた。
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2組目は3名とも予選を通過、計6名で決勝に挑む。

しかし決勝に入る前に突然の雷雨により、1時間以上にわたり延期。
その影響で決勝のコースレイアウトと周回数が変更。
2キロのコースを20週の予定だったが、1.8キロのコースを10週に。
ポイントをつける周回も、隔周から毎周へと変更になった。

そんな中、決勝がスタート。
飛び出しては捕まえられが繰り返され、選手全員が一つの集団から脱落することなく、レースは進む。

2周目には中井が先頭で通過。

3周目は曽我部が2位を獲得すると、4周目で首位を奪う。
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7周目は中井が仕掛け、吉岡を連れて行こうとするが、集団に追いつかれ中井2位、吉岡3位で通過した。
8周目に再度、曽我部が1位通過を果たすもそこからポイントは獲得できず、レースは終了。

結果的に曽我部が3位、中井が6位入賞となった。
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試合後、主将中井は「雨天によるコースレイアウト変更で集団のスピードが落ちるポイントがなくなり、逃げのプランが失敗した。個人的には優勝を狙っていたので満足していない。ただ、チームから2人入賞者が出てのは良かった」と振りかえった。

3位入賞を果たした曽我部は「優勝を目標にしていたので満足はしていないが、悪くはない結果なのでとりあえずはうれしい」と笑みをこぼした。

今後の目標は『ツール・ド・北海道』出場。そのためにも6月に行われるチーム・タイム・トライアルに標準を合わせる。

今大会ではお預けとなった優勝を、今後は次々ともぎ取っていくだろう。