京都府に所属する大学生にとってトラックアンドフィールドのシーズン初戦である第81回京都学生陸上競技対校選手権大会が4月9~10日、西京極陸上競技場で行われた。

 
初日の京産大勢の優勝はやり投の松村敬司のみだったが、二日目には6種目で優勝を果たした。二日間の通算では優勝が7つ、準優勝が4つ、3位が3つの成績を収めた。男子の最優秀選手にハンマー投で大会新記録を樹立した岩谷勇希、女子の最優秀選手に3000㍍障害で大会新記録を樹立した信岡桃英が選出された。



優勝選手コメント
林田
林田隼大選手
「コーナーの出口を抜けてトップなら勝てると思っていた。22秒を切れればいいと思っていたから昨年のハイアベレージくらいのタイムをこの時期に出せたのは大きい。仕上がりもいまいちの状態でここまでやれたから関西インカレが楽しみ。今年は全勝を目標にしている」

本井
本井義明選手
「気温が低かったのでタイムよりも勝つことを意識した。1500㍍で負けた悔しさを晴らせた。関西インカレで800㍍と1500㍍の全日本インカレと学生個人選手権の標準記録を突破したい」

奥村
奥村杏平選手
「関西インカレハーフマラソンの10日前刺激という意識で走った。一人で引っ張るつもりだったけど途中にきつくなって下がってしまった。関西インカレのハーフマラソンは2年連続で10㌔過ぎに離れているから今年は最後まで走り切って優勝したい」

岩谷
岩谷勇希選手
「1週間くらい前に首を痛めてしまって少し不安があったけど落ち着いて試合に臨めた。(先輩の)大会記録を更新してやってやったという気持ち。昨年は秋頃まで故障をしていたけどそのブランクもなくなっている。今年中に関西学生記録を更新したい」


松村
松村敬司選手
「前半の内容がひどすぎて5投目は無理やり腕を振り切った感じ。全体的に記録も悪くいいところがないというのが正直なところ。夏に肘を痛めてから原因を解明した。それで引手の方をうまく使うように意識し始めた。関西インカレでは最低でも表彰台を狙う。記録の面では70㍍を越えてずっと目標にしている全日本インカレに出場したい」


信岡
信岡桃英選手
「3000㍍障害は練習の一環で走った。調子も悪くはなかったから自己ベストの更新を狙った。最初の1000㍍の入りが遅くてペースアップが思うようにできなかったのが課題。関西インカレで3000㍍障害に出るかは未定」

結果は以下の通り

男子100㍍
決勝
3位 西野隼人 10秒61

予選
1組4着 武南和弥 10秒87
2組1着 西野隼人 10秒65
3組3着 宮城銀治 10秒90

男子200㍍
決勝
優勝 林田隼大 21秒41
7位 杉山陽一 22秒04

予選
1組2着 杉山陽一 21秒91
2組1着 林田隼大 21秒43
3組4着 蘆田京平 22秒23

男子400㍍
決勝
2位 美馬淳兵 48秒75
6位 吉岡伸哉 49秒46
8位 久保田大揮 50秒64

予選
2組2着 美馬淳兵 49秒13
3組1着 久保田大揮 49秒65
4組2着 吉岡伸哉 49秒47

男子800㍍
決勝
優勝 本井義明 1分59秒56

予選
1組1着 本井義明 1分56秒95

男子1500㍍
2位 本井義明 3分59秒35

男子5000㍍
優勝 奥村杏平 14分27秒02
4位 宮下朝光 14分39秒71
5位 久保拓海 14分40秒48

男子10000㍍
4位 黒川大輔 31分14秒05
15位 井本景 32分58秒08

男子110㍍ハードル
決勝
4位 萩尾竜也 14秒43

予選
2組3着 井上稜祐 14秒99
3組2着 萩尾竜也 14秒63

男子4×100㍍リレー
3位 宮城、大鹿、林田、西野 41秒33

男子4×400㍍リレー
3位 久保田、河合、吉岡、美馬 3分15秒45

男子砲丸投
6位 中山靖将 13㍍19
8位 北川広也 12㍍56

男子円盤投
4位 田中涼太 40㍍08
7位 瀧島一輝 38㍍89

男子ハンマー投
優勝 岩谷勇希 62㍍92※大会新記録
2位 久家辰也 59㍍93
7位 松浪太樹 52㍍42

男子やり投
優勝 松村敬司 61㍍25
5位 林田竜歩 60㍍09
7位 三浦雅貴 59㍍19

女子5000㍍
優勝 棚池穂乃香 16分16秒73
8位 北野詩織 18分08秒16

女子10000㍍
2位 信岡桃英 33分54秒70※大会新記録
5位 北野詩織 36分21秒93

女子3000㍍障害
優勝 信岡桃英 10分31秒73※大会新記録
5位 文字優花 11分03秒74