4月1日、2017関西セブンズフェスティバル(7人制ラグビー)の予選プールが鶴見緑地球技場で行われた。2年ぶりの大会優勝を狙った京産大だったが1勝2敗、得失点差で3位になり予選プールで敗退となった。

登録選手
小関健太
濱田将暉
戸井祐一
小鉢竜太郎
武田知大
上田克希
人見有哉
野村晋太郎
山内凌雅
坂本英人
藤野毅郎
田畑凌
河野翼
寺崎栄一郎
松井匠

 7人制ラグビーは前半後半の7分ハーフで行われ、本来15人で守るコートを7人で守るため点が入りやすくスピーディーな試合展開となる。
 プールの上位2チームまでが決勝トーナメント進出となるこの大会。初戦の相手は東京オリンピック出場候補選手たちで組織された日本代表スコッド。その実力を味わうことになる。前半1分に先制トライを許すと立て続けに失点。松井と藤野が敵陣までボールを運ぶが相手に阻まれ無得点になり、0-26で前半を折り返した。後半3分に濱田がトライを決めるが再び点差を突き放され5-38で黒星スタートとなった。
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 続く2試合目は社会人チームの大阪府警。前半4分と6分に濱田が連続トライ、藤野も前半7分にトライを決め、山内もゴールを決めて21-0と相手を大きく引き離して前半を終えた。後半に入っても攻撃の手を休めることなく3トライ2ゴールを決めて40-7で勝利。プール成績を1勝1敗とした。
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 勝てば決勝トーナメント出場が決まる最終戦の相手は関学大。ここまで全敗で来ている相手のため京産大優位に試合が進むと思ったが甘くなかった。試合開始早々に失点を許すがすぐさま取り返す。両者互いに譲らぬまま14-14で前半終了。後半に相手を突き放したいところだったが3連続でトライとゴールを決められ14-35に差を広げられる。試合終了間際に河野が意地を見せトライを果たすが19-35で敗戦となった。
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 プールの成績が1勝2敗のチームが3チーム並んだが得失点差で3位になり決勝トーナメント進出はならなかった。
 京産大のセブンズはこれで幕を閉じるが、これから始まる春の試合に向けて選手たちは気合十分。春に勢いと自信をつけて大学選手権で大暴れといきたいところだ。

コメント
坂本英人選手
「決勝トーナメントに出て優勝を目標にやってきた。スコッドに負けてしまったけど大阪府警戦ではしっかりと立て直せたからよかったと思う。15人制に向けてしっかりやっていこうという話をみんなでした」
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濱田将暉選手
「チーム最多トライをだったけど、みんながつないでくれたおかげ。しっかり取り切ろうと思ったし、自分が決める気持ちだった。オフ期間中はケガをしていた部分のトレーニングを重点的に取り組んだ。春の15人制の試合は全勝を目標にしている。個人としてはケガをすることなくレベルアップをしていきたい」
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山内凌雅選手
「スコッドとやったときは何もできなかった。最初から受け身の姿勢だったから、序盤から自分たちが仕掛けていれば違う結果になっていたかもしれない。ゴールを決めることができたのはみんなが、真ん中にトライをしてくれたおかげ。今回、負傷をしてしまったのでまずはしっかり治したい。15人制ではスタンドオフとして試合に出たいと思う。そのためにもフィジカルを強くして当たり負けしない体を作っていく」
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橋本弦軌主務
「優勝を目標にやってきたけど相手にやられ得たい放題だった。自分たちが準備不足だった。どういう状況でも勝つことにこだわるチームなので今回の結果は悔しい。春の試合は全勝、菅平の試合でもすべて勝てたら理想的。今後注目してほしい選手はセンターの豊田秀介。ラグビーに対する考えに変化が表れてきていて、昨年のジュニアリーグではチームになくてはならない存在になった。努力で自分を変えてきたフレッシュな選手なので下良さんの抜けた穴を補う存在になってほしい」