7月1日に秩父宮賜杯第69回西日本学生陸上競技対校選手権大会(通称:西日本インカレ)の第1日目が行われ、西日本圏の有力選手たちとしのぎを削った。

【女子1500m】
 6月の学生個人選手権で全国優勝を果たした橋本奈津。西日本インカレでも強さを見せた。予選は終始余裕を持って先頭を走り、1着で決勝へ進出した。決勝では最後方からのスタートとなったが、徐々にポジションを上げていき1000mから前に出る。「思ったより体が動いた」とみるみる後続を引き離していき、優勝を果たした。2日前の練習で12000mを走っており、今回は調整なし。練習の一環として出場したという。次に狙う大会は北海道で行われるホクレン・ディスタンスチャレンジ。「調子を合わせて1500mでは4分22秒。5000mでは速い選手のリズムに付いていき、自己ベストを更新したい」と目標を語ってくれた。
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表彰台の頂上に上った橋本

予選
3組1着 橋本奈津(1) 4分32秒28→決勝へ
4組5着 棚池穂乃香(2) 4分39秒53

決勝
1位 橋本奈津(1) 4分24秒86
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【男子ハンマー投】
 今回は金原裕太、久家辰也、川勝崇弘の3選手が出場した。久家が1投目に57m88とまずまずの記録を残すと、2投目に59m03まで記録を伸ばして7位で予選通過。さらに記録を伸ばして順位を上げたいところだったが、4投目に58m91、5投目、6投目はファール。8位で試技を終えた。久家は試技後に「(今回の試技の)何が悪かったのかわからない」と首を傾げた。今後については「日本インカレまで気楽に練習を積んでいきたい」と前向きだ。同期の岩谷勇希(3)と共に切磋琢磨して上を目指していくという。6月の学生個人で5位入賞の金原はまさかの予選落ち。実力がある選手だけに1日でも早い復活が望まれる。

8位 久家辰也(3) 59m03
9位 金原裕太(4) 56m28
24位 川勝崇弘(2) 50m21
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西日本で8位の成績を収めた久家

【女子10000m】
 18時過ぎに行われたレースだったが、湿度と気温が高かったため過酷なレースとなった。開始早々30人ほどの集団は2つに別れる。先頭集団には清水穂高、今井奏絵、北野詩織の姿もしっかりあった。1400mを過ぎたあたりから北野が徐々に遅れだし、続けて今井も集団から離れていった。清水はしっかりと先頭でレースを進める。5000m過ぎに清水も集団から離れ単独7位に。その後順位を一つ下げ8位でのフィニッシュとなった。京都、関西、今回の西日本と全大会で入賞を果たしている清水。「コツコツやってきたことが今回の結果に繋がった」と振り返った。次の目標は10000mで34分台前半をマークすることだ。

8位 清水穂高(3) 35分29秒01
12位 今井奏絵(4) 35分43秒84
14位 北野詩織(1) 36分07秒46
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清水は前半から積極的なレースを展開した

他の主な結果
男子200m
予選
4組2着 高井貴一(4) 21秒87
5組2着 杉山陽一(3) 21秒77
11組1着 林田隼大(3) 21秒60→準決勝へ

準決勝
1組1着 林田隼大(3)21秒41→決勝へ
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組1着で決勝進出を決めた林田

男子1500m
4組8着 宮下朝光(1) 3分55秒71

男子110mH
1組4着 井上稜佑(1) 15秒09
9組1着 萩尾竜也(2) 14秒44→準決勝へ

準決勝
1組3着 萩尾竜也(2) 14秒43→決勝へ
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萩尾はタイムで拾われ決勝の舞台へ

男子10000m
1組9着 島田将志(3) 32分31秒33
2組15着 上坂優太(2) 31分51秒98
2組21着 日下聖也(2) 32分57秒27