第77回京都学生駅伝競走大会が6区間40.6㌔の京都洛北コース(北大路橋西側河川敷~京産大)で行われ、京産大は3年ぶり37回目の優勝を果たした。

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ゴールテープを切るアンカーの三岡

<総合結果>
1位 2:01:55 京都産業大学
2位 2:03:48 立命館大学
3位 2:06:59 同志社大学
4位 2:07:37 龍谷大学
5位 2:08:25 佛教大学
6位 2:08:27 京都大学
7位 2:11:25 滋賀大学
8位 2:12:28 びわこ成蹊スポーツ大学

<区間記録>
第1区(7.8km) 24:04 林 和貴
第2区(5.2km) 15:08 妹尾 陸 
第3区(5.4km) 15:59 野田 一貴 (最優秀選手)
第4区(7.8km) 24:08 住本 雅仁
第5区(5.2km) 15:21 奥野 雅史
第6区(9.2km) 27:15 三岡 大樹


圧倒的な力を見せつけ、最高の形で今シーズンを締めくくった。
1区の林は「負けたくない」という一心で宿敵立命大と争うが、足の状態が影響し、本来の走りが出来ず2位でタスキを渡す。
続く2区の妹尾は後半の追い上げに期待されたが、「調子が良かっただけに悔しい」と先行する立命大との差をなかなか縮めることができない。そのまま3区の野田へ。
納得のいく走りができたという野田は前半から積極的に前を追う。徐々に差を詰め、冷静に立命大の背中を捉える。そして一気にスパートを仕掛け、見事逆転。4秒差で4区住本へ繋ぐ。
「自分が決めるしかない」。こう意気込んでレースに臨んだ住本も素晴らしい走りを見せ、2位との差を53秒に広げる。「今の自分ができる最大の力を出し切った」と大学生生活最後の駅伝で有終の美を飾り、満面の笑みを見せた。
5区の奥野もさらに差を広げ、優勝を確実なものに。
そしてアンカーの三岡は余裕の走りを見せ、淡々と自分のレースを展開。笑顔でゴールテープを切ると仲間に胴上げをされ、喜びを分かち合った。
今季、チームのまとまりを象徴する充実したシーズンを送った京産大。来季は着実に力をつけている野田を筆頭に、1・2回生の活躍に期待したい。