神院大001 003 100 5
京産大410 001 03X 9

神)東山、釣、中島、秋山-筒井
産)岩橋、内田-山崎勇

二塁打)安岡、青山(以上神院大)、杉山(京産大)

 4月13日関西六大学野球春季リーグ戦第三節1回戦対神院大戦がほっともっとフィールド神戸で行われた。昨秋のリーグ覇者・神院大との一戦は両校とも粘り強い戦いを見せ、試合は好ゲームとなった。
 京産大は初回から神院大の立ち上がりを攻めたて6番上川(済2・八頭)の2点適時打などで4点を先制。2回にも4番田中(法3・小松工業)の適時打で序盤から5-0とペースを掴む。前回、2安打完封と抜群の投球を見せた先発の岩橋(営3・京都すばる)だったがここ1番での制球力を欠き、1点差まで追いつかれるも、リリーフした内田(済4・北嵯峨)が素晴らしい投球を見せ、後続を打ち取る。8回には3番杉山(済3・丸亀城西)、4番田中の連続適時打で3点を追加。粘る神院大に引導を渡した。
 これで対戦成績を京産大の1勝とし、2回戦は14日(土)10:30より同じくほっともっとフィールド神戸で行われる

勝村法彦監督
「先発の岩橋は不運な当たりも多かったが、その後ボール先行になったのが残念だった。リリーフの内田はしっかり準備してくれていたので、本当に心強かった。明日も切り替えて勝ちにいきたい」

平島昇汰(法4・大阪桐蔭)主将
「試合前から相手が粘り強いことは分かっていた。粘られても追いつかれなかったのはしっかり全員が準備できていたからだと思う。今日の試合は全員で勝ち取った勝利」

田中利樹外野手(2本の適時打を含む3安打と4番としてチームを牽引)
「オープン戦から調子が上がらなかったので打てたのは嬉しかった。2打席目から少しフォームを変えてみたのが良かったと思う。(今季から4番を任されているが)全然プレッシャーも感じないし意識もしていないがチャンスに強いバッターになりたい」

杉山慶多二塁手(試合を決定付ける右越えタイムリー二塁打)
「1点差だったのでとにかく点が欲しかった。今季は二塁手部門でのベストナイン狙う」

岩橋慶侍投手(先発し7回途中5失点)
「カウントを悪くして打たれた。もっと攻めても良かったと思う。今日は本当に野手のおかげで勝てた試合だった」

内田尚利投手(7回途中から登板し無失点の好リリーフ)
「1点差だったので同点にされたらいけないと感じていた。(これからも、厳しい場面での登板が多くなるとおもうが)1回生の時から今日みたいな場面での登板が多かったのでもう慣れている。前の2人(岩橋、山田和毅(済3・紫野))がいるので登板機会があまりないかもしれないが、しっかり準備をしてチームから信頼を得られるようにしたい」

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好リリーフの内田

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初回に2点適時打を放った6番上川

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8回右越えの2点適時打を放つ3番杉山

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8回ダメ押しの左前適時打を放つ4番田中

本日のヒーロー
龍田旬一郎(営4・北大津)
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チームを救う超絶バックホーム!!強肩魅せた!! 
 京産大の頼れる主砲が肩でチームを救った。6回表岩橋が神院大打線に捕まり1点差まで詰め寄られる。なおも二死1、2塁とされ相手打者の放った打球はセンター前へ。センターの龍田が定位置より深めの位置からバックホームしたボールは捕手・山崎勇のミットに吸い込まれるようなストライク送球でランナーは間一髪タッチアウト。同点となっていれば完全に相手に流れが行く場面だっただけに、大きなプレーだった。「本当に一か八かだった」と振り返った龍田。これまで数々の決勝打で京産大に勝利を導いた男は、今季”守備”でもチームを救う。