10月14日
2012年度関西大学Aリーグ 第2節 対立命大戦
京産大13ー62立命大

 試合は序盤、京産大が主導権を握る。開始早々に相手反則からPGの機会を得るが、期待のルーキー・WTB中野(法1)の蹴ったボールは惜しくも逸れてしまう。しかし直後のゴール前25mラインアウトから気持ちの込もったモールで押し込み、強敵・立命大を圧倒。No.8小川(営3)が飛び込み、先制点は京産大に。中野は再びコンバージョンキックを外してしまうが、再度のPGでは成功。開始7分で8ー0とリードを広げる。だがその後、いずれも京産大反則から立命大に連続トライを決められ、8ー12と簡単に逆転を許してしまう。それでも京産大も負けじと、ハーフウェイ左中間ラックからCTB三原(営3)が右に持ち出し、巧みなステップで敵を引き離し独走。最後はFB山下(営3)に繋いでトライ。再逆転に成功したが、またしてもコンバージョンで失敗。13ー12と1点差でリードする。
 ここ数年僅差で勝ち星を挙げ、相性の良い立命大戦。このままシーソーゲームになるかと思ったが、直後トライを奪われリードを許すと、すぐさまもう1トライを決められ13ー26に。後半戦に入っても、京産大の度重なる反則からトライを量産される悪循環で、結果13ー62と惨敗。京産大は計16もの反則と2人のシンビンを出すという、歯車の噛み合わないゲームだった。
 「オフサイドのペナルティが痛かった。負け癖がついているのでまずは1勝を」と白江主将(営4)。次戦の相手はリーグ最強の呼び声が高い、昨年度リーグ覇者の天理大だ。反則を減らし、格上相手にも善戦を見せてほしい。