11月23日(日)、宝ヶ池球技場で「関西大学ラグビーリーグ戦 対立命館大学戦」が行われた。前節の同大戦では2点差で競り勝ち、全勝を守った京産大。これまでの勢いを見せたかったが、FWとBKのかみ合った京産大のラグビーができなかった。ペナルティの多さなどもあり、ついに全勝を阻止され、悔しい1敗となった。

京産大15‐28立命大

<メンバー>
1:絹川 誠吾
2:中島 裕樹
3:浅岡 勇輝
4:矢野 泰成
5:森川 敏行
6:眞野 拓也
7:李 智栄
8:高田 薫平
9:梁 正秋
10:金 榮均
11:坂本 英人
12:山本 耀司
13:下良 好純
14:森田 慎也
15:安田 克弘

<トライ>
前半16分 浅岡 勇輝
前半29分 梁 正秋

<試合展開>
同大に勝利し、勢いのある中で迎えた相手は、機動力のあるFWが多く、昨年リーグ制覇を果たしている立命大。地元、宝ヶ池球技場ということもあり、大勢の観客に見守られながら京産大のキックオフで試合は開始した。

試合開始早々、相手のミスからペナルティーゴールのチャンスを獲得するもこれを外し、流れを引き寄せることができない。すると前半9分、立命大に中央を突破されトライを許す。その後も自陣でのディフェンスが続き、なかなか攻め入ることができない。しかし、前半12分にWTB森田慎也(営2・洛北)がペナルティーゴールを決める。前半16分には、ゴール直前のラックからPR浅岡勇輝(法4・京都外大西)が逆転トライ。コンバージョンゴールも決まり、10-7でリードする。さらに前半も残り10分のところで、SH梁正秋(済4・大阪朝鮮)が左サイドにトライを奪った。前半終了間際には、相手にゴール前まで迫られるも、組織ディフェンスで守りきり、15-7とリードしたまま試合は後半へ。

後半開始早々、インターセプトされそのまま独走トライを許してしまう。こちらのパスミスを立命大は逃さなかった。後半12分にペナルティーゴールを狙うが、これも外し、相手に流れを渡してしまう。その後、何度もゴール前まで攻める場面があったが、大事なところでミスが目立ち、得点することができなかった。一方、今季2勝2敗1分と大学選手権に向けて重要な1戦と心得てきた立命大。意地の後半3トライを決められ、15-28で全勝を阻止された。

最終節は、開幕から好調を維持し、テンポの速いラグビーで全勝優勝を狙う関学大。この試合の勝者がリーグ制覇を手にすることができる。チーム一丸となって気持ちを前面に出し〝京産大ラグビー〟を存分に見せつけ、優勝を目指す。

<試合後のコメント>
大西 健 総監督
「トーナメントのように、負けたら終わりという気持ちで戦えていなかった。しかし、この敗戦を戒めにして、もう一度チームを引き締め、関学戦に挑みたい。」

元木 由記雄 BKコーチ
「精神面で隙があった。これまで、ディフェンス陣のリアクションの速さと人数で勝ってきたが、この試合ではできなかった。この負けをいい薬にし、ラインアウト、セットプレーを修正する。」

梁 正秋 主将
「一つ一つのプレーに対して、かける思いが足りていなかった。京産の弱さが出た試合。相手の成績を見てしまい、自分たちは挑戦者だという気持ちを忘れてしまっていた。関学はアタック力のあるチームだが、前に出るディフェンスを徹底し、強い気持ちをもって戦う。」

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