杜の都駅伝で6位という成績でシード権を獲得した陸上競技部。12月23日に行われた富士山女子駅伝に出場し、見事8位入賞を遂げた。
 
当日は雪化粧された富士山が見える青空の中、静岡の地で富士女子駅伝が始まった。
 
1区を任せられた井本は順調な走りでスタートしたが中盤失速する。「上位で2区に襷をつなぎたかった」と全体12位で2区の関に襷をつなぐ。2区は期待の新星の関。「前に追いつくことだけを考えて走った」と区間6位の快走を見せ、順位を全体9位に上げた。3区の古久保は、故障明けからあまり練習を詰めていなかったのもあり全然思うように走れず順位を全体13位に下げてしまう。全体13位で襷を託されたのはエース奥野。「4年間で最後のレースなので、出場できなかった仲間の分まで全力で走ろう」と大学4年間の集大成を見せ、順位を全体13位から10位に上げる。奥野から襷を受け取った5区川嶋。「競り合えなかった」と口にするも、順位を一つ上げ全体9位で6区の深海へ。深海は足の故障で本来の走りを見せることができず、一つ順位を落としてしまう。それでも、粘りの走りでアンカー今井に襷をつなぐ。今井は入賞(8位)するためには最低でも2校追い抜かなければならない状況で圧巻の走りを見せる。「上り坂が多いコースを失速しないように走る」と意気込んで走った今井は、見事に2校を追い抜き8位でゴール。4回生最後の大会を8位入賞という素晴らしい結果で修めた。集合写真

7区今井

5区川嶋



4区奥野
<コメント>
伊東監督
 「主力で故障者が多く、順位は10番前後と予想していた。しかし、選手たちは予想以上に良い走りをしてくれた。これからは新チームになり4回生が抜けるが、3回生の井本と川嶋を中心にチームを引っ張ってほしい」

1区 井本
 「今大会は上位でタスキをつなぐことと、全日本では転倒してしまったので転倒しないように走ることを意識して走った。スタートは良かったが中盤に失速してしまった。下位で2区にタスキを渡し申し訳ない。8位入賞できたのはみんなのおかげ。4回生中心のチームだったので、これからは自分らが中心になってチーム引っ張っていきたい」

2区 関
 「前に追いつくことだけを考えて走った。しかし、加速することができなかった。私にはまだしっかり走り切る力がない。これからはこの課題を改善していきたい」

3区 古久保
 「故障明けからあまり練習を詰めていなかったのもあったが、全然思うように走れなかった。アップから調子が悪かった。レース後半でスパートもできなく悔しい。みんなのおかげで8位入賞でき感謝している。4年間苦しいことばっかりでやめようと思ったこともあったけど、続けてよかった。新チームには辛いことがどれだけあっても辞めずに頑張ってほしい」

4区 奥野
 「大学4年間で最後のレースだったので、出られなかった仲間の分まで、悔いを残さないように走ろうと思った。2区から3区へタスキが渡るとき10位と聞いて、一人でも多く抜こうと思った。途中で後ろに引こうと思ったが「この集団の中で、自分が一番練習している」と自信をもって、前へ出ることができた」

5区 川嶋
 「地元の静岡での駅伝ということで普段とは違う意気込みで楽しく走ろうと思った。6位以上が目標だった達成できなく悔しい。もっと競り合う力をつけなければならない。次はシード権を目指していく」

6区 深海
 「去年、富士山で走れなかっただけに楽しく走ることができた。しかし、足の故障で本来の走りではなく悔しい。8位入賞は素直にうれしい。4年間楽しかった」

7区今井
 「集団だったので前だけを向いて走った。また上り坂で失速しないようにペース配分に気を付けた。2校追い抜くことができてよかった」