5月3日に東淀川体育館において第42回関西学生バスケットボール選手権大会が行われた。
前日の天理大学との試合で勝利した京産大は昨季3冠を果たしている絶対的王者の近畿大学と対戦した。


スターティングメンバー
#3高田颯斗
#6井林宥輔
#8森岡裕大
#37大西孝信
#55小林礼秧 cap

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試合開始時のジャンプボール

1Q
試合開始直後から近大にペースを握られ、相手の留学生を中心としたバスケで京産大のディフェンスがなかなか機能しない。7分15秒に3‐10となったところで、京産大は苦しくなりタイムアウトを取る。この後は、井林のシュートや小林の3Pシュートなどで、9‐12として追い上げた。
 しかし、近大にシュートを確実に決められ、11‐27と16点のビハインドで終える。

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相手にブロックされる森岡

2Q
 なんとか逆転への糸口をつかみたい京産大だったが、相手のインサイドを中心としたオフェンスを止めることができない。7分24秒に13‐36となったところで、京産大はたまらず前半2回目のタイムアウトを取る。
 第2Qは、大西のドライブや井林のミドルシュートで反撃するも思うように点差が広がっていかない。前半を終えて、25‐53と更に点差を広げられた。

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小林がディフェンスの隙を探す

3Q
 京産大のディフェンスから始まった後半戦だったが、9分40秒に小林の3Pシュートが決まり良い流れで試合が動いていく。さらに、森岡や井林などを中心に相手へと喰らいついていく。
 近大のオフェンスをなかなか食い止めることは出来ないが、京産大もいよいよ反撃の狼煙を上げ始めた。第3Qを46‐70で終える。

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厳しい態勢で打たされる井林

4Q
 点差は離されているが最後に意地を見せたい京産大は、前のクォーターの勢いそのままに、小林のミドルシュートなどで、得点を重ねていく。
 しかし、4分09秒に森岡のファールアウトでインサイドでの攻撃が弱くなると徐々に京産大の勢いも弱まっていった。
 試合終了間際に武藤や真鍋のシュートが決まり京産大は盛り上がるも、試合終了のブザーが無情にも鳴り響き、61‐86で京産大は敗れた。

 京産大ー近大
    11-27
    14-26 
    21-17
    15-16

    61ー86

京産大は高い壁を超えることができず、準決勝で姿を消した。

丸岡祥人総監督
 チームとしての対策は、注目選手である留学生が居るということで、外へと引っ張り出して、居ないところで攻めるという対策はあった。
 しかし、戦う気持ちが足りていなかったことがこの試合の問題点。久しぶりにベスト4だということや観客が多いということなどで違うところに気持ちが行ってしまって、無心でいけなかったのではないか。
 また、西日本大会ではベスト8のところまで行けば、近大と戦うことができるので、まずはそこまで行きたい。このチームの課題は、向かっていく気持ち。

小林キャプテン
 試合開始時からチャレンジャーな気持ちで相手へと向かっていくことができなかった。監督には、気持ちで負けていると言われて、後半は、やるしかないという気持ちだった。良いときは良いが悪いときは、自分たちが気づいた時には試合が決まってしまっているという感じ。西日本大会では、ベスト4を懸けて戦うトーナメントで近大にリベンジできたらと思っている。