5月11日に平成27年度関西六大学野球春季リーグ戦第6節の1回戦・神戸学院大戦が行われた。京産大は初回いきなり1点を先制されるも、すぐさま川上や原井の適時打で4点返し逆転。エース・津田が5回に打たれ同点に追いつかれるが、最終回に主将・岩永の決勝打で勝利をおさめた。
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京産大 040 000 001=5
神学大 100 030 000=4

スターティングメンバー
1 6 原井
2 4 曽我部
3 8 小南
4 5 藤原
5 9 岩永
6 7 末國
7 3 北野
8 DH 川上
9 2 福山
先発投手 津田


【試合展開】
先発の津田は初回、相手4番打者に適時打を浴び1点先制される。
しかし、その直後の2回表、1死から末國が四球で出塁。そこから北野、川上、福山、原井の4連打などで一挙4点を入れ逆転する。
4対1と3点リードで迎えた5回裏。津田は先頭打者を打ち取るも、1死から四球でランナーを出し、自らのミスでピンチを招く。その後、左線三塁打や一塁強襲の内野安打で3失点。一気に同点に追いつかれる。
5回以降、両者無得点だったが、最終回試合が動く。京産大、無死からクリーンアップの小南が右安打で出塁し、4番藤原が送りバント成功。1死2塁とチャンスを広げる。迎えるは主将・岩永。「最短距離で上からたたけた」と初球をクリーンヒットする。打球はセンター前に落ち、勝ち越しに成功。
そして、その裏、津田は先頭打者に四球で出塁を許すも後続を打ち取り、今季4勝目を挙げた。


試合後のコメント
勝村法彦監督「4点をとったところは良かったが、そこからさらに押し切れなかったのが課題として残った。津田はボール先攻でテンポが悪かった。(決勝打を放った岩永について)今まで自分のスイングができていなかったが、3打席目で打った特大ファールで感触をつかみ、どんどん状態が上がっている。藤原に関しては少し心配だが次に期待している。

岩永主将
先制されたが、焦らず4点を返せたのがよかった。しかし、追加点が入らず、もうひと押しの弱さが課題として残った。今までチャンスで打てず、ベンチの期待を裏切っていたので、1本で試合を決めるという強い気持ちで決勝打を放った。監督には「最短距離でたたけ」と言われており、その言葉を意識した。ゲーム中に修正できたのがよかった。
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津田選手
課題であるランナーがいるときの投球が今日もまずかった。球が高く浮いてしまう。今日のような投球は話にならない。最終回の四球も無駄だった。ストレートは走っていたが変化球が甘く合わせられた。次先発の尾嶋には真っすぐでせめて勝てる投球をしてほしい。
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川上選手
産龍戦からスタメンで余裕が出てきて打たないといけないとは思うがリラックスできている。打球が狙ったところに飛んでいる。もっとチームが勝てるように貢献していきたい。
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二点適時打を放つ小南
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北野が生還し、ベンチに迎えられる
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末國が瞬足生かし盗塁
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小南が決勝点のホームイン
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