5月13日に平成27年度関西六大学野球春季リーグ戦第6節の2回戦・神戸学院大戦が行われた。京産大は一戦目に続き二戦目も神学大に先制を許す。しかし、4回に川上の適時打で逆転に成功。4回以降、打線が奮起し5点追加する。投げては、先発尾嶋が9回1失点とほぼ完璧な投球を披露し、結果7-1と相手との力の差を見せつけた。
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神学大 010 000 000=1
京産大 010 102 300=7

スターティングメンバー
1 6 原井
2 4 曽我部
3 8 小南
4 5 藤原
5 9 岩永
6 7 末國
7 3 北野
8 DH 川上
9 2 福山
先発投手 尾嶋


【試合展開】
1回戦では相手に先制点を奪われ、苦しい試合になった京産大。選手たちは必ず先制点をとると意気込んで2回戦に挑んだ。
しかし、序盤先発尾嶋が味方のエラーが絡み先制を許す。この時点で先制点をとる目標が崩れた。それでも、その裏の攻撃、京産大ナインは福山の適時打ですぐさま同点に追いつく。そして4回裏、岩永と北野が1死1・3塁とチャンスメイク。迎えるは産龍戦からスタメンに定着したルーキー川上が打席に立つ。川上は勝村監督に「状況バッティングができる打者」と絶賛されているルーキーである。その川上がこのチャンスで勝ち越しタイムリーを放つ。このタイムリーでチームは勢いづき、6回、7回で5点の追加点を入れた。
尾嶋は「投げ急がず投げれたことがよかった」と9回を1失点に抑え、相手打線を翻弄した。
京産大は先制を許したものの、中盤に打線が奮起し、結果7-1と相手との力の差を見せつけ勝利した。主将岩永は「6節では2連勝できているので、最終節も連勝して秋につなげられる試合をしたい」と次の試合へ気を引き締めた。
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試合後のコメント

勝村法彦監督「今日は足を絡めたうちらしい攻撃ができた。しかし、まだまだ打ち損じが多い。尾嶋は産龍戦からメンタル面に問題があったが、今日の試合までにしっかりとメンタルクリーンができていた。投球に関しては完ぺきだった。(決勝打を放った川上選手について)彼の活躍はチームにとって大きい。状況に応じたバッティングができるのがよいところ。(最終節に向けて)もう最後までやり切るのみ」

主将岩永「ずっと先制しようといってやってきたができなくて残念。エラーがきっかけで先制されたのはダメだった。そんなプレイをしてては秋に勝てない。しかし、中盤大量得点をとれたのは良かった。(最終節に向けて)大経大とは2位争いをしているので必ず2連勝して終えたい。良いイメージで秋につなげたい」

尾嶋選手「前日までは調子が悪かったが、当日に修正ができた。まっすぐが構えたところに決まれば打たれないと思っていたので、今日は真っすぐが良いところに決まってよかった。最終節に向けて、優勝はないが秋につながる投球をして勝って終わりたい」
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川上選手「(決勝タイムリーについて)思い切りの良さが出た。真っすぐを狙っていた。チームに貢献できてうれしい。緊張せず、何も考えずに思い切りいったのがよかった。(産龍戦からスタメンだがまだ緊張するか)今はもうリラックスして試合に臨めている。出ていない先輩方もいるので感謝の気持ちを忘れず、もっとチームに貢献していきたい」
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盗塁殺す福山捕手
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攻撃時のベンチ
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良いスタートをきり盗塁決める原井
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