6月20日、全日本大学駅伝 関西学連出場大学選考競技会が西京極陸上競技場で行われた。

各大学が登録選手10名を全4組に振り分け上位8人の合計タイムで競われる今競技会。
上位2校までに与えられる出雲駅伝の出場権と
上位4校までに与えられる全日本大学駅伝の出場権をかけて挑んだ。


1組目に出場したのは田中悠介(3年)と元木駿介(2年)。序盤はややスローペースでレースが進んだ。5000m過ぎに元木が先頭に立つ。その後、田中も先頭に立ち2人でレースを引っ張った。8000m過ぎに田中がペースを上げるも逃げ切ることは出来ない。元木が4着、田中が10着でフィニッシュし、京産大は一組目を総合3位で終えた。
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※落ち着いた様子でペースをつかむ元木(2年)


2組目は苦戦が予想されたが、田中樹希耶(4年)、久保拓海(2年)、西内健太(2年)が踏ん張った。
1組目とは対照的に序盤からハイペースに。5000mは3人とも先頭集団でレースを進めたが、5200m付近で西内が集団から遅れ出す。田中も徐々に遅れ、厳しい展開になった。
しかし、ラスト2000mから西内が追い上げを見せ集団に追いついてきた。久保が4着、西内が5着、田中が8着でレースを終えた。総合順位は変わらず3位のまま。
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※先頭集団で存在感をだす久保(2年)、田中(4年)、西内(2年)


3組目を任されたのは寺西雅俊と大貫陽嵩の3年生コンビ。スタートから寺西がレースを引っ張り、大貫は第2集団で淡々とリズムを刻んだ。
残り3000mで寺西が一気に前に出て、後ろを引き離しにかかる。
後続の選手を蹴散らし、1着でゴール。大貫はラスト400mで怒濤の追い上げをみせ、
5着に入った。この時点で関学大を逆転し総合2位に浮上した。
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※圧倒的なスピードで他選手を抜こうとする寺西(3年)


各大学のエースが集う最終4組では中西健(4年)、上門大祐(4年)、奥村杏平(2年)が意地を見せた。序盤から積極的に前に出る3選手。3600m過ぎに先頭集団との差が開き始め、中西と奥村は第2集団でレースを進める。上門は第2集団の後ろで単独走と少し厳しい展開に。ラスト1000mで中西がスパートをかけ、チームトップのタイムをマークし、4着でゴール。
後半追い上げた上門が9着に入り、奥村は11着だった。
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※第2集団を引っ張るチームのエース中西(4年)


全レースが終了し総合順位は立命大に次ぐ第2位。目標としていた総合1位には届かなかった。
総合2位に入ったことにより、出雲駅伝と全日本大学駅伝の出場権を獲得。
出雲駅伝は2年ぶり24回目、全日本大学駅伝は3年連続43回目の出場となる。

全日本の舞台で関西代表校の中では一位を目指すと目標を高らかに掲げている。

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※試合終了後、和やかな雰囲気で集合する選手たち


個人タイム
中西 健(4年) 30分01秒95
上門大祐(4年) 30分14秒59
奥村杏平(2年) 30分30秒26
寺西雅俊(3年) 30分34秒09
久保拓海(2年) 30分46秒50
西内建太(2年) 30分48秒61
大貫陽嵩(3年) 31分04秒13
田中樹希耶(4年) 31分07秒63
元木駿介(2年) 31分45秒62
田中悠介(3年) 32分01秒04

総合タイム
4時間05分07秒76