7月19日桃山学院大学メイングラウンドにて関西学生サッカー新人戦が行われ、京都産業大学が桃山学院大学を3対1で下し、24年ぶり2回目の優勝を果たした。

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試合後、笑顔で記念撮影

 スタメン:射庭、田中、湯田、橋本侑、繁冨、島田、竹之下、守安、園部、高橋佳、久保吏

 交代:園部→児玉(後半0分)
     繁富→細谷(後半14分)
     児玉→細見(後半18分)

 
 今大会は2回生以下が出場でき、京産大は2回戦から登場。4試合で18得点という圧倒的な攻撃力で強豪のびわこ成蹊スポーツ大学などを倒し、決勝まで勝ち上がってきた。

 試合は開始早々に動く。前半2分、園部からパスを受けた守安がペナルティエリア中央付近から豪快に右足を振り抜くと、地面を這うように放たれたボールはゴール左に突き刺さった。リーグ戦でも上回生に混じってスタメンを張るヴィッセル神戸ユース出身のゴールで先制に成功する。
 その後はサイドを軸とした相手の攻撃時間が続くが、なんとか耐えて1-0で前半を折り返した。

 後半も攻められる時間が続く。立ち上がりにいきなりCKを与えると、ヘディングシュートを放たれる。しかしここはGK射庭がパンチングでボールを弾いた。後半18分、PKを献上するとGKの逆をついたゴールが決まり、同点に追いつかれてしまう。後半に入って、ここまで1本もシュートを打てていない京産大は後半32分。ロングパスからボールが繋がり、最後にパスを受けた守安がドリブルを仕掛けるとペナルティエリアで倒されPKを得る。キッカーは竹之下。冷静に左足を振り抜き、2-1と逆転のゴールを決めた。後半終了間際にも竹之下がPKを沈めて相手を突き放す。相手の猛攻はGK射庭を中心に最後まで防ぎきった。

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PKキッカーを任された竹之下

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優勝トロフィーを受け取る竹之下と射庭

古井監督「試合前にいままで練習したことに自信を持てと言った。練習の成果が出たと思う。いままでは1点を取られたら、そのままずるずると悪い方向に行っていたが辛抱できるようになった。例年の1、2回生と比べ、技術は変わらないがメンタルが強い。このメンバーの中からリーグ戦のメンバーにからむ選手が出てきて欲しい。」

小笠原ヘッドコーチ「この代の選手たちは戦術理解力が高い。相手の方がドリブルやパスなど能力は上だったが、総合力で相手を上回った。」

守安選手「(先制点の場面は)園部からのパスをうまくトラップできた。スペースが空いていたので何も考えず振り抜いた。連戦だったが疲れはなかった。逆に気持ちを切らさず、決勝に持っていけた。リーグ戦では結果が出ていないのでこの調子でいいプレーを続けていきたい。」

竹之下選手「連戦で疲れがあったので、頭を使ってプレーすることを意識した。PKを蹴ることは試合前から決まっていた。決める自信はあった。このチームにはトップのチームにないぐらいのパスワークがある。」

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