9月4日から3日間、横浜文化体育館にて第13回アジアシニア空手道選手権大会が行われた。京産大からは男子-60kg級で荒賀慎太郎と男子組手団体で釜口幸樹が日本代表として出場した。
 荒賀は1、2回戦でともに3-2の判定勝ちをおさめると、3回戦でイラン人選手と対戦。しかし、早い時間に上段突きを決められてしまう。すぐに追いつきたい荒賀だったが相手は元世界チャンピオンの実力者。「雑にいったら、やられると思った」と、相手のカウンターを警戒し、なかなか攻撃をしかけることができない。それでも試合中盤にすばやい動きから、中段突きを放つと有効技が決まったように見えたが、得点は認められず。怒涛の攻撃で相手を攻め続けるが、最後までスコアに動きはなく、0-1で惜敗。優勝の希望は途絶えたが3位入賞をかけて、敗者復活戦にまわった。
 3位をかけてサウジアラビア人選手と対戦した。高速のフットワークでコート全体を動き回る相手に苦戦するも残り1分から2つの有効と一本で5点を奪い逆転勝ち。「大学卒業後は、空手を続けない」という荒賀。最後の国際大会を3位入賞で締めくくった。

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 釜口が出場した男子組手団体の日本代表は見事優勝を果たした。釜口は2回戦のヨルダン戦にのみ出場。日本リードの状態で中堅の釜口に出番が回ってきた。残り約30秒で奪った1点を最後まで守り抜き、日本の勝利に貢献した。


 また今大会で京産大OBの荒賀龍太郎が男子組手-84kg級と男子組手団体で優勝、同じくOBの中村しおりが女子組手-55kg級で3位入賞を果たした。

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表彰式で金メダルを掲げる荒賀龍太郎