6月12日に長野県木曽郡木祖村の奥木曽湖にて、第32回全国学生選手権個人ロードレース大会が行われた。
京産大からは主将の安田京介をはじめ、10名の選手が出場した。
1周9kmの奥木曽湖を20周し、最後に1kmの登りを駆け上がった先に今回のゴールがある。
午前8時にスタートのピストル音が奥木曽湖に鳴り響くと、165人の選手が一斉にスタートする。
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1周目から先頭集団の4名の中に須堯(すぎょう)元春(4)の姿があった。3周目に差し掛かる頃には先頭集団と追走集団のタイム差は1分以上に開く。しかし、周を重ねるごとにタイムは縮み、7周目に差し掛かる頃には追走集団に吸収された。
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先頭を走る須堯

その後も京産大は、中井路雅(4)や間瀬勇毅(4)などを先頭に送り込み、レースを優位に進める。
11周目に鹿屋大の冨尾が飛び出し、12周目終了時には間瀬・中井・安田などがいる追走集団と1分15秒の差をつける。
だが、このアタックも15周目に10人余りの追走集団に吸収される。ここですかさず鹿屋大の徳田と京産大の安田、明治大の2名の計4名が飛び出す。
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先頭集団を走る安田

そして19周目の序盤、登りで鹿屋大の徳田が飛び出すと、残りの3人との差を広げていく。この逃げを追う安田グループだったが、差は50秒あまりに広がる。最後の1kmに差し掛かってもその差は詰まらず、鹿屋大に逃げ切り優勝を許してしまう形となった。
しかしまだレースは終わってはいない。京産大は安田1人に対し、明治大2名という圧倒的不利な状況に陥っていた。
それでも安田は諦めることなくラスト1kmの登りを駆け上がる。すると明治の1人が坂の序盤で脱落し、もう1人も中盤ほどで引き離す。
そのリードを最後まで保ち、安田は2位でゴールした。
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2番目に頂上にたどり着いた安田

その後も間瀬は9位、中井路が11位でゴールし京産大は10人中8人が完走した。


試合後に安田は「1位は取れなかったが、2位という結果はいま自分が出来ることをすべてやった結果。鹿屋大に負けたのは悔しいが全力を出せてよかった。2対1の状況で足をためて明治2人を振り切れたのは大きかった」と語った。

1週間前に右手首を骨折したまま今回のレースに挑んだ間瀬は「安田たち4人が飛び出してから追いつけなかったのが悔しかった。コンディションは良くなかったがチーム全体は調子が上がってきているのでこのまま次に繋げたい」とチーム全体での勝利を称えた。
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中井は「良くも悪くもなかったが、最後の逃げに反応できなかったときに全て決まった。おそらくこのチャンピオンジャージを着て走るのは最後だったので、少なくとも表彰台には立ちたかった」と悔しさを見せた。
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11位でゴールする中井

秋田監督は「日頃の練習で相手の立場に立ってレースを進めろと言っていたのが後半になって活きてきたように感じた。今回は優勝も狙えるメンバーだったので悔しいが、それでも表彰台の1角を取れた事に関しては選手を褒め称えたい。安田は最高の走りをした」と振り返った。

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写真左 表彰台にて表彰される安田