9月25日に関西六大学野球秋季リーグ第4節・龍谷大2回戦がわかさスタジアム京都で行われた。京産大は前日の勢いそのままに4回に一挙7得点を奪って快勝。投げては先発の川辺が7回を1失点で試合を作り、龍谷大を寄せ付けなかった。
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龍谷大 0 0 0 0 0 0 1 0 0 = 1
京産大 0 0 0 7 0 0 0 0 0 = 7

スターティングメンバー
1.DH 杉野
2.遊撃手 原井
3.左翼手 中北
4.三塁手 藤原
5.捕手 福山
6.右翼手 八木➝中村
7.一塁手 西川
8.中堅手 岡村
9.二塁手 北澤
先発投手 川辺➝宮所

【試合展開】
 4回の攻撃は相手のミスに漬け込み打者一巡の猛攻、一気に7点を奪い試合を決めた。不動の1,2番コンビが連打でチャンスを作る。その後チャンスは広がり一死満塁で打席には福山大貴(4年)が入る。福山の打球は相手のミスを誘い1点を先制する。続く6番八木耕司(1年)はデットボールで押し出し、なおも満塁で西川寛崇(1年)に打順が回る。ライトへタイムリーヒットを放って1点を加えた。さらに8番・岡村遼(3年)の四球、9番・北澤龍一(4年)のスクイズで1点ずつを奪った。とどめは1番の杉野が二死2,3塁からライトへタイムリーヒットを放ってビックイニングを作った。
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 先発の川辺凛(2年)は7回を投げ8奪三振1失点と試合を作った。4,5回には5者連続三振を奪うなど、龍大打線を封じ込めた。2番手の宮所広輔(1年)もラスト2イニングを危なげなく無失点で抑え試合を締めくくった。
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【試合後コメント】
勝村法彦監督
「今日は川辺が良かった。前節の少し前ぐらいから真っすぐに力がでてきた。宮所は前回、負けている状況での登板だったがいい投球だった。今日も勝ちゲームのなか何とかよく投げてくれた。
攻撃面も相手のミスにも助けられたが、ワンチャンスをものにできた。4回はそれぞれが役割を果たせていた。しかし今日はサインミスも外野の守備にもミスがあったので次までに修正していく。一つも負けられないので前を見てやっていく。」
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福山主将
「前半は相手にチャンスを作られたが、なんとか粘って4回のチャンスで得点することができた。全員で取った7点だと思う。練習でもやることは特に変えていないが、浮ついた甘い雰囲気はなくすように1つ1つの精度を上げることを意識している。次の試合まで少し時間が空く分、準備ができると思うので、次に向けてしっかりやっていきたい。負けられないというよりも目の前の一戦を勝っていく。」
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川辺投手
「調子がよいというわけではなかったが、腕を振って投げることを意識して臨んだ。昨日の湯川(龍谷大から完封勝利)を見てプレッシャーにもなったが1回から全力で投げて、リリーフにつなげればよいと思っていた。今秋は熊山さんだけでなく、島西や宮所もうしろにいる。下半身を意識してアップをしっかり行うことによって春と比べてストレートが打者の手元で伸びるようになった。自分たちの野球をすればまだいけると思うので、しっかり腕を振って投げたい。」
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宮所投手
「試合でも緊張しなくなってきている。今日は真っすぐが良かったので押せていた。点差があったので腕を振っていけた。今後は先発で長いイニングも投げたい。いずれはエースになれるようにしたい。」
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西川選手
「(タイムリー)あの場面はみんながつないでくれていたので、自分も後ろにつなぐことを考えてバッターボックスに入った。1本で決めるという意識を持っていた。状態はいいとは言えないが、いつも打席では振り切ることを意識している。今日はチームがゲーム開始から一つになれたので勝てたと思う。もう負けられない立場なので勝ち切る。」
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杉野選手
「タイムリーヒットが少なかったので、きっちり打って返してやろうと思っていた。西川が打って調子が上がってきたので嬉しかった。いい刺激になる。春は大院大から勝ち点を落とした。リベンジするためにも勝ち切りたい。」
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