10月15日、西京極陸上競技場で関西学生サッカーリーグ1部第7節対同大戦が行われた。勝ち点が14だった京産大は10位。対する同大は勝ち点11で11位。この試合に勝てば自動降格圏から1歩遠ざかることのできる重要な試合だ。

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スタメン
GK 1.射庭
DF 7.守安、44.谷川、4.橋本侑、5.坂手
MF 10.前田、6.竹之下、43.大原、12.久保、8.橋本和
FW 23.和田

サブ
GK 21.水野
DF 42.美馬
MF 36.田中
FW 16.高橋、46.ベハラノ、11.児玉

選手交代
後半15分 43.大原→16.松田
後半34分 6.竹之下→36.田中
後半34分 23.和田→16.高橋

 試合開始直後はピッチの中盤でボールを回していくも中々敵陣へと切り込めない。前半22分に12.久保のパスに10.前田が食いつきシュートを放つも惜しくも枠外。27分に10.前田のパスに12.久保が反応したが得点には至らない。30分、42分に8.橋本和のコーナーキックに4.橋本侑が合わせたが、ネットを許すことが出来ずに前半終了。
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「前半終了時点で最低でも0-0で折り返して、後半に勝負をしかけたい」と戦前に語った古井監督。その考えが後半に入り実現することになる。後半に向けて10.前田が「ギアを上げよう」とチームを鼓舞し、前半よりも動きがよくなる。13分に13.松田を投入し、サイドからの攻撃に幅を持たせる。後半28分に10.前田のパスを12.久保が「感覚でシュートした」とボレーで合わせ、先制点をもぎ取った。得点で勢いに乗った京産大。夏場の走り込みで培った体力を存分に発揮しピッチを縦横無尽に駆け抜け、相手のディフェンスラインを翻弄する。後半33分に8.橋本和がゴール前で抜け出し、相手キーパーとの1対1に持ち込んだがわずかにシュートがそれて得点ならず。相手を突き放したい場面で再び12.久保が魅せた。敵陣ゴール前でボールを奪うと強烈な一撃を叩き込み追加点。
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後半28分に久保が先制点
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主将の前田が攻守の要としてチームをけん引する

古井監督もこの活躍に「チーム内で信頼感が増しつつある」と久保に期待を寄せていた。最後までこの点差を守り抜き、2-0で同大を崩して勝ち点3を獲得。勝ち点を17に伸ばし自動降格圏から遠のいた。また、8位のびわスポ大との差を6点に縮めて降格圏脱出が近づいてきた。小笠原コーチは「前半のないようはひどいものだったが、後半は幾分かマシになった。いい練習が出来ているからチームとして成長している」と振り返った。残る試合は残り4つ。1つでも多く勝利に上位進出を狙いたい。「次戦も勝って残留につなげたい」と前田は語った。