11月19日に行われた丹後駅伝(8区間81.4㌔@丹後地域)。昨年、この大会を制した京産大は2連覇を目標に掲げたが、2位に終わった。
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2位でフィニッシュした大貫

 1区を任された宮下朝光(1年)は出雲駅伝に続き、大学2度目の大学駅伝。ラスト1㌔から勝負をかけようと思ったが、ペースアップに対応できずトップと14秒差で中継。ほろ苦い1区デビューとなった。
 登りの多い2区には田中悠介(4年)起用された。5㌔の通過は15分19秒。中継した時に11秒だった立命大との差が一時は32秒まで開いたが、登りでギアチェンジ。17秒差にまで詰め寄り、5チームを抜いて3位に浮上。
 続く3区の久保拓海(3年)は昨年この区間で区間新記録をマークしている実力者。動きがよくなかったと振り返るようにタイムは自身の区間記録に20秒ほど及ばなかったが、2位に順位を押し上げた。
 4区は昨年同様に元木駿介(3年)。全日本はケガの影響で回避したがなんとか走れる状態にまで持ってきた。中継所では22秒あった立命大をラスト1㌔でとらえ、一気に追い抜き、4秒差をつけた。
 続く奥村杏平(3年)は立命大と並走を続ける。調子が悪いながらも揺さぶりにしっかりと対応し、得意のラストスパートで立命大を抑え、トップを守った。
 6区の中野翔太(4年)は全日本で駅伝デビューを果たし、実力をつけてきている選手。7区に控える寺西雅俊(4年)から「(自分にわたった時点で)40秒差なら大丈夫」と言葉を貰って走り出した。相手の方が好調なだけに差をつけられてしまったが、大崩れすることなく20秒差で寺西へタスキリレー。
 3年連続7区を任された寺西は前半から快調にペースを刻む。コースを熟知していることもあり、落ち着きをもってレースを進めた。10㌔の通過は29分台前半で立命大を追い詰め、アンカーの大貫陽嵩(4年)にタスキを渡すときには16秒の差をつけた。
 1区から徐々に順位を上げ4区でトップに立ち、5区で死守。6区で順位を落とすも7区で再びトップへー。ここまでは昨年とほとんど同じレース展開を演じた。昨年はラスト100mでの勝負になったため、今回もラスト勝負になると思われた。しかし、後ろから猛追してくる立命大に3㌔過ぎで捉えられると大貫は対応できない。相手の調子がいいこともあり、その差が開いていく。ゴールした時には1分以上の差が開いており、悔しい準優勝となった。
 小室コーチは「うちがどこが悪かったというのはないし、実力的には遜色がないが、相手の流れが勝っていた。」と振り返った。「自分から仕掛けることができないといった弱さが見え隠れした。練習量はどこの大学にも負けないのに自信が持てない。練習したから、ではなく練習したけど、になってしまっている。自信を作るのは成功体験の積み重ねが大事」と瀬戸升航主務は肩を震わせながら紡ぐように語った。ある選手からは「関西で負けるのはだめだ。丹後で負けたら1年間敗者でいる気分」と悔しさをあらわにした。ほとんどの選手が立命大の胴上げを目の当たりにしている。この光景をどう受け止めるのかが重要になってくる。
 主力の4年生が抜け、来年以降の苦戦は免れない。敗戦から何を感じ取るか。名門の真価が問われる時だ。
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大貫を迎え入れる選手たち

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表彰式の時も表情が晴れることはなかった

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元木は昨年同様4区で2年連続区間賞

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寺西は7区で3年連続区間賞

1区(7.9㌔) 宮下朝光 24分24秒 区間8位 通過8位
2区(8.8㌔) 田中悠介 28分59秒 区間2位 通過3位
3区(7.0㌔) 久保拓海 20分24秒 区間3位 通過2位
4区(9.8㌔) 元木駿介 30分05秒 区間1位 通過1位
5区(12.3㌔) 奥村杏平 37分54秒 区間2位 通過1位
6区(13.3㌔) 中野翔太 44分08秒 区間5位 通過2位
7区(13.3㌔) 寺西雅俊 39分17秒 区間1位 通過1位
8区(11.7㌔) 大貫陽嵩 36分51秒 区間2位 総合2位

 全日本、丹後と立命大に負け越している京産大。残すは12月4日の京都のみ。「最後は笑顔で終わりたい」。主将の寺西は最後の駅伝に向けて意気込みを語った。