第51回関西学生空手道個人選手権大会が4月29日、兵庫県立総合体育館で行われた。


 男子は組手競技の-60㌔級、-67㌔級、-75㌔級、+75㌔級で女子は-61㌔級、+61㌔級でそれぞれ決勝に進出した。
 女子-61㌔級で決勝に進出した竹田由彩奈は40秒に相手から中段突きを受け0-1とされると追いつくことが出来ず準優勝。+61㌔級に出場した中江真矢は相手から3連続で上段突きを受けて0-3と連取される。最後に上段突きで1ポイントを返したが及ばず準優勝となった。
 男子-60㌔級の村上志久摩は上段突きで1ポイント先取。しかし、相手の上段突きが2連続で有効判定となり1-2と窮地に立たされる。試合終了間際の土壇場になって上段突きが炸裂して同点に追いつき試合終了。先取点を取った村上に軍配が上がった。-67㌔級の中島啓太は積極的に攻めに出るもカウンターにより上段突き、上段蹴りを浴びて0-4で準優勝。-75㌔級の横井仁勇は相手からの猛攻を受け6連続で上段突きを受けると試合終了間際に上段蹴りをくらい0-9で準優勝となった。最終試合となった。男子+75㌔級には主将の杉本一樹が登場。決勝で敗れた男子選手二人の無念を晴らすかのような気迫で5点を連取。締めに上段蹴りを浴びせて8-0の完勝とした。

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男子主将・杉本

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竹田

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中江

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村上

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中島

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横井


結果
男子-60㌔級
優勝 村上志久摩
3位 細見瑠晟

男子-67㌔級
準優勝 中島啓太
3位 吉村文太

男子-75㌔級
準優勝 横井仁勇

男子+75㌔級
優勝 杉本一樹

女子-61㌔級
竹田由彩奈
3位 山本麻以

女子+61㌔級
準優勝 中江真矢

女子形
3位 佐尾瑠衣花


コメント
荒賀龍太郎コーチ
「キャプテンを大西から杉本へ引き継いで新チームとして1からのチーム作り。男子は全階級で決勝に進めたことはよかったが、最後の勝負強さ、勝ち切れないところが課題。京産として初の全日本2連覇に向けてこれからやっていくしかない」

杉本一樹選手
「毎年ケガで出れなかった大会。初めて出ることが出来た。みんなが頑張ってくれたのでキャプテンとして流れを切るわけにはいかなかった。個人の結果に関しては調子もよかったし気持ちの面で押していくことが出来た」

村上志久摩選手
「優勝はシンプルに嬉しい。調子は良かったからしっかり集中をした。ただそれだけ。相手に追い上げられたときは正直焦ったけど絶対に取りに行くという気持ちがあったから勝てたと思う」