第94回関西学生陸上競技対校選手権大会トラックアンドフィールドの部2日目が5月11日、ヤンマーフィールド長居及びヤンマースタジアム長居で行われた。

女子3000㍍障害では藪田裕衣(4年)が2連覇を達成。昨日の1500㍍と合わせて大会2冠となった。

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2冠を達成した藪田

 昨年、この大会で大会記録を樹立して優勝を果たした藪田。昨日の1500㍍ですでに優勝を果たしており、自身初の2冠を目指して挑んだ。スタートから先頭へ飛び出すと後続との差を広げていく。最初の1000㍍の通過は3分15秒とハイペース。2000㍍では3分30秒にまで落ち、後ろからは信岡桃英(2年)がひたひたと迫っていた。このまま先頭が交代するかと思われたが、藪田が再びペースを上げて1着でフィニッシュ。スタートからゴールまで一度も先頭を譲らない完全優勝だった。信岡が2位に入り、2人そろって大会記録を更新した。男子5000㍍は3000㍍過ぎの急なペースアップに対応できず宮下朝光(2年)の7位が最高。宮下は昨日の1500㍍と合わせて2種目で入賞を果たした。男子4×400㍍リレーは組2着でチームベストを更新して最終日に行われる決勝へと駒を進めた。

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信岡は自己ベストを15秒ほど更新

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2人揃って大会記録を更新する活躍を見せた

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4×400㍍リレーでアンカーを務めた美馬

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宮下(左)は2種目優勝。真ん中は久保(4年)

結果
男子5000㍍決勝
7位 宮下朝光(2年) 14分43秒51
9位 久保拓海(4年) 14分46秒58
15位 元木駿介(4年) 15分04秒63

男子4×400㍍リレー予選
杉山陽一(4年)―河合亜季(2年)―蘆田京平(4年)―美馬淳兵(3年)
2組2着 3分10秒87

男子砲丸投決勝
9位 中山靖将(1年) 13㍍36
11位 北川広也(2年) 13㍍05

女子3000㍍障害決勝
優勝 藪田裕衣(4年) 10分12秒57
準優勝 信岡桃英(2年) 10分15秒73
11位 文字優花(1年) 11分07秒49


コメント
藪田裕衣選手
「最初から大会新記録と優勝を目指して走った。いくつか課題があったけどダメージがあった中でのレースだったから総合的に見ればいい結果だと思う。入りの3分15秒も余裕があった。ハードリングと技術練習をして9分45秒を切りたい。2冠ということで主将としての役目は果たせたと思う」

信岡桃英選手
「3000㍍障害の練習は思うように積めていなかったけど、冬季にしっかり練習を積めていたし、伊東先生からも大丈夫と言われ走ってやろうと思った。日本選手権の標準記録を切るつもりで前半から積極的にでた。タイムが出たことは嬉しい」