第94回関西学生陸上競技対校選手権大会トラックアンドフィールドの部3日目が5月12日、ヤンマーフィールド長居及びヤンマースタジアム長居で行われた。

 男子4×100㍍リレーは2、3年生のみの編成で挑み、40秒16をマークして4位になった。
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4位でゴールしたアンカーの杉浦

 100㍍で10秒65の記録を持つ西野隼人(3年)が故障。200㍍で21秒21の記録を持つ林田隼大(4年)がウイルス性の高熱にかかり、共にリレーへの出場は不可能。そのことが決まったのは関西インカレが始まる直前だった。1番手と2番手を欠いた状態で急いでレースに合わせた形だ。本来アンカーを走る予定だった矢谷克己(3年)を3走に据え、アンカーには杉浦和博(2年)。このオーダーがピタリと的中した。
 1走の宮城銀治(2年)が鋭いスタートを切ると2走の大鹿佑志郎(3年)が勢いに乗る。矢谷、杉浦と流れを途切れさせず予選を40秒02の好タイムで通過した。
 決勝前に200㍍を2本走った大鹿の足が筋収縮とけいれんを起こし、出走が危ぶまれたがテーピングで脚を固定して出場にこぎつけた。決勝のオーダーも予選と変わらず。1、2走間でバトンが若干間延びしたが宮城がしっかりと追いつきバトンを繋いだ。アンカーの杉浦がスタートしたのは6番前後。そこから100㍍3位の関大の坂井らを抜いて4位でゴールした。エースと準エースを欠いて40秒前半を2本出せたことは自信になるはず。谷口コーチは「うちはリレーのチーム」と称し、リレーの選手争いが個人のレベルアップにつながるという。厚みを増した選手層で次こそは39秒台突入を目指す。
 林田は病み上がりの状態で200㍍を2本走り決勝へ進出。本井義明(2年)も800㍍で決勝へ進出した。

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宮城が勢いよくスタート

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リレーメンバー 右から走順で宮城、大鹿、矢谷、杉浦

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林田は約1週間ぶり走りにもかかわらず決勝へ進む意地を見せた。

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本井は落ち着いたレース運びで決勝へ

結果
男子1部200㍍予選
1組2着 大鹿佑志郎(3年) 21秒43
4組1着 林田隼大(4年) 21秒26

男子1部200㍍準決勝
1組2着 林田隼大(4年) 21秒41
2組8着 大鹿佑志郎(3年) 22秒05

男子1部800㍍予選
3組2着 本井義明(2年) 1分53秒30

男子1部4×100㍍リレー
宮城(2年)―大鹿(3年)―矢谷(3年)―杉浦(2年)
4位 40秒16

男子1部円盤投
9位 田中涼太(3年) 41㍍36
14位 瀧島一輝(2年) 38㍍49

女子800㍍予選
2組4着 文字優花(1年) 2分17秒57

コメント
宮城銀治選手
「2枚外しだったけど練習でやってきたメンバーだったから不安はなかった。予選通過は大丈夫と思っていたしタイムも上出来。39秒台を達成できずに悔しい。メンバーが固定されていないから次もメンバーになれるように。個人の目標は10秒6台」

大鹿佑志郎選手
「2人が抜けて大きい穴が空いた感じはあったけど、40秒02を出して層の厚さを実感した。次のレースへの収穫。2人が抜けたことはよくも悪くも結果に繋がった。今後はチームを引っ張って京産大記録更新(39秒78)を狙いたい」

矢谷克己選手
「正メンバーでのリレーは初。大鹿が緊張しないように励ましてくれて、杉浦も頼もしいことを言ってくれたから2人に助けられた。走ってみると周りは気にならなかった。次もメンバーを勝ち取って39秒台を出したい」

杉浦和博選手
「走りたい気持ちがあったから嬉しい。走り出すと思っていた以上にレベルが高かった。ラストには自信があるから最後に数校を差すことが出来た。やっぱり走るのは楽しい。感覚も戻ってきているから10秒5台が目標。今の2年生と一緒に強くなっていきたい」