秩父宮賜杯第70回西日本学生陸上競技対校選手権大会がエディオンスタジアム広島で6月30日から7月2日、行われた。
 女子長距離4種目すべてでメダルを獲得したことに加え、男子も4種目で表彰台に上る活躍を見せた。
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ぶっちぎりの優勝を果たした棚池。今年に入って学生相手では5度のレースのうち、4度優勝を果たしている

 初日に行われた女子1500㍍で藪田裕衣(4年)が関西インカレに続いて優勝を果たすと、信岡桃英(2年)も優勝を果たし、初日から2種目制覇。男子1500㍍で本井義明が準優勝、男子10000㍍では奥村杏平(4年)が日本人トップの2位に入り、男子ハンマー投では岩谷勇希(4年)が3位で表彰台に上った。大会最終日は女子5000㍍で棚池穂乃香(3年)が京都インカレから合わせて3連勝。また、男子4×400㍍リレーが近畿大、福岡大といった強豪チームを抑えて、7年ぶりに表彰台に上った。

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ここにきて復調の兆しを見せているハンマー投の岩谷

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信岡は2週連続で好記録を連発

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藪田(中央)が関西インカレに続き1500㍍で連勝

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関西以上の大会で初メダルを獲得した本井

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清水は序盤から先頭でレースを進めた

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ラストに追い上げを見せた奥村

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関西勢トップに立ったマイルメンバー。右から走順で美馬、河合、蘆田、久保田

結果(入賞者のみ)
男子200㍍
7位 林田隼大(4年) 21秒97

男子800㍍
7位 本井義明(2年) 2分01秒22

男子1500㍍
2位 本井義明(2年) 3分54秒80

男子10000㍍
2位 奥村杏平(4年) 30分17秒19

男子4×100㍍リレー
6位 宮城(2年)―大鹿(3年)―矢谷(3年)―杉浦(2年) 40秒67

男子4×400㍍リレー
3位 美馬(3年)―河合(2年)―蘆田(4年)―久保田(2年) 3分09秒31

男子ハンマー投
3位 岩谷勇希(4年) 61㍍02

女子1500㍍
優勝 藪田裕衣(4年) 4分28秒60

女子5000㍍
優勝 棚池穂乃香(3年) 16分25秒86

女子10000㍍
3位 清水穂高(4年) 34分57秒24
5位 川戸希望(2年) 35分22秒49

女子3000㍍障害
優勝 信岡桃英(2年) 10分21秒08


コメント
藪田裕衣選手(女子1500㍍)
「優勝が目標だったから達成出来てよかった。調子を落としている中だったから後ろで余裕を持ってラスト600㍍過ぎから出ようと思っていた。練習を積めていて自信がついてきたけど学生個人、日本選手権と走れなかった。そこで調整方法を考え直すきっかけになったから経験をプラスに変えて全日本大学駅伝にベストを持っていきたい」

信岡桃英選手(女子3000㍍障害)
「前半から行こうと思って前に出たけど、後半きつかった。ハードルも合わなくて逆脚になってしまっていた。入りの1000㍍はよかったと思う。連戦で脚にダメージが来てしまっている。一度ハードルから離れるのでそこで脚を休ませたい」

奥村杏平選手(男子10000㍍)
「想定よりペースが速くて脚にダメージが来た。前の関学の選手が落ちてきた時点で2位狙いに切り替えた。ラスト500㍍で出れば勝てると思っていた。ホクレンで全日本インカレの参加標準記録を突破したい。5000㍍の出場も視野に入れている」

本井義明選手(男子1500㍍)
「仕掛けるのは自分でピッタリ。後ろが見えなくて最後かわされてしまった。関西以上で表彰台に上るという目標は達成できたけど、タイムは出なかったからまだまだ。後半のキレをいかに鋭くするかが課題」

岩谷勇希選手(男子ハンマー投)
「60㍍を越えるというのが一つの目標だった。内容はいまいちだけど結果はまあまあ。就活が落ち着いて練習を積めていることが大きい。夏場に投げ込んで木村さんが持つ京産大記録(65㍍38)以上を投げて全日本インカレで3位に入りたい」

金子暁短距離コーチ
「目標にしていたタイムは3分08秒台でタイムはクリアしてないけど、3位という順位は自信になったと思う。杉山の調子が思わしくなかったから外すことにして久保田を入れた。以前の久保田の1走があまりよくなかったから、美馬を1走において2,3走を関西インカレと同じ、アンカーに久保田を置いた。決勝前に今回はあくまでも全カレの決勝に行く過程と話をしていた。そのためにも前半からスピードを上げていく必要があった。その意味では3位に順位を上げた3走の蘆田がMVP。キャプテンとして自信になると思う」

美馬淳兵選手(4×400㍍リレー1走)
「親友にスタートを教えてもらえてそれがいい結果に繋がった。個人種目での遠征は初めてだったからその中でベストを更新できたこともいい自信になった。次こそは47秒台を出したい。高校から1走を経験しているから特に問題はなかった。エディオンスタジアムを1秒でも多く走ることが出来てよかった」

河合亜季選手(4×400㍍リレー2走)
「400㍍を2本走って疲労がある中でのマイルで思い通りの走り出来なかった。400㍍の自己ベストを更新できたのはモチベーションに繋がる。今年中に47秒台に入りたい」

蘆田京平選手(4×400㍍リレー3走)
「表彰台は狙えると思っていたから達成出来てよかった。バトンを貰った時、前の選手が遅かったから抜こうと突っ込んで入ったら後半もスピードが落ちなかった。ラップで46秒台は初めて。マイルとしては3分07秒台を目標にして個人ではラップで46秒台を安定して出したい」

久保田大暉選手(4×400㍍リレー4走)
「スプリント力が上がったことで楽に走れるようになった。3着に入って表彰台に上りたいという思いで走った。メンバー4人の気持ちが大きかった。ラップで46秒台は初めて。今回の結果には1度納得して、全カレに向けてまたいいラップを出せるようにしたい」