第95回関西学生サッカーリーグ後期第6節阪南大戦が10月24日、ヤンマーフィールド長居で行われた。試合開始早々に先制したが、逆転負けを喫した。順位は9位のままとなっている。

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先制点を挙げた久保


スタメン
GK・射庭康太朗(4年=セレッソ大阪U-18)
DF・守安陸(4年=神戸U-18)
DF・谷川由来(2年=守山北高)
DF・橋本侑紀(3年=セレッソ大阪U-18)
DF・木原豪(4年=東山高)
MF・松田岳(4年=日章学園高)
MF・立石和真(2年=セレッソ大阪U-18)
MF・園部凌平(3年=ガンバ大阪ユース)
MF・橋本和征(2年=東福岡高)
FW・高橋佳(3年=阪南大学高)
FW・久保吏久斗(3年=セレッソ大阪U-18)

サブ
GK・寺地一貴(4年=神戸国際大附属高)
DF・湯田京志(3年=阪南大学高)
DF・美馬和也(2年=神戸U-18)
MF・小林和矢(1年=ガンバ大阪ユース)
MF・田尻京太郎(1年=東福岡高)
FW・堤原翼(1年=京都橘高)
FW・和田健太郎(3年=ガンバ大阪ユース)

選手交代
後半16分 MF園部→MF田尻
後半19分 FW高橋→FW和田
後半39分 MF松田→DF美馬

京産大1-2阪南大
前半3分 久保吏久斗(守安陸)
前半12分 阪南大
後半20分 阪南大

 前節の桃山学院大戦ではスコアレスドローで勝ち点は1に留まった。対する阪南大は主力を欠いて3連敗中。上位進出のために何としても勝ちたいゲームだった。
 試合は早々に動いた。前半3分、右SB守安のオーバーラップからのクロスを久保がダイレクトで合わせていきなり先制点を奪った。阪南大はその後、攻撃のテンポを上げて京産大に襲い掛かる。前半12分にコーナーキックからのこぼれ球を押し込まれて試合は振り出しに。追加点を狙いに来る阪南大のアタッカー陣を喰いとめて1-1で試合を折り返す。
 後半開始後には雨脚が強まり、それに合わせるかのように阪南大の攻めも激しくなる。ボールカットでカウンターの機会を伺うも、ハーフライン付近でボールを奪われてしまう。何度も失点のピンチを迎えるが、GK射庭の判断良いセービングもあり懸命に耐えた。京産大は後半19分に和田を投入して追加点を狙ったが、同20分に今節から復帰した阪南大のエース・山口に点を奪われ1-2。後半39分には攻撃参加が持ち味のDF美馬を投入するもゴールが遠く、4節以来の勝利とはならなかった。阪南大のシュートが21本に対し京産大のシュートは5本。点差以上に相手の勢いある攻撃を身に染みて感じた。もう負けは許されない。今回出た課題を修正して次戦に臨む。

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突破を試みる園部

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何度も好セーブを見せた射庭

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相手のボールを奪いにかかる松田

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橋本侑がドリブルで相手をかわす

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守安のクロスが先制点をアシスト


コメント
古井裕之監督
「先制した時間が早かったからリードしている気持ちはなかった。前半に失点するまではいい流れで来れていた。セットプレーからの失点が痛かった。相手も山口を投入してきて勝つ流れで来ていた。対策を練ってはいたが個の力で負けてしまった。悪いゲームではなかったと思う。現に、選手たちは負けて悔しがっていた。阪南が勝てない相手ではないと感じてきているはず。残り5つは何としても勝たなくちゃいけない」

松田岳選手
「相手の勢いが強かった。前半を1-1で終えれたのはよかった。勝てない相手ではなかったと思う。連携のもっと見直さないといけない。短い期間で課題を修正して次は勝てるようにしたい」

守安陸選手
「(序盤は)相手の戻りが遅いなと思っていてオーバーラップしたらいい形になってあとは渡すだけだった。けれど、相手も点を取ってからスピードを上げてきた。守るのに必死だった。前2人がカウンターを頑張ってくれていたからサポートのために相手を抜きたかったけど抜けなかった。次は立命戦だけどしっかり勝ちたい。入れ替え戦圏内を抜けないと」

射庭康太朗選手
「悔しい。次もあるから切り替えていきたい。みんながゴール前で体を張って守ってくれていたから自分もいい感じに反応が出来た。どれだけ守ってもミスで勝敗がついてしまうからできるだけ甘いところをなくしていきたい。ロースコアのゲームが出来ているからみんな集中しているんだと思う。阪南とは個人としてはいつやっても差は感じるけど、チームとしてみると年々よくなっていると思う。まずは入れ替え戦圏内から出ること。他チームの勝ち点得点関係なく勝つだけ」

久保吏久斗選手
「(得点は)相手のキーパーが来るのがわかっていたからループ気味に当てたら入った。狙い通り。相手のうまさがあって失点した後、どうやって修正するべきかが大事。攻撃にもあまり参加できなかった。自分のゴールでチームに勢いをつけていきたい」


次節は10月29日、西京極陸上競技場で立命大と対戦。11時半キックオフ。

後期6節終了時点順位表
1位 びわこ大 勝点38 得失点差+24
2位 阪南大 勝点32 得失点差+19
3位 関西大 勝点31 得失点差+11※
4位 関学大 勝点29 得失点差+12※
↑―――――インカレ出場圏―――――↑
5位 立命大 勝点29 得失点差+8※
6位 大体大 勝点27 得失点差+10※
7位 桃山大 勝点24 得失点差+7
8位 大院大 勝点24 得失点差-4※
↓――――――入替戦圏―――――――↓
9位 京産大 勝点20 得失点差-1
10位 近畿大 勝点19 得失点差-8※
↓――――――自動降格圏――――――↓
11位 姫獨大 勝点4 得失点差-45※
12位 大経大 勝点3 得失点差-29※

※・・・台風の影響で試合が順延になったため未消化