5月19日、第70回関西地区大学準硬式野球選手権大会二次トーナメント1回戦、関西大学戦が寝屋川第一野球場にて行われた。京産大は吉井-山下の完封リレーにより、1-0で勝利した。この結果、二回戦進出と同時に、清瀬杯の出場権を得た。

関大  000 000 000 =0
京産大 100 000 00x =1

〈スタメン〉

1(右) 中林
2(遊) 磯野
3(三) 西村昴
4(一) 上村
5(中) 高野
6(捕) 土井
7(DH) 河井
8(左) 前田
9(二) 井上博

先発投手 吉井
  二番手 山下



〈試合展開〉
 初回、一死1・3塁のピンチを迎えた先発の吉井。しかし、次の打者をセカンドへのライナーでダブルプレーに打ち取り、初回を0点に抑えた。その裏、京産大の一番、中林がセンターの頭を越す三塁打を放つと、次の磯野のセカンドゴロの間にホームインし、京産大が1点を先制する。その後、両チームともランナーを出しつつも、両投手の懸命のピッチングで点が入らない状況が続く。8回表、一死2塁から二番手山下が登板。山下はヒットで1・3塁とされ、この日最大のピンチを迎えるも、そこから、圧巻の二者連続三振で切り抜けた。
 京産大は、再三ランナーを出しながらも吉井、山下の粘り強くピッチングと堅い守備で初回の1点を守り切り、二次トーナメント初戦突破を果たした。




〈試合後コメント〉

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上村主将
「トーナメントという後がない状況。そして、負けたら引退という試合だったが、みんなが気合を入れて試合に臨めたのがよかった。四回生が少ない中で、下級生が点を取ったり、抑えてくれたりして力を貸してくれた。感謝しているし、嬉しい。関西大会の時は足りてなかった、ベンチの雰囲気だったり、野球をやってない人や裏方の支えが今日はあった。全員が試合には入れてた。新チームから言ってきた『みんなで野球をやろう』姿勢が大事な試合で出てきた。チームはいい状態にある。次の試合も厳しい試合になると思うが、みんなで力を合わせて、支えてくれる人のためにも勝ちたい」




第一打席で三塁打を放ち、決勝点のホームを踏んだ中林選手
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「清瀬杯につながり、よかった。四回生と共にまだ野球が出来ることに満足している。とにかく一打席目は集中して、何でもいいから塁に出ることを一番打者として意識している。チームはまだ、いい時の持ち味が出し切れていないので、次戦の6月9日までしっかり練習して次に臨む。」

吉井投手
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「勝ちたかったので良かったです。四回生の引退関係なく、みんなで楽しく野球ができたらいいと思った。1点差だったので緊張感を持ちながらも、気負いすぎず、楽に投げれたのは良かった。次以降も一試合一試合勝って、全国に行きます。」

山下投手
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「勝っててほっとしている。ランナーを絶対に返さないという気持ちで、マウンドに上がった。終盤の流れを見ながら、いつでも行けるようにしている。あと2勝して全日本選手権に行きたい。」


〈試合予定〉
6月9日(土)午前10時~  対戦校:近畿大学   会場:伊丹スポーツセンター