第96回前期関西学生サッカーリーグ第8節の関西学院大学戦(30日、キンチョウ)が行われ、0-2で敗れた。課題の得点力不足は改善されず、2試合連続無得点となった。1勝2敗5分で8位に後退し、得点は12チーム中11位。これからの戦いに不安ばかりが膨らんだ。

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関学大に敗れ引き上げる京産大イレブン

スタメン
GK・西川
DF・種村
DF・谷川
DF・橋本(侑)
DF・西村
MF・田中
MF・立石
MF・園部
MF・橋本(和)
FW・久保
FW・高橋

選手交代
71分 園部→田尻
78分 高橋→和田
89分 立石→今岡

得点経過
33分  関学大1
90分+ 関学大2

チームスタッツ
関学大 2-0 京産大
  6シュート8
  1オフサイド2
  12 GK 5
  11 FK 11
  8  CK 8
  1 警告 1(40分ラフプレイ橋本侑)
  0 退場 0

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8本のコーナーキックを放つも得点に結びつかず

 前節は勝ち点0の同大を相手に痛恨のスコアレスドロー。得点力に不安を残したまま今節を迎えた。相手は格上の関学大。得点できないのなら守るしかない。指揮官は「守備をしっかりやっていきたい」とDF陣に奮起を促した。
 前半、守りに入りすぎたのかシュートは2本のみ。一方の守りも33分に右サイドからの攻撃に対応できず先制点を献上した。後半に入りチームは攻めに転じる。前半はなかったコーナーを8回蹴り、6本のゴールを放った。しかし、ネットを揺らすことはなく無得点に終わった。
 関学大が放ったシュートは6本。うち2本が決まり決定率は33%だ。一方、京産大は関学大を上回る8本のシュートを放ったが、得点に結びつくことはなかった。同じ日に行われた国際親善試合の日本A代表も14本のシュートを放ち無得点。課題は同じ決定力不足だ。チャンスは作れているだけに、シュートの精度向上で状況は一気に変わる可能性は十分にある。日本代表と京産大。どちらが早く課題を解決できるだろうか。

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チャンスはあった

コメント
古井監督 「前半は守備的な守備になってしまった。ボールを奪うタイミングが中途半端だった。うちの左サイドを押し込まれて、結果コーナーキックを何本か与えてしまった。それを決められてしまった。前半の戦いは消化不良だった。後半は前半に比べ、前へ前へという攻撃的な守備ができた。ボランチのところでボールを奪えたりであったり、そういったところで数多くチャンスメイクができたのは今日の収穫。やはりフィニッシュ、シュートの精度は課題。今のうちのチームを表している感じている。FW陣がしっかり決めてくれない限り、勝つことは難しい。本人たちも一番分かっていると思う。精度を上げるためには練習しかないと思っている。次節の近大戦を含めて、今後の下位チームとの対戦は負けることが許されない。勝ち点3を上積みして、1つでも順位を上げていきたいと思う。」

GK西川 「自分の読みとは違う動きをされて先制を許してしまった。自分の未熟な部分が出てしまったと感じる。点に結びつかなかったのはフィニッシュの精度が悪かったから。攻撃の形は良かったと思う。後半は前半に比べ良い攻撃ができていた。この攻撃が前半からできるようになれば、勝ちに繋がってくると思う。次節も負けられない戦い。自分はしっかり守れるよう意識してやっていきたい。」


試合予定
6月2日14時~ vs近畿大学 @キンチョウスタジアム

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