天皇賜杯第87回日本学生陸上競技対校選手権大会が9月6日から9日まで、等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)で行われた。男子110㍍ハードルに出場した萩尾竜也(4年)は予選を組1着で通過するも準決勝は組4着。タイムで拾われて自身初の全国大会決勝に進出し、学生ラストイヤーに大舞台で結果を残した。短距離パートとしての入賞は実に7年ぶり。女子1500㍍では橋本奈津(3年)が2年ぶりに全日本インカレに出場。500㍍で先頭に立つなど普段とは異なるレースプランを展開し準優勝を果たした。また、本井義明は男子800㍍予選・準決勝共にセカンドベストタイムを更新し、成長を見せた。

萩尾
男子110㍍ハードル京産大記録(13秒89)保持者の萩尾が全国で入賞を果たした

橋本表彰
2年ぶりの全日本インカレで準優勝の橋本

結果
男子100㍍予選
1組6着 宮内魁大(1年) 10秒82(-2.4)
宮内

男子200㍍予選
2組5着 植本尚輝(2年) 21秒81(-1.0)
植本

男子800㍍
予選
2組3着 本井義明(3年) 1分51秒59→準決勝へ
準決勝
1組6着 本井 1分51秒27
本井

男子110㍍ハードル
予選
5組1着 萩尾竜也(4年) 14秒31(-3.5)→準決勝へ
準決勝
1組4着 萩尾 14秒07(-2.8)→決勝へ
決勝
8位 萩尾 14秒17(-1.1)
萩尾賞状


男子4×100㍍リレー
3組3着 矢谷克己(4年)-大鹿佑志郎(4年)-植本尚輝-杉浦和博(3年) 40秒06
矢谷大鹿
矢谷から大鹿へのバトンパス
4継集合
左から宮内、杉浦、矢谷、大鹿、植本

男子4×400㍍リレー
2組7着 久保田大揮(3年)-河合亜季(3年)-藤井惇平(2年)-吉岡伸哉(3年)
3分14秒08
久保田
久保田
河合
河合
藤井
藤井
吉岡
吉岡

女子1500㍍
予選
1組4着 橋本奈津(3年) 4分26秒52→決勝へ
決勝
準優勝 橋本 4分28秒53
橋本


女子10000㍍決勝
18位 棚池穂乃香(4年) 35分34秒71
棚池


女子3000㍍障害予選
2組11着 堀尾咲月(1年)
堀尾


男子100㍍宮内魁大
「個人で100㍍の出場は初めて。京都選手権でポンとタイムが出て、100㍍でも戦えると思った。100㍍の方がスタンドの視線を感じで独特の雰囲気だった。多田(修平、関学大)さんと同じ組で走れていい経験になった。練習は満足にできていなかったけど、チャレンジするつもりで走った。来年はリレーの直線を任されるようになりたい。他大学の同学年にも負けたくない」

男子200㍍植本尚輝
「ケガで練習を抜けたりしたツケが後半に来た。不本意な結果。雰囲気が学生個人と違って緊張した。今回、後半が課題だと感じた。冬は距離を積んで200の後半に活かしたい」

男子800㍍本井義明
「インターハイとは全然違う雰囲気だった。(他の選手が)前半突っ込んでくれたおかげで流れが作りやすかった。600㍍まではよかったしタイムも悪くない。前半の突っ込みに加えてさらに一段階上げることが必要。来年は800㍍と1500㍍の二種目で出たい。万座合宿ではスピード持久力を鍛えて、チャンスがあれば駅伝も出たい」

男子110㍍ハードル萩尾竜也
「去年は準決勝落ち。今年はこの大会のためにしっかりと合わせてきた。大きな大会で結果を残した選手たちと一緒に走って少しのまれてしまった。後半力んで伸びを欠いたのは反省。これまで自分がメニューを組んできたし自信を持っていたけど、準決勝2組目のレース中は神様に祈るような気持ちで待っていた。サポートしてくれた二人(美馬淳兵、矢野智大)には感謝したいし、サポートがなかったら決勝に行けなかった。だからこそ、もう少しいい順位が欲しかった。短距離から久しぶりにファイナリストが出たことは進歩。下の子も刺激を受けてほしい。全国の決勝に残れてやっとスタートライン。次は種目別選手権に合わせていきたい。来年の日本選手権の出場権はもっているから勝負したい。」

男子4×100㍍リレー矢谷克己
「内藤コーチから1走を矢谷でいくかもしれないという話を聞いていたから早い段階で準備をしてきた。結果としては(39秒台をだせなくて)悔しい。39秒台と40秒台では大きな違い。最後と思って走っていた分、39秒台を出したかった。日本選手権リレーに出るチャンスがあるのならば悔しさを晴らしたい」

男子4×100㍍リレー大鹿佑志郎
「練習通り、いつも通り。(関東の選手との)差も感じなかった。関西インカレと同じような感覚だった。いつも通りだったけど、39秒台を出せなくて悔しい」

男子4×100㍍リレー植本尚輝
「思っていたより緊張はしなかった。ひざを痛めて練習が満足に詰めていなくて不安はあった。全日本インカレを経験できて一つ自信がついた」

男子4×100㍍リレー杉浦和博
「39秒台を出せなかったのは悔しい。調子が良かっただけにこのメンバーで39秒台を出したかった。バトンだけじゃなくて個人の走力も上げないと。来年はリレーで全国決勝、個人でも出場してリベンジしたい」

男子4×400㍍リレー久保田大揮
「合宿中に故障をした影響でバイクばかりで走ることが出来ず、乳酸に対する練習が出来なかった。ラストも切り替えることが出来ず、落ちていったのは課題。(全日本インカレの個人の標準記録も)順調にいけば狙っていけると思う」

男子4×400㍍リレー河合亜季
「いつも通りに走った。久保田の調子がよくなくて走りにくい位置でもらったから少しきつかった。個人で47秒台に入れるようにしたい。マイルでも2走で流れを作っていきたい」

男子4×400㍍リレー藤井惇平
「初めてのインカレが全日本インカレだった。頭が真っ白になって自分のレースが出来なくて固まってしまった。プレッシャーも克服していきたいし、持ち味のスピードを活かして、試合で結果を残していきたい」

男子4×400㍍リレー吉岡伸哉
「3年ぶりの全国だった。マイルは流れが大事だと思った。個人の力で戦えるようにしないと。河合以外、自分も含めて今回は勝負できなかった。前半ついて後半に上げようと思ったけど抜けなかったのは反省。4人で全国を経験できたのは次につながると思う」

女子1500㍍橋本奈津
「レースを楽しめた。後ろにつかずに自分でレースを作れて、自分のものにした!という感じ。決勝は予選よりいい位置で走れたけど順位を狙うまでの余裕はなかった。(先頭に立ったのは)ハイペースにして他の選手を振り落としたかったから。ラスト300㍍で前に出られたけど、スピードを切り替える練習をそんなに積んでいなかったから、納得はできる。1年生の時に比べて練習を積んだという実感は薄いけど、1年間のブランクがある間、筋力強化に費やしてきた。来年はユニバーシアード(の長距離種目)が5000㍍だからそこも見据えていきたい」

女子10000㍍棚池穂乃香
「2000㍍あたりから苦しかった。体のキツさというよりも呼吸が苦しかった。北海道合宿の距離走の疲労が抜けていなくてマラソンを走った後のような疲労感。駅伝にしっかりと合わせていきたい」