10月3日(水)関西六大学野球秋季リーグ第2節・神院大2回戦が明石トーカロ球場で行われた。この試合は先月、雨天中止となり今日に順延となっていた。神院大とは1勝1敗で、今日を迎え勝ち点獲得に負けられない京産大。先制されるも同点として延長戦に持ち込み逆転勝利を収めた。

京産大 000 000 100 3 = 4
神院大 001 000 000 1 = 2

スターティングメンバー(先攻)
1.中堅手 山本
2.遊撃手 宇都宮
3.指名打者 杉野
4.一塁手 西元
5.左翼手 田井中
6.捕手 横山
7.三塁手 笹原
8.右翼手 川岸
9.二塁手 酒井
先発投手 藤本

【試合展開】
勝ち点獲得へ負けられない一戦のマウンドを託されたのは、産龍戦で2勝を挙げている藤本だった。実は藤本、9月12日に行われた神院大2回戦でも先発のマウンドに立っている。この時は6回途中1失点と先発の役割を果たすも、打線の援護がなく神院大の楠本に完封負けを喫していた。
今日も神院大は楠本が先発のマウンドに上がり、藤本は再び楠本との投げ合うことになった。先に先制点を奪ったのは、前回に続き神院大だった。3回裏に1点を先制され、追いかける展開となった。好投する藤本をなんとか援護した京産大打線だったが、好投手楠本から中々得点が奪えない。1失点と好投を続ける藤本を援護したい京産大。粘る藤本を救ったのは、やはりこの男だった。終盤7回表、二死ランナーなしから頼れる背番号34が打席に向かう。追い込まれながらも振り抜いた打球は一直線でライトスタンドへ突き刺さる。背番号34笹原の一撃で試合を振り出しに戻した。「終盤に必ずチャンスが来る」と勝村監督の予想がズバリ。7,8回は中継ぎエース長谷川が完璧に封じ込め、試合の流れを一気に引き寄せる。球場内は逆転できるという雰囲気になっていた。
しかし9回裏に試練が訪れる。一死1,3塁で打席には神院大の4番小郷、一打サヨナラの大ピンチ。マウンド上の紀本は「打たれたら負け。開き直るしかなかった」とセカンドゴロに打ち取りダブルプレーでこの危機を脱した。
すると延長10回表、先頭の山本がデットボールを受けガッツポーズ。逆転のランナーが出塁する。その後一死1,3塁となって打席には西元が入った。「どうしても1本欲しい場面」(西元)と頼れる4番がここぞという打席で逆転打を放った。この回さらに押し出しで1点、笹原の犠飛で1点を加え3点を奪って勝負を決めた。10回裏に紀本が1点を失い、なおも二死満塁のピンチを招くがここでマウンドに上がった北山が最後の打者を三振で切り抜け相手の追撃を許さなかった。
神院大戦を2勝1敗として勝ち点を獲得。試合後ついに京産大が関西六大学野球リーグ首位に躍り出た。
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【試合後コメント】
勝村法彦監督
「楠本(神院大の先発投手)はいいピッチャー。それでも3回ぐらいから少しずつだがチャンスがあった。どこかで来るなとは感じていました。藤本は6回までよく1点で抑えてくれた。紀本は最後少し投げ急いでいたようで、そこは反省点だが、長谷川と北山とよく投げてくれた。最後は北山と川辺で迷ったが、三振を取る確率は北山の方が高いと思い送り出した。9回裏のダブルプレー(一死1,3塁で紀本が相手の4番をセカンドゴロに打ち取る)は大きかった。しっかりよく凌いでくれた。総力戦だった。笹原は打球が上がりすぎていたが、ホームランの打球はライナーだった。硬さが取れてよかった。練習の時から今節は笹原がポイントになると言っていた。まさかホームランを打つとは。(10回表一死1,2塁から逆転打。最初にきたスライダーを空振りしたが、次にきたスライダーをきっちり打ったことについて)西元は空振りをしても修正できる選手。勝負強く、状況に応じて、逆方向に打ったり、犠飛を打ったりできる。毎シーズン安定した成績を残している。
少し自立心が出てきたと思う。横山が中心ではあるが、ベンチでは長瀬や間部が声をかけていい役割を果たしている。マネジャー陣の支えも非常に大きい。マネジャーが一番勝ちたいと思っているのではないかと伝わってくる。選手がやりやすいように先回りして準備してくれている。以前は言われてから動くことが多かったが今は僕から言うことはほとんどない。マネジャーが自立しているからこそ選手自身も自立できるようになって来たのではないかと思う。
湯川と川辺にはリーグ終盤、出てきてもらわないと。全部勝たなければいけないどんな状況でも積極的に明るくやっていきたい。」
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横山裕也主将
「今日が1番の山場だった。最初は固さがあったが、チーム全員で勝ちを取りにいった。ピッチャー陣がよく頑張ってくれているので、攻撃陣が点を取って楽に投げさせてあげたかった。(先発の藤本くん)投げるたびに落ち着いてきて、自分の能力を出せていることが自信に繋がっている。(笹原くん)打順を下げられて悔しい気持ちがあると思う。同点のホームランはチームとしてとても助けられた。」
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藤本翔投手
「しっかり準備して、試合に臨むことができた。球はいっていたが、慎重になりすぎてボールが先行してしまった。次の課題。塁に出しながらも粘りのピッチングができ、1点を先制され不利な状況だったが、その後は0で抑えれたのでよかった。
次回も投げる場面があれば、チームの勝利に貢献できる投球をする。」
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北山亘基投手
「急な登板で準備ができていなかったので、メンタルも整っておらず、投球練習で球のバラつきもあった。修正できないなかで、1球投げるごとに整ってきた。
商大戦で、ピンチを作って紀本さんにまわしてしまったので、今日は紀本さんを勝たせてあげたいと思って、気持ちが入っていた。
メンタル、体を整えて、いい状態で次戦に挑む。」
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西元正輝選手
「産龍戦では申告敬遠されたあと力んで三振してしまった。その反省を活かして打った。打ったのは外のスライダー。(相手の楠本投手)チャンスの時は変化球が多いというのをチーム内で共有していた。最初のスライダーを空振りしたときに、勝村監督から右方向を意識するようにジェスチャーを受けていた。しっかり待ってコンパクトに打つことができた。
守備で迷惑をかけた(9回ランナー1塁から強烈な打球が西元のグラブをかすめた。記録はヒット)ので今日は打ったが50点ぐらい。昨春途中から4番に座っているが大きい1発を狙うというよりも繋いでいくことを意識している。状況判断をしてケースごとの打撃ができると監督さんに言って頂いているので、今日の場面はどうしても一本欲しかった。ホームランを狙うのではなく確率の高い方を。大院大、大経大と勝ち点を取れるように、一戦一戦落とさないようにしたい。
夏の東京遠征でチームの意識が変わった。強いチームと試合を行い、ボーム回しやタッチの強さなど試合前ノックから相手を威圧することを学んだ。東京遠征以来、練習の雰囲気も変わった。選手の自主性が強みで選手ミーティングなど行ってこうしていこうと自分たちで話し合っている。イニング間のミーティングでもスキルリーダーの川上さんを中心に話している。」
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笹原大虎選手
「球種を絞るよりも、来た球をしっかり打とうと思っていた。(前回は楠本に完封負け)今回もアンダースローの投手が投げてくるだろうということで、フリー打撃では平山コーチにサイドやアンダースローで投げてもらい練習して来た。(普段はオーバースローでフリー打撃)
絶対に勝たなければいけない。楽しむことは忘れずにやっていきたい。」
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紀本投手
「この試合は勝たないといけないと思い思い通りに投げられなかった。9回は打たれたらサヨナラ負けで、開き直れた。10回も任せてもらったが申し訳ない。仕事できなかった。僕以外の下級生投手はしっかり投げられている。次までにあと少し時間があるので有効活用して、しっかり準備する。」
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長谷川投手
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9回のピンチを切り抜け選手を迎える
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次戦は10月7日(日)第6節大院大1回戦が南港中央公園野球で行われます。10:00試合開始予定です。
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