10月28日、東淀川体育館にて関西学生バスケットボールリーグ戦 最終戦 対近畿大学戦が行われた。勝つか7点差以内の勝利で二連覇が決まる試合だったが、67ー88で惜しくも敗れ、準優勝に終わった。12月に東京都で行われるインカレに向けて再スタートを切る。

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京産大67{15-24、17-26、16-17、19-21} 88近畿大

出場選手
#3 髙田颯斗
#10 上田隼輔
#14 川口廉人
#17 真鍋良太
#21 会田太郎
#23 サンブアンドレ
#24 大庭岳輝
#38 リンダーライアン雅輝
#90 北條海樹

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試合展開
 第一ピリオド、先制点を近畿大に許す。その後もシュートを許し、主導権を握られるが、髙田と大庭の連続3pシュートで点差を開かせない。残り3分30秒で北條がコートに入るとすぐさまドライブから得点を決め、逆転に成功する。しかしそこから11点奪われ、15-24で終える。第二ピリオド、会田の体を張ったリバウンドから川口が3pシュートを決めるなど粘り強く得点を奪うも、相手の連続3pなどで差が縮まらない。終了間際、サンブがダンクシュートを決め、18点差。第三ピリオド、開始早々またしてもサンブのダンクが炸裂し、会場が沸く。そこからなんとしても流れを引き寄せたかったが、相手の攻撃を止めることができない。19点差で迎えた最終ピリオド。優勝には7点差まで縮めなければいけない。リンダーや北條の得点が決まり、少しずつ追い上げていく。残り3分30秒、大庭がシュートを決め、61ー71。10点差となる。しかしそこから近畿大も得点を重ね、リードを広げられてしまう。残り二分。最後のタイムアウトを要求し、一点でも縮めるべくファウルゲームを選択する。そして最後までシュートを打ち続けるも、試合終了。連覇を目指したリーグ戦は近畿大の三冠を許す形で幕を閉じた。

なお、優秀選手賞を大庭、敢闘選手賞とリバウンド王をサンブが獲得した。
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試合後コメント
髙田主将「近大に三冠を許したのが悔しい。負けん気の強さが向こうが上だった。今リーグの収穫はベンチメンバーが強くなったこと。一試合10人以上出て、一人20分ぐらいしか出てない試合で20点差つけれた試合がいくつもできた。関東は近大より強いチームがたくさんある。負けん気とかメンタルをまだ強くしないといけない。練習から言っていく。インカレベスト4目指して頑張ります。」

大庭岳輝「最後勝てば優勝という状況で負けてしまって悔しい。(昨年との違い)春以降留学生がきてチームは変わった。まだ(チームとして)答えが出てるわけではない。まだまだのチーム。残り1カ月インカレに向けてやっていきたい。チームはまだまだ完成していないもっともっといいバスケットができるし、まだ留学生をら使いこなせてない。近大はリバウンド、ルーズボールなどボールへの執着心がすごい。(インカレベスト4へのポイント)関東に行けば近大よりももっと上の能力の選手が多くいる。まだディフェンス力も足りない。でもまだまだ伸びしろのあるチーム。
一年生から試合に出させてもらっていて2年連続で初戦負け(インカレで)。まずは1つ勝ちたい。初戦に勝つことができれば、チームも良くなる。初戦が大事。しっかり結果を残せるように。」

サンブアンドレ
「悔しい。近大の方が気持ちが入っていた。ミスも多かった。インカレで大活躍したい。東京の大学はフィジカルもディフェンスもオフェンスも強い。しっかり練習しないと。
(はじめのリーグ戦は)高校とは全然違う。スピードも速いしコンタクトも取る。なによりも冷静にならないといけない。
(インカレに向けて)チームとして、チームのために、個人で100%頑張って、仕事したい。チームのために」

村上監督
「こんなことは思いたくないが、向こうの強気が上だった。近大が王者だった。自分たちも挑戦していったが、負けたくない気持ちがボールを取りに行くときに現れてた。そこで負けた。昨年から新しい挑戦をしてきた。うまくいかないこともあったが、リーグ戦を通して(スタメンが)40分出続けなくてもいいチームを作ることができた。多くの選手に色んな経験を積ませることができた。残り1か月だ、そこで技術だったり、足が速くなるわけではない。「負けない」というチャレンジャーの気持ちを持ってインカレに行きたい。」

丸岡総監督「準優勝は納得できない。18試合戦った選手には申し訳ないが、闘うスピリットが近大が上だった。リバウンドやルーズボールといったどっちのボールになるかわからないときに取れなければ、どんなに上手くても大一番で通用しない。昨年はがむしゃらにやってたが、今年は受けにいった。選手には殻を破ってほしい。関東ではもっと厳しい戦いになる。100%でなくて、120%の力を本番発揮できるか。このリーグは終わってしまったが、インカレでは近大より上にいく。」