11月4日に秩父宮賜杯第50回全日本大学駅伝対校選手権大会が名古屋市・熱田神宮~伊勢市・伊勢神宮間(106.8km)で行われた。打倒関東を誓うも4区で繰り上げスタート。結果17位でゴールし、関西出場権3枠を守りきった。

今大会から8区以外の区間距離が変更され、前半の14キロ区間を10㎞前後に、後半の7・8区を20㎞前後の区間となった。

1区(9.5㎞)を走るのは1年生で全国の舞台初の浦田昂生。全日本の1区は6箇所のアップダウンがあり三大駅伝でも最難関。浦田は序盤から出遅れてしまい、23位でタスキを2区の稲垣につないだ。

愛知から三重へ舞台を移す2区(11.1㎞)を走るのは、出雲で全国デビューを果たした稲垣雄二。順位を1つ上げて22位で3区につないだ。

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2区中継地点での稲垣と市川

コース変動で前半の最長区間となった3区(11.9㎞)の市川佳孝は順位をキープ。23位の大阪経済大に15秒差をつけて4区へつないだ。

毎年エースが配置されてきた勝負区間である4区(11.8㎞)を走るのは井本景。根性を見せ順位を一つあげるもトップとの差10分の規定を超えてしまったため、タスキを繋げず目の前で無念の繰り上げスタートとなった。

三重県鈴鹿市から津市を目指す5区(12.4㎞)では日下聖也が18位に追い上げ、比較的フラットになる6区(12.8㎞)で西川和希が順位をキープした。

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安定の走りをみせた西川

以前よりも5.7㎞伸び、最大の変更区間となった7区(17.6㎞)では3年生の黒川大輔が17位との差を5秒に縮めてアンカーにつないだ。

ゆういつ区間変更のない8区(19.7㎞)を走るのは上坂優太。ゴール地点の伊勢神宮に続く長い上り坂が難関となるため、強い精神力とスタミナが求められる区間だが、上坂は物ともせず皇学館大を抜き去り、17位でゴールした。

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伊勢神宮への上り坂を登る上坂

今大会の17位という結果に選手は、最低限の結果と受け止めた。稲垣、市川選手は「課題しかない」と口を揃える。打倒関東を掲げるも関東には敵わず力の差を味わうこととなった。自力の差が出たということは明白だ。過去に連覇した栄光を取り戻したい。

11月17日には関西の頂点を決める丹後駅伝が行われる。まずはここで結果を残し、京産大こそが関西一だということを再確認して自信を取り戻してもらいたい。

リザルト(※オープン参加チーム除く)
1区 浦田 29分23秒 区間23位 総合23位
2区 稲垣 35分03秒 区間23位 総合22位
3区 市川 37分17秒 区間23位 総合22位
4区 井本 37分05秒 区間20位 総合21位
5区 日下 38分18秒 区間17位 総合18位
6区 西川 39分23秒 区間17位 総合18位
7区 黒川 56分25秒 区間19位 総合18位
8区 上坂 59分29秒 区間7位 総合17位

コメント
浦田昂生選手
「出雲で出れなくて、今日に調整してきたが、残り3㎞で離れて情けない。悔しい。心はそんなに緊張してなかったが、体は緊張していた。丹後では今回の課題となった準備の面を、もう一回見直して頑張ります」

西川和希選手
「何とも言い難い結果。個人的には去年よりはマシ。前の白バイを見ながらマイペースで走っていった。丹後はどこを走るかわからないけど区間賞を取りたい」

日下聖也選手
「何が悪かったのか考えないといけない。関東との差を実感した。全体的にレベルが上がって繰り上げも多かった。区間順位も悪かった。丹後は立命、関学がライバルだけど勝てない相手じゃない。しっかり勝負していきたい」

井本景選手
「初めての全日本で、もらった位置より前で渡したかった。中間で広島経済について残り3キロで札幌学院についた。中間のペースが落ちんかったら繰り上げを免れたかもしれない。力不足。克服していきたい」
黒川大輔選手
「緊張はなかった。練習で長い距離を走れていたから7.8区を狙っていた。目標は54分台だった。皇學館との差も考えていて5秒差まで詰めれた。区間で15-16位は狙えた。1人で走る力が必要。丹後は走るなら立命館に食い下がっていきたい」

稲垣雄二選手
「悔しいの一言。雨も降ってなくて暑くはなく走りやすい気候だったが、風が強かったのが走りにくかった。11.1㎞の2区はスピードがある選手が集まる。最初の上り以外はスピードが出やすくて走りにくいという印象だった。先輩に助けられた17位。来年のこと考えると、1回生2回生はダメだった。良かったところはない。課題は走って雰囲気を知れた分、来年につなげること」

市川佳孝選手
「チームとしては前半の遅れを後半で先輩方が取り戻してくれた。前半では流れを作れずに終わってしまった。そこが課題。風は追い風が少し気になったが特に関係はない。関東は集団の力もあるが、個人個人ペースを守って走れるという自力の差が出たと思う。17位は最低限。前半の遅れがなければもっと上を目指せた。1区を一回生に走らせてしまった。上級生が走って流れを作らないといけないところを走らせてしまった。良かったところは探しても出てこない。丹後では区間賞目指して頑張りたい」

上坂優太選手
「繰り上げスタートは初めての経験だった。しかし、スタート前から一人で行くと決めていたので独りになってから自分のペースで走れた。16~17㎞までは1㎞3分ペースで走れたが、最後の登りは蒸し暑かったのもあり、つらかった。(8区は最長の19,7㎞だったが)もともと長い距離は好きだったので、そんなに苦じゃなかった。骨折した一回目。リベンジを挑んだ2回目で力の差を痛感。そして迎えた今回。区間一桁を目標にしていたので区間7位はうれしい。丹後ではどの区でも1位を取り優勝を目指す」