京都から電車とバスを乗り継ぎ約8時間。かつて、坂本龍馬と共に新時代へ夢をはせた中岡慎太郎の銅像が建つ室戸岬のほど近くで、同じく夢を追う若武者たちが汗を流していた。2018年秋以来、3季ぶりのリーグ制覇を目指す硬式野球部が高知県立室戸広域公園野球場を拠点に春季キャンプを行っている。筆者らアスレチック野球班は3日間キャンプに同行し、王座奪還に燃える野球部員たちの熱い模様をお届けする。
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2月22日(土)
あいにくの天候に見舞われた室戸市。筆者が到着した昼下がり、室内練習場はただならぬ熱気に包まれていた。バッティング、ティー、トレーニングの3班に分かれての屋内練習。雨なんて関係ない。ただひたすらに優勝向けて努力を重ねる男たちの姿がそこにはあった。

バッティングはマシンと手投げの2か所。笹原、田井中ら新最上級生らを中心に黙々とバットを振り続けた。西元の抜けた4番を誰が務めるかに注目が集まるが、4番候補の川岸は「調子は悪くないです」と順調な調整ぶりをうかがわせた。
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快音を響かせる笹原

ティーでは通常の長さのバットのほかに半分ほどの極短バットを使用しての打ち込みやスタンドを使ったティーなど複数の種類を使い分け随所に打撃力アップのための工夫が見られた。
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極短バットでティーをこなす酒井

室内練習場の奥では光原コーチ主導のもと、厳しくも活気のあるトレーニングが行われていた。なかでも盛り上がりをみせたのが手押し相撲。一対一のガチンコバトルに幾多の名勝負が繰り広げられた。
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手押し相撲では男のガチバトルが繰り広げられた

全体練習の締めは三塁走者を想定したバント練習。打者と走者に分かれ、笹原新主将を中心に積極的な声掛けも行われていた。光原コーチ自らバッティング投手を務め、セーフティスクイズやウエストなどあらゆる場面で一点をもぎ取るための想定を行った。
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バント練習を行う遠藤

今日は天気も快方へ向かい、グランドでの練習が予定されている。    【記事編集・写真 松田拓真】