5月3日から3日間に渡り行われた伝統の産龍戦。初戦をエース北山で落とし崖っぷちに追い込まれた京産大だったが、そこから粘りの戦いを見せ2連勝。勝ち点を獲得した。緊急事態宣言の発令に伴い現地での取材は叶わなかったこの3連戦をオンラインでの取材をもとに振り返る。
※取材は5月7日(金)オンラインで敢行。


関西六大学野球春季リーグ第5節対龍谷大学1回戦(2021年5月2日)
龍谷大学との伝統の第一戦。2連敗中とこれ以上負けられない京産大エースで主将の北山が先発し2失点完投と好投したものの、打線は5安打無得点と沈黙。前節と続き、まさかの3連敗を喫した。

龍谷大 000 020 000 = 2
京産大 000 000 000 = 0

試合成績
1.8 遠藤(滝川第二・営3) 4打数1安打1三振
2.4 酒井航(桜宮・営4)2打数2安打1四球
3.指 桧垣(奈良大附・法4)2打数0安打
打 楠田(福知山成美・済4)1打数1安打
走指 川田(高知・法2) 1打数0安打1三振
4.2 久木崎(京都成章・済3)3打数0安打1四球
5.9 川岸(京都成章・法4)4打数0安打1三振
6.3 山本陸(奈良大附・法1)4打数0安打2三振
7.6 徳永(紀央館・営4)4打数1安打1三振
8.5 小林(愛知・営3)3打数0安打1三振
9.7 山本貴(鳥取城北・営4)1打数0安打1三振
打左 松下(京都成章・営3)1打数0安打1四球

先発投手 北山(京都成章・済4) 9回 146球 8安打1死球7三振 自責点2失点2

試合展開
伝統の第1戦。先発はエースの北山。「自力優勝の可能性がある中でむかえて、絶対に負けられない戦いだった。」と試合に臨んだ。試合が動いたのは5回表。安打と犠打で1死3塁のピンチを迎え、9番打者に内野安打を打たれ先制される。2死2塁とまたもピンチを招き、タイムリー2塁打でこの回2点目。「どんな投球内容であれ、最初に点を取られたことはまだまだ甘い部分」と北山は話す。

7回表、先頭にセンターフェンス付近へ大きな当たりを放たれる。これをセンター遠藤がフェンスにぶつかりながらもボールをキャッチし好プレーを魅せた。しかし、1死から8番、9番に連打を浴び、1死1,2塁のピンチ。1番をストレートで押し遊ゴロで2死1,3塁。続く打者にレフトへの鋭い打球を放つがレフトの松下がバックして捕球。追加点を免れた。

打線は幾度もチャンスを作るがあと一本が出なかった。初回、1番遠藤が2塁打で出塁し犠打で1死3塁とチャンスを作る。3番桧垣がセカンドへのゴロで、三塁ランナーの遠藤がホームを狙うもタッチアウト。6回裏、1死から2番酒井が四球で出塁、代打楠田が左安打、4番久木崎四球で満塁とこの試合1番の好機を作るも5番川岸がダブルプレーで無得点。

8回裏、この回先頭の松下が四球で出塁。今季好調の2番酒井が左安で1死1,2塁とチャンスを作るも、途中出場の川田が空振り三振。4番久木崎がレフトへの鋭い打球を放つも、レフトの好プレーで2者残塁。終わってみれば、この試合無得点と龍谷大投手陣を攻略できず、好投した北山を援護できなかった。【記事 玉井晃樹】

関西六大学野球春季リーグ第5節対龍谷大学2回戦(2021年5月3日)
これ以上の負けは許されない第2戦。7回に井上のセーフティスクイズで一点をもぎ取るも、終盤の猛攻にあい劣勢に。しかし、9回裏川岸のビックプレーでサヨナラのピンチをしのぐと11回に粘りの攻撃で2点を追加し勝利。タイブレークの激闘を制した。
京産大 000 000 100 02 = 3
龍谷大 000 000 010 00 = 1

試合成績
1.8 遠藤(滝川第二・営3) 4打数1安打1三振1四球
2.4 酒井航(桜宮・営4)4打数0安打3三振
3.指 楠田(福知山成美・済4)4打数2安打1三振1四球
4.2 久木崎(京都成章・済3)4打数0安打1四球1三振
5.9 川岸(京都成章・法4)5打数0安打1三振
6.3 山本陸(奈良大附・法1)3打数2安打2四球
7.6 徳永(紀央館・営4)4打数1安打2三振
8.7 松下(京都成章・営3) 2打数0安打1三振3四球1打点
9.5 井上(東山・営2)2打数0安打2三振2四球2打点

先発投手 山口(済美・済3) 9回2/3 127球 7安打 3四死球 9三振 自責点1 失点1
二番手 藤川(京都すばる・営2)1回 0安打 0四死球 2三振 自責点0 失点0

試合展開
前日は惜しくも打線がつながらず本カード黒星スタートとなった京産大。山口は先発での登板はあるものの、完投勝利の経験はない。「9回投げられるように温存していくよりかは、初回から全力でいくつもり」でマウンドに上がり、7回まで無失点・ヒットはわずか4本に抑える好投を見せていく。
先制点を奪いたい打撃陣は7回、この回先頭の山本陸がフルカウントからの6球目をレフトへ弾き返して2塁へと進む。次の德永は凡退となったが、8番松下が四球で出塁し一死1,3塁とチャンスを広げる。ここで打席が回ってきた井上は4月20日大経大戦以来今季2度目のスタメンとなる2年次生。自身の取り柄と語る「小技」を活かすバッティングを見せる。一塁へのセフティースクイズを見事に決めて3塁走者を帰し、先制点を奪った。

だが8回裏にも試合は動いた。先発の山口が一死からレフトへのヒットを許し2塁にランナーを背負う場面。次の打者は空振り三振に仕留めて二死とするも、9番打者の代打に粘られ、またもレフトへ長打を放たれる。これで2塁ランナーが生還し試合は振り出しへ戻った。
9回には両者動きがなく10回裏、単打や死球も重なり二死満塁のピンチを迎える。走者が一人でも生還すればサヨナラ負けが決まる状況下。相手の1番打者に投じた1球目がゴロで一、二塁間を転がる。ライトの川岸が迅速に一塁へ送り、バッターランナーがキャンバスを踏むタッチの差でボールはミットに収まりスリーアウトに。日頃から徹底しているという守備での状況整理が功を奏し、見事な連携と副キャプテンの冷静な送球でこの日最大のピンチを切り抜けた。
11回からは規定によりタイブレークとなり、無死1,2塁でこの回の先頭打者が打席に立つ。山本がしっかりと見て四球を選び満塁のチャンスを作っていく。続く德永は見逃し三振に倒れるも、次の松下・井上が四球を選び2者連続の押し出しで逆転。相手投手の制球の乱れに見事つけ込み、試合をひっくり返した。

その裏にはこの日10回まで127球を投げ続け、相手から9三振を奪った先発の山口から、今季は抑えを中心に活躍している藤川へとスイッチ。この回の表で援護点をもらい、「気持ちに余裕ができた」中で相手打者をキャッチャーフライと2つの空振り三振で確実に抑える好投を見せた。
今季2度目の先発となった山口を援護できた打線は、攻守共に10回からの冷静かつ確実なプレーを見せ、このカードの連敗を阻止。伝説の一戦の行方は3戦目へともつれ込んだ。【記事 加藤弦】


関西六大学野球春季リーグ第5節対龍谷大学3回戦(2021年5月4日)
前日の勢いそのままに挑んだ3回戦は下位打線の活躍が際立った。4回に9番井上の適時3塁打で3点を先制すると、7回にも徳永の適時打で追加点。投げては中一日での登板となった北山と藤川のリレーで抑え込み勝ち点を獲得した。
龍谷大 000 000 120 = 3
京産大 000 300 11× = 5

試合成績
1.8 遠藤(滝川第二・営3) 2打数0安打2四球1犠打1盗塁
2.4 酒井航(桜宮・営4) 4打数3安打1打点1犠打1盗塁
3.D 楠田(福知山成美・済4) 3打数0安打2四球2三振
R 川田(高知・法2)
4.2 久木崎(京都成章・済3) 4打数2安打
5.9 川岸(京都成章・法4) 3打数0安打1犠打1三振
6.3 山田陸(奈良大附・法2) 4打数2安打1三振
7.5 德永(紀央館・営4) 4打数3安打1打点1盗塁
8.7松下(京都成章・営3) 2打数0安打1四球1三振
H.坂(福知山成美・営2) 1打数0安打1三振
7 岩田(東海大市原望洋・法2)
9.6 井上(東山・営2) 4打数3安打1打点1三振

先発投手 北山(京都成章・済4) 7回1/3 118球 8安打0四球0死球11三振 自責点3失点3
二番手 藤川(京都すばる・営2) 1回2/3 20球 0安打1四球1死球2三振 自責点0失点0

試合展開
両軍のプライドがぶつかり合った第3戦は下位打線が爆発し京産大が勝ち点を獲得した。4回、一死から期待のルーキー山本陸が二塁打を打ちチャンスを作ると、二死2・3塁として9番井上が相手の失策も絡む適時3塁打で井上も一気に生還し3点を先制する。さらに7回には二死1・2塁から「直感でスライダーに絞っていた」と7番徳永が初球をはじき返して1点を追加。8回にも酒井の適時二塁打で1点を奪い勝利をもぎ取った。

投げては中1日で登板した北山が「変な力みがなく投げることができた」と6回まで被安打2、8奪三振と完璧なピッチング。7回に捕まり藤川にマウンドを譲ったものの、変わった藤川も安定したピッチングで得点を与えず二人のリレーで圧倒した。この結果対戦成績を2勝1敗とし勝ち点を獲得。優勝の可能性は消滅したものの「秋につながる戦い」を合言葉に残り2節を戦い抜くことを誓った。【記事 松田拓真】

コメント
北山主将
ー産龍戦を終えられて、この3試合の総括をお願いします。
初戦は自力優勝の可能性がある中でむかえて、絶対に負けられない戦いだった。先発をさせてもらって、個人的にはある程度のピッチングができていたが、チームとしてここぞという試合で勝ちきれないところはまだまだ弱い部分があるのかなと思います。自力優勝がなくなった2戦目の試合前に監督さんから秋に繋げられるような試合にするためにも、ここでもう一回踏ん張って上級生から戦わなければいけないと言っていただいて、そこをチームに浸透させた結果がギリギリのところでもいいプレーが出たり、なんとか勝ち切ることができた。3戦目も同じような形で粘り強く戦い勝ち点を獲得できたというところで、優勝を逃してしまったところはかなり悔しいですけど、それでもしっかり諦めることなく今節は戦い抜けたかなと思うんで、そこは2戦目3戦目で成長できたところかなと思います。優勝が無い中で次はどれだけ秋に繋げられるかというところで、これから新しい戦力も試合に出ることがあると思うんですが、それも踏まえてしっかり繋げられるようにしたいと思います。一つも落としていい試合は無いと思うので、次節以降もしっかり全員で戦えるようにという部分は意識してやっていきたいです。

ー1試合目の自身のピッチングを振り返ってポイントはどの部分でしたか?
基本的には粘り強く投げることができました。ですが、先頭の角井選手に逆球を打たれてしまった部分がひとつもったいなかったかなと思います。その後の西尾くんに打たれたボールはコースにしっかり投げ切れたボールったので、打ったバッターが上手かったと思っています。全体的に言うとエースとしては味方が先制する前に失点したところは1番痛いところかなと思います。どんな投球内容であれ、最初に点を取られたことはまだまだ甘い部分なので反省しています。要所要所はしっかり意識して、ランナーが出たら1段階ギアを上げるというところで他の回はゼロに抑えることができたので最低限はできたと思います。

ー3試合目のピッチングについてコンディションはいかがでしたか?
肩肘の張りは今シーズンは全く出ていなくて、満遍なく全身の軽い疲労はあったんですが中1日でしっかりケアして準備していたので当日は全く問題なく投げ切れたと思います。(勝村監督からは前日まで)なにも言われてなかったんですけど、自分は行くという気持ちでずっといるので、試合前日の夜に明日行けるかと言われてもちろん行かせてくださいという流れでで投げさせてもらいました。1試合目に比べて変な力みがなくなっていて投げれたことが良かったと思います。立ち上がりもかなり良く、球速自体も出ていましたし、いつもよりも力みのないフォームから伸びのあるボールが投げられていたのでストレートで押すこともできたとか、空振りも多く取ることができたところが良かったです。後半捕まってしまったところは、少し力みが出てしまった。抑えたい気持ちがあった分、多少手投げになったところを合わせられたかなと思います。

ーここまでほとんどの試合で完投されていますが、自分の中で心がけていることはありますか?
基本的には打者1人ずつを集中投げるということの積み重ねで結果的に完投、完封につながっていると思うので、特別試合に入った時から9イニングを意識して投げるということは全くしてないです。その場面場面を集中するということに意識をおいて投げた結果がそういう形になったかなと思っています。

ー今シーズン、フォークボールを効果的な使っている印象があります。
昨年の秋のオープン戦から試し始めました。公式戦では今季が初めてです。フォークボールのコンビネーションとカットボールを多めに使っていて、真っ直ぐと軌道が同じところから曲がるので、それもかなり効いてると思います。

ー昨年と比べ、四死球の数がかなり減っていますがコントロールの面で意識しれているところはありますか?
投球フォームの部分は完成形は無いと思っているのでずっと課題を持って取り組んでいるのですが、去年の秋から徐々に手応えを感じていて、いい方向に進んでいる実感はあるので、その中で制球も安定したりですとか投球もしっかり幅が広がるというかピッチングがしっかりできてきたかなと思います。フォームが良くなった分、投げている中での疲労も減りましたし、投球も意図して抑えられる打席も多くなっているのでその分気持ち的にも体力的にも疲労はしにくくっているのかなと思います。

ー終盤まで球威が落ちない部分もこのようなフォームの良さが影響されていますか?
下級生の頃から基本的にトレーニングを追い込んですることはできているので、それがやっといきてきたというか、隠れていた部分が正しい身体の使い方に近づいてきたことによって、今までの取り組みの成果が出てきたかなと思います。股関節周りを中心に全身を意識して取り組んでいます。

ーここからの試合、チーム全体として、個人として成し遂げたいことはありますか?
チーム全体としては、秋に繋げるためにも落とす試合は一つもないと思うので準備をするということと、大商大にも勝率では負けても勝ち点では負けないということを話しているのでそこに向けて神戸学院戦からしっかりいい形で入れたらなと思っています。個人的には今のところある程度思った通りのピッチングはできているので、そこの精度を高めてより完成度の高いピッチングをしたいと思っています。

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山口投手
―第5節を二勝一敗で勝ち点を獲得したが。
最初に1敗してしまったが、そのあとに2連勝できたことは次の節だったり、秋のリーグ戦に繋がると思います。

―対龍谷大学2戦目の登板について。
先制してもらったので9回まで無失点で抑えたかったんですけど、それができなかってまだまだ実力不足だなと思います。

―今季初先発でしたがどのような気持ちでマウンドに上がったか。
まだ大学に入って先発で完投がなかったんですが、9回投げれるように温存していくよりかは初回から全力でいくつもりで、最後まで投げるのはあまり考えないようにして(マウンドに)上がりました。

―2戦目で印象に残った場面はどこか。
10回裏の(川岸選手が刺した)ライトゴロで、練習でもライトゴロはしていたんですけど、まさかあの場面で、ほんまに起こるとは思っていなかったのでびっくりしました。

―そのあと川岸選手には声をかけたか
「ありがとうございます!」と声をかけました。

―今の状態について
スピードよりも、質であったりコントロールを意識して、3回生になったんですけどやっぱり成長したっていうか、やってきたことが出てきていいのではないかと思います。

―北山選手について
やっぱり練習でもストイックで、人間性でも優しいところがあれば厳しいところがあるんですけど、1戦目も3戦目も完投する力があって僕も練習メニューだったり練習態度だったり、私生活で見習わいけないと思います。

―次節への意気込み
先発させてもらえるのであれば、やっぱり最後まで自分が投げてチームに貢献できるピッチングをしていきたいと思います。

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藤川投手
―2戦目に登板した際には延長戦でタイブレークでした。その際はどのような気持ちでしたか。
先発が山口さんで、多分慣れない先発だったと思うので、いつ僕が後半に行くか分からない状態で、常に準備をしている状況でした。タイブレークに突入すると伝えられて、それまで長い時間があったので、そこでしっかり準備をしていたので、タイブレークでも不安なくマウンドに上がって挑めたのかなと思います。

―不安のない中でしっかり投げられたということですか。
そうですね。準備に不安はなくて、あまりタイブレークとかは経験していないので、少し不安はありましたが、2点が入ったことで少し気持ちにも余裕ができて、同点だったのでランナーを最悪返してもバッターを一人ずつアウトを取っていくように思考を変えて、自分の中で余裕を持ってマウンドに立ちました。

―3戦目の登板ではランナーを背負った状態で出番が回ってきましたが、いかがでしたか。
これ以上相手に勢いをつけさせると、攻撃も残り少なくなる状況だったので、本当に後がないという2戦目とはまた違った余裕のない出番だったと思うのですが、その中でも前日に抑えられていたので、それがより自信になり、いつも通り投げればなんとかなるという気持ちでした。

―ここ3戦でリリーフとして活躍されていますが、自分の結果を見ていかがですか。
自分が任されたところで活躍できればいいと思っているので、結果がでていることは素直にうれしいんですけど、まだまだチームに貢献できるように、これからもし登板する機会があれば頑張りたいと思っています。

―登板した際にはどのようなピッチングを目指していましたか。
今回は終盤のピンチの場面で、「抑えてほしい」というベンチの思いがある中での登板でした。その期待に絶対応えて抑えてやる、という気持ちが一番強かったです。

―球種は。
ストレート、カーブ、スライダーです。正直、変化球より自信があるのがストレートなので、ストレートを軸に変化球も見せ球として使えれば良いかなと思います。

―これからのリーグ戦では、どのように戦っていきたいですか。
自分が任されたイニングを、どんな場面であれ自分のできることをすべて出し切れるように準備をして、結果としても自分の納得のいく、チームのために勝利に導けるようなピッチングをしていきたいです。

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徳永内野手
ー3戦目に3安打1打点の大活躍。試合に臨む前に意気込んでいたことはありますか?
結構状態は良かったので、結構飛んでくれた場所も良かったと思います。できることをやろうという感じで特別意識していたことはなかったです。1本目と3本目は結構芯に捉えたあたりで、2本目も初球から積極的に打つことができました。

ーチャンスの場面で打席に回ってきましたが、どのような心境でしたか?
直感でスライダーを狙いに決めていたので、その球がきたら初球からしっかり振っていこうと思っている中でその球がきてくれたので思い切っていけました。

ー産龍戦は全試合でヒット。前節では少し苦しみましたが、そこからなにか変えた部分はあったのですか?
監督にもう少し踏み込んでいけというアドバイスをいただいてそれを練習の中でやっていくうちに自分の中で掴んだというか、状態は勝手に上がっていきました。

ーこれまで下位打線が苦しんだ中で3試合目は下位打線からチャンスをつくりました。
特に下位打線で話したことはないんですけど、山本陸が塁に出てくれたので負けてられへんなという気持ちで後ろを信じて繋いでいきました。

ー前に山本選手が立つようになって変わったことはありますか?
今までは自分より経験の多いバッターが立つことが多かったんですが、山本は一回生で負けてられへんなという気持ちは多少ありました。気負っていたわけではないんですが、(山本は)思い切ってどんどん振っていっていたので、そういう部分は見習っていました。

ー守備の面で、現状ショートとサード両方で起用されていますが未だノーエラー。守備に対しての意識について教えてください。
守備は練習が終わってから井上と毎日ノックを受けています。シーズン前からコツコツとやってきたことだったのでそこは自信を持ってできていると思います。派手さとか特別な守備範囲はないんですが、捌ける打球を確実に捌く堅実な守備が自分のセールスポイントだと思っています。

ーサードとショートで意識を変えている部分はありますか?
ショートはとにかく広く守れた方がいいと思うので、足を動かしていくということを意識しています。サードは正面の打球をきっきり捌いていこうということで、どっしりと構えています。

ー内野陣は下級生が多いと思いますが、後輩と守る中で心掛けていることはありますか?
井上にこの前ひとつエラーがあったんですが、そういう時に前向きな言葉をかけています。特別なアドバイスではないんですが、落ち込まないような声かけをかけるようにしています。あとは守備位置のこととかを話しています。

ー北山投手が完投を続けていますが、後ろから守っていてどのような印象ですか?
北山は長いイニング投げているのにしんどそうな素振りをしないですし、ピンチの時とかは力を入れて投げているのですごいなと思っています。周りにも声をかけたりしてくれているので、僕からもなるべく声をかけるように意識しています。

ーあと2節どういった戦いをしていきたいですか?
1つは今まで続けていたことを継続してやっていくということと、ここ数試合で積極的に打ちに行ったりですとか、うまくいっている部分の精度を高めて秋に繋げていければと思っています?

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井上内野手
―第5節を二勝一敗で勝ち点を獲得したが。
優勝を目指していたんですけど、大阪経済戦で勝ち点を落としたということで、優勝が大商大に決まったということで、メンタル的に難しい戦いになったと思うんですけど、ライバルの龍大戦で勝ち点とれて良かったです。

―2戦目の井上選手の成績について。
前半ちょっと三振しているのでまだ上位に繋ぐというか、まだ詰めるところはたくさんあると思うので、四球でも何でもとれればよかったのではないかと思います。

―2戦目のセフティースクイズについて。
自分の役割というのは上位につなぐであったり、そういうところだと思っていて、バッティングもおそらく期待されていないと思うので、自分の一つの取り柄というか小技で0対0の場面で打点をあげれてよかったと思います。

―3戦目は4打数3安打1打点と活躍したが。
3戦目ということで絶対に勝たないといけない試合で、そういう結果がでたことは嬉しく思っています。

―同学年である藤川選手が好投しているが。
悔しいですけど投手の藤川が活躍しているのを見て、僕も嬉しく思っています。

―登板40回を超えながら好投している北山選手について。
注目されているピッチャーでありながら、そういう結果を残すことは凄いと思います。

―大阪経済大学を0.5ゲーム差で追いかけているが。
優勝なくなったんですけど、秋のリーグ戦へこれからの試合が繋がっていくと思うので、神戸(神戸学院大学)と大商大戦をこのまま全勝でいきたいと思います。

―次節への意気込み。
龍大戦では3本ヒットが打てたんですけど、自分の役割は打撃であったら9番として上位へ回すことだったり、おそらく守備のほうで監督が使ってくださっていると思うので、大事な場面でエラーしてしまったので、そういうミスを無くして貢献していきたいです。

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川岸外野手
―産龍戦を終えて
初戦は負けてしまいましたが、その後の2試合は、皆が一丸となって、絶対負けたくないという気持ちが勝ちにつながったと思います。

―2試合目の10回裏、2死満塁での右ゴロを振り返って
プレーが起こる前の確認として、常に「プレー前整理」を行っていて、皆で話し合っていました。1塁とも連携が取れていたし、外野でも連携していたので、冷静に飛球が来てもあせらずにプレーが出来たと思います。

―相手打者は足の速い1番の山本でしたが、心掛けていたことは有りましたか?
取り敢えず「後ろを越されたら仕方がない」ということで前に守っていて、ゴロが来たら絶対に1塁に投げることを意識していました。後ろに行っても追いつけたら絶対捕るということを頭において、後ろに来ても前に来ても動ける準備をしていました。

―北山・山口・藤川の3人の投手陣の投球は、外野から見ていていかがでしたか?
先発の2投手は、本当に安定感があって外野から見ていても安心できる投手だったので、守備からの流れを作っていければ負けることはないと感じていました。しっかり踏ん張って投げてくれたのはチームにとって良かったのかなと思います。藤川は気迫で押して流れを持ってきてくれる投手だったので、2回生ですけど頼もしいなと感じました。

―自身の打撃を振り返って
前節ではバッティングでチームに貢献できていなかったので、龍大戦では修正したかったですが、打ちたいという気持ちが強すぎてズルズルいったところがあったので、次の神戸学院戦からも自分の力を出し切れるように準備したいです。

―今期は副キャプテンとして試合に臨んでいますが、心がけていることは有りますか?
自分が今打てない中でも、自信が落ち込んでいたらチームも落ち込んでいくと思うので、そこは見せないようにしています。打てないなりにも貢献していけたらなと思います。

―残り2節に向けての目標
自身の目標は、守備でもバッティングでも積極的に自分のプレーを出せるように、準備が大事だと思うので、積極性をもう一度大切にしていきたいと思います。チームとしては、優勝はなくなってしまいましが、チームの一体感が大切になってくると思うので、一人ひとりが役割を感じて、秋へ向けていい感じで入っていけたらと思います。

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【取材 松田拓真、加藤弦、藤田稜介、玉井晃樹】
※写真は第1節大院大戦、第2節大経大戦で撮影したものを使用