第50回 関西学生サッカー選手権大会 準々決勝
関西福祉大学戦 (2021年7月18日)


関西学生サッカー選手権大会 準々決勝。準々決勝の勝者には総理大臣杯への出場権が与えられる大一番だ。京産大はPK戦の末、敗戦しベスト8で今大会に幕を閉じた。
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▲応援に駆け付けたチームメイトにお辞儀する選手たち

【スターティングメンバ―】
1 GK 田中颯(4年=東京ヴェルディユース)
2 DF 吉木大喜(3年=ガンバ大阪ユース)
3 DF 福田玲央(3年=金光大阪高)
5 DF 河井哲太(3年=ガンバ大阪ユース)
46 DF 大串昇平(1年=ガンバ大阪ユース)
6 MF 國領雄斗(4年=東山高)
7 MF 食野壮磨(2年=ガンバ大阪ユース)
11 MF 石川貴登(4年=流通経済大柏高)
17 FW 中野歩(2年=ガンバ大阪ユース)
9 FW 原田烈志(3年=ガンバ大阪ユース)
43 FW 中田樹音(1年=岡山学芸館高)

【サブメンバー】
12 GK 山本透衣(2年=コンサドーレ札幌ユース)
18 DF 佐藤幸生(2年=サンフレッチェ広島ユース)
34 DF 川上陽星(2年=作陽高)
36 DF 西矢慎平(2年=神戸弘弘陵高)
14 MF 津野絢世(3年=京都サンガU-18)
15 MF 杉田迅(3年=京都サンガU-18)
8 FW 渡部快斗(3年=サンフレッチェ広島ユース)
10 FW 今岡陽太(4年=大阪桐蔭高)
42 FW 新川翔太(1年=長崎創成館高)

【交代】
後半15分 津野絢世 原田烈志
後半36分 今岡陽太 中田樹音

【スコア】
前半 0-0
後半 0-0
    0-0
延長戦
前半 0-0
後半 0-0
PK戦 3-4

【試合内容】
序盤からボールを持つ時間が長い京産大は石川、中野のサイドから相手のディフェンスを崩しにかかる。相手に攻撃のスイッチが入っても、DF陣が落ち着いたプレーで対応し前線へボールを運ぶ。先制のチャンスは前半19分のCK、福田が頭で合わせるものの、ポストに直撃。先制することはできなかったが、今試合も積極的な攻撃を見せ先制点の予感を感じさせた。その後も、國領、食野を中心に攻撃を組み立て積極的にシュートを放つ。しかし、相手の好セーブやディフェンスに拒まれスコアレスで試合を折り返す。
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▲攻守ともにいい動きをみせた石川

後半も京産大のペースで試合は進むものの、なかなか得点することができない。一方で相手の攻撃はボールを持つと勢いのまま京産大のゴールに迫ってくる。しかし、GKの田中が冷静に対応しこちらも得点させない。両チーム攻守ともに高い集中力を保ち試合が進み、スコアは動かず延長戦へと続く。
延長戦も京産大が主導権を握る展開が続く。延長前半終了間際には今岡がヘディングシュートを放つも、ゴールの枠を捉えることができなかった。延長後半もチャンスを多く作り出すがスコアは動かず勝負はPK戦へ。京産大の先攻で行われ、4人目を終えた時点で3-4という状況の中、最後は主将の今のキッカーは。惜しくもゴールネットを揺らすことができずPK戦の末、敗戦となった。

試合から数日後の取材、彼らは前を向いていた。彼らの目に映るのはリーグ戦での「関西制覇」。この敗戦を糧にチームとして成長した姿を今後のリーグ戦でみせる。DSC_1374


【試合後のコメント】 ※取材は試合後オンラインにて実施
主将・今岡陽太
-関西選手権を終えて率直な感想をお願いします
34年ぶりの全国大会出場と今シーズンの目標である関西制覇を目指してやっていたので、PK戦で負けてしまったっていうところは悔しさは残っています。
-試合後のコーチ陣はどのようなことを話されていましたか
スタッフの皆さんもすごく僕たちと同じように戦ってくれていたので、悔しさが残っていました。ただ、ああいった形で悔しい思いをしたことを全員でチーム一丸となって乗り越えていこうという話はしていただきました。
-準々決勝を振り返っていかがですか
自分たちの今シーズンを通しての弱さが出てしまった試合かなという風に思っています。自分たちのサッカーができなかった弱さでもありますし、難しい状況の中で勝ち切ることができなかったっていうメンタルの面でもそうですし、サッカーのプレー面でも自分たちの弱さが目立ってしまった試合なんじゃないかなという風には感じています。
-2部チームとの対戦でいつもと違う雰囲気を感じましたが、やはり2部のチームと対戦する難しさはありましたか?
相手のことをリスペクトしていないという訳じゃなくて情報も少なかったですし、どのようなサッカーをしてくるのかっていうのを知らなかったっていうのもあるので、確かにやりにくさはありました。
-攻める時間帯が長かったですが、自分たちが想定していた攻撃はできましたか?
チャンスはもちろん作れていたんですけど、点を取って試合を優位に進めるというのが自分たちのプランではあったので、そういったところで得点を奪えなかったっていうところがすごく敗因として大きいのかなっていう風には思っています。
-大会を通してチームとして得たものはありますか?
完全に負けて気づいたことですけど、自分たち自身がこれまでの半年間で隠してきたというか騙しだましやってきた弱さがすごく出た試合が関福戦でした。そういった自分たちの弱さに対してには払った代償は大きいですけど、もう一度向き合う機会なったんじゃないかなと思います。
-具体的にどんな弱さを感じましたか?
どんな状況であっても自分たちのいつも通りのプレーをできない弱さであったり、プレッシャーがかかった時に自分たちのサッカーがやりきれないっていうところが一番の弱さなんじゃないなと。
-弱い部分をどのように乗り越えていきますか?
選手権が終わってからミーティングは2,3回やっていてその中でまずは自分たちの弱みを理解することからスタートしなければならないという風には思っています。まずは自分たちの弱さを知るということ。それを踏まえてああいった悔しさを味わったので日ごろの練習や、これからのリーグ戦で意識を変えるのもそうですけど、より高いところを目指して意識を高くやっていく必要があるという風には思っています。
-試合後はチームにどのようなことを話しましたか?
あの試合で負けてしまったのは僕の責任だと思っていて、ビッグチャンスを外したのも、PK外してしまったっていうのもそうですし、チームを最後まで鼓舞することができなかった。というのを踏まえて自分の責任だと思うんですけど、そういったことに対してそれが自分の弱さだと思ってますし、弱さをしっかりと向き合って4回生中心に頑張っていくので、ここからまた着いてきてほしいっていうのは最後のロッカールームでみんなの前で話は少しさせてもらいました。
-それを聞いた下級生の反応はいかがでしたか?
あんまりそこまで反応は見てなかったんですけど、今の練習とかを見ている感じだと少なからず何かを諦めたっていうのでは無さそうなので、こちら側の想いは多少なりとも感じてくれたんじゃないかなとは思っています。
-残りの前期リーグに向けて個人ではどのような準備をして迎えたいですか?
約1か月ちょっと怪我でチームに迷惑をすごくかけてしまった部分があって、リーグ戦も2か月ほど出ていないのでコンディションをマックスに持って行って自分のマックスのパフォーマンスでチームに貢献できるように、こんな灼熱の中ですけど良い準備をしていきたいなと思います。
-チームとしては
残りの3節の重要性っていうのはみんな重々と理解していると思うので、ただ、勝つだけじゃなくてどういった内容で勝つのかっていうのが大事。同志社は京都選手権で負けた相手でもありますし、立命も関西選手権で2-1で勝ってすごく向こうも悔しさを持ってくると思うので、そういった難しい対戦相手にはなると思うんですけど、残りの3試合、首位の関学含めて全力でチャレンジャー精神を持って戦って3連勝で前期リーグを終えたいなという風には思っています。
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國領雄斗
-選手権を終えて率直な感想をお願いします
正直すごい悔しかったですけど、これを次に繋げてみんながトレーニング中でもひとつになれてる感じがするのでポジティブに受け止めて次みんな切り替えられています。
-準々決勝を振り返っていかがですか
今まで騙しだましやってきた自分たちの弱さが全部出たなっていう正直な感想です。
-どのようなところを弱い部分だと思いますか?
相手に合わせてサッカーしてしまうところ、相手によってモチベーションやそこまでの持って行き方、自分のパフォーマンスを表現する力っていうのが自分たち発信でなかなかできなかったっていうのがトレーニングの中でも少し感じる部分はあって、それをみんなで無くそうとはしていたんですけどそれが無くしきれなくて緊張した舞台でもろに出てしまったなっていう試合でしたね。
-試合終盤、チームを鼓舞する姿が印象的でした。終盤はどのような気持ちでプレーされていましたか?
延長に入ってからエンジンがかかってしまったっていうところがあって、そこから自分の中では楽しもうっていう風に思っていて、終盤はみんなで声かけて色んな人の応援もありましたし、ベンチも一つになって戦ってくれた中で自分たちが結果を残しきれなかったっていうのは残念ですけど、チームも一つになって戦えていたなと思いました。
-試合後のミーティングで何か話されたことはありますか?
相当悔しかったので何回も出てた選手も出てなかった選手たちもあのゲームを見て、悔しい気持ちは全員持ってると思うので、それをただ悔しいだけで終わらせるんじゃなくて次に繋げようという話は全員でしました。
-大会を通してご自分の評価はいかがですか?
正直もっともっとっていう気持ちが大きくて、自分はサッカーでこれからもやっていこうっていう中で安定したプレーというより一瞬で状況を変えれるようなプレーが自分にはできなかったっていう課題がありますし、自分で試合を決定づけるプレーであったり試合を守り切れる状況を変えれるようなプレーをこれからリーグ戦通してやっていければなと思います。
-下級生の活躍をどのように見ていますか?
すごい頼もしいですし、自分とGKの田中颯選手と石川選手が4回生で中心になって出てて、円陣の中でも「自分たちが責任背負うから自信もってやってくれ」っていう話もしてますし、結果は残せなかったんですけど、いつもリーグ戦でもゴール決めたり、守ってくれたり自分たち以上にやってくれてるっていう風に強く感じますし、それを踏まえて自分たちももっとやっていかないとなっていうところは強く思います。
-今の下級生の活躍が目立つのも先輩方の声掛けがあってだなと感じました
それだったら嬉しいですけど、それがプレッシャーにならないように2年やったり3年が中心になってるチームなのでそこは思い切ってやってもらえたらなという風に思っています。
-今の練習の雰囲気はいかがですか?
正直負けてから自分も相当へこんでトレーニング切り替えてやるかっていう風に思ってたんですけど、ちょっと自分の中で落ち込むところがあって不安な気持ちは強くあったんですけど、そういう時に後輩や仲間がすごい鼓舞してくれてて、試合終わって2日オフして今日まで三日間トレーニングしたんですけど、すごいハードにみんな盛り上げてやってますし、今までの2倍も3倍も良いトレーニングができてるなってすごい感じます。
-どなたが中心で鼓舞していますか?
どなたっていうよりチーム全体で良くなっている感じがすごいしています。やっぱりキャプテンの今岡陽太君やったり田中颯選手もそうですし、4回生が中心となってやっていかないとなっていうのは自分たちで話していました。強く言い合えるところは強く言い合えて今までと違っていいところは人の悪いところをしっかりと言い合える関係になれたかなっていう風に思っていて、それが今までと違って成長できそうだと思いますし、いろんな意味で変わっていけるるような気がします。
-これからのリーグでは違った姿が見れそうだなと感じます
もっとより完成度を突き詰めたり、この敗戦っていうのはもちろん相手にも負けましたけど自分たち自身に負けたっていうのはみんな感じていて、メンタルの部分だったり、それを自分たちで立て直せるようにしたり自分たち発信でっていうプレーとかをこれから期待して見てもらえたらなと思います。
-残り前期リーグをどのように戦いますか?
チームとしては関西制覇という大きな目標があります。去年10位のチームが関西1位になるっていうことは相当な努力であったり、ほぼほぼ奇跡といっても過言じゃないくらい難しいことだと思うんですけど、それに向かって0から1を作り出してそれから関西制覇っていう部分でチームではすごいまとまりを持ってプレーできてますし、それを継続して一つの目標に全員が向かっていくっていうところを意識してやる。個人のところでは結果を今年はこだわろうと思っていてそれが目に見えて出せる結果というところでアシスト、得点、自分の課題でもあるラストパスのところであったりをもっと突き詰めて、この夏もう一回り二回り大きく成長できればなと思っています。(数字的な目標は)10アシスト。二桁はアシストしたいっていうところと、ゴールやったら5ゴールは取りたいです。それは自分のところもそうですけど、なによりもチームの勝ちっていうところを優先して貪欲に狙っていくところっていうのを明確に分けてプレーできればなって思っています。
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河井哲太
-選手権を終えて率直な感想をお願いします
あと一歩のところで全国逃したっていうのは残念ではありました。相手も2部チームっていうところもあったんで絶対に全国に行きたかったというところではあります。
-2部チームとの対戦について
自分たちも(相手が)2部やからって隙をつくったりはしないようにしてたりしたんですけど、心の中で甘い部分があったのかなという印象はあります。
-準々決勝を振り返っていかがでしたか
惜しいシーンもそこそこあったので、試合内容としてはよかったのかなと思います。
-大会通して3試合で1失点という守備面に関してはどうですか?
リーグ戦の(試合)終盤に失点っていう部分を最後の方まで集中を高く保てるようにはなってきたのかなという印象。失点もそれで減ったのかなという感じです。
-フィジカルを活かしたプレーが印象的ですが、強みはなんですか?
背が高いのでヘディングの部分であったり足元の技術は自分の中では武器だと思っています。
-全試合フル出場でしたが大会通して自分の評価はいかがですか?
それなりによかったのではないかなと思います。普段やってることが出せたのかなと思います。
-大会を通して見つかった課題などありますか?
最後の関福戦ではセットプレーがいくつかあったので、そういうところで点を取っていければチームとしても楽にはなってくるかなと思います。
-残り前期リーグをどのように迎えますか?
3試合無失点で行きたいです。
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食野壮磨
-関西選手権を振り返っての率直な感想をお願いします
正直、全国大会がかかってた試合で負けてしまったのでショックは大きかったし、自分のサッカー人生の中でも一番落ち込んだ大会でした。
-準々決勝を振り返っていかがですか
まずは暑くて前半はその暑さに対して相手の方がその暑さに打ち勝ってたというか、サッカーの内容とかじゃなくて自分たちの弱さメンタル的なところが出てきてしまった面もありました。けど、後半はしっかり立て直して決定機もあった中でああいうのを決めきらないと、負ける結果にはなるっていうすごいいい勉強になりました。
-準々決勝のシュート5本という記録は自分の中で変化とかが現れた結果ですか?
このチームが始まった時から自分が一番勝たせるというか、貢献するというのは毎試合持っていて、シュート5本打ったっていうのは学生リーグとか全部の公式戦の中でも初めてだし、その試合にかけてた自分の想いの表れだなと思います。けど、やっぱり決めきれなかったのは自分の実力不足かなって思います。
-大会を通して課題や得たものはありますか?
この大会というかずっと思っているのは守備でいったらもう少しボールを取り切るところであったり、しっかり戻すところはもっともっと運動量増やしてやらないといけないし、攻撃はある程度好きにやらしてもらってチャンスは作れてるからそこを自分で決めきるとかその回数をもっと増やしていくことをフォーカスしないといけないかなと思います。
-先輩方の声掛けや存在をどのように感じていますか?
それはすごいあって今の4回生は、人間的にできた人たちでみんながチームのためにやるっていうメンタルを持った人たちだから、その中で俺ら2年3年1年はすごい好きなようにやらしてもらってるし。だからこそ4回のために4回生を全国に連れて行ってあげたかったし、それは逃しちゃったけどまたリーグ戦で勝ち続けてインカレにしっかり連れて行ってあげたいなっていう正直な気持ちです。
-残りの前期、個人としてチームとしてどのように迎えていきますか?
3試合勝ったらすごいインカレに近づけるし、そういう意味でも暑いけど良いトレーニングはできてると思うからそれを継続してしっかり3試合とも勝てるように。自分は数字の所ゴールであったりアシストっていうところでチームに貢献していきたいなと思います。
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「取材・撮影 福田明音」