令和3年度近畿学生軟式野球 1部秋季リーグ開幕戦 対兵庫県立大(2021年9月8日)

軟式野球部の秋季リーグが開幕した。強豪・佛大や大体大がいる群雄割拠の1部リーグで、頂点、さらには全日本を目指してゆく。

初戦は兵庫県立大との対戦。雨が降りしきる中、試合は最後まで分からないシーソーゲームとなった。しかし、京産大はあと1歩及ばずに敗戦。リーグ開幕は黒星スタートとなった。
20210908 nanshiki baseball

京産大    002020000=4
兵庫県立大 00123010×=7


試合成績

打者
1 三 奥谷 3打数2安打 1打点
2 中 森本 4打数0安打
3 二 柴田 5打数1安打 1打点
4 一 軌保 5打数2安打 2打点
5 右 井上 5打数0安打
6 遊 浅堀 4打数0安打
7 左 田村 2打数1安打
8 捕 山﨑 2打数0安打
9 投 西村 2打数1安打
 打 渡部 1打数0安打
 投 堀岡 1打数1安打

投手
西村 6回 被安打5 6失点
堀岡 2回 被安打2 1失点

試合展開
 最初に試合が動いたのは3回。この回の先頭、西村が今日のチーム初ヒットで出塁すると、1番奥谷がライトオーバーのタイムリー3ベースを放ち、幸先よく1点を先制する。さらに、1死3塁から3番柴田がタイムリーを放ち、2-0とする。
_DSC0224
▲奥谷が先制打


 しかし、その裏に県立大は、京産大・先発の西村から連打で1点を返し、2-1とする。
 そして、4回の裏には四球やエラーで1死1、3塁のピンチを作ると、先程先制打を放った奥谷が痛恨のフィルダーズチョイスで同点。さらには、8番の荒井に逆転のタイムリーを浴びて逆転を許した。
_DSC0552
▲先発の西村

 逆転を許すも、何とか踏ん張る西村を援護したい打線は、5回に再び無死1、2塁のチャンスを作る。
1死後、打席には4番の軌保。腰付近に甘く来たボールを叩き、センターへの2点タイムリーヒット。再び京産大が逆転に成功した。
_DSC0017
▲4番・軌保の一振りで逆転


 4点の援護をもらった西村。ここで県立大の流れを止めたいところであったが、味方の失策が続いて同点とされ、7番の稲葉にレフト戦への2点タイムリーを浴びる。この回で3失点。再び県立大に試合をひっくり返されてしまう。
 _DSC0802
▲マウンド上で間を取るバッテリー

 なんとか追いつきたい京産大。7回には相手先発の鎌田の乱調と失策で無死満塁の場面を作る。だが、そこから3者連続でフライに打ち取られてしまい、絶好の反撃のチャンスを逃してしまう。

 7回裏からは、京産大のマウンドに2番手・堀岡が上がる。今度こそ県立大の勢いを止めたいところであったが、先頭をヒットで出塁させ、暴投とヒットで繋がれて無死1、3塁のピンチを作る。その後は続く打者を併殺に打ち取り、最少失点で切り抜ける。
 _DSC0986
▲力投する堀岡

 最終回、京産大は4番の軌保からの攻撃。しかしながら、3者凡退に抑えられて試合終了。初戦を白星で飾ることができなかった。
 
 試合後、主将の浅堀は「全部がダメでした」と悔しさをにじませた。そして「この一敗は変えられないので、次の試合から1戦1戦頑張っていきたい」と次を見据えた。

 次戦は16日に大阪成蹊大と戦う。今季初勝利へ向けて、全力を出し切る。


試合後コメント

浅堀主将
ー今日の試合、戦ってみてどうでしたか?
試合はもう、全部がダメでした。全部がボロボロでした。

ーチャンスをなかなか活かせなかったが、課題は?
チャンスの場面ではゴロが打てずに、フライばかり上げてしまっていたので、その部分は直していきたいと思う。

ー毎回走者を出して、流れに乗れなかった
三者凡退で抑えて、流れを作ることは大事。特に先頭打者に対して四球を出さないこと。先頭打者を抑えることが一番大事だと思った。

ーチームの中でよかった選手は?
レフトを守っていた田村は良かった。

ーこれからの意気込み
この一敗は変えられないので、次の試合から1戦1戦頑張っていきたい。

【取材:藤田稜介・亀本皐介  撮影:藤田稜介】