京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

アーチェリー部

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【アーチェリー部】関個インドアで佐藤、河田がベスト32

第27回関西学生アーチェリーインドア選手権大会(2023年12月2日~3日)
於・京都大学吉田キャンパス総合体育館

—競技結果—
〈1日目〉
[リカーブ・男子]
19位 佐藤朱史(3年) 564点
42位 艗佳吾(2年) 544点
52位 柳本一希(2年) 540点
70位 綾仁龍規(3年) 522点
[リカーブ・女子]
20位 河田莉依(2年) 538点

インドア大会シーズンの幕開けを告げる戦いとなる関西学生インドア選手権。
京産大は佐藤朱史(3年)、河田莉依(2年)が決勝ラウンドへ駒を進めた。
 男子リカーブに出場した佐藤は序盤から安定した競射が続いた。前半から10位台をキープし続け19位で競技を終え、1年次以来の決勝ラウンド進出を果たした。
 夏から主将を務めている佐藤。8月の関西ターゲット選手権では「理想に近づけていない」と危機感を表していた。ようやくつかんだ決勝ラウンドの出場権。“キャプテン”としての背中を見せる時か来た。
 女子リカーブに出場した河田は、決勝に進出も課題が残る試合となった。前半は15位(275点)と順調な立ち上がりも、後半は指の怪我などの不運にも見舞われ得点が伸びなかった。決勝ラウンドではトーナメントを勝ち上がり、前日の悔しさを晴らせるか。


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〈2日目〉
[リカーブ・男子]
1/16イリミネーションラウンド
佐藤朱史 4-6 岸本和磨(関学大)
〈27-30、24-29、29-28、28-25、28-29〉
→ベスト32

[リカーブ・女子]
1/16イリミネーションラウンド
河田莉依 3-7 山本愛菜(近畿大)
〈27-29、27-26、27-27、15-29、23-27〉
→ベスト32
やはり“トーナメントの壁”は厚かった。前日の予選ラウンドを勝ち上がり、決勝ラウンドの舞台に立ったのは佐藤朱史(済3)、河田莉依(国2)。両者ともに惜しくも初戦を突破できず、ベスト32に終わった。
 佐藤にとって大学入学後、初のトーナメント形式の公式戦となった1/16ラウンド。序盤はリードされる展開も3、4セット目を連取し、勝負を振り出しに戻す。最終セットは両者ともに好記録となるが、佐藤は惜しくも敗退。試合後「(相手が)29点なので上回れた」と1点差の攻防を悔やんだ。
 一方、河田にとっても悔しさ残る関個ターゲットだった。序盤から両者セットを取り合う展開となった。第3セットまで互角の戦いを演じるも、第4セットに大きく点数を落とす。第5セットも相手の流れを止めることができなかった。
 今大会をベスト32で終えた佐藤と河田。今後は2月に開催される全日本インカレ(インドア種目)、4月開幕のリーグ戦に向けて練習を重ねてゆく。今日の涙が必ず今後に生きるはずだ。

[試合後コメント]
1日目
佐藤
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ー終えての感想
自己ベストを出せまして、それが良かったかなと思います。先週に試合があったんですけど、それがダメな結果で、反省を踏まえてコーチに言ってもらったことを踏まえながら1週間練習してきたことが練習通り出せたのかなというのがあるので、そういった点では今日はとてもよかった試合だったかなと思います。

ーインドアシーズンに入って最初の大きな規模の大会。どういった調整をしてきたか
とにかく型の入り方だったり打ち方は全然違うと思うので、それに慣れるために就活とかあるんですけど、出来るだけ毎日練習して感覚を合わせていけるように頑張りました。

ー18mの射場に合わせるための(アウトドア競技では30~70m)練習内容は
先輩に教えてもらったことなんですけど、的ごとに型の高さが違うので、それ用の打ち方があるので
それを練習しました。

ー決勝進出を果たした
大学入って初めて関西インカレで決勝に残ることができたので、本当に嬉しいなとおもいます。その反面、結構緊張すると思うんですけど、初めての挑戦なので楽しんで明日臨めるようにしたいです。

綾仁
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ー試合を終えての感想を
一応インドアが最後だったので頑張るつもりだったんですけど、あまり芳しくない感じの点数だったし、内容もそんなに良くなかったと思います。

ーアウトドアからインドアに向けての期間はどういった調整や対策を
予選の時は点数が出たので良いかなって感じだったんですけど、そこから点が落ちてきて筋力が足りないのが分かったので付けてきたんですけど、それが足りなくて押手が足りなかったり引き切らな語りとか時間ギリギリになることが多くて点数が下がったかなという感じです。

ー学連員として大会運営に1年間携わってきているが、運営と選手を両立することについて
準備をするのに体力を使うので、準備をして3日間ある大会は3日目にするとか2日間だと1日目に準備をすると2日目に筋肉痛が来るので、1日目に試合をせずに2日目に試合がしようとすると両立ができなくなるので、どっちの日に(競技を)するかはずっと考えていました。あとは、試合中に選手と運営の両方の気持ちを分かっているので、「~した方が良いよ」ということはよく言ってました。

ー来季への目標を
来季はジャパンインドアという大会があるので、それを狙って頑張ります。ジャパンインドアで点を出すのと、それに向けて体を調整して射型を整えて、その後のリーグ戦で部内のトップレベルの点を出して、部を引っ張っていけるようにしたいです。


柳本
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ー今日の感想
前半がちょっと悪かったかなっていうのと後半は目標点数には達してないんですけどまだましかな。まあでも去年の点数は超えれたので。

ー悪かったという前半をふまえてどういう気持ちで後半に挑んだか
ここ最近ちょっと調子が悪くて。日によって射程も違うかったのでどうすれば当たるかなっていうのを考えながら。で、前半終わった時に、後半はこれをこうしていこうっていうのを意識してました。

ー具体的にはどんなことを意識したか
弓が左に傾いているみたいなのがあったので、矢が全部左に飛んで行っていたので弓を右に傾ければ多少はましになるんでそれを意識しながらって感じで。

ー緊張はしたか
緊張はまあしてないですかね。まあある程度の緊張はしないといけないんで、そこらへんはまあよかったかなって思います。寒いっていうのが一応あったんでもうちょっと防寒対策をちゃんとすればなーとは思いました。

ー寒さの影響はあったか
寒さあると冷えて固まっちゃうんでそうですね。

ー意気込み
弓の調整もうまくいってなかったことが多かったのであともう一個今年は試合があるんでそれに向けてちゃんと弓も調整して点数も安定して550点くらい出せるように練習したいです。


河田
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ー試合を終えての感想
1射外した割には持ちこたえたし、55点平均は保ててたのですごい良かったかなと思うんですけど、後半は伸び悩んで狙い込みが全然できなかたり横の選手に気を取られてしまったのがあるので、心に悔いが残る試合だなと思います。

ー後半では指の負傷もあった
イレギュラーな事が起こりましたね。それを理由にするのは良くないんですけど。

ー苦手としていたインドア競技。どの様な対策や練習で臨んだか。
寒かったのがあるのでそこまで本数が打てたわけではないんですけど、この間出た記録会の時にコーチに言われた事を活かして闇雲に練習しない様にはしてました。

ー20位で決勝ラウンド進出。明日はどんな試合をしたいか
ボーダーには残ったんですけど、点数的には恥ずかしいという自覚があるので、1回戦は対戦相手の順位は高いと思うんですけど、縮こまらないで自分の射で打てるようにしたいです。

ー課題としているトーナメントへ向けて
的前に立つと引きが長くなったり自分のリズムで打てなくなってしまうので、今日の前半が良かったので、同じように一回一回気持ちを作って打てたらと思います。

2日目
佐藤
ー試合を終えたの感想
初めてのトーナメントで緊張はしていたんですけど、楽しくできたというのは一番ありますね。

ー予選の結果から、初戦は関学の岸本となった。どういった意気込みで臨んだか
若干知り合いと言うのもあって、ライバル校と言うのもあるんですけど、倒してやるという気持ちです。

ー前半はリードを許す展開
最初は向こうは30点、29点と1点しか落としていないので流石だなと言うのがあってその時僕も外しちゃったので、やるしかないと思って頑張ったら同点まで持ち込めたという展開だったんですけどね。

ー最終セットは1点差
相手が上手いのはあるんですけど、相手が28点なのは勝つチャンスがあったので、そこに行けなかった自分の弱さと言うのは再確認できたと思います。

ー主将としてはじめて決勝に進めた
ターゲットの時にも話した「成績で引っ張る」というのはトーナメントに行けたというので出来田とは思うんですけど、もうちょっと勝ち進んでベスト8ぐらいまで行っていい背中を見せらられるというか今後出来たら良いなと思います。

ー今後の目標
インカレもあるので、そっちのトーナメントにも進めたら良いかなと。大会が大きいので、そっちで今以上の成績を残して主将として成績を残して、それが終わってからのリーグ戦で良いスタートを切れるようにしたいです。

河田(オンラインにて事後取材)
 今回の試合では、それまでの練習でできていなかったことが出てしまいそれが結果に影響してしまったと思っています。
試合では多くの反省点が残り、とても悔しかったです。また、苦手なインドアでトーナメント形式というのも経験不足で緊張してしまいました。
 コーチから射型に指導をいただき、まだまだ治すべきところがある、まだまだ頑張っていきたいと思いました。
次の試合に向け、練習を続けていきます。


【取材:藤田稜介、垂水遥香】

【アーチェリー部】河田が初出場で決勝T進出  ー全日本学生個人選手権ー

第61回全日本学生アーチェリー個人選手権大会
於・夢の島公園アーチェリー場(2023年9月22日~24日)

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===試合結果===
[リカーブ・女子]
予選ラウンド
15位 河田莉依(文2)
71位 黒河歩果(法1)

1/32イリミネーションラウンド
河田莉依5-6 西田彩楓(岡山理科大)
Set1 23-20
Set2 26-21
Set3 23-24
Set4 24-24
Set5 23-25
SO 9-9+

[リカーブ・男子]
予選ラウンド
86位 柳本一希(現2)

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 全日本学生個人選手権は東京・夢の島公園アーチェリー場で行われ、河田莉依(文2)が決勝トーナメントへ進出。1/32イリミネーションラウンド(1回戦)ではシュートオフの末敗れ、ベスト32入りはならなかったが、エースとしての姿を全国の舞台で示した。
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▲シュートオフに臨む両選手
勝負を分けたのはわずか2㍉の差だった。予選ラウンドでは全72射を通して高得点を取り続け、上位通過を果たした河田。後半に順位を大幅に上げて15位で予選を通過。決勝トーナメント1回戦は西田彩楓(岡山理科大・予選50位)との対戦となった。
先にリードしたのは河田。前半2セットを取り4-0とする。しかし、ここで会場内に強い向い風が吹き荒れると、ここまで好調の河田にミスが見られるようになった。第3セットを僅差で落とすと、続く第4セットは同点で両者に得点が入り5-3。2点差まで追い付かれた後の第5セットでは西田にセットを許して両者が並び、勝負はシュートオフへ。
シュートオフでは両者が9点の的に打ち込み、的中心からの距離測定による判定となった。その後、審判員の手が相手側に挙がると、河田の表情は悔しさを滲ませていた。
ここからはインドア大会が続いてゆく。苦手とするインドア種目でも結果を残し、再び全日本の舞台で活躍することを目指している。
 なお、河田と同じくリカーブ女子に出場した黒河は予選71位、リカーブ男子の柳本は予選86位で両者ともに2日目の出場はならなかった。
 1年次生でありながら主力として連戦が続いてる黒河にとって入学後初の全国大会だった。競射でのリズムの良さは大舞台でも健在。弓を引いた状態で長く持つとコントロールが難しくなるため、周囲の誰よりも早く打ち終わることは黒河の持ち味だ。今大会では2本のM(的外のため得点無し)を放ってしまったことを悔やんだ期待のルーキー。「ミスがある前は予兆があるので気づけるようにしたい」と、より正確なシューティングを目指している。
 リカーブ男子の柳本にとって2回目のインカレは悔しい結果に終わった。
 昨年は地元・大阪でのインカレであったが、今回は東京・夢の島公園に会場が変更。2020東京オリンピックの舞台にもなり、世界中のトップアーチャーが技を競った地での試合を心待ちにしていた。
試合は悪天候の中始まる。降りしきる雨と埋め立て地ならではの不規則な風に各選手が悩まされたが、それよりも柳本は自身の射型のミスが目立つことを気にしていた。クリッカー
インカレへの挑戦権はあと2回。苦手とする平打ち(72射を打つ予選会の試合方式)を克服し、トーナメントで戦っていける選手になることが目標だ。伊吹友寿コーチは「これから男子を引っ張っていく存在になると思う」と柳本に期待を寄せている。男子の次世代のエースになるために、インドアシーズンでの調整で心技体に磨きをかける。

試合後コメント・1日目
柳本
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試合を振り返って
ー最近調子が上がってて今年は行けると思ったんで残念ですけど、自分が思ってた射型が出来ていなかったので、風は吹いていたけど、理由は風だけでは無いですね。

試合直前に「練習で点数が上がらない」とSNSに載せていたいたが、ここからどうやって今日までの調整してきたか
ー昨日の公式練習でしか合わせれなかったんですけど、今日の点の感じもまさしくストーリーの内容と一緒で、最初点数が出て真ん中で下がり最後だけ上がるという。外してしまう事はあるんですけどいつも通りの射型に持っていくことが出来ていないし、落ち着いて打ててないのが反省点ですね。

夢の島公園アーチェリー場という会場について
ーこんな事言ったらダメだと思うんですけど、去年の服部緑地公園(大阪)よりは良いですね(笑)

この会場ならではの難しさはあったか
ー埋め立て地で周りには建物があったり無かったりするので不規則な風が吹いたりとかに若干苦しめられましたけど、ほぼ自分の射型のミスが多かったので、風を読む読まないはその次なので。

ミスが続いてしまった理由は自身でどこだと分析しているか
ーどれだけ弓を引く前に「ここをこうしよう」と決めてそう引いても、クリッカー(弓を常に一定の引き尺で引くための道具)を切る切らないという部分でビビっちゃったところはあるので、打つことにビビちゃってるところは反省点ですね。

自身の点数に関して
ー公式戦でトーナメントを打ったことはまだ無くて、トーナメントを打ってみたいと思って今回臨んだんですけど、やっぱり平打ちがまだ苦手なので、トーナメントが強いのかまだ分からず、後2年あるのでというか2年しかないので、それに向けて頑張っていきたいですね。

インドアに向けて
ーインドアが苦手なので、点数よりかは弓の調整とか射型の調整をしてインカレターゲットに向けて頑張りたいです。

来年のインカレに向けて
ーテンポよく打つことで風に負けないためににポンドアップして、射型を追求してというところですね。


黒河
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競技を終えての感想
ー昨日の練習で上手く打てて当たってたんのでリズム良く打ちたいと思っててそれが達成できたので良かったんですけど、M(的外)を2本出してしまったのでそこが悔しいです。

初のインカレ出場となった
ー思ったより緊張しなくて普段の試合よりは上手く打てたので、成長かなって思います。

具体的にはどういったところが成長したと感じたか
ー試合になったら弱気になっちゃって押し手が緩んじゃうから首から打て無くなっちゃう事があるんですけど、今回はその回数がすごく少なかったかなと思います。

自身の点数と順位はどう捉えているか
ー正直、1エンド目の1射目で2点を打っちゃったりとか2エンド目の途中でMを連続して打っちゃたので、それが無かったら(決勝へ)行けたかなと思ったので悔しいです。

後3回出場のチャンスがあるが、来年以降へ向けてしたいこと、インドアシーズンへ向けてしたいことは
ー今回の試合でリズムよく打ててある程度グルーピングしてたので、他の試合でもそれがもっと安定して出来るように練習でも極めていって、今回のMみたいなミスが出ないように、ミスがある前は予兆があるのでそれに気づけるようにしたいです。

河田
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試合の感想
ーどの試合よりも自分の射型で打てたかなと思います。

前半は23位で通過した
ー元々風も吹いているし緩みがちだったので、腕に当ててしまうとか心配な要素がとても多い中で出たんですけど、出てみたらやるしかないと思ったし、精神的なところでも「頑張ろ」という気持ちはあったのと、昨日から練習する時間が何回かあったので、ある程度間隔を掴んで打てたと思います。
だから最後にかけて伸びたかなと思います。

点数は満足か
ーそうですね。後半のラスト2エンドは「入る」と分かっていて10点というのがあったので。

関西選手権から1ヶ月間の取り組みは
ー合宿に2個いってたのでそれへの参加と学校で練習したのがあったんですけど、合宿では他の大学と合同で練習した時に10点を狙う練習をしてくださったのに参加したり、北海道での国体合宿や学校の練習ではトーナメントをして2射ちというのは練習してきました。

これらの練習が今大会に行きたことはあるか
ーやみくもになるのではなく、全部1射ずつという考えができたので、全体的に落とすのではなく場面で切り替えて「またセットアップから」という切り替えができるようになりました。

国体合宿での学びは
ー自分よりも知識がありましたし、成年の人たちも少年の人たちもすごく上手なので、その中でも団体の選手はみんな明るい雰囲気だったので、気持ちを落とさないという面を成年の人たち学びました。射型の事を教わったりもしました。

決勝への目標を
ートーナメントはすごい下手なので、1勝したいなと思います。でも、「勝つぞ」よりかは自分の射型で打ったから勝てたと言えるようにしたいです。


試合後コメント・2日目

河田
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試合を終えての感想を
ー風が強くて、私は(弓の)引きが長いのでめっちゃ風に吹かれながら打ったりとか、エイムオフが苦手なので、定まらずに左下に流れちゃったりとかして、めっちゃ悔しいです。

昨日の予選から時間が経っていない中で、対戦相手が決まってから今までの心境はどうだったか
ー昨日までの感じだったら大丈夫だと思っていたので、やるしかないなと思っていました。

前半について
ー風が吹いていいたけどめっちゃ悪いという状況ではなかったので、強気で打てたかなと思います。

シュートオフについて
ー合宿の練習で相手に10点を打たれて私は9点で負けたということがあったので、1本になると今さっきまでの試合を気にしないようにしようと思ってやってました。
初めてではないけど、公式戦では初めてだったと思います。

シュートオフの難しさは歴代の先輩も挙げていたが、どういった形で打っていこうと考えていたか
ー点数じゃなくて若干金的から外したところを狙っていたんですけど、自分の射型で強く打てたと思います。

わずか2ミリという差だった
ーめっちゃ悔しいです。後ろからみんなが応援してくれていたので...
順位の差もあったから何があるか分かんないなと思いました。

これからのインドアシーズンへ向けて目標は
ーインドアは私は苦手なので、室内なので風とかは無いんですけど狙いこんじゃったりするので、そういう所は改善していきたいと思います。気持ちの作り方ももう少し頑張りたいと思います。


伊吹友寿コーチ
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2日間の総括をお願いします
ーこの夏やってきた努力の成果はある程度出ているんじゃないかなと思います。今日出てるメンバー、昨日出たメンバーは柳本にしても1年前のスコアから伸びてるし、そのもう1年前のスコア、高校生の時を考えたらインカレなんか出れるような選手じゃなかくて400点台の選手だったので、よく成長しているのではないかなと。河田、黒河にしても1年前に比べたらしっかり成長はしてくれてるのかなと。黒河に関しては大学に来て覚えることが多くてまだ結果を狙ってないけど、それでも試合に臨んでる姿を見たらしっかりやろうとしていることは見えてるので、ちゃんと前には進んでいるのではないかなと思います。
ただ、何でここまで一歩ずつなのかなと思っていて、やることはやっているし、できる範囲のことはやってきているので、もう少しご褒美があっても良いのではないかなってこの半年ですごく感じるなと思います。
今日の河田のトーナメント1回戦に関しては相手を褒めるしかないので。やっぱり相手がいる試合なのでね。中々こっちだけではコントロールできないところもあるので、よく向こうが当ててきて残念な結果になったんですけど、できることはやって、やれることはやったので相手を褒めるしかないですね。

昨日出場の黒河、柳本に関してコーチングしていて感じたことはありますか?
ーまだまだ柳本に関してはミスが多いのかなと。技術的にもそうですし、メンタル的にもまだまだこれから成長が必要かなと思います。まだ2回生なので伸びしろもあると思うんで、技術メンタルの両方が成長してきているのでもう一伸び二伸びして欲しいかなと思います。これから男子を引っ張っていく存在になると思うので、しっかりその辺も自覚してやっていって欲しいと思います。
黒河に関してはまだまだ準備が必要かなと思うのが正直なところで、大学に来てから覚えることがたくさんあるので、地道に焦らずしっかりやっていってほしいなと思います。

河田選手に関してはいかがですか。
ー春のリーグ戦で良い結果の事を考えたらもう少しスコアが伸びてもいいのかなという所なんですけど、それでも公式戦のスコア自体は伸ばしてくれているので、そこは一定の評価はできると思います。

今日の試合展開では、先制も第2セット後の強風で流れが変わってしまったようにも見えました
ーそうですね。段々風も強くなってきたところでそれに対応しきれなかった部分は少しあるのかなと。逆に相手は風が強くなってくる中で狙いを変えたりして良くスコアを伸ばしてきたなと思います。そう考えると打ち手側にすごい風が吹いている中で、向こうも残り少ない時間の中で当ててきたなと思うので、本当に相手を褒めるしかないのかなと思います。

河田選手は国体合宿と部合宿と続けて参加されていましたが、これらを経た河田選手の成長はコーチからどう感じましたか
ーメンタル的にすごくタフになったんじゃないかなと思います。肉体的には少し疲れが出ているのかなと、昨日の予選でも前半に凄く感じたので、それでも72本予選で打っていく中で公判でしっかり修正してきてたので、すごいなと。メンタル的にタフになったのは1年前から凄い良くなってるので、上達したなと思うので、また来年に悔しさを糧に頑張っていってほしいなと思います。

今回出場した以外の選手について、コーチから見ていかがですか
ー大きな声では言えないですけど、このレベルでチームから男子が一人しか出ていないのはかなり厳しいです。女子は2人中2人が出ているんですけど男子は全員出てもいいレベルのレベルなのかなと。インカレではあるけど出場枠は増えてるので、このレベルであればうちの大学は出て良いのかなと。
練習も見ているので、なんで関西インカレで全日本の予選を突破してこれないのかなとすごい危機感を感じています。チームの課題ではないかなと思っています。

こうした点はリーグ戦にも出てしまった感じですか
ーそうですね。特に3回生ですね。チームの中心に立っている選手の自覚が足りないのかなと思います。

藤原優月(生2)が競技歴が1年ながら関西インカレで自己ベストをマークしましたが、彼についてはいかがですか
ー技術的にはすごく成長してくれていて、大学から初めて2年であそこまで成長してくれたのは嬉しいです。周りが全員経験者という環境の中で出来てるのに意味があると思います。もっとメンタル的に成長してほしいという面があるので、そこが追い付いてきたらインカレの舞台に出れるので、もっと頑張て欲しいと思います。

来季に向けて選手たちへ期待したいことを教えてください
ー女子に関しては来年スポーツ推薦で入ってくる子を加えてどれだけ準備できるかだと思います。ただ、1年生に頼るのも厳しいと思うので、今いる河田と黒河でどれだけプラスに出来るか、リーグまでの半年間でどれだけできるかではないかなと思います。

インドアシーズンに向けてはいかがですか
ーインドアシーズンは関西の予選で通過して、今回出ている人数以上がインカレに出れるようになってほしいです。

【撮影・取材 藤田稜介】

【アーチェリー部】関西学生ターゲット選手権 河田がベスト32に入る活躍!

第63回 関西学生アーチェリーターゲット選手権大会・本戦
(2023年8月23、24日)

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 真夏の大阪・服部緑地を舞台に行われた関西学生ターゲット選手権・本戦。女子リカーブに出場した河田莉依(2年)が22日の予選ラウンドを通過し、初めてのベスト32入りを果たした。
 昨年の同大会では予選会で好成績も、新型コロナウィルスに感染したことで無念の本戦辞退となった河田。リベンジを目指して

 男子リカーブでは柳本一希(2年)が予選会を上位通過して本戦に挑んだ。男子の競技が開催された22日午後は天気が荒れ、前半は風に矢が流されて点数が伸びず。厳しい戦いを強いられた中で後半戦に流れが変わった。開始後すぐに雷雲の発生で競技中断したが、再開後に風が止んだことで点数が伸び始めた。前半から50点近く点数を伸ばし、怒涛の追い上げを見せる。しかし、翌日の試合へ進める上位32位まで僅かに及ばず。惜しくも予選ラウンド敗退となった。
 春季リーグをもって4年次生が引退し、新体制となったアーチェリー部。新主将を任された佐藤は
「」と意気込む。現在は男子5人、女子2人での活動となり引き続き小人数での戦いが続いている中ではあるが、新戦力の台頭も目覚ましい。強豪・松山東雲高から加わった黒河歩果(1年)は入学直後のリーグ戦から主力として試合に出場。高校時代に数々の賞を得た実力をそのままに活躍を見せている。一方、男子は大学から競技を始めた藤原優月(2年)が、初の個人公式戦となった今大会で予選会を突破して本戦出場を果たした。弓具を使いだしたのは昨年の夏休みからという。競技歴は僅か1年ながら、関西地区のトップ選手と同じ舞台に立った藤原が持つ可能性は無限大だ。
部として、個人として。双方のレベルアップを各選手が目指して来月の全日本インカレ、インドア大会シーズンへ向けて取り組んでゆく。

------試合結果-------
[女子リカーブ・予選R]
14位 河田莉依(2年)290/298/58 
45位 黒河歩果(1年)264/273/537

[男子リカーブ・予選R]
46位 柳本一希(2年)268/307/575
58位 綾仁龍規(3年)264/283/547
76位 艗 佳吾(2年)244/280/524
83位 佐藤朱史(3年・主将)256/256/512
96位 藤原優月(2年)209/267/476
※得点表記は 前半/後半/合計点 

[女子リカーブ・決勝R]
1回戦
●河田(26.20.24.20)2ー6(22.26.28.24)塩見茉央(甲南大)〇


 8日に開催された予選会では京産大から出場した7人全員が通過する快挙を達成。
試合後コメント(決勝トーナメント後)
河田莉依
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試合を終えて
ーめっちゃ緊張しましたけど、楽しくは打てていたかなと(笑)。あまり点に固執せずに楽しく打てたのが良かったです。

今大会に際して「出れることが一番」としていたが、その点について
ーあまり自分自身トーナメントをしたことが無くて苦手なので、来年も頑張って出てもうちょっと戦いたいという指針になった大会になりました。

来年のトーナメントで勝ち上がるためにしていきたいことは
ースコープを見て得点を出すために変えられることがあっても、射型自体を変えることが出来ないから、普段の練習でも勘とかで打たないで自覚を持ってできるようにしたいと思います。

1/16イリミネーションラウンドに関して、1本目から振り返ってどうか
ー緊張しちゃうといつもやっていたことをやりすぎてしまうので、今日も最後の方は腕に当てて点を落としてしまって無駄な失点をしてしまったので、それができていたらもうちょっと満足して終われたかなと思います。

全日本インカレへ向けた目標を
ーインカレは去年出ていなくて、もしかしたら(京産大からの出場が)一人かもしれなくてドキドキしてるんですけど、楽しく自分らしく打ちたいなと思います。


試合後コメント(予選ラウンド後)
河田
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予選を終えての感想を
ー風が昨日(公式練習)よりも吹いていて自分でもよくわからなくなってしまったんですけど、焦らずに打てたのが良かったなと思います。

昨年は本戦を棄権して出場がかなわなかったが、リベンジのために1年間してきたことはあるか
ー去年よりも射形を安定して打てるようになってきているのと、色々な大会に出てメンタルが強くなった、失敗しても動じずに「一人でこうしよう」「やるしかない」と気持ちを作れるようになったかなと思います。

リーグ戦は人数が少ないという難しさがあった。その経験から得たことと今大会に活きていることは
ー人数が少ない分チームワークが大事になったりするので、失敗した時にも声を掛け合えられるようになったかなと思います。今回も(黒河と)2人しかいなんですけど、2人で「どう?」とコミュニケーションを取り合って雰囲気良く京産大のチームとして出来ていたと思うので、そういった人数が少ないからこそのことが活きていたかなと思います。

風に加えて突然の降雨もあった。そうした中で修正していったことは
ー風とかではないんですけど、後半に行くにつれて気持ちが上がっちゃって肩を落とさなければいけないところで落とせていないことに気づいて、そういうのですかね。
変えたところは、基本風は強く吹いていたので旗をよく見てどっちの方向に吹いているかを確認してやっています。大きく変えたところは、真ん中に打ち込むことです。

点数に関しては
ー練習だともっと出ていたので正直あまり良くなかったんですけど、練習場は風があまり吹かないので試合ということを含めたらいい数字ではないかなと思うので、前半より後半の方が点数が上がったので、集中力を維持できたのかなと思います。

明日への目標を
ー勝ち負けではなくて、あまりトーナメントの試合は無いので、いかに自分が楽しくできるかとそういう場に自分がいても緊張しないように射形を維持できればと思います。


黒河歩果
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試合を終えての感想を
ー暑いなと思いました。あとは、風が強くて嫌だなと思いました。

強風の中で点数を出すために、技術的に変えたことや心掛けていたことは
ー特に変わらなかったです。

平常心に打てたということか
ーはい。

大学に入って初めての個人での公式戦だった
ー特に変わらなかったです。

練習通りに出来たか
ー練習通りには出来なかったです。

具体的にどういったところが練習通りに出来なかったか
ー練習通りに打ったつもりだけど練習通りに出来ていないから結果が出なかったので、練習の時に「まぁいいか」となっていたところをこれから直したいと思います。

今後への目標は
ー手が滑っちゃうことがあったので、そこを直していきたいです。


柳本一希
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試合の感想を
ー風に左右された前半と自分の実力通り打てた後半という感じですね。

前半は風の影響が大きかったか
ーそうですね。試合の緊張と、最近調子良かったのでそのままのペースで出せるかという不安といろんなことが重なっていつも通り打ててなくて、それに加えて風もあって点数が出なかった要因かなと思います。

後半に風が止んでからは
ー後半は、中断後の1立目からスコープを見て52点ベースで打っていこうと思っていたんですけど、その52点も出なくて、そこで「スコープを見るのを辞めよう」と思って見るのを辞めていつも練習でやっている通りのことをしたら、点数が上がってきたという感じですかね。

全日本インカレへ向けて、会場が夢の島アーチェリー場ということだがどうか
ーテンションがすごく上がってます。地元の大阪じゃなくて東京に行けるというのもあるんですけど、夢の島で打ったことが無いので全国大会ということなので気合入れて練習をしていきたいと思います。

あと1カ月、どんな練習を
ー今日の前半で風にどれだけ弱いかというのが分かったのでリズムよく打つということと、今までやってこなかったポンドアップ(弓の張力を上げる事)をやっていきたいなと。指自体の強さも上げて風に負けないようにしないと押し負けることもあるので、そのあたりを重点的にやってきたいです。
通過したらの話ですけどね(笑)。

ポンドアップは難易度が上がるのか
ー体にかかる負荷が1射ごとに大きくなってくるという感じですね。僕であれば敏感にポンドアップを感じるタイプなので、徐々に上げていかないとということを考えると、天気が崩れたりしてポンドアップの練習が出来ないので毎日コツコツ練習してという感じですね。

今後へ向けた目標を
ー大学に来て一番最初に思ったことが「全国大会で結果を残そう」だったので全国でベスト8以上を、あとは平打ちで目標の650点を目指して頑張りたいと思います。


佐藤朱史
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試合を終えての感想を
ー風があったんですけど、自分の中で合わない部分があってベストな打ち方が出来なかったということがあるので、風が止んでいる時があったのに点数を出せなかったというのは練習が出来ていなかったのかなと思います。

前後半での打ち方の違いは
ー後半は前半とよりもよく打ててたんですけど点数が全く変わらなくて、何が悪いのかが分からず迷走したまま試合が終わっちゃったんで、練習からも銅貨を取って悪い時を見比べて練習していきたいと思います。

新チームの主将として1カ月ほど経った
ーチームを引っ張っていくという難しさに当たっていて、点数を出して引っ張るのが僕が求められると思うんですけど、今日は全員の中で一番低いぐらいだと思うので理想には近づけていないので、もっと練習して引っ張っていけるようになりたいです。

難しさはやはり感じている
ー僕らは2年生の幹部がいるので、仕事を教えるのが難しいです。

来季リーグへ向けてどんな目標で行きたいか
ー点数が理想とは言ったんですけど、チームの士気が下がらないように僕がどんなに低くても笑顔で。リーグ戦なので声の掛け合いが大事なのでメンタル面では落ちないようにしたいと思います。

今季リーグでは、岩崎智仁さん(2023年卒)が観戦に来たり、4年次生の選手と試合に出ていたが、先輩からかけられた言葉は
ー背負いすぎてはいけないとか、リズムと射形良く打ちなと。最終戦で遅刻してしまって、その時は「何してんねん」と。スタートがそこだったので最初から何をしてるんだろうと。そのなかでついてきてくれてるのできたいのは応えたいですし、それを払しょくできるように一番できる事は結果だと思うので、もっと出せるようにしたいです。

ユニフォームが新しく変わった
(以前はミズノ製・白青色、今年からはニューバランス製・黒赤色)
ー暑くて寒いですね。めっちゃ目立ちます。

最後に自身の目標を
ー自己ベストが1回生から更新できてないので、先輩の背中を追いかけてるなと思うので、先輩の成績に追いつけるように頑張りたいと思います。

藤原優月
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試合の感想
ーおとといまでコロナに罹ってしまっていて全く練習が出来ていなかったんですけど、それにしては割といつもと同じかちょっと良いぐらいで打てたので割と良かったです。

競技を始めたのが大学からで、初めての個人選手権だったがその点について
ーちょうど打ち始めて1年ぐらいだったので、去年の夏休みから打ち始めて1年で予選会を突破できたのは素直に嬉しいかなと思います。

周囲は中学・高校から継続している人が多い。そのハンデを埋めるために行っていることは
ーコツコツと。基礎的な事は教えてくれるのでしっかり基礎を抑えて練習してたら大丈夫だろうなと思っていて、それを信じてやっていました。

初めて1年経って感じたアーチェリーの楽しさ、難しさは
ー楽しいところは、良くも悪くも一人でやる競技なので自分のペースで出来るところは楽しいですね。難しいところは、(矢を)真っ直ぐ飛ばすのが難しいですね。

これまではどんなスポーツをしてきたか
ー小・中学校はバスケットボールで、高校は何もやってなかったので大学からまたスポーツをしました。

アーチェリーを始めたきっかけは
ー新歓で弓が置いてあって「かっこいいな」と。それで入りました(笑)。

自身の点数に関しては
ー70mを練習で打ったのがだいぶ前なので、それにしては結構いい方じゃないかなと思います。練習の時よりも割と打ててるので、特に良かったかなと思います。

途中に天候不良で競技が止まったが、難しさはあったか
ーそれは逆にリセットできて良かったです。ちょうどあのあたりから風が無くなったので、そこでスコアが伸びたので良かったです。

今後へ向けて目標を
ー前提としては去年よりは大幅に点数を塗り替えて、みんなと並べばいいんですけど、そこまではさすがに行けないと思うので背中が見えるぐらい、一歩手前ぐらいまで点数が出せたら良いかなと思います。

【取材:藤田稜介】

【アーチェリー部】安食が自己新で全日本ベスト32の快挙

 第60回全日本学生アーチェリー個人選手権大会(2022年9月12~14日)
 会場:服部緑地陸上競技場


 2日間にわたって開催された全日本インカレ(ターゲット種目)。全国の強豪が一堂に会した大阪・服部緑地で、初出場の安食萌夏(あんじき・もえか=営3)がベスト32に入る快挙を成し遂げた。
【取材:藤田稜介】
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試合結果
[リカーブ・男子]
52位 岩崎智仁(4年)291/302/593
97位 綾仁龍規(2年)288/279/567
108位 佐藤朱史(2年)276/278/554
118位 柳本一希(1年)255/277/532
[リカーブ・女子]
32位 安食萌夏(3年)283/305/588
※シュートオフ(1本)
○安食ー長尾温子(龍谷大)×
→32位通過で決勝トーナメント進出
83位 高橋あゆな(3年)261/260/521

[コンパウンド・男子]
5位 藤野廣実(4年)302/321/623

[決勝トーナメント(1/16イリミネーションラウンド)]
安食萌夏(3年)0-6 野田紗月(近畿大)
〈22-28、25-28、19-27〉
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 今大会は男女リカーブ、男女コンパウンドの計4種目が行われる。京産大は男女リカーブ、男子コンパウンドに出場した。
 男子リカーブは最後のインカレとなるエース・岩崎智仁(4年)が52位と結果が残せず。直前に風邪の症状で練習ができなかったこともあり、調整不足が出てしまった形となった。他にも下級生から綾仁龍仁(2)、佐藤朱史(2)、柳本一希(1)が出場するも、それぞれ97位、108位、118位と予選敗退。男子は来季に向けて大きく課題を残す形となった。
 女子リカーブでは安食、高橋あゆなの両3年次生が出場。安食は予選ラウンドで熾烈な決勝進出争いを演じ、ボーダーの32位で並んだ長尾温子(龍大)とのシュートオフにもつれた。
 シュートオフは1本勝負。両者は同じ8点に弓を放った。ここからは距離判定。中心からの距離で点数を出す。結果、安食が8.5、長尾が8.1点となり、安食が決勝進出を決めた。
 初の全日本インカレ出場で決勝トーナメント進出を決めた安食。初戦の相手は近大の野田紗月に決まった。現役のナショナルチームメンバーである野田を相手に安食は果敢に挑む。しかし、やはり壁は高かった。2セット目は3点差まで迫ったが、0-6と実力を見せつけられた。
 安食は新チームにおいて主将を任されている。主将として臨んだ初の大会は、自己新記録もマークした実りある大会となった。インドア大会、そして来春のリーグ戦へと戦いは続いてゆく。安食のほか高橋、河田の3人を軸に、全日本大学女子王座決定戦へ出場の夢を叶える。

試合後コメント
決勝トーナメント後

安食
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競技を終えてどうか
ー32位で終えて良かったなと思います。私、練習でそんな点数を出してなくて試合で自己新が出たので(予選)、久々に300超えたなと振り返ってたら思いました。マッチも1位の人と中々できる機会は無いので、出来て良かったなと思いましたね。

相手はトップ選手だったが
ー相手は世界レベルなので(笑)。(相手は)4年生なので来年当たることは無いし、近大とは練習試合は全然しないので、試合でしか交流できないなので良い経験になったかなと思います。

今後へ活かしたいこと
ー70m始めてから自分の部活に対する考え方が変わったので、幹部も変わって点数も前よりかは上がるようになりました。期が変わってからのインドアも良い結果残せるようにこれから練習していきたいと思います。

主将になってどうか
ー1年生とかは入ってきて分からないこともあるし、なんて言ったらいいかわからないこともあるけど、3、4年生についてきてくれるかなと思って頑張っている最中です。この冬を乗り越えてリーグ戦まで持っていけたらと思います。


予選ラウンド後
岩崎
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大会を終えての心境は
ーここ最近では一番低い点数を打ってしまって、正直萎えてますね。この間の関個から今日まで1週間風邪で寝込んでしまっていたのはあったんですけど、それにしてももっと何かできる事はあったなというのは後悔というか。最後のインカレなのでせめて明日のマッチに進みたかったし、自分の実力的には進めたはずなので、後悔はありますね。

前半は上位にいたが、その後は厳しかったか
ーそうですね。1エンドばっと落ちてしまうエンドがあって、自分の中でも焦ってしまっていたし風も吹いていたので、いろいろ重なってめちゃくちゃな的中になってしまって、そこで自信を持ち切れずに用具の事を考えたり変なことを意識したので、負のスパイラルに陥ってしまったのはあります。

今後は
ー明後日から男女混合の団体戦があって、半分お遊び感覚ですけどそこでも点取りはするので、そこで今日のリベンジを。そこで点を出しても賞状があるというわけではないですけど、今日得た反省点とかもっと出来ることとかを次の試合で出来るように、自分の中のリベンジをしていきたいです。
そして、10月の全日本選手権までは時間あるので落ちた体力を戻しつつ前のような感覚に戻せるように、ここが学生時代の70mが最後になるので、そこで「やり切りました」と言えるように残りの時間を過ごしていきたいです。

柳本
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感想を
ー前半がすごく悪くて、後半は上がってきたんですけど、トータルで見たら残念な結果になりました。

初めての出場だったが
ーボーダーから2点で通ったので、出れると思ってなかったインカレに出たというのは嬉しかったんですけど、もうちょっと結果を残したかったという思いが強いです。

来年へリベンジをしたいことは
ー明確にあるのは、ボーダーの2点上ではなく、インカレに出るべくして出ることです。610点~20点くらいです。

これからは
ー僕はもうアウトドアの試合は終わるので、インドアとなったらより射経が求められるので、ここであった地元の先輩に言ってもらった改善点をしっかりもって、そこを中心に練習していきたいです。


佐藤
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感想を
ー大学入ってから初めての全国大会だったので、気合入れたつもりなんですけど、結構風が出てきたというのもあったんですけど、緊張とかで体が動かなくて自分の思う通りの打ち方ができなくて満足いく競技ができなかったのは悔しかったかなと思います。今週末の試合もあるので、それに向けて今日の改善点とかを改善してという感じですね。

体が固まってという感じか
ーそうですね。自分でもわかるくらい上体が浮いちゃいましたね。

今後へ向けて改善したいこと
ー力みがすごくあっていつもコーチにも言われるので、試合になると顕著に出てくるので、そこの力感を気を付けてやっていけたら良いなというのは思います。

具体的に目標を
ー次にインカレの様な形式はインドアなので、今回はボーダーギリギリだったので、次は余裕で通れるようにしたいです。


綾仁
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感想を
ー正直自分の中では点数が全然でなかったんですけど、出れてうれしいなと。来年も頑張って出ようかなという気持ちです。風が大分吹いて難しかったんですけど、指を痛めてるのが治ってないという事で、とりあえずは直すことに専念したいと思います。

最後の方に指を気にする様子が見られたが
ー最後の方は疲れて痛みもかなり出てきていてました。1立3分なので、休憩を取りながらやっていました。

練習時には横で審判用パラソルが倒れるほどの強風だった
ー高校の時の射場が風強くて慣れてたので、合わせることはできたかなと思います。

今後へは
ーインカレに向けては練習で600点を出せるようにしていきたいと思います。


高橋
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感想は
ー今回は結構緊張しちゃって、狙ってるとこも手が結構震えちゃって、自分の射型が崩れたりして元々思っていた点数よりは低かったんですけど、それでも許容範囲の点数は出せたかなと思いますね。

初めての出場で83位。この順位は自身から見てどうか
ー割と順当くらいの順位だと思います。

満足とまではという感じか
ーそうですね。どちらかと言うと点数とか順位よりは射型が崩れて自分の形で打てなかったのが悔しいです。

今後へは
ーこれから試合自体は減るんですけど、練習試合などで雰囲気に慣れながら、練習で射型とか体力をつけていければと思います。

次回のインカレへは
ーまずは出場して、決勝進出を目指したいです。

藤野
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終えての感想
ー前半はめっちゃ悪くて、後半はある程度戻ったんですけど予選通らなかったので、後半良くなろうがなかろうが予選落ちしてる時点でどうにもならないので、良くはないです。

ボーダーの4位とはかなり差を詰めたが
ー思ったような自分の打ち方ができなかったという感じはします。

最後の夏にコンパウンドを挑戦してみてどうだったか
ー面白かったですね。新しいことやるって面白さはあると思うので。あと、新しく始めたからこそ普段関わることのなかった人々と新たに話せたので、そういった点では始めて良かったなと思います。

今回で大学での競技終了であるが、4年間振り返ってどうだったか
ー1年生で入った時も、4年生で王座に出たときも結局1番手、2番手として大学を代表する選手ではなかったので、そういった点では自分のやるべきことはできたと思ってるんですけど、代表する選手にはなりたかったなとは思ってました。

一番の思い出は
ー4年生の時の王座です。あの時に3人のメンバーに入っていて、かつ4年生で最後という面もあったので、一番印象に残っていますね。

後輩たちへメッセージを
ー色々難しいことも大変なこともあると思うけど、そこで諦めずに新たな視点を持って、僕みたいにコンパウンド始めて見たりとか新たな出逢いもあるし、人として成長していってほしいです。

【アーチェリー部】関西インカレ・決勝が開催 7名が全日本へ!

第 62 回
関西学生アーチェリーターゲット選手権大会

(2022年8月28~30日 於・服部緑地陸上競技場 特設レンジ)
 関西インカレの決勝が服部緑地陸上競技場で行われた。京産大は8月中旬の予選を出場11人が全員通過し、本戦に臨んだ。
 リカーブ決勝は予選ラウンド、イリミネーションラウンド、ファイルラウンドに分けて行われ、イリミネーションラウンド(ベスト32)からはトーナメント形式で行われる。
 2日目のイリミネーションラウンドには岩崎、安食、高橋が進出し、岩崎がベスト16、安食、高橋がベスト32となった。
 一方、コンパウンドに出場した藤野は、追手門大の選手との一騎打ちを逆転で制し、優勝を果たした。
 今大会で出た成績を基に、岩崎、藤野、柳本、佐藤、綾仁、安食、高橋が全日本インカレへの出場権を獲得。12日から同会場で開催される全国の舞台でもサギタリウス・アーチャーが輝きを放つ。

【取材:藤田稜介】

試合結果
--競技結果(前半/後半/合計)--
1日目
[コンパウンド・男子]
🥇優勝 藤野廣実(4年) 319/321/640

[リカーブ・女子]
22位 安食萌夏(3年) 288/276/574
31位 高橋あゆな(3年)260/269/529
DNS 河田莉依(1年)
→安食、高橋がイリミネーションラウンド進出

[リカーブ・男子]
3位 岩崎智仁(4年) 315/328/643
52位 綾仁龍規(2年) 285/291/576
58位 佐藤朱史(2年) 272/301/573
59位 柳本一希(1年) 280/293/573
67位 小西侑希(3年) 289/270/559
86位 艗佳吾(1年) 254/250/504
88位 徳田涼太郎(3年) 243/243/486
→岩崎がイリミネーションラウンド進出

2日目
[リカーブ・男子]
1/16イリミネーションラウンド
岩崎 智仁(4年)6-2 本庄 琉希也(同志社大)
1/8イリミネーションラウンド
岩崎4-6 鬼山 大河(近大)

[リカーブ・女子]
1/16イリミネーションラウンド
安食 萌夏(3年)0-6 加藤 帆乃香(近大)
高橋 あゆな(3年)0-6 居樹 佳奈江(近大)

試合後コメント(予選ラウンド後)
藤野

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優勝に関してコメントを
ー優勝できてうれしいですね。ただそれだけです。

前半の劣勢から立て直して、逆転勝利となった
ー相手の調子が落ちて、自分は変わってないので

今後の競技に向けて
ーインカレに通ればインカレ頑張って、落ちれば今日で最後なので。まだわからないですね笑

綾仁
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大会を終えて
ー思うように点数が出なかったので厳しかったんですけど、怪我とかの治療期間も含めてしっかり練習する機関を設けて調整したいと思います。

前半は上位にいた
ー前半は痛くなければできていたんで、痛くなり始めてからは自分の心の持ち様と気合が足りなかったかなと思います。

次に向けては治療と後半戦の戦い方が課題か
ーそうですね。

次の大会へ目標を
ー70mは620点くらいを練習で出したいです。練習で620が出ると試合では600は平均で出るので、練習で620を平均で出せるようにしたいです。50/30mは600を常に出し続ける感じで、18mは今年になってまだシーズンになってなくて打ってないので、点数的にはちょっとわからないですけど上位に食い込めるくらいにはいきたいと思います。


徳田
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振り返っていただいて
ー全然ダメでした。言いたいことも無いくらいですね。

具体的には
ー練習不足ですね。自分が良いかなと思っていたやつもズレていたので、自分の中でもどうしようもない感じでした。帰ってしっかり練習します。

次に向けては
ーでかい大会は来年のリーグ戦まで無いんですけど、リーグ戦までには戦力になれるように頑張ります。

佐藤
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振り返って
ー最近の試合だと今日の試合よりも100点くらい低いような感じでした。今日の試合では目標だった300点を出せたのでそこは良かったのかなと思います。300点台出せた感覚を後半でようやく思い出せたというのがまだ惜しいなと思うので、次の試合では前半から良い感覚で行けるようにしていきたいと思いますね。

立ち上がりが課題か
ーそうですね。練習でも立ち上がりが良くないので練習でも頑張ります。

次の試合(半田カップ)へ向けては
ー団体戦もあったりするので、体が固まらないようにとか良いコンディションで出来るようにですね。あと、コロナにかからないようにしたいと思います。


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試合を終えて
ーひどかったので何もないですね。

具体的にどのようなところが
ー本当に何をやっても上手くいかなくて、練習量が少ないのもそうだと思うんですけど、それ以上に思うように打てなかったです。

今後へは
ー根本的なところから直していかないとと思うので、頑張ります。

柳本
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試合を終えて
ー点数は前半が悪くて後半がちょっと良いかなと思ったんですけどダメで、楽しく打てたので良かったかなと思います。

入学後、初めてのインカレだった
ー高校生の時もあったんですけど、久々のショートハーフから70mダブルの試合だったので、指の方も故障していたりして怖かったんですけど、なんとか指の方は大丈夫でした。

次はインカレや新人戦があるが
ーそこまでは空くので、しっかり練習をして自分の射経を掴みたいです。

具体的な目標は
ーブルーバッジ(試合で600~649点を記録した際に購入資格を得る、スターバッジ)を獲得したいです。600点台をまだ試合で出せていないので、獲得かつ試合で高得点を出したいです。


小西
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試合を終えて
ー予選の時と比べて点数も出ないしリズムも悪かったので反省ですね。

やりづらさが出たという感じか
ーちょっと原因が分からなくて困ってるんですけどね。アンカーに入ってから完全に止まってるところもあったりとか、疲れて弓を引きこめなくなったこともあったので、それが原因かなと思っているんですけど。もっと練習して直していきたいと思っています。

今後へは
ーインカレとかも出れないと思うので、リーグ戦はちゃんとそこでミスが出ないように練習したいと思います。


試合後コメント(決勝トーナメント後)
岩崎
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イリミネーションラウンドを終えての感想を
ー一言で言うと悔しいというのがあります。1回戦はビビってるところもあったんですけど、最後までやりたいことをやりながらできたんですけど、2回戦は途中までは良かったんですけど、相手も粘ってきて最後自分が相手よりも大きいミスをしてしまったという意味で最後まで踏ん張り切れなかったというのが悔しいと思います。
ただ、いい試合だったので悪い意味の悔しさではないです。最後外したので悔しさはあるんですけど、試合という面では食らいついて行けたので良かったかなと思います。

2回戦はかなり互いに厳しい試合となったが
ーそうですね。ただ、相手の方が上手かったというよりも、自分も相手も3本の内1本を外しているという展開の中でやってたんで、最後外したのもそうなんですけど、最初に相手が乗ってきていないところでしっかりポイントを取っていたら流れも変わってきていてかなと思うので、修正力かなと思いましたね。

インカレへは
ー今回入賞を逃してしまったので、インカレの方がもちろんレベルは上がるんですけど、やる事は変わらないので、自分の普段の実力が出せれば上位を狙えると思うので、上位入賞と表彰台を目標に自分の悪いところを見つめなおして修正していけたらなと思います。


安食
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試合を終えて
ー私の不備でサイト(視界)があまり良くなくて、それで全然あかんかったのでストレートで負けました。

実力というよりは
ーそうですね。技術的な不足ですね。

悔しさというのは
ー実力は出せなかったので、悔しさはありますね。

全体を振り返っていただけますか
ー予選の30/50は良かったので決勝の70も行けると思ったんですけど、試合になれていなかったというのもでかいかなと思います。9月からは試合に出るので、成績を残していきたいなと思いました。

全日本インカレへ向けては
ーギリギリボーダーで関東インカレが終わらないと分からないんですけど、出れたらここ(服部緑地)なので頑張りたいです。


高橋
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試合を終えて
ー元々相手は予選2位だったので、セットを取れずに大差で負けるかなと思っていたんですけど、決勝行くのが初めてだったので楽しんでいこうと思っていました。そうしたら、1セット目、2セット目が1点差で割と接戦だったので、半分嬉しい、半分もったいなかったと思います。ただ、悔いは無いなと思います。

手ごたえはあったと
ーそうですね。接戦になったので1セットくらいは取れるかもとは思ったんですけど、そこまでは甘くは無かったですね。

次に向けて
ー来週の月、火曜日にフィールドなんですけど、それ以外だとインドアの試合になると思うので、距離も変わるのでそこに合わせて頑張りたいと思います。
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