第 62 回 関西学生アーチェリーターゲット選手権大会
(2022年8月10日~12日)
個人戦で行われる関西インカレが開幕。選手たちは10〜12日に予選、28〜30日に本戦を戦う。予選は3日間で計5部に分かれて行われる。
初日となった10日は午後の部のみ開催され、京産大からは男子リカーブに2名が出場した。
2年目の綾仁は学連委員を務めながら今大会に挑み、591点という成績を残した。試合途中には後輩の艗へ技術やメンタルに関してアドバイスする場面も見られた。
一方、初のインカレとなる艗。決勝進出を狙うことができる616点という高得点を叩き出す。
競技後には、「厳しい戦いにはなるが、上位へ食らいついていきたい」と決勝に向けての意気込みを語った。
2日目はリカーブ、コンパウンドの両部門に出場した京産大。
リカーブ部門には徳田、安食、高橋の3年次生が出場。男子の部では徳田が580点と成績を残した。
女子の部は2人出場。新主将の安食は631点と、昨年の同大会から大幅に成績を伸ばして上位についた。
一方で高橋は道具トラブルもあり518点と点数が伸びなかった。次は関西学生フィールド選手権に参戦予定。初挑戦のフィールド競技に挑む。
コンパウンド部門には藤野が出場。王座決定戦に出場後、部門を転向して挑んだため、競技歴はまだ約1ヶ月。初めての公式戦は決勝で距離である50m競射で点を稼げず、悔しさが残った。
予選最終日となる12日は、午前の部に男子2名、午後の部に男子3名、女子1名が出場する。
予選最終日は5人の選手が出場。王座決定戦に出場した岩崎はや小西、リーグ戦で好成績を残した河田ら主力も参加した。各選手が実力を見せ、決勝進出へ向けて手ごたえのある試合となった。
3日間行われた予選の結果、上位者は今月29日開幕の決勝へ駒を進める。今季は団体で全国で結果を出したアーチェリー部。個人戦でも関西の頂点を掴むことができるか注目だ。
【取材:藤田稜介】
競技結果
1日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
艗佳吾(へさき・けいご=1年) 285点
綾仁龍規(あやに・りゅうき=2年) 275点
[30㍍]
艗 327点
綾仁 316点
[TOTAL]
艗 612点
綾仁 591点
写真:上から 艗、綾仁
2日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
〈男子〉
徳田涼太朗(3年) 272点
〈女子〉
安食萌夏(3年) 308点
高橋あゆな(3年) 250点
[30㍍]
〈男子〉
徳田 308点
〈女子〉
安食 323点
高橋 268点
[TOTAL]
〈男子〉
徳田 580点
〈女子〉
安食 631点
高橋 518点
ーコンパウンド部門ー
[50m]
藤野廣実(4年) 300点
[30m]
藤野 334点
[TOTAL]
藤野 634点
写真:上から 徳田、藤野、安食、高橋
3日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
〈男子〉
岩崎智仁(4年) 308点
小西侑希(3年) 268点
佐藤朱史(2年) 287点
柳本一希(1年) 275点
〈女子〉
河田莉依(1年) 301点
[30㍍]
〈男子〉
岩崎 332点
小西 309点
佐藤 326点
柳本 295点
〈女子〉
河田 340点
[TOTAL]
〈男子〉
岩崎 640点
小西 577点
佐藤 613点
柳本 569点
青山泰世(4年) DNS
〈女子〉
河田 641点
写真:上から 岩崎、柳本、佐藤、河田、小西
試合後コメント
艗
予選を終えて
ーここ最近の練習ではコンディションが悪くて正直どうかなと思っていたんですけど、予選突破できるくらいの点数を出せてまずは満足しています。
試合中に綾仁からアドバイスを受ける場面があった
ー僕は打つのが遅いので、狙いすぎない様にだったり、メンタル面だったりで助言をいただきました。
初めて試合をする会場。対策は
ー風も普通くらいで、特に気にするところは無かったです。
612点という点数は
ーあまり50、30の形式で点数を獲れたことがないので、2回目ではいい方なのかなと。ここ最近の調子から考えて思います。
決勝に向けて
ー70mに距離も上がってボーダーも上がるので、正直厳しい戦いになると思うんですけど、少しでも上位の食らいつけるように頑張っていきたいと思います。
藤野
試合を終えて
ーコンパウンドは初めて2~3週間なので、点数どうこうではなくとにかく打って予選突破しないといけないので、コンパウンドは1試合に時間がかかって矢を落として1本打ち残しちゃったので、その辺が反省点かなと思っています。
リカーブとの難しさ、違いは
ーリカーブは弦サイトを合わせれば何とかなるんですけど、コンパウンドだと3カ所合わせないといけなくて、その辺の面倒くささはあります。ちょっとしたズレで外していくんで。難しさはリカーブも
コンパウンドも難しいです。
結果を受けて
ー満足はしてないです。30mはある程度点数が出たんですけど、コンパウンドは50mダブル(50mシューティングを2回行う)なので、そこの距離で点数が出なかったのが反省点です。
決勝に向けては
ー50mを調整していく感じですね。
安食
予選を終えて
ー最近練習で良い点数が出てたので試合で出せたら良いなと思っていたんですけど、途中でペースが落ちちゃってどうしようと焦っていたんですけど、最終的にちゃんと点数出たので良かったかなと思います。
ということは点数は満足?
ーそうですね。去年よりは上がりました。
次戦への目標を
ー決勝に行けたら全日本行けるように頑張りたいです。
髙橋
予選会を終えて
ー弓具で不具合があって影響が出ちゃって点数がかなり落ちちゃった感じです。
悔しさがかなりある感じか
ーそうですね。流石に不備は今回無理だったので。
フィールド選手権へ向けて
ーフィールドはやったことすらないので、初めてで楽しそうな感じなので、息抜きしながら楽しみながらやりたいなと思います。
小西
出場しての感想を
ーやりたいことをあまりできなかった感じではあるんですけど、長い間の課題であったリズムは大分今日は良くなったかなとは思っているので、そのまま今度は当てられるようにやりたいなとは思いますね。
577点という得点については
ー全然ダメですね。50mが特に後半大分コケて落ちたので、50mの課題は残りました。
次への目標を
ー関西決勝はギリギリ通るか通らないかという点数らしいので、通ったらベスト8に入りたいですね。
伊吹友寿コーチ
(2日目午後に出場した安食、高橋を指導したが)2人のシューティングを見て
ー2人とも3回生なので、この2年でやってきた成長が見れて良かったなと。ただ、今大会は関西決勝、全日本につながるものなので、本戦でもしっかり戦ってほしいかなと思います。
チーム全体に期待すること
一人でも多く関西決勝に残れるようにというのと、一人でも多く全日本に残れるようにしたいと思います。近年はコロナで練習できなかったりというのもあるので、ようやく公式戦を短縮なくできるというのがあります。なので、精一杯やってほしいなと思いますね。
(2022年8月10日~12日)
個人戦で行われる関西インカレが開幕。選手たちは10〜12日に予選、28〜30日に本戦を戦う。予選は3日間で計5部に分かれて行われる。
初日となった10日は午後の部のみ開催され、京産大からは男子リカーブに2名が出場した。
2年目の綾仁は学連委員を務めながら今大会に挑み、591点という成績を残した。試合途中には後輩の艗へ技術やメンタルに関してアドバイスする場面も見られた。
一方、初のインカレとなる艗。決勝進出を狙うことができる616点という高得点を叩き出す。
競技後には、「厳しい戦いにはなるが、上位へ食らいついていきたい」と決勝に向けての意気込みを語った。
2日目はリカーブ、コンパウンドの両部門に出場した京産大。
リカーブ部門には徳田、安食、高橋の3年次生が出場。男子の部では徳田が580点と成績を残した。
女子の部は2人出場。新主将の安食は631点と、昨年の同大会から大幅に成績を伸ばして上位についた。
一方で高橋は道具トラブルもあり518点と点数が伸びなかった。次は関西学生フィールド選手権に参戦予定。初挑戦のフィールド競技に挑む。
コンパウンド部門には藤野が出場。王座決定戦に出場後、部門を転向して挑んだため、競技歴はまだ約1ヶ月。初めての公式戦は決勝で距離である50m競射で点を稼げず、悔しさが残った。
予選最終日となる12日は、午前の部に男子2名、午後の部に男子3名、女子1名が出場する。
予選最終日は5人の選手が出場。王座決定戦に出場した岩崎はや小西、リーグ戦で好成績を残した河田ら主力も参加した。各選手が実力を見せ、決勝進出へ向けて手ごたえのある試合となった。
3日間行われた予選の結果、上位者は今月29日開幕の決勝へ駒を進める。今季は団体で全国で結果を出したアーチェリー部。個人戦でも関西の頂点を掴むことができるか注目だ。
【取材:藤田稜介】
競技結果
1日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
艗佳吾(へさき・けいご=1年) 285点
綾仁龍規(あやに・りゅうき=2年) 275点
[30㍍]
艗 327点
綾仁 316点
[TOTAL]
艗 612点
綾仁 591点
写真:上から 艗、綾仁
2日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
〈男子〉
徳田涼太朗(3年) 272点
〈女子〉
安食萌夏(3年) 308点
高橋あゆな(3年) 250点
[30㍍]
〈男子〉
徳田 308点
〈女子〉
安食 323点
高橋 268点
[TOTAL]
〈男子〉
徳田 580点
〈女子〉
安食 631点
高橋 518点
ーコンパウンド部門ー
[50m]
藤野廣実(4年) 300点
[30m]
藤野 334点
[TOTAL]
藤野 634点
写真:上から 徳田、藤野、安食、高橋
3日目
ーリカーブ部門ー
[50㍍]
〈男子〉
岩崎智仁(4年) 308点
小西侑希(3年) 268点
佐藤朱史(2年) 287点
柳本一希(1年) 275点
〈女子〉
河田莉依(1年) 301点
[30㍍]
〈男子〉
岩崎 332点
小西 309点
佐藤 326点
柳本 295点
〈女子〉
河田 340点
[TOTAL]
〈男子〉
岩崎 640点
小西 577点
佐藤 613点
柳本 569点
青山泰世(4年) DNS
〈女子〉
河田 641点
写真:上から 岩崎、柳本、佐藤、河田、小西
試合後コメント
艗
予選を終えて
ーここ最近の練習ではコンディションが悪くて正直どうかなと思っていたんですけど、予選突破できるくらいの点数を出せてまずは満足しています。
試合中に綾仁からアドバイスを受ける場面があった
ー僕は打つのが遅いので、狙いすぎない様にだったり、メンタル面だったりで助言をいただきました。
初めて試合をする会場。対策は
ー風も普通くらいで、特に気にするところは無かったです。
612点という点数は
ーあまり50、30の形式で点数を獲れたことがないので、2回目ではいい方なのかなと。ここ最近の調子から考えて思います。
決勝に向けて
ー70mに距離も上がってボーダーも上がるので、正直厳しい戦いになると思うんですけど、少しでも上位の食らいつけるように頑張っていきたいと思います。
藤野
試合を終えて
ーコンパウンドは初めて2~3週間なので、点数どうこうではなくとにかく打って予選突破しないといけないので、コンパウンドは1試合に時間がかかって矢を落として1本打ち残しちゃったので、その辺が反省点かなと思っています。
リカーブとの難しさ、違いは
ーリカーブは弦サイトを合わせれば何とかなるんですけど、コンパウンドだと3カ所合わせないといけなくて、その辺の面倒くささはあります。ちょっとしたズレで外していくんで。難しさはリカーブも
コンパウンドも難しいです。
結果を受けて
ー満足はしてないです。30mはある程度点数が出たんですけど、コンパウンドは50mダブル(50mシューティングを2回行う)なので、そこの距離で点数が出なかったのが反省点です。
決勝に向けては
ー50mを調整していく感じですね。
安食
予選を終えて
ー最近練習で良い点数が出てたので試合で出せたら良いなと思っていたんですけど、途中でペースが落ちちゃってどうしようと焦っていたんですけど、最終的にちゃんと点数出たので良かったかなと思います。
ということは点数は満足?
ーそうですね。去年よりは上がりました。
次戦への目標を
ー決勝に行けたら全日本行けるように頑張りたいです。
髙橋
予選会を終えて
ー弓具で不具合があって影響が出ちゃって点数がかなり落ちちゃった感じです。
悔しさがかなりある感じか
ーそうですね。流石に不備は今回無理だったので。
フィールド選手権へ向けて
ーフィールドはやったことすらないので、初めてで楽しそうな感じなので、息抜きしながら楽しみながらやりたいなと思います。
小西
出場しての感想を
ーやりたいことをあまりできなかった感じではあるんですけど、長い間の課題であったリズムは大分今日は良くなったかなとは思っているので、そのまま今度は当てられるようにやりたいなとは思いますね。
577点という得点については
ー全然ダメですね。50mが特に後半大分コケて落ちたので、50mの課題は残りました。
次への目標を
ー関西決勝はギリギリ通るか通らないかという点数らしいので、通ったらベスト8に入りたいですね。
伊吹友寿コーチ
(2日目午後に出場した安食、高橋を指導したが)2人のシューティングを見て
ー2人とも3回生なので、この2年でやってきた成長が見れて良かったなと。ただ、今大会は関西決勝、全日本につながるものなので、本戦でもしっかり戦ってほしいかなと思います。
チーム全体に期待すること
一人でも多く関西決勝に残れるようにというのと、一人でも多く全日本に残れるようにしたいと思います。近年はコロナで練習できなかったりというのもあるので、ようやく公式戦を短縮なくできるというのがあります。なので、精一杯やってほしいなと思いますね。