京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

硬式野球部

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【硬式野球部】一時は同点に追いつくも突き放され一回戦敗退

関西六大学野球連盟秋季新人戦
1回戦(2023年10月19日)/神戸学院大学/
わかさスタジアム京都


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 これからのチームを背負う、スターの原石達の戦いが西京極で幕を開けた。初戦は秋季リーグ戦で2連勝を施した神戸学院大学。先発した1回生の田中は1回は無失点で抑えたものの、2回に3失点を喫し、チームに流れを持ち込むことが出来なかった。一方の打線は4点ビハインドの5回に4番坂東のチーム初安打を皮切りに、7番和藤の適時打、8番岸田のスクイズで2点差まで詰め寄る。さらに6回には和藤の2本目となる2点右適時二塁打で同点に追いつく。しかし、その裏に2つの押し出し四球で2点を失い、打線もその後は後が続かず敗戦。10月26日に行われる5,6位決定戦に進む事となった。

ー試合結果ー
京産大 000 022 000 = 4
神院大 030 102 00× = 6

ー試合成績ー
1.中 作本成央(営2・鳥羽) 1打数0安打
中 千葉航大(済1・綾羽) 3打数0安打
2.遊 木村元(営1・報徳学園) 3打数0安打
遊 杉本希成(済1・津田学園) 1打数0安打
3.二 石井悠翔(済2・福知山成美) 3打数0安打1盗塁
4.一 坂東泰樹(営1・奈良大附属) 4打数1安打
5.三 東條慎一郎(済2・八戸学院光星) 3打数1安打
6.左 竹田日向麻(法2・日高中津) 3打数2安打
7.指 和藤駿人(済2・比叡山) 4打数2安打3打点
8.捕 岸田悠吾(営2・鳥羽) 3打数0安打1打点
9.右 浅野恵介(済1・岐阜第一) 3打数0安打
打 鈴木康太(済1・北嵯峨) 1打数0安打

先発 田中琉磨(法1・奈良北) 2回33球
   被安打3四死球1失点3
2番手 レイガーロバート博(営1・長崎南山) 2回41球
    被安打2奪三振2四死球1失点1
3番手 粟津啓太(済2・塔南) 1.1回29球
    被安打2四死球2失点2
4番手 二宮知也(済2・奈良大附属) 1.2回41球
    被安打0奪三振2四死球4失点0
5番手 北川和寿(済1・北嵯峨) 1回18球
    被安打1奪三振1四死球1失点0

ー試合内容ー
 トーナメント形式で行われる新人戦。一つの勝敗が順位を大きく左右するが為に、絶対に負けられない戦いが西京極の地で行われた。
 序盤の攻撃は、リーグ戦でも経験豊富な神院大の先発投手相手に4回まで走者を出す事が出来ず、手も足も出ない状態が続いた。一方の京産大の先発投手は、1回生で公式戦初登板の田中。1回は走者1人を出すも無失点で切り抜けたが、2回に先頭打者の安打で出塁を許すと、9番打者と1番打者に連打を浴び3失点。先制を許し、守備から流れを作る事が出来なかった。
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 3回からマウンドに上がったのはレイガー。こちらも3回は走者を出しながらも無失点で切り抜けたが、4回に2塁打を機にピンチを招き、1番打者に犠飛を浴び、2回1失点でマウンドを降りた。
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 4点ビハインドで迎えた5回の攻撃。先頭打者の4番坂東がチーム初安打で出塁すると、5番打者の東條も中安打で続き、7番和藤の適時打で3点差に詰め寄り、さらに8番岸田がスクイズを決め、この回2点を返す。
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 5回からは2回生の粟津がマウンドに上がる。先頭打者に四球を与えるも、捕手岸田が盗塁を刺し、結果的に三者凡退で仕留めた。
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 6回は1死から2番石井が四球で出塁すると、5番東條、6番竹田が繋ぎ、2死満塁のチャンスを作ると、8番和藤が今日2本目となる2点適時二塁打を放ち同点に追いつく。
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 しかしその裏、粟津が安打と四球でピンチを招き、二宮へバトンを託す。4番手でマウンドに上がった二宮だったが、3つの四球を与え、2つの押し出し。4点差を追いついたものの、すぐに2点を返され、再びビハインドとなった。
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 反撃したい打線だったが、神院大投手陣相手に終盤以降は安打1本しか放つ事が出来ず、2点差を中々追いつく事が出来なかった。失点が続いた投手陣だったが、9回にマウンドに上がった1回生の北川は走者1人を出したものの無失点で切り抜け、好救援を見せた。しかし、残り2点を追いつく事が出来ず敗戦。準決勝へ駒を進める事が出来ず、10月26日の5,6位決定戦へと進む事となった。
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【執筆 川瀬正浩】

ーコメントー
和藤駿人選手
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ーー5回の打席は何を意識して立ったか
前の打者がチャンスで回してくれて、前の打席は不甲斐ない形で終わったので、形は何でも良いので走者を返そうという気持ちで打席立ちました。

ーー適時打を打った瞬間の気持ちは
安心しました。

ーー6回の第3打席は何を意識して立ったか
前の打席と同じでなんとか返そうという気持ちでした。

ーー同点適時打を打った時の気持ちは
安心しました。

ーー公式戦初出場で2安打3打点
まだまだ自分の中で粘りとかがなかったのでそこは反省してます。

ーー次戦に向けて
チームとしての今年の公式戦はこれが最後になるので、最後勝って締めれるように、1,2回生だけですが、全員で勝ちに行きたいと思います。

【取材・撮影 川瀬正浩】

【硬式野球部】終盤に猛攻見せるも大差縮まらず。黒星で京産大のリーグ終幕。

関西六大学野球春季リーグ

第6節 / 対大商大 /3回戦 (2023年10月11日)

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ー試合結果ー
大商大 100 150 700=14
京産大 100 000 140=6

ー試合成績ー
1 右. 西峯(滋賀学園・法3)5打数2安打
2 中. 河渕(市立和歌山・営2)3打数0安打1四球
3 捕. 村山(鳥羽・済3)4打数3安打3打点
4 一. 三宮(大分東明・法3)5打数1安打1打点
5 三. 星田(乙訓・営2)3打数0安打
三. 山崎(綾部・済2)2打数1安打
6 右. 小野(社・法3) 4打数2安打1死球
7 捕. 山本(奈良大附属・法3)4打数0安打
8遊. 吉村(報徳学園・法3)4打数2安打1打点
9 二. 石井(福知山成美・済2)3打数1安打1打点

先発 藤川(京都すばる・営4) 5回,87球,被安打9,1本塁打,1奪三振,2四球,7失点7自責点
2番手 池田(北稜・営3) 1,2/3回,29球,被安打4,2奪三振,4失点,4自責点
3番手 田村(報徳学園・済2)2,1/2回,46球,被安打3,5奪三振,2四球,1死球,3失点,3自責点

ー試合展開ー
 勝敗関係なく京産大としてはリーグ最終戦となる対大商大三回戦。マウンドを託されたのはもちろんエースの藤川。1回戦目は5失点も、野手の援護を背負い9回を投げ切った。今日も勝利を呼ぶピッチングで大学ラストを勝利で飾れるか。
 初回、先頭打者に2ボール1ストライクからの4球目を左中間へと打ち込まれいきなり本塁打で失点してしまう。チーム打率が三割を超える強打者チーム相手に痛恨のスタートとなるもその後はなんとか持ち直し2回,3回を三人で抑えていく。
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 攻撃では点を取られた裏、先頭の西峯が右前で出塁し、河渕が犠打で二塁へと送る。三番の村山は右飛に終わるも四番の三宮が1ボール1ストライクからアウトコースへの球をライト線へと運び西峯がホームイン。取られたら取り返す京産大に力を見せつけた。追加点を狙う2回、3回にそれぞれ先頭の小野と西峯がヒットで出塁しチャンスを作る。そこから犠打や相手野手の失策でランナーを溜め、得点への機会が見られるもあと一打に欠け、ホームが遠い。
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 均衡を破ったのは4回の大商大の攻撃。イニングの先頭にヒットを許すと、続く打者の打球はサードへのゴロ。併殺打を狙い星田がセカンドへ送球するもボールが抜け、このエラーでノーアウト1,3塁に。続く打者は2回戦で本塁打を放った渡部。一度藤川のもとに山本が向かい間を取るも低めの打球をうまくレフト前へと運ばれ勝ち越しを許した。さらには5回。ツーベースヒット、内野安打、四球で満塁のピンチに。2番打者には中飛で1アウト目を取るも、右中間への二連打で三失点。三振で二死目を取るも、踏ん張れず再び2連打。この回被安打6で5失点となり背番号11はマウンドを降りた。
 京産大の攻撃では6回に村山のヒットから小野の二塁打でチャンスメイクするもつながらず。
 6回からは池田がマウンドに。河渕の好守備、三宮の好補給もあり遊ゴロ、三振、三振の三人で抑え流れを変えようと熱のこもるピッチングを魅せる。
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 だが7回、一死からレフト前、進塁打、中前安打で1,3塁に。ここからセンターへヒットを浴びる。センターからボールが返ってくるも間に合わず二人目のホームインも防げず。二塁にランナーを背負った状態からレフトの頭上を越える二塁打を打たれた。気合の入った池田の熱闘も大商大打線に打ち崩されマウンドを降りた。三番手は田村。なんとか切り抜けたい場面だったが内野安打と再びサードの送球ミスで失点を重ねた。今日5回目となるイニングの先頭からヒットが出ると続く石井が死球をもらう。
 点差は13点と大きく突き放されたが、ベンチからの声は大きく響く。7回裏の攻撃。ノーアウト1,2塁も後続2人が三振で二死に追い込まれる。しかしここで村山が値千金の二塁打で吉村がホームイン。さらに8回、星田の代打で入った山崎がヒットを放つ。続く小野は死球で一,二塁。山本の犠牲フライで山崎が三塁へ進むと、吉村、石井が連打を放ち2点を返す。西峯はフライに打ち取られるも河渕が四球を選び出塁。それに続き村山が今日3本目のヒットでさらに1点を返した。
 13点あった点差を8点とするも、最終回の攻撃は淡泊になり3者凡退に終わった。京産大の切り替えと持ち味の粘り強さを終盤に発揮するも大差を縮めることはできなかった。
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 最終順位は今週末の結果によるものの、京産大は7勝6敗、勝点2でリーグを終えた。4回生はケガによる離脱者もいるなかで、試合の外や普段からのチーム作りを大切にリーグを戦ってきた。その背中を見て逆境での粘り強さ、ベンチからの声で京産らしさを演出してきた今リーグ。「あと一打」「あと1勝」の悔しさを糧にリーグを経験した後輩たちが頂点を目指し再始動する。1アウト、1ヒットに多くの感情を動かされる京産大の今後の熱い試合に今後も期待だ。
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4回生の皆さんお疲れ様でした!

【記事 森本真子】


ーコメントー
◯村山聖太選手
ーー8回の打席は何を意識して立ったか
点差は空いていたのですが、4回生も最後だったので、なんとか勝ちで終わりたかったので、後ろに繋ぐという気持ちで立ちました。
ーー打った瞬間の気持ちは
とりあえず後ろに繋げたので良かったです。
ーー今日は3安打3打点
ラッキーヒットが多かったのですが、結果として3安打になったのはチームとっても良かったと思います。
ーー今季は3割3分3厘
あまりそこは気にしてなかったのですが、藤井さんが怪我をしてから代わりに出るとなって、そこで藤井さんの分までという気持ちもあったので、結果的に良いものになったので良かったです。
ーー藤井選手からは何か声があったか
ずっと一緒に練習させて貰っていたので、「頼むぞ」と言ってもらいました。
ーー今季のチームの戦いを振り返って
こないだの春季リーグよりは良い戦いが出来たとは思うのですが、まだ優勝争いに絡むというところまで行けていないので、来季は大商大を倒して優勝争いを出来るようなチームになりたいです。
ーー来年からは最上級生
今季は上級生の怪我があって出るという形になったのですが、来季からはしっかり練習をして、リーグ初戦からレギュラーを取ってチームに貢献出来るようになりたいです。
ーー来季までの目標
やはり長所はバッティングだと思うので、そこを磨きつつ、チームとして守備からというものがあるので、そこは最低限守れるようになりたいです。
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【取材 川瀬正浩】

【硬式野球部】大商打線に打ち負け連勝ストップで京産大のリーグ終幕は3回戦目へ

関西六大学野球春季リーグ

第6節 / 対大商大 /2回戦 (2023年10月6日)


ー試合結果ー
大商大 302 010 200=8
京産大 010 000 000=1

ー試合成績ー
1 右. 吉村(報徳学園・法3)4打数1安打1四球1死球
2 中. 西峯(滋賀学園・法3)3打数1安打1四球
3 捕. 村山(鳥羽・済3)4打数1安打
打. 竹田(日高中津・法2)
4 一. 三宮(大分東明・法3)3打数0安打1四球
5 指. 星田(乙訓・営2)2打数1安打1四球
6 三. 小野(社・法3)4打数1安打
 三. 岩田(東海大市原望洋・法4)
7 左. 山本(奈良大付属・法3)3打数2安打1四球
8 遊. 秋里(日星・法3)4打数1安打
打遊. 河渕(市立和歌山・営2)
9 二. 石井(福知山成美・済2) 2打数1安打


先発 池田(北稜・営3) 3回,50球,被安打5,1本塁打,4奪三振,2四球,5失点5自責点
2番手 野原(塔南・済1) 4回,55球,被安打3,1奪三振,1四球,3失点3責点
3番手 三浦(鳥羽・営3) 2回,25球,被安打0,3奪三振,0四死球,0失点0自責点

ー試合展開ー
 試合はいきなり初回に大きく動いた。先発の池田が一死から二連打で1,3塁にランナーを背負うと、バッターは日本代表にも選出された4番渡部。チームの流れのためにも先制点は避けたい場面だったが、高めに抜けた初球をライトスタンドへスリーランアーチとされ痛い失点となった。1回裏では吉村の内野安打、犠打で村山の四球で得点のチャンスを作るも、ホームまで返すことができず。しかし、2回、小野のレフトへのヒット、盗塁でランナーを進めると、石井のタイムリーで1点を返す。
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 2回は三振、三振、三ゴロの3人でテンポ良く抑えた池田だったが、3回、2番打者にヒットを浴びると、コントロールが定まらず、塁を溜める。満塁のピンチを迎えると犠牲フライにより再び失点。
 4回からピッチャーが野原に交代。4回を三者凡退に抑えるが、5回、エラーでランナーを出すと、2連打を浴び失点。守備のリズムが崩れるも最小失点に抑える。その裏。1死から吉村が二塁打で出塁し、その後の進塁打で三塁まで進んだが後続が倒れ得点を奪えず。
 8回以降マウンドに上がった三浦が8回,9回を3奪三振を含む6人で抑えるも、反撃の一打ムードを作れず、8-1で大敗した。
 
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 勝ち点、京産大の幕引きは三戦目に託された。春は3戦の激闘の末勝ち点を奪い取った。4回生の引退を勝利で飾るためにも、春の感動をもう一度演出できるか。粘り強く白球を投げ込む投手をリズム良く守る全員野球に期待だ。

【記事、撮影 森本真子】

ーコメントー
◯三浦浩太郎選手

ーー何を意識してマウンドに上がったか
前の登板から間隔が空いて、前の登板は内容が良くなかったので、とりあえず負けている中で失点しないように全力で思い切って腕を振りました。

ーー前回登板から何を修正出来たか
前回登板は縮こまって腕を触れていなかったので、もっと思いっきり腕を振れるように全力で体を使えるようにしました。

ーー打者6人に対して三振3つ
最初の見逃し三振は審判に救われたような感じなんですが、残りの2つはしっかり変化球を投げたい所に投げれたので、腕振れたおかげかなと思います。

ーー今日の試合全体を振り返って
結果としては大差で負けてて、流れとしてもずっと大商大にあったので、もうちょっと守備から流れを作って攻撃に挑めたら良かったと思います。

ーー次回登板に向けて
今日の内容は良かったのですが、あまり今日の登板を意識しすぎず、次の登板は次の登板で一から作り直して投げれたら良いと思います。

ーー次季に向けて何を成長したいか
全体的に球速が足りてなくて、ボールの勢いがまだまだなので、球威や球速やキレの部分を伸ばしていきたいです。
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【取材 川瀬正浩】

【硬式野球部】シーソーゲームを粘り勝ち!破竹の5連勝で大商大に先手!

関西六大学野球秋季リーグ戦
第6節/対大阪商業大学/1回戦(2023年10月5日)/
わかさスタジアム京都

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 シーソーゲームを制して破竹の5連勝だ。秋季リーグ戦最終節は前季覇者の大商大。先発藤川は強打の大商大打線相手に4回1死まで無安打投球で圧倒した。対する打線は4回、2番西峯の安打を皮切りに一挙4得点。点差を大きく広げ、試合もをモノにしたと思われたが、6回裏に四球を機に一挙5失点。大きく広げたリードを一瞬にして逆転された。しかし直後の7回表には2番西峯の適時打で同点。8回表には7番山本の適時打で逆転した。先発藤川も粘りの投球で大商大打線を抑えて完投。チームは第4節初戦から破竹の5連勝で最終節での勝ち点を王手とした。

ー試合結果ー

京産大 000 400 110 = 6
大商大 000 005 000 = 5

ー試合成績ー

1.左 吉村(報徳学園・済3)4打数0安打
2.中 西峯(滋賀学園・法3)5打数3安打1盗塁
3.指 村山(鳥羽・済3)5打数2安打
4.一 三宮(大分東明・法3)4打数0安打
5.三 星田(乙訓・営2)3打数2安打
 三 井上(東山・営4)
6.右 小野(社・法3)3打数0安打
 右 岩田(東海大市原望洋・法4)
7.捕 山本(奈良大附属・法3)4打数2安打4打点
8.遊 秋里(日星・法3)4打数0安打
9.二 石井(福知山成美・済2)4打数1安打

先発 藤川(京都すばる・営4)9回140球
   被安打6奪三振5四球1失点5

ー試合内容ー

 協力打線相手に先制したい京産大打線だったが、1,2,3回とプロ注目左腕の高太一から手も足も出ず三者凡退で終えた。一方の先発藤川は序盤からストライク先行の投球で大商大打線を4回1死まで無安打投球。見事に抑え込んだ。
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 打線は4回に1死から2番西峯が左安打で出塁すると、続く村山の適時二塁打で1点を先制する。続く4番三宮は三振で倒れるも、5番星田、6番小野が四球で出塁し、2死満塁の大チャンスを作ると、7番山本が走者一掃の3点適時二塁打で4回に一挙4点を入れた。
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 先発藤川は中盤以降もストライク先行の投球で大商大打線を翻弄したが6回裏、先頭打者に四球を与えると、2,3,4番に3連打を浴びて同点に追いつかれ、さらに5番打者の右犠飛で逆転される。
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 しかし7回表、先頭打者の石井が中二塁打を放つと、2番西峯の今日3安打目の中適時打で同点に追いつく。
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 さらに8回表には、先頭打者の星田が左二塁打を放つと、2打席目に3点適時二塁打を放った7番山本が、今日4打点目となる中適時二塁打で逆転に成功する。
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 先発藤川は7回以降は大商大打線を僅か1安打に抑え、9回140球5失点完投で今季3勝目。シーソーゲームを粘り勝ち、破竹の5連勝で最終節での勝ち点を王手とした。
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【執筆 川瀬正浩】

ーコメントー

◯西峯拓海選手
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ーー試合を振り返って
序盤結構抑えられてたんですけど、最終的に先制点取れて、最後まで粘れて。自分たちの形で試合を進めることができたのが良かったと思います。

ーー3安打の活躍
相手はいいピッチャーばっかりなので、ある程度気構えた状態で打席に、集中できて打席に入れていたかなと思います。

ーー最終節を迎えた
川田さんとか藤井さんとか怪我で出れてない人もいるので、明日も勝って最終節終わりたいなと思います。

ーー同級生のスタメンが多い
そこまで意識はしてないんですけど、やっぱり来年もあるのでそういう意味でもいい経験できてるかなと思います。

ーー明日に向けて
明日勝って、4回生を笑顔でお見送りできるように頑張りたいと思います。

◯藤川紘斗選手
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ーー何を意識してマウンドに上がったか
最終節という事で、勝ち点を取る為の1つ目を絶対に取ろうという気持ちで上がりました。
ーー4回1アウトまで無安打投球
結果的に無安打だったのは良い事で、それが出来たのはしっかり投げるべきところにコントロール出来たからだと思うので、前半はそこが良かったと思います。
ーー初ヒットが長打
長打ではあったんですが、アウトを一つずつ取ろうという気持ちで次のバッターに投げました。
ーーリーグ前半は援護が少なかった中で4回に4点をもらった
特に大きく変えることはなく、1イニング1イニングバッター1人1人にしっかり向き合っていくという事を意識して投げました。
ーー6回は四球から5失点
四球も自分の中では投げ切った結果なので、切り替えないといけないところではあるんですが、やはり大商大はあのような形で大量失点をすると分かっていたので悔しいです。
ーー7回以降は持ち直した
良い意味で割り切れたというか、あれだけ失点したので、良い意味で割り切れたのが3人で終われた結果になったと思います。
ーー9回渡部選手に対してこの試合初めてカーブを投げた
前半上手く使わずに投げなかったので、場面が来たら使おうという中であの場面で投げました。
ーー全体を振り返って
チーム全員で一丸となって挑めたのが良い点だ思います。悪かった所は僕のピッチングで、一気に大量失点して逆転までされているので、そこをもう1点、2点でも少なくすればもっとゲームが楽に進んでいくと思うのでそこを直したいです。
ーー明日に向けて
明日勝って、明日勝ち切る事で勝ち点も取れますし、このチームも最後なので良い終わり方が出来るようにもう一度気を引き締めて頑張りたいです。

【取材 森本真子、川瀬正浩】

【硬式野球部】握った主導権渡さず!池田の初完封で4連勝!

関西六大学野球秋季リーグ戦
第5節/対神戸学院大/2回戦(2023年9月29日)/ほっともっとフィールド神戸

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 前日同様、終盤に相手を攻めて勝利を収めた。これで硬式野球部は2節連続で2連勝で勝ち点を獲得し、勝ち点2とした。先発は3年生の池田。序盤からランナーを出すイニングもあったものの、要所を締めた投球で神院大打線に隙を与えない。打線は序盤からチャンスを作るもあと一本が出ずに、両者本塁が遠い状況が続いた。しかし、6回表に西峯の適時打で先制に成功すると、7回8回と立て続けに追加点を加えた。先発池田は9回にピンチを招いたものの、中盤以降も安定した投球を続け自身初完封勝利を収めた。

ー試合結果ー

京産大 000 001 220 = 5
神院大 000 000 000 = 0

ー試合成績ー

1.左 吉村(報徳学園・済3)5打数1安打
2.中 西峯(滋賀学園・法3)4打数1安打1打点
3.指 村山(鳥羽・済3)3打数1安打
4.一 三宮(大分東明・法3)4打数2安打1打点1盗塁
5.捕 山本(奈良大附属・法3)4打数1安打1打点
6.三 星田(乙訓・営2)4打数0安打
7.右 小野(社・法3)4打数1安打
8.遊 秋里(日星・法3)3打数1安打
9.二 石井(福知山成美・済2)3打数1安打2打点

先発 池田(北稜・済3)9回124球
   被安打5奪三振10四球1失点0

ー試合内容ー

 先行の京産大は初回は三者凡退に終わる。先発は前回登板で先発初勝利を挙げた池田。初回は先頭打者に四球を与え、走者を3塁まで進めるも、4番打者を抑えて無失点で切り抜ける。
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 2回表は先頭打者の4番三宮がセカンドへの内野安打で出塁すると、すかさず盗塁を決める。だがしかし、牽制を阻まれタッチアウト。得点圏までランナーを進めるも、チャンスを活かせずこの回の攻撃を終えた。続く3回表も先頭打者の小野がファーストの失策で出塁すると、秋里の犠打、石井の四球で1死1,2塁のチャンスを作る。しかし、後続がこのチャンスを活かすことが出来ずにこの回も無得点で終えた。
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 一方、先発の池田は2,3,4回と安打一本を与えたものの、3回とも三者凡退で相手打線を圧倒し、味方の援護を待つ形となった。
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 試合が動いたのはグラウンド整備後の6回表。1死から1番の吉村が右翼越えの三塁打を放つと、続く2番西峯が中適時打を放ち先制に成功する。
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 続く7回も2死から小野がレフトへの安打を放つと、続く秋里もレフトへ安打を放ち、再びチャンスメイクをする。ここで今季初スタメンの9番石井が右翼越えに2点適時三塁打を放ってリードを3点に広げた。
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 京産大の勢いはまだ終わらなかった。8回も1死から3番村山が中安打を放つと、4番三宮がもうひと伸びで本塁打になるかのような右翼への大飛球を放ち、追加点に成功する。そして続く山本も中適時打を放ち、リードを5点に広げた。
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 先発池田は尻上がりに調子を上げ、中盤以降も2塁を踏ませないピッチングで相手打線を翻弄した。
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 そして初の完封勝利が懸った9回。先頭打者を失策で出塁させると、続く2番打者にライトへの二塁打を許し、完封目前で0死2,3塁の大ピンチを招く。しかし、「最後だけは思いっきりいった」とギアを上げ、続く打者を三飛、最後の打者を三振で仕留め、初完封で第5節の最終戦を締め括った。
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 リーグ前半課題だった打線が終盤に繋がり5得点。先発池田も9回124球10奪三振で完封勝利。投打共に全員がそれぞれの役割をこなして、リーグ戦4連勝で2節連続での勝ち点獲得となった。
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【執筆 川瀬正浩】

ーコメントー

◯池田晨之介選手
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ー試合を振り返って
フォアボールを最初に出してしまって、きついかなと思ったんですけど日頃の練習の落とし方だったり投げ方をイニング間にできることで修正することが出来たかなと思います。

ー登板する上での目標は
チームが勝てばいいと1番に思っているので、相手チームが自分たちのチームより1点少なければいい。絶対勝つという思いで準備しました。

ー9イニング投げ切る気持ちで?
いるんですけど、、。そうなると僕は力が入って球が向こう行っちゃうので基本的には「このイニングだけ」を積み重ねていくという形で。

ー山本選手とバッテリー
(山本)陸はキャッチングがうまくて際どいところも取ってくれるので僕の良さを引き出してくれたかなと思います。

ー10奪三振
全く気にしてなかったです。一個一個いいボールを投げようという意識で三振が生まれたんだと思います、

ー9回のマウンドは
練習から村山に口うるさく「力抜け」って言われていていたので(笑)、初回から8回までは力抜いて、自分のフォームで。最後だけは思いっきり放ろうと思っていて。10奪三振は知らなかったんですけど、最後は三振で抑えようかなって。

ー次の登板に向けて
全力で戦っていくだけなので、もう一回1球1球大切にして、練習から頑張っていきたいです。
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◯山本陸選手
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ー8回のタイムリーはどんな気持ちで打席に立ったか
甘い球が来たら一発で仕留めるという気持ちで立ちました。

ー打った瞬間の気持ちは
良かったなという感じです。

ー今日の池田投手の投球は
やっぱり真っ直ぐが走ってたので、初回は浮いてたのですが、後半はまとまりがあって、変化球も良い形で、真っ直ぐ軸で放れてたのが良かったと思います。

ー試合前話したこととかは
「あれしよう、これしよう」とかではなく、とりあえず自分のやることをやって楽しもうと話しました。

ーどのようなリードが出来たか
やはり池田が持ち味とするものを出せれたのではないかなと思います。

ー2日連続で先発勝利が二桁奪三振で、良いリードが出来ているのでは
それはもう投手が良いボールを投げてくれるのでそれを受けてるだけです。

ー今日で2つ目の勝ち点
大商大戦に繋がる良い勝ち点だったと思います。

ーキャプテンから見て今のチーム状態は
4回生がいない分、他の人達が協力してチームを回していくという感じで、雰囲気も良いですし、良い感じで回っているのではないかなと思います。

ー大商大戦に向けて
しっかり勝ち点を取るということと、準備の部分で疎かにならない事です。
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【取材 森本真子、川瀬正浩】
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