京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

硬式野球部

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《硬式野球部》王座奪還へ!!室戸キャンプだより 3日目

京都から電車とバスを乗り継ぎ約8時間。かつて、坂本龍馬と共に新時代へ夢をはせた中岡慎太郎の銅像が建つ室戸岬のほど近くで、同じく夢を追う若武者たちが汗を流していた。2018年秋以来、3季ぶりのリーグ制覇を目指す硬式野球部が高知県立室戸広域公園野球場を拠点に春季キャンプを行っている。筆者らアスレチック野球班は3日間キャンプに同行し、王座奪還に燃える野球部員たちの熱い模様をお届けする。
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2月24日(月)
昨日と同じく快晴に見舞われた室戸市。高知工科大学を呼んでの今年初となる練習試合が行われた。キャンプ恒例となっているスピーチを終え、キャンプでの成果をアピールすべく気合の入った面持ちで入念なアップが行われた。
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練習前恒例となっているスピーチ
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試合に向け入念なアップが行われた

1試合目
高工大 200 200 001 = 5
京産大 100 000 001 = 2

試合成績
1.7 黒岩(高知商) 4打数2安打1三振
8 遠藤秀(滝川第二) 0打数0安打1四球
2.4 木村(浪速) 5打数4安打
3.8→7 田井中(福知山成美) 3打数1安打1打点1三振2四球
4.9 川岸(福知山成美) 5打数1安打1打点1三振1犠飛
5.D 楠田(福知山成美) 4打数0安打1四球1三振
6.3 小林(愛知) 3打数0安打1犠打1三振
7.6 徳永(紀央館) 4打数1安打1三振
8.5 梶谷(社) 4打数2安打
R毛利(八幡浜)
2松尾(京都学園)
9.2 久木崎(京都成章) 3打数0安打
H→5 羽田(近江) 1打数0安打


先発投手 山口(済美) 3回 2安打1四球0死球2三振 失点2
二番手 上野(乙訓) 1回 3安打1四球0死球1三振 失点2
三番手 保澤(大津商) 3回 1安打1四球0死球3三振 失点0
四番手 船槻(北稜) 2回 4安打0四球0死球2三振 失点1


試合展開
今年初練習試合の先発を任されたのは山口。昨年は主に中継ぎとして登板し、今年は投手陣の中心選手としての活躍が期待される新2回生だ。ところが初回、先頭打者の初球を左中間に運ばれ2塁打を許すと、二死1.2塁から左越の2点適時二塁打を許し早々に先制を許してしまう。その後は安定した投球で安打を許さず、3イニングを投げ被安打2、4奪三振と完璧な投球を披露し状態の良さを見せただけに立ち上がりの2失点がもったいない投球となった。
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2点を許したものの上々の仕上がりを見せた山口

打線は初回、ケガから復帰し活躍が期待されている黒岩が中前にはじき返しチャンスメイクすると、木村、田井中と打線がつながり早くも1点を返す。さらに川岸の安打で無死満塁と逆転のチャンスを作るもここは後続が続かず、1点にとどまった。
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長いリハビリを終え、ここからのレギュラー奪取を狙う黒岩

4回、新4年の上野がマウンドに上がるも3本の安打を浴び2点を奪われる。打線もチャンスこそ作るもののあと一本が出ず得点を奪うことができない。そんな中アピールに成功したのが保澤だ。5回からマウンドに上がるとストレートとスライダーを武器にいきなりの2者連続三振。6回の先頭打者に安打を許すも次打者を併殺に仕留めるなど「落ち着きが出てきた」と勝村監督も称賛した。3イニングを投げ被安打1、3奪三振で無失点に抑え込みリーグ戦に向け頼もしい投手が出てきた。
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完璧な投球を見せた保澤

野手で存在感を示したのが木村だ。初回に「一番手ごたえがあった」と本人も語る左前安打を放つと、その後も安打が止まらず4安打の大活躍。2試合目も途中出場で安打を放つなどこの日5安打と大暴れした。どこでも守れる守備力に定評のある木村だがこの日は打撃面でのアピールに成功。彼の
存在により内野手争いはさらに熾烈なものへとなりそうだ。
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5安打と存在感を見せつけた木村

試合は2対5で敗戦。11安打を放つなどチャンスは作るもののあと一本が出ず、勝負強さが課題となった。



2試合目
京産大 010 005 000 = 6
高工大 000 000 000 = 0

試合成績
1.7 山本(鳥取城北) 2打数1安打2打点2四球1三振
8 遠藤秀(滝川第二) 1打数0安打1三振
2.4 宇都宮(宇和島東) 3打数1安打1四球1犠打
3.D 材木(綾部) 5打数1安打1打点1三振
4.5 笹原(福知山成美) 3打数0安打2四球
5.9→7 桧垣(奈良大附) 5打数2安打
6.3 中村(市和歌山) 2打数0安打1四球1三振
3 徳永(紀央館) 1打数0安打
7.7 佐賀野(高知) 2打数1安打1犠打1三振
9 松下(京都成章) 1打数0安打
8.2 大山(関大北陽) 1打数1安打1四球1打点
H→2楠田(福知山成美) 1打数0安打1四球
9.4 森廣(泉) 1打数0安打1四球1三振
4 古川(境) 1打数1安打2打点
4 木村(浪速) 1打数1安打


先発投手 紀本(富岡西) 3回 1安打0四球0死球3三振 失点0
二番手 坂恵(舞子) 1回 0安打0四球0死球1三振 失点0
三番手 石川(刈谷) 3回 1安打1四球0死球2三振 失点0
四番手 藤本(京都学園) 2回 0安打1四球1死球4三振 失点0


試合展開
2試合目の先発は藤本に続く貴重な左腕として活躍が期待されている新4回生の紀本。立ち上がり、先頭打者を遊ゴロに打ち取ると、2番3番を連続三振に抑え最高のスタートを決める。2回以降も威力のある直球を中心に相手打線を圧倒。唯一安打で出塁を許した走者も次打者で併殺に仕留めるなど落ち着きのある投球で3回を打者9人3奪三振に抑える完璧な投球を見せた。
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威力ある直球で三振の山を築く紀本

打線は2回に先頭の中村が四球で出塁。佐賀野が犠打で2塁に進めると、8番大山が二遊間を破る中前安打を放ち1点を先制する。さらに6回、一死から中村が振り逃げで出塁すると、左前、四球で満塁とし9番古川の左前安打で二人が生還、さらに続く山本の右前、3番材木の中前でこの回一挙5得点。上級生と下級生で打線がかみ合いビッグイニングを作った。
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先制打を放つ大山

投手陣は二番手坂恵、三番手石川共に安定感のある投球で得点を許さず、最上級生の意地を見せつける。そして8回には満を持して左のエース藤本が登板。四死球を与えるなど制球に苦しむ場面も見られたが、直球と変化球の抜群のコンビネーションで相手打線を寄せ付けず2回を投げ無安打4奪三振の圧巻の投球を見せた。
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左のエースの風格を見せつけた藤本

試合は6対0で勝利。紀本、大山ら上級生から材木、古川などの下級生までそれぞれの持ち味を発揮した試合となった。

コメント
保澤投手
ー今日の投球をふりかえって
前のピッチャーのリズムが悪い部分があったので、代わった回は自分のペースを崩さずに自分のリズムで投げるということを心がけていた。6回、7回はどんどんストライクをとっていってテンポ良くリズム良く投げることを意識していた。ある程度思っていた場所に投げ込むことができていなので、調子は良かったかなと思う。
ーこの冬に課題にしていたことは
ピッチングでは軸足でしっかり立って体重を乗せていくということをこの冬取り組んできた。その成果としてストレートの威力であったり、スライダーの変化がしっかり安定した精度や球威で投げれたかなと思う。この冬でそこの部分が成長できた。
ー今シーズンの自分の役割や目指すべき部分は
先発は藤本や北山がリーグ戦では投げていくことになると思うので、自分は与えられたポジションでしっかり投げることと、リリーフが多いと思うので、前のピッチャーや後のピッチャーに良い流れでつなげられるようなピッチングをしていきたい。
ー最後の1年どういったものにしていきたいか
1年から3年までは全然試合に出れていなかった。4回生でラストチャンスというところもあるのでなんとかチームとしても個人としても結果が残せれば良いなと思います。
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木村内野手
ー2試合で5安打。調子が良さそうだが自分で振り返ってみてどうか
キャンプなんで自然とバットの振る回数が増える。その成果でバットが触れているかなという感じです。
ーバッティングに関してこの冬意識していたことは
低めの変化球を見極めれるように意識して練習していた。今日は状況に適したバッティングができたかなと思う。
ー5安打の中で特に手応えを感じた打席は
1打席目の左前です。打った球は外のストレート。普段だったらバントの状況で打てのサインが出た。走者を進めるのが大前提の中で逆方向に打って進めれたというのが良かったと思う。
ー内野手争いも激しくなるが、自分の役割はどういったところになるか
色んなところを守らせてもらっているので、出たところでしっかり守って仕事をしたいと思っています。
ーまだキャンプは続いていくが、どういった準備をして最後の1年に臨みたいか
去年は最後怪我をしてしまい最後までできなかったので、今年はまず怪我をしないように気をつけたい。まだやったところのないポジションもあるので、そこを形に持っていけるようにしたいです。(シーズンの目標は)全国に出るということだけです。
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紀本投手
ー今日の2試合目のピッチングについて
今年最初のオープン戦ということで、少し緊張もあったが少しは自分の冬取りくんで来たことの成果というか、力が出せてよかったかなという印象。まだまだ構えたところに投げれなかったり、ストライクとボールがはっきりしていなかったりする点がよくなかったなと反省している。
ー冬取り組んできたこととは
走り込みだったり、ウェイトをしたりコントロールをよくすることに重点を置いたバランスメニューを行っていた。
ーキャンプ中特に注意していたこと
試合があるということで、そこで結果を出さなければいけないという気持ち
ー4回生ということで、ラストにかける思い
僕自身も大学に入ってから神宮(全国大会)を1回も経験していないので、リーグ優勝して、全国大会に行って、その中で自分もしっかり活躍して、優勝に貢献できるように。4回生としてしっかりピッチャー(全体)を引っ張っていけたらと思う。
ーリーグ戦を通じての気持ち
1回生の頃からワンポイントや中継ぎ、抑えとして投げてきた。今回のリーグ戦でも、もしかしたら先発する機会はないかもしれないが、そういった所でもしっかり自分の与えられた場面で抑えられるようにしたい。3月にも関東遠征があるし、そういう所で少しずつ結果を出していけるように頑張りたいと思う。
ー課題点
構えたところには投げれているが、投げられなかった時は抜け球のような感じ。そこを修正しないと、強いところには通用しない。もっとやれることをどんどんやっていかないと、という思いはある。
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《硬式野球部》王座奪還へ!!室戸キャンプだより 2日目

京都から電車とバスを乗り継ぎ約8時間。かつて、坂本龍馬と共に新時代へ夢をはせた中岡慎太郎の銅像が建つ室戸岬のほど近くで、同じく夢を追う若武者たちが汗を流していた。2018年秋以来、3季ぶりのリーグ制覇を目指す硬式野球部が高知県立室戸広域公園野球場を拠点に春季キャンプを行っている。筆者らアスレチック野球班は3日間キャンプに同行し、王座奪還に燃える野球部員たちの熱い模様をお届けする。

2月23日(日)
昨日の雨模様は一転、爽やかな晴れとなった室戸市。朝9時から室内練習場、球場を使ったアップが行われた。昨日とは違う地面状態に注意しながらの基礎トレーニング。ゆっくりと確実にメニューをこなした。
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次にサブグラウンドへ移動し、50mダッシュやスタート地点でマーカーの周囲を回ってからダッシュするトレーニングなど瞬発力を重視したメニューで汗を流す。
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瞬発力を強化する練習メニュー

想定される状況を理解した上でプレーするケースノック。一死1、2塁などの状況でフライが上がった際の走者の動きを主に見直した。外野手の守備やバックホームなども含めて入念に午前中いっぱい行われた。今年も熾烈な外野手争いが予想される中、守備練習は実戦に近い緊張感のある雰囲気だった。
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昼ごろから、野手は特守へ。平山コーチをはじめとするOB陣から魂のこもったノックを受ける。積極的に声を出し、厳しくも明るい練習となった。
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3つ設けられたゲージではバッティングやバントの練習がなされ、打撃力強化を図った選手たちが次々と快音を響かせていた。その間、サブグラウンドでは光原コーチと昨年のチームを引っ張った西川元主将によるアメリカンノック(ファースト〜サード間でゴロを転がし走りながら捕球)や課題練習が行われていた。
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この日のハイライトは、ランナーのスタートのチェックや、外野手の送球などを実戦形式で行うケースバッティング。ケースノックでは投手のボールは打ち返さずバッターボックスから打ち上げたが、投手の投げたボールを直接打ち返したうえで、3塁走者のホームインやリードの位置をしっかりと確認した。
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日中の練習で課題を再確認し、夕食を経て夜間練習も行う。手投げ・マシンを使ってのバッティングで、ひたすら打って調整する。
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朝9時から夜9時まで、およそ12時間に及んだ練習。ここから得た課題をもとに、オープン戦から全力で戦い抜く準備を整える。【記事編集・写真 加藤 弦】

《硬式野球部》王座奪還へ!!室戸キャンプだより 1日目

京都から電車とバスを乗り継ぎ約8時間。かつて、坂本龍馬と共に新時代へ夢をはせた中岡慎太郎の銅像が建つ室戸岬のほど近くで、同じく夢を追う若武者たちが汗を流していた。2018年秋以来、3季ぶりのリーグ制覇を目指す硬式野球部が高知県立室戸広域公園野球場を拠点に春季キャンプを行っている。筆者らアスレチック野球班は3日間キャンプに同行し、王座奪還に燃える野球部員たちの熱い模様をお届けする。
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2月22日(土)
あいにくの天候に見舞われた室戸市。筆者が到着した昼下がり、室内練習場はただならぬ熱気に包まれていた。バッティング、ティー、トレーニングの3班に分かれての屋内練習。雨なんて関係ない。ただひたすらに優勝向けて努力を重ねる男たちの姿がそこにはあった。

バッティングはマシンと手投げの2か所。笹原、田井中ら新最上級生らを中心に黙々とバットを振り続けた。西元の抜けた4番を誰が務めるかに注目が集まるが、4番候補の川岸は「調子は悪くないです」と順調な調整ぶりをうかがわせた。
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快音を響かせる笹原

ティーでは通常の長さのバットのほかに半分ほどの極短バットを使用しての打ち込みやスタンドを使ったティーなど複数の種類を使い分け随所に打撃力アップのための工夫が見られた。
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極短バットでティーをこなす酒井

室内練習場の奥では光原コーチ主導のもと、厳しくも活気のあるトレーニングが行われていた。なかでも盛り上がりをみせたのが手押し相撲。一対一のガチンコバトルに幾多の名勝負が繰り広げられた。
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手押し相撲では男のガチバトルが繰り広げられた

全体練習の締めは三塁走者を想定したバント練習。打者と走者に分かれ、笹原新主将を中心に積極的な声掛けも行われていた。光原コーチ自らバッティング投手を務め、セーフティスクイズやウエストなどあらゆる場面で一点をもぎ取るための想定を行った。
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バント練習を行う遠藤

今日は天気も快方へ向かい、グランドでの練習が予定されている。    【記事編集・写真 松田拓真】

《硬式野球部》終盤反撃もバッテリーミスなど響き今季初の勝ち点獲得ならず...

10月3日(木)わかさスタジアム京都で産龍戦3回戦が行われた。今季初の勝ち点を狙う京産大だったが先発の藤本が7回まで2失点と粘りのピッチングを見せるものの、バッテリーミスなどで8回に一挙4点を奪われる。終盤に西川主将の代打安打で反撃をみせたものの力及ばず無念の敗北で勝ち点を獲得することはできなかった。
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龍谷大 000 110 040 = 6
京産大 000 100 002 = 3

試合成績
1.8 遠藤(滝川第二) 2打数0安打1四球
H 材木(綾部) 1打数0安打
7 桧垣(奈良大付)
2.6 宇都宮(宇和島東) 2打数0安打1四球1犠打1三振
3.D 杉野(近江) 4打数2安打1打点1三振
4.3 西元(福知山成美) 2打数0安打1四球1死球
5.5 笹原(福知山成美) 4打数3安打2打点
6.9 川岸(京都成章) 3打数0安打1犠打
7.7 山本(鳥取城北) 2打数0安打
H 西川(龍谷大平安) 1打数1安打
R→8 田井中(福知山成美) 1打数0安打
8.4 酒井(桜宮) 4打数0安打2三振
9.2 久木崎(京都成章) 2打数0安打1三振
H 小林(愛知) 1打数0安打
2 曽根(綾部)


先発投手 藤本(京都学園) 7回3分の1 7安打0四球1死球1三振 失点6自責点3
二番手 紀本(富岡西) 1回 1安打0四球0死球1三振 失点0自責点0
三番手 船槻(北稜) 1回 0安打1四球0死球0三振 失点0自責点0


試合展開
前日の2回戦に打撃戦の末敗れ、負けられない戦いとなった3回戦。先発を託されたのは藤本だった。左のエースとして期待されながらも今季はなかなか勝ち星を挙げられておらず、何としても勝利を手にすると意気込んでの登板となった。3回まで安定した投球を見せていた藤本だったが、4回一死1塁から三塁線を破られる適時二塁打を許し先制を許してしまう。4回にも二死からピンチを招くと、ワイルドピッチで二塁走者に帰られ痛い追加点を与えてしまった。
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バッテリーエラーで点を許しマウンドに集まる、勝村監督(左)、久木崎(中)、藤本(右)

一方の打線は、4回に一死3塁から杉野の左前安打で一時同点に追い付くものの再びリードを許してからは打線がつながらない。7回を終えた段階で放ったヒット数が3本と相手投手波多野の前に沈黙した。すると8回、ここまで粘り強い投球を見せていた藤本がつかまる。先頭に死球を与えると安打とエラーが重なり無死満塁の大ピンチを招く。ここをしのいで流れを引き寄せたかったが、続く5番に中前安打を打たれ1点を失ったところで藤本は無念の降板。今季初勝利を手にすることはできなかった。ひ代わった二番手紀本も犠飛と左前安打で2点、さらにパスボールも飛び出してこの回一挙4点を失った。
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追加点を許し降板する藤本

このまま終わるわけにはいかない京産大は8回の先頭山本のところに代打西川を起用する。今季初出場となった主将は「チームの雰囲気を変えたかった」と1ボールからの2球目を中前にはじき返し今季初安打。ここまでベンチを温めることが多かった西川だったが、自分の役割を忘れたことはない。敗戦が続き暗くなるベンチの中で一番に声を張り上げチームを鼓舞し続けた。同時にいつでも出場できるよう試合の流れを見ながらベンチを離れ、裏で素振りなどをして準備をし続けた。必然ともいえる代打安打がチームにも勢いを与える。9回に無死満塁のチャンスを作ると、笹原が右前に2点適時安打を放ち意地を見せつけた。最後は酒井が一ゴロに倒れ今季初の勝ち点獲得とはならなかったものの確実に次節につながる粘りをみせた京産大ナイン。西川主将は「残りの2節を勝ちにこだわりながら戦っていきたい」と残りのシーズンに向けての意気込みを語った。
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意地の代打安打で流れを呼び込んだ西川

コメント
勝村監督
「うちのウィークポイントであるバッテリーミスが多く出てしまった。藤本は少し登板間隔があいておりブルペンでの調子もあまり良くなかった。初回をどう抑えるかが鍵だと思っていたが上手く乗り切ってくれた。7回まで非常に良いピッチングをしてくれたが、やはりキャッチャーが止めてあげないと低めに投げられない。久木崎と曽根にはこの経験を今後に生かしてほしい。
西川が今季初出場。なかなか出場機会に恵まれない中でよく打ってくれた。点は取れなかったものの、9回の反撃に繋がったと思う。本来ならそこでひっくり返さなければいけないが、あの攻撃は次の神院大戦にもつながると思う。
選手は諦めずにやってくれているので、いい結果が残せるようにチーム一丸となって残りの2日間準備したい。」
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西川主将
「シーズン序盤からピッチャーを中心に守り勝つ野球を目指していたが、それができなかった。できていた部分を確実にできるようにしないと勝てない。悪い流れになった時にズルズルといってしまうのも悪いところ。修正したい。その中で今日は攻撃と守備を分けて考えて、取られた後すぐに取り返せたのは良かったところ。その分点を取られた後なにかをきっかけにして悪い流れを止めなければいけない。
(今シーズン初打席で安打)いつでも行けるように準備は続けていた。勝村監督との話の中で、お前を使うときはチームの雰囲気や流れを変えて欲しいときだと言われていたので、今日も流れを変えて勢いも持ってきたいと思って打席に入った。勝つことはできなかったが、流れを持ってくることができたと思う。
ピッチャーと野手陣が噛み合うためには、信頼や協力をもっと強化しないといけない。守備では取れるアウトを確実に取れるように、打つ方では攻撃的な姿勢を忘れないようにしながら勝ちにこだわって残りの2節を戦う。」
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《硬式野球部》北山奮闘も「安定感無かった」3回7失点で龍大に惜敗

10月2日、わかさスタジアム京都で行われた龍谷大との2回戦は終盤の追い上げも実らず敗北した。先発の北山は、2回までぴしゃりと相手打者を抑えるも3回に崩れて5失点。後続も悪い流れを断ち切れず、最終的に9失点を喫する。打っては、1回表の西元のタイムリーなどで点を稼ぐも5得点止まりだった。
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京産大 201 100 100 = 5
龍谷大 007 011 00X = 9

試合成績
1 (中) 山本(鳥取城北)4打数1安打
2 (遊) 宇都宮(宇和島東)3打数0安打1三振1四球
3 (DH) 杉野(近江)4打数2安打1打点1四球
4 (右) 川岸(京都成章)5打数1安打
5 (三) 笹原(福知山成美)5打数1安打
6 (一) 西元(福知山成美)5打数3安打3打点1三振
7 (左) 田井中(福知山成美)2打数0安打1四球
H 材木(綾部)1打数0安打
(中) 遠藤(滝川第二)1打数0安打
8 (二) 酒井(桜宮)4打数2安打
9 (捕) 久木崎(京都成章)3打数2安打1四球

先発投手 北山(京都成章)2 2/3回 4安打1三振2四死球 失点5自責点5
2番手 宮所(関大北陽)0 0/3回 2安打0三振0四死球 失点2自責点2
3番手 山口(済美)2 1/3回 6安打2三振0四死球 失点2自責点2
4番手 紀本(富岡西)3回 1安打1三振0四死球 失点0自責点0

試合展開
雨天順延のため水曜日に開催されるというイレギュラーな日程となった一戦。1回戦では6-0で快勝し、この流れを維持していきたいと望んだ。1回表の攻撃から山本の内野安打、杉野の四球、川岸の中安打で一気に満塁とし、西元のセンターへの当たりで2点を先制。「(2点リードで)試合に入りやすくなった」と話した先発の北山。打線の援護に応えるべく、2回まで相手を完璧に抑えた。
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1回表に適時打を放つ西元

3回表に笹原が右安打を放ち、相手の守備がもたつく間に激走し三塁到達。このチャンスを西元がモノにし、左中間を破るヒットで1点を追加した。しかしその裏で試合は大きく動く。突如調子が崩れた北山は、2つの四死球を与えた後に3者連続タイムリーで一気に同点を許す。そして、相手の4番に2ランホームランを浴びて降板した。ここまでのことを、「安定感がなく、地に足がついていないような感じだった(北山)」と振り返る。
4点ビハインドのマウンドを任されたのは宮所。しかし勢いづく龍谷大打線を抑えることはできず、2点を献上してしまう。ここで宮所の継投として登板した山口はピンチの状態から打者を抑え、3回裏の猛攻に終止符を打った。
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2番手の宮所

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3番手の山口

4回表には打撃好調の久木崎が右安打を放つ。この試合で1年生捕手ながら3打数2安打の活躍を見せた。本人も、「自分の間合いに持ち込むことができていた」と評価する。その後杉野が一二塁間を破るタイムリーで1点を追加して3点差まで詰め寄る。しかし決して手を緩めない相手打線に5回、6回それぞれタイムリーを喰らい、山口はマウンドを降りる。4番手として上がった紀本はテンポの良いピッチングで8回までを打者8人に抑え、打線の奮起を待った。その打線は7回表に酒井がタイムリーを打ち5点目とするも、その後ホームベースは踏まれず試合終了。痛い敗戦となった。
【記事編集・写真 加藤 弦】

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4回表にライトへのヒットを放った久木崎

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久木崎に続き、タイムリーで走者を返し打点をあげた杉野

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4番手の紀本

コメント
勝村監督
「今日は全体的にノックの時から少し動きが悪かった。北山は1、2回は緩急を使っておさえることができていたが、下半身が上手く使えていないように写った。体の軽さが逆に空回りしている感じ。調子は悪くなかったがピンチでもギアを上げることができず、リードも単調になってしまった。同じテンポで投げてしまい、ボールも高く浮いていたので打たれたのだと思う。マウンドに行って下を使っていくように声をかけたが、それでも高めに行ってしまっていた。
打線も北山が先発の試合で先制点を取ったことによってスキが生まれてしまった。相手のミスから先制できたが、そこから踏ん張ることができなかった。
その中で紀本がよく投げてくれた。変化球でカウントを取れ、緩急もつけて投げることができている。これからも今日と同じように投げていってほしい。
攻撃は西元にあたりが出だし、山本も持ち味を出してくれていた。(今日2安打の)酒井にはこれまで引っ張ってばかりで高めに手を出して打ち上げることが多かったのでそこを指摘した。杉野にも2本ヒットが出て気持ちも楽になっただろう。エンドランも成功することが多くなってきたし、点は取れるようになってきていると思う。
明日の試合は必死になって総力戦で勝ちを取りに行く。」
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西川主将
「序盤に3点先制をしたが、このまま勝てそうな雰囲気ではなかった。気の緩みが出てしまったと思う。アップやノックの時から元気がなかった。もっと準備の面を大事にしていきたい。明日は初回から一球一球を大事にして、スキを見せず全力を尽くして戦う。気持ちで押し切ってこの状況を乗り越えていきたい。」


久木崎捕手
「(3回について)北山さんが突然崩れるのはらしくないので難しかった。変化球も決まらず焦ってワンテンポになってしまった。色んなことが考えられるのに、北山さんの持ち味である真っ直ぐに頼りすぎてしまった。早くこの回を終えたい気持ちが高すぎてストライクゾーンに集めてしまったところもある。この反省を生かして、これからはよりピッチャーとコミュニケーションをとったり、視野を広くするように心がけようと思う。
紀本さんは1点もやらない気持ちでマウンドに上がってくれたと思う。気持ちのこもったボールを投げ込んでくれてリードしやすかった。
バッテイングはタイミングが合っていて、自分の間合いに持ち込めていることが調子の良い要因だと思っている。この調子を続けていきたい。
明日は反省を生かしつつ、いつも通り戦いながらイニング間にピッチャーと会話をしてバッテリーで勝てるようにしたい。」
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北山投手
「リーグ戦で初回2得点は滅多にないチャンス。打撃陣が初めにスタートを切ってくれたおかげで試合に入りやすくなった。いつもと同じ気持ちで完封も考えていた。
崩れた原因は変則的な日程での準備の面。試合が始まっても作ることが出来なかった。その上、下半身が軽くなっていてそれを抑えようともしていたがなかなか出来なかった。安定感も失い、地に足がついていないような感じだった。その流れを断ち切ることができなかった。HRのボールはストレート。3回裏はほぼ全てストレートで、相手に甘いボールを待たれていた。変化球はほぼなし。
改善としては今までの経験を思い出し、コンディショニングの面、今日帰ってからや明日朝の練習前などの気持ちの作り方をきっちりやっていきたい。アップの段階から気持ちなどをしっかり作っていく。
今日以外はしっかり抑えることができているので、今まで通りやることは変わらない。」
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