京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局のBLOGです。

サッカー部

《サッカー部》大教大に敗戦 勝ち点伸ばせず

 6月18日、第94回関西学生サッカーリーグ前期第9節対大教大戦がJ-GREEN堺メインフィールドで行われた。現在勝ち点6の京産大は1部10位。勝ち点を1でも積み重ねて自動降格圏である11位から遠ざかりたいところ。キャプテンの前田は累積により欠場。坂手優雅がキャプテンマークを付けて臨んだ試合だった。
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スタメン
GK 射庭
DF 美馬、坂手、橋本、木原
MF 松田、竹之下、守安、久保吏、高橋
FW 和田

リザーブ
GK 寺地
DF 岸、後藤
MF 立石、谷川
FW 久保修、細野

選手交代
65分 松田→立石
68分 木原→久保修
84分 高橋→後藤

 前半は互いに攻め合いになる。相手のボールを奪ってカウンターを仕掛けるも中々シュートまで持って行けず、相手のネットを揺らすことは出来ない。こちらが攻め込まれる時は堅いDFと射庭のセーブでピンチを乗り切った前半43分にFKを獲得。しかし、得点にはならず。0-0で前半は終了した。後半開始3分に相手のCKからゴールを決められ、失点。その後は懸命に1点を追いかけたが、点差を守り抜きたい大教大のDF陣に阻まれ得点を得ることが出来ない。相手に逃げ切りを許し、試合終了。1部12位の相手にまさかの敗戦だった。試合終了後に坂手は「自分たちがやっていかなければいけなかったが、どこか慢心があったのかもしれない」と肩を落とした。小笠原コーチは「自分たちのポジションに責任を持ってプレーをして、チーム力を高めることが課題」と振り返った。前期は残り2戦。なんとしても勝ち点を重ねて自動降格圏から一つでも遠ざかりたい。

試合結果
京産大0-1大教大
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《サッカー部》トーナメント戦、4回戦で敗れる

 5月8日から行われている第45回関西学生サッカー選手権大会。シード校の京産大は21日に行われた3回戦から登場した。初戦の相手である神院大PKで先制を許すも逆転して、4回戦へと駒を進めた。
 4回戦の相手はリーグ戦で敗れている相手びわスポ大(会場は立命館大・原谷グラウンド)。ここ数年、4回戦を突破できていない京産大に取って負けることのできない相手だった。

スタメン
GK 射庭
DF 守安、坂手、橋本侑、美馬
MF 松田、前田、大原、松井、高橋
FW 和田

サブ
GK 寺地
DF 岸
MF 島田、久保吏、園部
FW 守屋、児玉

選手交代
後半12分
和田→守屋
後半26分
松井→久保吏
後半38分
美馬→園部

 試合開始後、京産大は果敢に攻めの姿勢を見せるがシュートまで持っていくことが出来ないでいた。前半29分、ゴール前のこぼれ球を高橋がねじ込みゴール。貴重な先制点を手にした。しかし、前半38分に相手に得点を許してしまい試合を振り出しに戻された。続く後半戦。5分に相手からシュートを決められ逆転されるも、8分に高橋のシュートを主将の前田悠斗が決め同点に追いつく。白熱のゲームが展開された。後半23分に再び逆転を許し2-3とされる。すぐさま追いつこうとボールを前に運んでいくものの相手の守備に阻まれ決定機には至らない。後半38分に相手から再び加点されてしまい2点差にまで広げられる。その後はネットを揺らすことの出来なかった京産大。4回戦敗退となり、ベスト16でトーナメント戦を終えた。「実力が相手より劣っていた。チームのやり方を徹底させなければ」と小笠原ヘッドコーチは危機感を感じていた。主将の前田は「当たり前のことが出来ていない。リーグ戦に向けてもう一度1からやっていくしかない」と気を引き締めた。
 次戦はリーグ戦対同志社大戦が西京極陸上競技場にて行われる。
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先制点を決め喜び合う
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《サッカー部》2位阪南大に敗北も見えた光

 第94回関西学生サッカーリーグ前期第6節が5月8日(日)に皇子山総合運動公園陸上競技場で行われた。相手はリーグ2位の阪南大。負けが続くと自動降格圏内に下がる可能性もある京産大は1でも勝ち点が欲しいところだった。
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スタメン
GK、寺地(3)
DF、坂手(4)、湯田(2)、橋本(2)、美馬(1)
MF、前田(4)、立石(1)、大原(1)、園部(2)
FW、松井(3)、守屋(1)

リザーブ
GK、射庭(3)
DF、木原(3)
MF、久保修(4)、守安(3)、久保吏(2)
FW、高橋(2)、和田(2)

選手交代
70分、園部→守安、松井→久保修
78分、大原→和田

 前半4分、コーナーキックからゴール前に押し込まれ先制点を許してしまう。しかし、前半10分、カウンターが成功。坂手のアシストから大原が抜け出してシュート。すぐさま試合を振り出しに戻した。
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 喜びもつかの間、再び阪南大の猛攻に遭う。右サイドから切り込まれて前半12分に再び失点。その後も防戦一方の展開が続くが、反撃の機を伺う。短いパスをつないで前にボールを運ぼうとするも、相手のプレスに圧され思うように前に進めない。コーナーキックのチャンスを何度か手にしたが、相手の堅い守りの前に枠を捉えるまでには至らない。前半30分には3点目を決められてしまい、厳しい展開になってしまった。
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 後半に入っても展開は変わらない。相手の猛攻に対し、体を張って懸命にゴールを守る。相手からボールを奪い、積極的にクロスを上げていくも上手くタイミングが合わない。前半に比べて相手からのシュート数も増えたが、必死で守り抜く。後半39分に再び失点。1対4で試合を終えた。
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 点差は開いたが、前節の関大戦に比べ、繋いでボールを前に運べるようになったのは1つの収穫だろう。また、ケガから復帰した大原が同点弾を決めたのは明るい材料だ。
 次節の相手は西京極で迎える大体大。課題を修正して勝ち点を手中に収めたい。

京産大1ー4阪南大

コメント
古井裕之監督
「相手に攻め込まれるのはある程度は仕方ないところがある。どこの位置で守備をするかが重要。試合の序盤はそこまで引いた形ではなく高いところでボールを奪うことができ、1点取れたことを評価できる点だと思う。相手の個々の力に対して怖がって引いた形になったところで決められてしまう。自分たちから仕掛けるのではなく相手が仕掛けてきたところでどう対処するかが大事だと思う。(DFの連携については)中に切り込まれても相手のマークを外さないことが大事。個々がいかに粘るか。GKの寺地にもチャンスを与えたいと思いスタメンにした。射庭と寺地はどちらが出てもいいよう準備はさせている。大原はケガ明けで今回が初スタメン。アグレッシブで攻守の切り替えが早く、ボールに対してもチャレンジできる選手。それが今回の得点に繋がったと思う。アグレッシブな選手をドンドン起用していきたい。今の自分たちにはどこが相手だとかは関係ない。しっかり勝ち点1を取っていきたい」

GK・寺地一貴選手
「今季リーグ初出場だったが、昨年も出場していたので難しい入り方もなく思ったより緊張しなかった。角度のないところからシュートが来ると聞いていたのでそこの準備はしていた。今回は自分たちのサッカーが出来ていなかった。次節の大体大はフィジカルが強いと思うが、そこで上手く渡り合えれば京産らしいサッカーが出来ると思う」

DF・美馬和也選手
「前半に自分の左サイドからクロスを上げられて失点につながってしまい、チームの流れが変わってしまった。自分自身、まだまだ甘いと感じる。相手の強さであったり、速さに劣っていたため、クロスまでもっていくことが出来なかった。次節の大体大は阪南と同じく上位の相手。もっとハードワークしてチームのために仕事をしていきたい」

MF・大原俊輔選手
「ケガ明けの初スタメンの状態でやれることはやったつもりだったが、結果が付いてこなかった。前半のシュートは自分でいけると判断した。ハードワークとスピードが自分の持ち味だからそれを活かしてチームに貢献していきたかったが、勝てなかったので悔しい。次節の大体大戦で負けると2部降格に近づいてしまうので勝ちたい」

《サッカー部》大院大に勝利! リーグ戦白星発進!!

 4月9日(土)に開幕した関西学生サッカーリーグ前期。京産大は10日ヤンマースタジアム長居で第1節を行った。全国を目指して、負けられない戦いが始まった。
 初戦の相手は昨年1部リーグ4位の大院大。侮ることのできない相手だ。

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スタメン
GK 射庭康太朗
DF 守安陸
DF 湯田京志
DF 橋本侑弥
DF 木原豪
MF 前田悠斗
MF 竹之下修弥
MF 園部凌平→(MF 立石和真)
MF 守屋諒→(FW 松井慎太朗)
MF 松田岳
FW 和田健太郎 

 試合開始後は相手の攻めに対して防戦を強いられるも粘り強く守り抜く。前半戦の中盤で松田がシュートを放つもネットを揺らすことは出来ない。その後も両者一進一退の攻防が続いたが、0-0で試合を折り返した。
 後半戦に入ると攻めのテンポが良くなる。前半戦に比べ、ボールの支配率やチャンスが増えた。決定機を何度も作り出すもゴールには届かない。試合が動いたのは後半26分。木原の放ったクロスに和田がうまく合わせ、得点を奪取した。これが決勝点となり、1-0で大院大を抑え、リーグ開幕戦を白星で飾った。
 第2節の相手は桃山大。16日(土)にキンチョウスタジアムで行われる。
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果敢にゴールを狙いに行った松田
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キャプテンの前田がピンチを乗り切る
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最後までゴールを守り抜いた射庭
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アシストをして得点に絡んだ木原
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和田はチャンスを活かして先制点をゲット
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試合後にスタンドに向けての挨拶

古井裕之監督
「立ち上がりはラフなゲームになると予想していたからある程度、蹴りあいというか。立ち上がりの失点がウチにとって一番嫌な失点なのでそこをしっかりと切り抜けられて、自分たちのペースに徐々に徐々にもっていけたと思う。前半を0-0で折り返すことでエネルギーが後半に上がっていくタイプだからそういうところはしっかり押さえて、後半に向けて良いチャレンジが出来た。(後半に攻めのリズムが良くなったことについて)常に走ってきたから相手は疲れる。特に23番の和田の高さを活かして相手のCBに苦しめていたから嫌な形の競り合いを相手は強いられていた。体力的にはドンドン相手は落ちていくと思う。そういう狙いもあって和田をスタメンにしたが、90分でしっかり仕事をできたからチームにとって大きな戦力になった。ここ何年かは開幕戦勝利がなかったから全国を目指していく上で今回の勝ちはウチにとっていいスタートになった。(今後の試合は)大きく方針が変わることはないが、和田を起点にこぼれ球をしっかり拾ってそこでサイドから攻めていきたい。今回もサイドからの得点だったからそれを繰り返し繰り返しやるしかないと思う」

小笠原唯志ヘッドコーチ
「やってきたことが発揮できた試合だった。今回は勝負にこだわろうと思っていた。勝つときに勝つということを作り上げた。内容は考えるものもあるが、団結力が今年はあるから最低限の勝ちは拾いにいけたと思う。でもあのサッカーでずっと勝てるかというとそうでもない。修正するところは修正していく。やれるのにやれなかった、気付けるのに気付けなかったというところが試合の中でたくさんあった。テンパってしまいなんの解決にもならない、どうすればいいか分からないといった場面が見られたからその辺は明確に落とし込んでいかなければならない。処理能力を養っていかないと。勝負をかけた中での考えだったり、失敗だったり、それを考えて成功に導いたことは彼らにとって大きな財産になると思う。真剣に考えていくということを教えていかなければいけない。(今後に向けては)勝ったからどうこうではなくサッカーとしてやっていかなければならない。考えるだけではダメ。しっかり行動をしなければ。インプットしたらアウトプットして精度を上げていきたい。もう一度いつもやってきたことをどれだけ早く正確にやれるかということを反復して、分かっていないところは説明して頭の整理をさせていこうかなと思う。今までやってきたことの精度を上げていく予定。特に大きくやり方を変えるつもりはない」



《サッカー部》逆転の京産劇場!!崖っぷちからエースの2得点! 思いは受け継がれていく

 関西学生サッカーリーグ1部2部入れ替え戦は、J-GREEN堺で行われ、リーグ9位の京産大は2部リーグ4位の関西国際大学と対戦した。前半4分の失点で、出鼻をくじかれた。幾度ともなく攻め込むが、一点が遠い。そのもどかしさを破ったのは、エース・木匠だった。同点弾を叩き込むと、2点目もきめ、逆転勝利に導き、1部残留を決めた。

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二点目をあげガッツポーズの木匠。目には涙が。大仕事をやってのけた!

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1点目の得点で喜ぶ木匠に、迎える橋本。

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2点目の得点シーン

 これほどまでの結末があるのか。
 エース・木匠貴大が、残留を手繰り寄せる二得点を挙げた。同点となる一点目は、中央混戦から、右足を振りぬいた。「10番がとってくれると、自分が得点をあげた時よりもうれしい」(二宮談)。84分間、攻めつつづけたが、得点の匂いがしなかった。攻めても、うっても、入らない。枠内にボールが飛ばない。相手の守備の陣形も崩れない。降格という文字が頭をよぎりそうな雰囲気だった。それを一蹴した一撃。劇的だった。「将磨がいてくれた」と応援席の橋本のもとへ。橋本も、自分のことのように大喜びで木匠を迎えた。エースが決めると、京産大は乗る。今季、一度も逆転勝利をおさめたことののかったが、そんなことは関係なかった。90分、竹之下のスルーパスに抜け出すと、相手DFをトラップでかわす。相手がスローモーションに見えるかのように、するりとかわし、GKと1対1。冷静に、流し込んだ。ゴール後は、喜びを爆発。目には涙を浮かべていた。前期リーグ、1点もとれず苦しい思いをしたエースが、チームを残留に導く2点をあげた。
 1年生の時は、リーグ初出場で初アシスト。2年生からチームの中心選手として、京産大の攻撃陣を引っ張った。上級生相手でも、当たり負けしない強靭なフィジカル。気持ちを前面に出し、絶対に負けない気迫。時に熱くなり、カードがでることも。だが、得点に一番にこだわり続けた男だった。今季は点を取ることができず苦しんだ。チームの調子もそれとともに下降。「なんかあるんですかね」と、縁の深いキンチョウスタジアムで阪南大相手に、得点をあげるとチームの調子も上向きに。京産大の勝利には木匠の得点がかかっていた。だからこそ、人一倍、重圧を感じていた。その重圧をはねのける二得点。チームが困ったとき、頼れるのエースだ。これが京産大のエースだ。

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受け継がれていく。試合後、二宮のキャプテンマークは、前田(右)にまかれていた。

ー苦しんだキャプテン
 二宮竜平はシーズン終盤、まさかの全治2か月のけが。ひどいねん挫だった。後期の大阪産業大学戦後には、「家にいるより、酸素カプセルにいる時間のほうが長いですよ(笑)」と笑って言っていたが、進路も含めて、大事な時期にケガを負い、メンタル的にはとても、きつかったと思う。特に、前節、甲南大学戦の試合後、応援席に向かって、挨拶する際は、「責任を感じる」と自らを責めた。二宮は、引っ張るタイプといえば、周りをまとめていくようなキャプテンのイメージだ。その分、自分よりチームのためにを徹する。この試合の後も、こいつを絶対に記事にしてくれ。と、主務の小椋を推した。周りへの配慮、自分は一人ではなく、支えられてプレーができている。ケガをしたことで、さらにそれに気づいたのかもしれない。甲南大学戦後、正直、チームに与えるメンタルの影響は大きかった。だが、この一週間で、チームをまとめ、試合に出場している、いないにかかわらず、みんなの心が一つになった。「2点目の時は泣いてうずくまってました」と、自分よりも、チームのため。その姿は後輩が見ていることだろう。

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左サイドバック米丸。

ー順風満帆とは言えない4年間
 米丸智幾にとっては、思い通りの4年間じゃなかった。一年目、京都選手権で出場。1年生ながらコンスタントに出場をしたが、試練の2年目。「正直、サッカーやめたくなった時もあった」と米丸。Aチームに登録されているが、スタメンとサブ組からも外されたこともあった。腐りかけていた。再起を誓った3年目。指導者に直談判したボランチというポジション。そこで勝負をかけた。1年生は主に、サイドミッドフィルダーでプレーしたが、本職はボランチ。「長短つかいわけるパスはすごい」と木匠も話す通り、チームの中でトップクラスのパスセンス。ボランチで3年目を迎えるが、徐々に出場機会が減っていく。目立ったプレーすることができず、再び腐りかけた。だが、彼はめげなかった。左サイドバックにコンバート。昔の彼なら、ひょっとしたら、もっと頑固になっていたのかもしれない。「とにかく試合にでたい」という思いから、左サイドバックを受け入れた。利き足は右。「左足を右足以上の精度にする」。抜群のパスセンスが花開く。今季はFKとしても活躍。前期の大体大戦では、終了間際のFK,魔法の右足で、直接ゴールを決めた。苦しんだ分、強くなった米丸。今、できることを一生懸命とー。

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後半途中出場。クロスボールの競り合いのターゲットとなった
ー1年生でスタメンを奪う。だが…
 岩本泰士は、入学初年度、センターバックのレギュラーをつかんだ。「相手には絶対にしたくない嫌なDF」と佐々木一輝(徳島ヴォルティス所属)に言わせるほどであった。背番号67という大きい、数字が余計に彼を目立たせた。ここから、センターバックとして不動の地位を築くはずだった。2年目、3年目の出場機会は激減。「正直やめたい時もあった」と岩本。プレー機会を失った。4年目は、FWとして挑戦。フィジカルの強さ、競り合いの強さを売り出した。残留のためには負けられないびわスポ大戦では、ゴールを奪った。勝負所で、勝負強さを見せた。今日も、膝の調子が万全というところではないなか、出場。1点目のシーンにも絡んだ。
 岩本は謙虚であり、挨拶は欠かさない。そういった、人間性なところが最終的にサッカーの神様は、彼にご褒美を与えてくれたのかもしれない。

 -必要不可欠ななサポートメンバー
 どんな時でも、応援席の一番先頭には、橋本将磨の姿があった。今日も、1点リードを許す苦しい展開の時、橋本の声があった。「いいぞ!よね!」「あせるな!たかひろ!」。一緒に戦っていた。橋本はもともとBチームの選手。Bチームが出場しているIリーグで何とか、結果を出して、全国大会を夢見ていた。その予選大会の決勝トーナメント直前に、大けがを負って、松葉づえ。なんとか、決勝トーナメントにはまにあったが、全国への夢はあと一歩のとこで阻まれた。その後橋本が選択したのはAチームの練習に、参加することだった。「うまくないんで(笑)」と言っていたが、自分でできることを模索していた。考えた末のサポートだった。「自分ができるのは一緒に戦う気持ちの部分」と、甲南大学戦もベンチメンバーで学生コーチとして、入った。入れ替え戦は、応援席からだったが、木匠のゴールが決まった瞬間、一番に喜んだのは橋本。応援席から飛び出し、木匠を出迎えた。一緒のピッチに立てなくても、確かに12番目の選手だった
 実はマネージャー・平野茉里は5年目。留学に4年の夏手前からいき、昨季の末に帰ってきていた。なので、5年目なのだ。今節のハーフタイムの時は、「う~んってかんじですね」。一番近くで選手を見続けてきたからこそ、今のチーム状態を察していた。でも、どこかあきらめているようには思えなかった。試合、前前日には「いつも京産大は、大荒れな試合なので、大荒れな試合になるかもしれないです」なんてことを話していたが、ある意味予想が的中してしまったが、京産大らしい展開ですね、という問いかけに「そうかもしれないですね」と。マネージャーは現在、1.2年生がいるが、3年生、4年生も空白なため、平野の存在は大きかった。後輩たちも、そのマネージャーっぷりは目に焼き付いているだろう。
 3年生の時、選手から主務へ転向したのが、小椋翔だ。主務とは、京産大のサッカー部の窓口出てきな役割で、試合の調整など、裏方の仕事を任せる。だが、小椋は、もともと、主務志望ではなく、選手としてだった。だが、3年目に主務を任せられ、実質、一年はやく選手を引退した。それでも、自分のできることをこなした。「苦しかったけど、いい仲間に出会えた」と、振り返った。裏方の仕事も多かったが、主務としてベンチに座ることもあった。そのとき、真っ先に同級生のゴールを祝福したのは小椋だった。歓喜の輪には小椋がいた。



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 この4年生位の雄姿を受けついでいこう!

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集合写真。最後笑って4年連続で終えることができた

京産大2(0-1)1関西国際大学

スタメン
寺地一貴
坂手優雅(→久保修)
二宮竜平
橋本侑紀
米丸智幾
守安陸
竹之下修弥
前田悠斗
久保吏久斗(→園部)
木匠貴大
児玉海(→岩本泰士)

試合展開
 入れ替え戦に回ることになった。先週の甲南大に敗れたことをひきずらず、勝利を目指したい。前半は、風下、後半は風上にたった京産大。前半、まさかの4分に失点する。右CKからクロスボールがファーサイドにながれ、相手のファーサイドの選手にフリーでボールがわたり、先制点を奪われた。先制点を奪われた試合は、一度も勝ったことない京産大にとっては、かなりのピンチだった。でも、慌てるそぶりはイレブンからそこまで感じなかった。まだ、逆転できる。そういった想いだろうか。
 だが、得点が入らない。失点後は7割型京産大が攻め込んだ。失点直後の6分、坂手の自陣深くからのFKに木匠が巧な胸トラップからのシュートを放つ。また、ペナルティエリアすぐぞ場からのFKで米丸が狙うが、いずれも、ネットを揺らせない。守安のループパスに木匠が反応。シュートを狙うが、これも入らない。児玉のシュート、守安のシュートも枠をとらえられず。いつもは、ピッチをもう少し広く使うのと、逆サイドの意識があるのだが、一点をとらないといけないというプレッシャーからか、視野が少し狭くなっていた。逆に相手のDFは中央を固めてきて、最後の最後まで懸命に足をのばし、絶対に失点を許さない感じだった。また、相手の攻撃はシュート3本。テンポのよいパス回しでほんろうはされたが、そこまで、ピンチらしいピンチはなかった。こうなのると、我慢比べ。どっちが先に点を入れるか。
 後半、4-2-3-1のフォーメーションは竹之下をトップ下に入れっることで、4-1-4-1にした。ん偉いとしては、中央のトップ下に2人入れることでサイドハーフがワイドに広がり、密集している真ん中をを分散させる狙いがあった。相手が食いついてきたスペースをうまく利用して、攻撃をしかけるのと、セカンドボールを拾う狙いがあった。交代カードもきっていく。とにかく、気持ちを前面に。ゴールを狙った。だが、相手も粘る。58分の前田のミドルシュートは枠にとばせない。シュートが枠にさえ飛べば、セカンドボールということになるのだが、枠に飛ばない。徐々に、攻めあぐねる京産大に嫌な雰囲気が立ち込めきた。ここまで、どうしても、決定機がない。確かにシュートはうっている。だが、入らない。相手の攻撃陣はそこまでボールを保持することはできず、ほとんど京産大ボールを支配しているが、入らない、難しい展開だ。このまま、ずるずる行ってしまうと、相手のペースに持ってかれて、一発カウンターというのもなくはない。その状況を打ち破ったのは、木匠だった。混戦からボールを拾うと、右足を一戦。ボールはゴールへと突き刺さった。ほしかった得点がようやく入った。これで、勢いに乗ると、二点目も木匠。竹之下の絶妙なスルーパスから、またも右足。ゴールネットを揺らした。ついに、逆転。一部残留を引き寄せる一発。
なんと、アディショナルタイムの3分を過ぎ、そのまま、ホイッスル。泣き崩れる選手たち。
最後に、勝って泣いたのは京産大だった。
 来年こそ、インカレへ。4年連続、最終戦の時に聞く言葉だ。その思いは、年々、可能なものになっていく。昨年はインカレ争いを演じ、今年も、強豪大学を撃破してきた。不可能でない位置になってきた。今季リーグ戦、得点数は最下位。失点数は、首位関西学院大学、阪南大に次ぐ、3位。失点しないサッカーができはじめた。しかも、今季の最終ラインと、ボランチは来年もほとんど残る。どんだけ得点しても、失点が抑えられないと、サッカーでは勝つことはできないし、失点しなければ負けることはまずない。つまり、負けないサッカーを体現し始めた。特に後期リーグ戦は。来年こそ、インカレへ。頼むぞ。


古井監督
「入れ替え戦で、相手に先取点をとられてしまって、うちは先取点を取られると勝つ確率が減ってしまうから、ああいう形で、最後、終えることができた。それが、今年やってきたことのすべてかなと。誰がどう、とかではなく、チーム全員、ベンチ、応援席のメンバーが一つになったとおもう。来年以降は、入れ替え戦ではなく、上位争いに絡んでいけるようにしたい。3年生以下は、今日のことを教訓に前に進んで、インカレを目指していく。(ハーフタイムにはどんな指示を?)まず冷静に。自分たちが、審判や相手にイライラすることなくいこうと。その辺について話したのと、(岩本)泰士などをいれて、交代メンバーでしっかりとセカンドボールを拾うことを徹底した。最後、5分で二点。決めるべき人が決めた。厳しいし、しんどい試合だった。(4年生に対しては)この代は、1年生から、ずば抜けてうまいやつもいなかったし、メンタル面でも、苦労したところもあったと思うが、学年が上がるにつれて、大人になり、使命感で最後、4年生がやってくれると思った。4年生も成長して、素晴らしい、京都産業大学サッカー部の歴史の1ページにのこしてくれた。感謝とお疲れさまを伝えたい。3年生以下に、俺が言うまでもないが、上の姿を見て、継続して、さらに進化してほしい。また、来年以降のことは、3年生と話をして、来年こそ、”ぜひ”ではなく、”必ず”インカレを目指す。」

小笠原ヘッドコーチ
「(いつもより早い交代だったが?)とりあえず追いつかないとと思った。駄目なところを修正させる意味と、早くピッチに入って慣れさせることを意識した。はやく、投入してアグレッシブに。2点目の失点の心配はなかった。得点がとれなくて、焦ってきて、平常心でやることを言っていた。木匠にも、チャンスがくるから、落ち着け。と、言っていた。ストライカーが決めないと。後半になって、相手を真ん中に密集させていたので、サイドから、4-1-4-1の形にして、ワイドにせめて、間が空いて来たら、そこを突こうとした。今季を振り返ると、チーム得点王が7点。得点数が最下位。10点以上取れる人がでないと。残留できてよかったし、苦しいシーズンだったが、上位陣との対戦で勝ち点をとっていないと、降格していたかもしれない。(失点数はリーグ3位の少なさですが?)それは、継続していきたい。ようやく、体を張るとか、粘るとかわかってきたのだと思う。やっぱり攻撃。個のストライカー。献身的に走るようなプレーを求めたいFWには。守って走って、ゴールを奪う。全員守備、全員攻撃。次の代はいい意味で個がないから。(今年は苦しかったシーズンですね?)シーズン通して、いい時もわるいときもあって、前期を最下位で終えて、一度、どこかで調子が上がってくると思った。ただ、そこで、もうひと伸び、ジャンプができない。(サッカーを通じて人間形成にも寄与してきましたね?)そういった部分を部員が感じてくれればいいと思う。指導者、人間として、伝わっていれば。真面目にやって、仲間で協力して、仲間で競争して、誰かが作った流れに乗って。そうすれば、おこぼれが自分にやってくる。それをうまく決めていければ。必然におこる奇跡をつくり、偶然ではなく。日本人のいいところは協調性だったり、サッカーでも、それは忘れてはいけない。もっと、そういった日本人の気質を理解していければ。そういったことを理解して、サッカーで感じ取って、普段の生活でもフィードバックできたらいいとおもう。そのへんで、文武両道を目指している。」

二宮竜平
「(スタメンということで強行出場ですか?)先週フル出場したかったけど、できなかったから、今週はと思って。こういう入れ替え戦という舞台はなんかが、おこるると思ってたし、先制点も運が悪かった。クロスボールに対して、はじききれずに、こぼれ球を詰められた感じ。1m、数cmこぼれるところが違ったら、失点しなかったかもしれないし。でも、こういうことが普段の練習での行いが出るのかと思うと、少し反省してる。貴大が決めると、本当にうれしい。びわこ戦で、自分が決めたえど、やっぱり、あの10番が点を取ったほうが嬉しかった。あいつは、あいつでしんどい時期もあって、点取ることで、あいつのおかげで、チームも乗ってくると思った。最後の最後で、あいつを信じて、よかった。あいつの点が一番ベスト。一点目は、あいつところに行ったけど、二点目の時は、後ろで泣き崩れちゃって。それぐらいうれしかった。来年につながると思う。1番キャプテンになってわかったことは、やっぱり、そういう支えられてきた人で、気持ち一つになれたこと。4年間の苦しみは今日のためにあったような気がした。」

木匠貴大
「最後、やばいと思った。みんなのために、後輩のためにも絶対に負けられないと思ったし、ここで、俺が1部に残してやろうと思った。最後に、自分の力だけではなく、みんなの力で、残すことができた。2点目をとったときに、自然と涙が出てきた。1点目とったときも、将磨がいて、彼はBいーむでキャプテンで。応援してくれた。最後の最後で、何か、チームに残すことができてよかった。前期終えた時点で最下位で、みんながんばってくれて。最後最高な形で終えられた。この代でよかった。1部にも残せて、下の代はやっぱ力があるし、チームみんなであきらめない気持ちで、上位にも食い込めると思う。来年インカレ目指して。もっと、みんなで本気になれば、絶対結果ついてくるし、みんなのいい報告を待っている。」

米丸智幾
「先制されても焦ってもしょうがないし、修正することができた。負ける気はしなかった。ロングボールが比較的、風の影響とかもあって、使いにくかった。風でもどされるところもあったので。なので、うまく下のパスでつないで、相手が食いついたところをはがそうとしていた。タカヒロが最後決めてくれて、チームとしていい感じになった。仕事をしてくれたし、僕もサポートをしてきてよかった。僕らはこうやって、1部で4年間やらせてもらって、僕らの代で2部に降格させるわけにはいかなかった。こうやって、1部に残留させることができたし、後輩たちには、やれる選手が多い。4年間成長できたし、苦しいことも受け入れて、とにかく、1部残留できてよかった」

岩本泰士
「タカヒロが決めてくれて、4回生が決めれてよかった。僕がアップしているとき、今日はタカヒロだろうなと思ってたし、自分ではないと思った(笑) 今日はタカヒロだった。それは直感。0-1で負けている時も、なぜか、負ける気がしなかった。勝てると思ったそ、絶対に大丈夫だと思った。あわてなかった。4年間楽しかったときもあれば、伸び悩んだ時も、チーム内でもめた時も、いろいろあって、でも、横のつながりがあって、嫌になった時期も含めて、よかった。いろんな人が応援してくれて、最後、残留の力になった。このスポーツは、スポーツ全体的にそうかもしれないが、本当にしんどい。でも、いつか楽しいこともある。そのために、一生懸命、逃げずいってほしい。本当に、横ん代が支えてくれて、最高の仲間でした。」


小椋翔
「3年生から、選手をやめて、主務に専念した。最後、4年間やって、しんどかったときもあるけど。まあでも、練習とか、自分も支えられてきた。いい仲間に出会えた。チーム全員でがんばることがきでて、このチームは、今シーズン(木匠)貴大がとったら、勝ちだして、4年生の力は本当に大きいものだと思った。一年生から、一緒にやってきるメンバーが点を取ってくれて。そういったメンバーが点を取ってくれたら、やっぱり一番に、飛び出して、喜びたくなる。3年生以下は、しんどいと思うけど、ポテンシャルはあるとおもう。きっとインカレ争いにもいけるし、毎日、団結して、インカレ目指してほしい。」

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橋本将磨
「(ゴール後真っ先に飛び出したのは橋本さんでしたね?)タカヒロと、ずっと一緒にいて、ゴールして、先週、甲南戦でも、点取れてなくて。4年間ずっと一緒にいた人が、点取って、売れすぎて。自分は、たいしてうまくないけど、みんなに気持ちの部分とか、姿勢の部分とか、そういったところを応援で、表現していた。後輩は、いいメンツそろっているので、心がアツイ人もいるか、ぜひインカレへ。」
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