京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

自転車競技部

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《自転車競技部》インカレロード中冨4位 来季の巻き返し誓う

第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会のロードレース部門(2日・長野県大町市美麻)が行われた。コースは1周13.4㎞で女子は5周(67.0㎞)を走る。1年生の中冨尚子(現社)が出場したが4位に終わった。

レース展開
朝7時45分、22名の選手が一斉にスタートを切った。1周目から9名の先頭集団が形成され、中冨もその中に加わる上々の滑り出し。3周目終了時には、先頭集団が中冨を含む6名に絞られる。4周目より先頭集団のスピードが上がり選手が縦長にばらけた状態になる。先頭集団はさらに絞られ3名となる。ここまで中冨は「あまり疲れを感じなかった」と上位を狙える位置でレースを展開していた。しかし、残り2周の補給地点付近で足がつってしまい徐々にペースが落ちる。5周目の途中で先頭集団から離され(ドロップ)てしまった。結果は4位でのゴール。中盤までは海外遠征や合宿の疲れを感じさせないレース運びだった。「余力はまだあった」と体力も問題はなかったが、足がつってしまったことが悔しい結果に繋がった。来季は万全の状態でこの悔しさを取り返す。


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勢いよくスタートを切る

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風を受け下り坂を颯爽と走る

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足がつったままゴール

レース結果
総合5位
4位 中冨

コメント
中冨「ジュニアの世界戦が1週間前にあり、そのままロードの合宿に参加した。移動の疲れが取れていない中、合宿でハードな練習をこなしてしまった。ロードレースをするための練習があまりできていなかったのが悔やまれる。インカレだけを目標にしている選手と比較すると練習量の差で負けた。その名でも余裕のあるレースをすることが出来ていたが、残り2周の補給地点で足がつりはじめてしまった。2位は行けると思っていたので残念。準備不足を痛感したレースだったので、来季は春先から優勝を狙っていけるようにオフにしっかり練習したい。」

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日体大の選手に囲まれて孤軍奮闘

《自転車競技部》インカレトラック 悔しさにじむ銀3つ

8月17日に伊豆ベロドロームで行われた文部科学大臣杯第74回全日本大学対抗選手権自転車競技大会。
3日間に分けられるトラック競技の1日目。

最初に行われたのは、京産大トラックの目玉競技である男子4kmチームパーシュート(以下TP)予選である。
4人1組で隊列を組み、4kmを3番目に走り抜けた選手のタイムを競うこの種目。
昨年は優勝を目指すも予選で隊列が崩壊、決勝へ進むことは叶わなかった。
秋田謙監督は「昨年の経験は活きている、今年は慎重に慎重を期してオーダーを組んだ」と語った。
今年も目標は優勝。そして4分10秒切り、それは学連記録の樹立を意味する。「監督として、いくつかの優勝は経験させて頂いたが、まだ記録を残したことは一度もない。ここで記録を残して、京産大の時代を築きたい」。秋田監督の言葉同様、選手達も目標に向けて貪欲だった。松下綾馬(4)は、「直前でオーダー変更があったほど、選び抜かれた4人。4分10秒切りも十分あり得る」と意気込んだ。
しかし、出走直前の選手達は緊張を隠せていなかった。初のインカレである1年次生の清水大樹以外は昨年のTPメンバー。本番の怖さを体験している。
「今までで1番と言っていいぐらい緊張した」そう語った吉岡衛(2)の横では中井唯晶(4)が深呼吸を繰り返す。松下も「走り出すまで足がフワフワしていた」振り返った。
迎えた予選本番。中井、松下、吉岡、清水の4名は隊列を作り順調な滑り出しを見せたが、途中で中井が千切れ、3人で回す苦しい状況に。しかし、なんとか立て直し、終わってみれば4分12秒895の好タイムで暫定トップとなった。
決勝に進出できるのは上位2校、最後から2組目の日大が首位に立ち、最終組の中央大に全てが委ねられた。「(中央大の走りは)まともに見れなかった」と苦笑いを見せた中井。結果、2位をキープし決勝への切符を勝ち取った。その瞬間、選手達は一気に緊張から解放され全員が笑みをこぼした。
この結果を受け、秋田監督は軽くガッツポーズを取り少し表情を崩した。
しかしすぐに表情を戻し、決勝について「僕の中では日大は強さの象徴。そんなチームと決勝を戦えるのは誇らしいこと」と語った。
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TP予選、前から清水、吉岡、松下、中井

TP予選インタビュー
中井
緊張と興奮でミスがでた。練習で調子が良かったのもあって飛ばし過ぎて千切れてしまった。決勝に進めて本当にホッとした。ここ(決勝)に乗らないとなんの意味もなかった。明日のマディソンを勝って、明後日のTPも優勝したい。
松下
出走直前はものすごく緊張したが、走り出してからはいつも通りに走れた。途中3人になったがうまく立て直した。明後日の決勝では学連新記録を更新したい。
吉岡
なんとか決勝に残れて去年の悔しさをぶつけられた。中央大の結果を待つ間は、いつもとは違う緊張感だった。まともに中井さんと外に走りに行ってた。今めちゃくちゃホッとしてます。
明日のマディソンを勝って弾みをつけたい。
清水
チームパーシュートは期待がかかっている種目だったので、そのプレッシャーはあったが、必要以上に緊張することはなかった。それでも最後の結果が発表されるまではずっと祈っていた。
今日の走りでいくつかミスがあったので、決勝までに先輩達と話し合って改善できればと思う。



続いて午後から行われた男子4kmインディヴィデュアルパーシュート(以下IP)予選には、昨年度インカレ王者の松下がTPに続いて出場。出走までに昨年度の優勝タイムを上回る選手が3名出てくるという危機を迎えた松下。しかし、「(待機中)勝てると思っていた」と、TPとは一転して落ち着いた態度を見せた。迎えた第10組。「終盤に上げていく走りを心がけた」と語ったように、松下はぐんぐん加速していく。最後は半周先の相手を抜き去り、あわや学連記録という4分31秒870の好タイムを残し、拍手に包まれフィニッシュ。暫定トップに立った。しかし直後に、日大の選手に学連記録を樹立され2位に。それでも翌日のIP1.2位決定戦へと駒を進めた。
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IP予選インタビュー
松下
決勝は正直厳しい戦いになる。今回のタイムは自己ベストを大幅に更新したが、それでも相手に負けている。
なので決勝は序盤からしっかりとペースを上げて相手と渡り合う試合をしたい。
昨年度優勝という結果より、6月のトラック選手権6位という結果があるので、挑戦者の気持ちで向かっていきたい。
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写真左、松下



この日行われた最終種目、男子オムニアム予選には曽我部厚誠(3)が出場した。
オムニアムとは最終着順を競うスクラッチ。毎週先頭がポイントを獲得し、その合計を競うテンポレース。
2週毎に最下位が脱落していくエリミネーション。10週ごとに先頭から4名にポイントを与え、その合計を競うポイントレースの4つからなり、それぞれの順位に与えられる得点の合計を競う。
この予選では15名2組30人が参加し、各組10名が決勝に進む。
曽我部は5位で危なげなく予選を通過。決勝進出を決めた。
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オムニアム予選インタビュー
調子はよくなかったが、決勝に進める人数の方が多いので普通に走れば大丈夫だと思った。
決勝では調子を上げていきたい。



大会二日目
最初に行われたのはチームスプリント予選。
京産大は第6組、伊藤皓平(2)、石川航大(1)、清水が出場した。
3人1組で出走し、先頭の1名がゴールを通過したタイムで競うこの競技。
徐々にスピードを上げていき、49秒954でフィニッシュ。予選通過には及ばなかった。
しかし、このタイムはチームとしてのベストを更新する結果となった。
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チームスプリント予選インタビュー
伊藤
ベストタイムが出たのでチームとしてはよかった、短距離で京産大に貢献したかった。

清水
そこまで合わせられなかったが、ベストタイムが出た。
今回の結果は良いイメージのほうが大きい。

石川
3走を任されたが、出だしでしっかり前につけなかった。
もっとしっかり付けていたらもう少しタイムも伸びたし、チームにも貢献できた。
初めてのインカレでいつもとは違う緊張感があった。



次に行われたのは男子オムニアム決勝。
この日のうちに4つの種目を行い優勝者を決める。
まず行われたのはスクラッチ10km
しかし曽我部の調子はいまいち上がらず、11位という結果に。
約1時間後に行われたテンポレースではポイントを一度も取れず着順で11位という厳しい状況に。
約3時間後に行われたエリミネーションでは粘りの走りを見せた。
徐々に人数が減る中、曽我部は良い位置をキープしながらレースを進める。
最後の3名に絞る周回でもゴールライン直前まで上位をキープしていたが、最後の最後に後ろからかわされ惜しくも4位に。
この時点で8位と、トラック順位得点圏内。最後のポイントレースに全てがゆだねられた。
最後のポイントレースはトラックを100周計25km。つまり10度のポイント周回がある。
1回目のポイント周回を3位で通過すると、3回目のポイント周回は2位で通過。順調かと思われたが、そこから中々ポイントが伸びきらず最終的にポイントレースは6位。
その結果を受け、オムニアム全体での順位は9位と、1つ下げる形になった。
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オムニアム決勝インタビュー
目指してたのは優勝だったが、スクラッチとテンポで順位を落としてしまった。そこでちゃんと上位に食い込めていたら入賞は出来たんじゃないかと思う。それによってポイントレースの展開も変わったかもしれない。
スクラッチとテンポは足が回ってなかった。ポイントレースでは上位の選手を他の選手と追おうと思っていたが、他が協力してくれなかった。だが、去年より内容はよかった。


2日目午前の最終種目は男子4kmIP決勝。
2連覇をかけたこの試合。松下は出走前、いつも通り入念にストレッチを行うと、静かにトラックに入った。
バイクをスタート位置にセットすると、手を大きく広げ、天を仰ぐ。ハンドルに手をかけカウントダウンが終わるとスタートの合図が会場に響き渡った。
序盤から松下はリードを許す厳しい展開に。
松下も食らい付くが、差は縮まらず。
その後も徐々に広げられ、2着でゴールラインを通過、準優勝となった。
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IP決勝インタビュー
松下
悔しかったですが、相手が強かった。脚が違いすぎました。
ペースを刻んだ走りのほうがタイムは出ると分かっていたが、勝つために最初からつっこんで対等な勝負をしにいった。その結果全てを出して負けたので、悔いは無いです。

秋田監督
タイムをリードされている相手に対して最初からつっこむのはセオリー通りの走り、それでも相手から一度のリードも奪えなかった。完敗でした。しかし、2位というのは立派な結果です。
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この日の京産大の最終出走種目は男子マディソン決勝。
マディソンとは、2人一組で行われるポイントレース形式のレース。片方が休み、片方がレースを進める。
交代は交代する選手が新たに走る選手と手を繋ぎ、前に放り投げるようにして行われる。
京産大は中井・吉岡ペアが出走した。去年と今年の全日本トラックを連覇しており、3連覇が期待されている。
絶対に勝ちたい1戦だった。しかし、序盤から日大がペースをあげ、後手に回ってしまい、そのままポイントを重ねられる。食らいつく中井・吉岡は後半に粘りを見せ、最終周回をトップでフィニッシュするも、ポイント差で日大に敗れ、2位に終わった。
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マディソン決勝インタビュー
中井
連覇がかかってる、勝たなきゃいけない大会だった。
(2位という結果については)優勝できなかったら一緒だったので、負けは負けです。

吉岡
緊張感はあった。自信はあったので余裕はあったが、その自信が過信になってしまった。
もっといける、もっといけると思っていたら後ろ後ろにまわってしまって、気付いたときには手遅れになってしまった。(序盤は他大学の動きを見るという作戦について)それで後ろに回りすぎて他の大学にも余裕を与えてしまった。もっといけるという自信があったが、それが自分で自分を殺す結果になった。
(2位という結果について)優勝だけを意識して走ったので、正直それ以外の順位に価値は無い。
ゼロからもう一回始めないといけないと感じた。

秋田監督
日大があんなに強いと思わなかった。
序盤は周りを見る作戦だったが、序盤に勝負を決められてしまった。
優勝を狙っていただけに、普通だったら受け入れるのに時間がかかるが、圧倒的だった。
何よりも勝ちたいレースだっただけに悔しい。



インカレトラック最終日
この日の京産大出走種目は1kmタイムトライアル(以下1kmTT)と、TP決勝。
まずは1kmTTから行われた。
出走したのは伊藤・石川の2名
1kmを単独で走りきり、そのタイムを競う。
第4組の石川は1分06秒846、第7組の伊藤は実力を出しきれず、1分09秒554でフィニッシュした。
互いに入賞は叶わず、敗退となった。


1kmTTインタビュー
伊藤
ぶっつけ本番だったのもあって、タイムが伸びなかった。
ロードレースも選ばれたら、しっかりチームを支えたい。
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石川
ベストタイムが出せた。入賞には絡めなかったが、よかった。
納得できる形でインカレを終えることが出来た。
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インカレトラックの最終種目、男子4kmTP決勝。
このチームの悲願である、TP優勝をかけた、まさに大一番だ。
「自分達の走りが出来れば優勝できる、4分10秒を出せる」選手たちは口々にそう語った。
予選同様、各々が入念なアップを済ませ、レース開始を待つ。
3・4位決勝で2度の仕切りなおしがあり、またそれぞれアップを始める。
前の試合が終わり、決勝が始まる。
バイクに跨り、スタートの合図を待つ。
カウントダウンが始まり、合図が響き、一斉に4人が飛び出した。
スタート直後、日大の声援が会場を覆う。
タイムも聞こえないほどの歓声に、選手たちは飲み込まれる。
展開も日大がレースを優位に進める。
周を重ねるごとに増す声援に加え、途中で京産大は数を1人減らし、状況は厳しくなる。
結果、差を詰められずフィニッシュ。ここでも準優勝となった。
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TP決勝インタビュー
清水
悔しい。決勝の雰囲気でプレッシャーを感じた。相手チームの声援に圧倒された。
予選でペースをあげすぎた部分の修正は試みたが、自分の走りをさせてもらえなかった。
総合的なタイムはなんともいえないが、自分のタイムに関しては、早くはいりすぎていたり、逆に抑えすぎてしまったりした。来年以降は4年次生は抜けてしまうので、そこをどう穴埋めしていくかを考えながらやっていきたい。

松下
前日よりはリラックスしていたが、始まってからのほうが大変だった。
日大に飲まれてしまった。本当にアウェーという感じで、自分達の走りができなかった。声援でタイムが聞こえず、自分達がどのくらいのペースで走っているのかも分からなかった。
日大に自分達が得意とする種目を取られてしまっていたので、何としても勝ちたかった。
今年は優勝するつもりで走った。去年も優勝するつもりで走り、分解して予選で負け、今年は決勝で負け、去年とは違う悔しさを味わった。
(2位という結果について)負けはしたが、自分が4年間やってきたことが形となったかなという気持ち。

吉岡
集中はしてたが雰囲気に呑まれた。タイムも分からずにペースを崩してしまった。
4年次生は最後だったので、申し訳ない。来年リベンジすることが今年の結果に報いる唯一の方法だと思うので、1年かけて決勝に帰ってきたい。

中井
日大が強かった。
TPを任されているというのは名誉なことであるが、重圧もあった。今は開放されたという気持ち。
昨日ほどの緊張は無く、リラックスしていた。
(結果に関しては)2位というのは負けてしかいない、一番悔しい順位で終わったが、やれることはやった。

秋田監督
予想以上に日大が速く突っ込んできて、選手たちも焦ったと思う。
3日目の疲労感というのも出ていた。何年間と勝負をしてきたチームの強さを見せ付けられた。
力負けだったが、選手たちは良い勝負をした。
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左から、松下、清水、中井、吉岡

《自転車競技部》全日本学生選手権トラック自転車競技大会 マディソン2連覇!!

 第59回全日本学生選手権トラック自転車競技大会が6月30日・7月1日の2日間に渡り、福島県泉崎国際サイクルスタジアムで行われた。マディソンではこの大会2連覇を果たす。

 初日に行われた男子ポイントレースでは、曽我部厚誠、伊藤皓平、藤田俊輔、石川航大、中井唯晶の5人が決勝に出場。
結果は曽我部が2位、伊藤が5位、藤田が8位。
曽我部は前回この種目で優勝しており、順位を1つ下げる形になった。

曽我部「優勝することだけを考えていたので、去年優勝したことによるマークはそこまで意識していなかった。点数が近かった日体大と鹿屋体育大の選手に負けないように走った。最後の判断ミスで優勝は逃したが、そのミスで最悪の結果になるところだったので、2位になれたのはよかった」

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写真左 表彰式での曽我部



 2日目に行われた女子ポイントレース。中富尚子が出場すると、序盤はスローペースで展開するも8回あるポイント周回のうち後半の5回を全て1位通過、2位と20点の大差をつけ優勝を果たした。

中冨「周りのスプリント力はあるが持久力のない選手が前に出でいたのでその選手たちがばててから逃げていこうと思っていた。4回目くらいで後ろを見たら他の選手が結構疲れていたので、上位の3人でレースを作っていくという理想道理のレースができた」

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 またマディソン決勝では中井・吉岡衛ペア、曽我部・清水大樹ペアが出場。
中井・吉岡ペアは残り半分で吉岡が飛び出すと、ラスト3回のポイント周回で1位を独占。その後も2位との差を保ち続け、半周の差をつけ雄叫びを上げながらフィニッシュ。

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レース中の中井と吉岡

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レース終了後喜びを分かち合う中井と吉岡

曽我部・清水ペアは中盤までのポイント周回では上位に入るも最後は及ばず7位でフィニッシュ。
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中井「後半暑さでばててくるのでそこで抜け出して、出来たらラップしようと話していたができなかった。
前回のマディソン優勝もありマークされていることも分かっていたからプレッシャーもあった。次のインカレで勝ちたい。そこで勝てたら本物」

吉岡「周りに対してのプレッシャーは感じていなかった、やることをやれば結果はついてくると思っている。優勝できたので狙い通りといっていいと思うけど、ラップができなかったので練習で誰よりも圧倒的に自転車に乗って自信をつけたい、インカレではラップして完全に勝つことが課題」

《自転車競技部》良いレース展開も、中井6位止まり

第34回全日本学生選手権個人ロードレース大会(10日、日本CSC)が行われ、男子は中井が6位、女子は中富が準優勝(学連)の成績を残した。強い雨と風の中で行われた今大会。出場133選手のうち完走はわずか31選手と過酷なレースとなった。


出場選手

男子
中井唯晶
山田康太
松下綾馬
曽我部厚誠
溝口智貴
藤田俊輔
吉岡衛
岡本篤樹
伊藤皓平
小出樹
木下佳祐
石川航大
清水大樹

女子
中富尚子

レース展開
【男子】今回は5㎞のコースを28周する140㎞のレース。選手は約4時間かけて走破する。曇り空の中、午前9時にレースがスタート。2周目に吉岡を含む8名の逃げが決まりレースは進んでいく。4周目、逃げが集団に吸収される。6周目、集団から小出を含む3名が飛び出す。8周目、先頭は9名になり、続いて3名の追走組み、集団が続く。この時点で集団と先頭の差は50秒。11周目、先頭は8名となり、続いて3名の追走、集団が続く。この時点で集団と先頭の差は2分5秒。強い雨が降り始め、選手の体力を奪っていく。16周目、先頭は藤田を含む10名となり、先頭集団とは2分50秒と離れている。追走集団はこの時点ですでに吸収されている。17周目、先頭と集団はさらに離れ4分以上の差となる。集団は、数名が飛び出してもすぐに吸収される展開が続く。26周目、藤田を含む4名が先頭。やや藤田が遅れ始める。27周目、先頭から2分弱の差で中井を含む8名が追う。しかし、先頭に追い付くことができないままレースは終了。終盤まで先頭で粘った藤田だったが、最後に力尽き入賞ならず。中井はこの展開ではまずまずの6位入賞。他に、吉岡と小出が完走し計4名が最後まで走り切った。また、チームはツールド北海道への出場を決めた。

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激しい雨の中行われた

【女子】5㎞のコースを12周(60㎞)を走破するレース。11名の学連選手の他に一般選手も参加。1周目、早くも集団は6名に絞られる。3週目、先頭は中富を含む2名となる。7周目、先頭は3名に。10周目、先頭から中富が脱落し2名となる。追いつきたい中富だったが、そのままレースは終了。全体3位、学連2位という結果になった。

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3位でゴールした中富



コメント

秋田監督「中井が6位という結果は残念。本当は最後まで前に残っていた藤田に良い順位でゴールして欲しかった。思いのほか力が残っていなかった。もう少し頑張って欲しい。本人もがっかりしていると思う。あの展開では6位が最高順位なので仕方がない部分もある。天候はそこまで問題ではなかった。全体としては良かった。入るべき『逃げ』には全員入れていた。集団の中にたくさん残っていたので、皆の能力は良く出ていたと思う。いいレースだった。順位は残念だったが、ストレスのないレースだった。展開が少しでも変わればうちの優勝もなくはなかったと思う。明暗を分けたのは、藤田が11人くらいで抜け出した時に2周で集団と4分も差がついてしまったところ。4分差が開いてしまうと展開しにくくなる。予想外でした。開きそうになったら下りだけでも踏んで欲しいと伝えていたが、開いていることに気づく間もなく離されてしまった。再来週には全日本選手権がある。今回のように学生だけのレースだけではないので、勝手が違う展開になると思うが、逆にそこをうまく利用して、願わくば2度目となる優勝をしてみたい。8、9月にはインカレがある。今年度入ってすぐは、去年に比べ好成績を残せると期待していたが、5、6月とあまりチームの状態が良くない。今年は優勝というよりも表彰台を目指して準備したい。」

《自転車競技部》 インカレロード 樋口4位入賞!最終学年の意地

9月3日に長野県大町美麻地区で行われた文部科学大臣杯第73回全日本大学対抗選手権自転車競技大会ロードレースの部。

秋田謙監督が掲げた今大会の目標は、10位以内に1人と20位以内に2人。

1周12.6キロのコースを14周。計176.4キロを走る。
京産大からは
樋口峻明(4)
中井唯晶(3)
松下綾馬(3)
曽我部厚誠(2)
溝口智貴(2)
藤田俊輔(2)
吉岡衛(1)
岡本篤樹(1)
以上の8名が出走した。

レース1周目。
パレードランが終わりアクチュアルスタート後、すぐさま動きを見せた。
吉岡を含む数名の逃げが決まり、レースは進んでいく。
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スタート後、集団後方に位置取る中井

周を重ねるごとに先頭5名からメイン集団の差は広がっていく。
5周目中盤には先頭は3名に絞られ、メイン集団から6分近くのタイムを奪う。
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マネージャーから補給を受け取る吉岡

最大で6分半の差をつけるなど、メイン集団がペースを上げ下げする中、11周目には先頭は吉岡を含む2名となった。
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しかしここでアクシデントが起こる。
12周目途中で吉岡が落車。もう一度走り出そうとするも、ドクターストップがかかり無念のリタイアとなった。

すると単独先頭となった選手を、樋口を含む3名の選手が追走を始めた。
先頭をかわした3名だったが、樋口がここから遅れる。

後方では中井と藤田がペースを上げ、上位を狙う。

ラスト1周。3位につけていた樋口だったが、1つ順位を落としゴール。4時間35分01秒で4着となった。
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4着でゴールした樋口

続いてメイン集団から上がってきた中井が8着でゴール。
藤田は中井のアシストに回ったため29位となったが、チームに貢献した。
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4時間35分36秒でゴールした中井

試合終了後、4位入賞の樋口は「大学4年間のロードではじめて入賞できた。うれしいが、最後先頭についていけず4位になったのは悔しい。次のオムニアム(トラック)ではさらにいい結果を残したい」と、さらに上を見据えていた。

今大会で主将を終える中井は「わかってはいたがマークを振り切れなかった。優勝を狙っていただけに悔しい。だが、チーム全体では結果を残せた。主将として今年はいい1年だった」と、最後に主将としての活躍を振り返った。

上位20名の成績を合計して出される大学対抗のロード総合順位では京産大は3位入賞。
トラックも合わせた総合順位では7位となった。
秋田謙監督は、「(トラックも含め)悪いこともあれば、いいこともあるということを思い知った大会になった。ロードでは結果だけを見ると想像以上だった」と振り返ったが、その表情は厳しいままであった。

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4位で表彰される樋口

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同じく8位で表彰される中井






《自転車競技部》 インカレトラック 個人追い抜き松下優勝 スクラッチ山田8位

8月31日から9月2日にかけて長野県松本市美鈴湖自転車競技場で行われた第73回文部科学大臣杯全日本大学対抗選手権自転車競技大会トラックの部。
同じ高校で自転車競技をはじめた、松下綾馬(3)と山田康太(3)の2人が、この大舞台で揃って結果を残した。

京産大がトラック競技、目玉の1つとしてあげていた大会2日目のスクラッチに、山田が出場した。
最終着順で順位を決めるこの種目。「レース展開は読めていた」。(山田)そう語ったように、後半のアタックに反応し、集団前方に位置取る。最後のスプリントで先頭に追いつけず6着でフィニッシュするも、反則を取られ8位に降格となった。
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入賞を果たした山田だったが、試合後「優勝を狙っていたのでこの結果は悔しい。国体のスクラッチでは必ずリベンジしたい」と更なる目標を見据えていた。


続く3日目、1日目のインディヴィデュアルパーシュート予選をトップで通過した松下綾馬(3)は決勝に挑んだ。

1周333メートルのトラックを12周。計4kmを1人で走り、そのタイムを競うこの競技。
「相手選手には個人戦で勝っていたので自信はあったが、初めての1,2位決定戦で、開始直前は不安ばかりだった」。そう語った松下だったが、1周目から松下は相手選手をじわじわと離していく。
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松下有利のままレースは進む。ラスト1周を告げる鐘がなると、会場全体に大きな「松下コール」が響く。
その声援に後押しされ、リードを保ったままフィニッシュ。インカレの大舞台で、自身初となる全国優勝を果たした。

レース後、「とりあえず一安心、競技人生で初の全国優勝だったので大学まで自転車を続けて本当によかった」と、安堵の声を漏らした。
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秋田謙監督は「松下はスポーツ推薦ではなく一般入試で入学してきた。その選手がインカレで優勝したことに大きな意味がある」と語った。
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高校時代から互いに高めあってきた2人は京産大を牽引する存在に成長した。
今後もこの2人から目が離せない。
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左スクラッチ8位の山田 右個人追い抜き優勝の松下







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