京都学生柔道段別体重別選手権大会/ 12/3(日)/京都産業大学第2体育館
今大会は軽量級、中量級、無差別級、初段の部に分かれ京都大学王者を決める大会。京産大からは計17人が試合に出場した。
【試合結果】
・軽量級の部(73kg以下)
寺尾 虎喜② 3位
薮井 雷土③ ベスト8
福家 悠生③ 2回戦
松下 夏大① 1回戦
藤川 誠大③ 1回戦
・中量級の部(90kg以下)
川北 遥路② 準優勝
藤田 康生② 2回戦
小島 怜音① 2回戦
松浦 銀志郎② 2回戦
・選手権の部(無差別級)
浦井 康成② ベスト8
平田 遼弥③ ベスト8
小島 大輝③ 2回戦
田村 壮志④ 2回戦
増子 颯音③ 2回戦
大貫 哲② 2回戦
小林 大希① 1回戦
・初段の部
矢部 世和① 優勝
〇内の数字は学年
【試合内容】
まず大きな結果を残したのは初段の部の矢部。ほかの階級に比べ出場人数が少ない中、初戦から一本勝ちを重ね、決勝でも抑え込みで一本を奪い優勝を勝ち取った。矢部は「勝たないといけない試合だった」と挑んだ大会で、言葉通り勝ち切って見せた。香川県からやってきたルーキーの矢部。今年最後の公式戦に京都で一つ結果を残して終えた。
次に好成績を残したのは昨年の同大会無差別級で優勝していた川北。今年は90kg以下の選手が出場する中量級で二階級目の優勝と大会連覇を果たすため挑んだ。初戦から投げ技やかけ技などで積極的な姿勢を見せ順調に勝ち上がる中で迎えた準決勝。一度は相手に技ありの判定を受けたものの取り消し。押される場面も見えたもののゴールデンスコア(延長戦)で豪快に相手を回し技ありを奪って勝利を収めた。決勝では「バテる場面があった」と昨年の中量級覇者に敗戦を喫して2位に終わったものの、調子自体は悪くなかったと一定の感触を口にした。「もっと練習量を積んで次につなげたい」と来年を見据えた。
軽量級では寺尾が表彰台に上った。準々決勝では同じ京産大の先輩、薮井選手との対戦を制した。「練習でいつも投げられていた」という同胞相手に勝利をあげベスト4へと上り詰めた。表彰台の結果に対しても「いい意味でビックリ」と結果に対しても好感触だった。
他にも主将の薮井や浦井、平田がベスト8に入るなどそれぞれ健闘を見せ、監督は「希望が持てる試合だった」とした一方で、リードした状態から勝ち切れないなどの試合もあり、監督、コーチがともに「あと一歩」の惜敗の精神面を課題として口にした。今年の公式戦は今大会が最後。来年に向けて課題も見えた。しっかりと克服しさらなる躍進を遂げるため、新チームでトレーニングに励む。
【試合後インタビュー】
足達栄樹監督
今日の試合全体を振り返ってみてどうでしたか
―ちょっとね、もうすこし頑張ってほしかった。初段の部の子はともかく、軽量、中量、重量級の大きな選手権の大会なんだけど今まで1階級ぐらいの子は優勝していたんだけれど優勝ができなかったのでもったいないかなと。ただ、実力的にはね、そんなに離れているわけではないけどあと一歩のところでねもうひと踏ん張り頑張れないってのがトータル的な感想かな。
1年間振り返って
―まあね、今年春の全国大会出れるようになってその前の夏の個人戦もそこそこ全国大会出た選手も出て、その結果体重別の団体も出れたんだけどちょっと最後そこで頑張ってた子がちょっと今回の試合であまり良い結果を納められなかったのでちょっと来年がんばるわって感じですね。
新チームが始まったことで
―今年頑張った選手が、二年生三年生の中でぼちぼち何人かは、残っているので四年生も今年頑張ってくれたんだけど、四年生よりも今後の二年生三年生に期待できるものがあるのでぜひ来年はね、いきなり春の大会単に全国大会出るだけではなく関西でも最低ベスト8っていうところはね、勝ち抜いてうまくいけばベスト4ぐらいまでちょっと頑張らせたいなと思っています。
希望は持てるような試合だったしかし、全体をみると入賞でできる人が少なかった。頑張らせます。
人見透生コーチ
―今日の試合を振り返って
皆が個々の力を持っているのに、あと一つ取り切れない。取っているのに取られる。非常に惜しいですね。
―どういうところが改善に必要か
技術面や体力面で言ったらそれぞれ持っている。ただ意識的な問題とかやっぱり気持ちの面で追われる立場のほうが絶対に苦しいので、そういう時に相手が攻めてきてどうやって対応するか。そういうのは経験でしか身につかない。そういうところもちょっと鍛えていったらもっと良くなるんじゃないかなと思います。
―新チームになってからの変化
3回生がしっかりしてきたのかなという印象です。いよいよ最上級生になってきてるので意識的なもので自分たちがちゃんとしないといけない。そういうのがだんだんついてきているのかなという感じです。
―今年一年の公式戦が終了。来年以降へ
まずは、京都選手権で重量級を中心に近畿に着実につなげる。そしてそこから、例えば今年全国出れたというのが一番大きいかと思う。じゃあそこから次は全国1勝、2勝とそれ以上を目指すというのがチームにとって大事になってくると思います。
薮井主将
今日の試合全体を振りかえってみて
―全体的に入賞者が少なかったのが課題です。
個人の試合をふりかえってみて
―あっけなく負けてしまって次頑張りたいなと思います。
今日の試合に向けて意識してきたことはありますか
―一人でも多く入賞者が出ればいいなという感じで練習しました。
個人的に今回意識してきたこと
ー優勝狙いながら頑張っていました。
今年のチームを振りかえって
―全国大会も出れてよかったんですが、来年はそれ以上を目指したいなと思います。
今年の自身をふりかえってみて
―来年個人でも全国出れるように頑張りたいです。
新チームになって変化したことはあるか
―やっぱり人数が少なくなった分1人1人意識が高くなったなと感じます。
来年の個人としての目標、チームとしての目標
―個人は、全国大会出場、チームとしては全国大会で上位目指せるように頑張りたいです。
川北選手
―今日一日振り返って
ちょっと最後のほうバテる場面が多かったかなって、思います。
―2位という結果は
実力もそんなに変わらなくて勝てる相手だったんで勝ち切れなかったのが相手との練習差があったかなと思います。
―投げに行くなど積極的な場面が目立った
そうですね。調子自体は悪くなかったんですけど、まだ練習の質が足りてなくて最後バテが来ちゃったので、もっとちゃんと練習を積んで次の試合の時に活かしたいと思います。
―年内最終戦。今年一年を振り返って
関西でも上の方を目指してやってきてたんですけど、思うような結果が出なかったんで来年、一年勝負かけてやっていきたいなと思います。
―どういうところをもっと成長させたいか
やっぱり技術的な部分もそうですし、体力的な部分でももっと練習していけたらなと思います。
―来年の目標は
関西の舞台で、個人でも団体でも上目指して頑張っていきたいです。
寺尾選手
―今日の試合を振り返って
疲れました。
ーベスト4という結果は
良い方でビックリです。
―薮井選手との京産大同士の対決に意識は
意識はしてましたね。練習でいつも投げられてたので、投げられるかなって感じだったんですけど、勝ててよかったです。
―今年一年振り返って
良かったですね。怪我もなくちょうどいい感じで無事終われたので。
―来年の目標は
来年もまずは怪我せずに頑張っていきたいです。
矢部選手
―今日の試合を振り返って
勝たないといけないような試合だったので、勝ち切ることができてよかったです。
―今日意識したことは
前に出る柔道を意識しました。
―京産大にきて一年たった
先輩たちが強くて、先輩にあこがれをもって今後も頑張りたいと思った一年でした。
―大学と高校での違いは感じたか
僕は香川県出身(高松商業高卒)なんですけど、香川県よりもこっちのほうが実力が拮抗していて、府の大会でも緊張感のある試合だと思いました。
―来年以降の目標は
全国出れるように頑張りたいです。
今大会は軽量級、中量級、無差別級、初段の部に分かれ京都大学王者を決める大会。京産大からは計17人が試合に出場した。
【試合結果】
・軽量級の部(73kg以下)
寺尾 虎喜② 3位
薮井 雷土③ ベスト8
福家 悠生③ 2回戦
松下 夏大① 1回戦
藤川 誠大③ 1回戦
・中量級の部(90kg以下)
川北 遥路② 準優勝
藤田 康生② 2回戦
小島 怜音① 2回戦
松浦 銀志郎② 2回戦
・選手権の部(無差別級)
浦井 康成② ベスト8
平田 遼弥③ ベスト8
小島 大輝③ 2回戦
田村 壮志④ 2回戦
増子 颯音③ 2回戦
大貫 哲② 2回戦
小林 大希① 1回戦
・初段の部
矢部 世和① 優勝
〇内の数字は学年
【試合内容】
まず大きな結果を残したのは初段の部の矢部。ほかの階級に比べ出場人数が少ない中、初戦から一本勝ちを重ね、決勝でも抑え込みで一本を奪い優勝を勝ち取った。矢部は「勝たないといけない試合だった」と挑んだ大会で、言葉通り勝ち切って見せた。香川県からやってきたルーキーの矢部。今年最後の公式戦に京都で一つ結果を残して終えた。
次に好成績を残したのは昨年の同大会無差別級で優勝していた川北。今年は90kg以下の選手が出場する中量級で二階級目の優勝と大会連覇を果たすため挑んだ。初戦から投げ技やかけ技などで積極的な姿勢を見せ順調に勝ち上がる中で迎えた準決勝。一度は相手に技ありの判定を受けたものの取り消し。押される場面も見えたもののゴールデンスコア(延長戦)で豪快に相手を回し技ありを奪って勝利を収めた。決勝では「バテる場面があった」と昨年の中量級覇者に敗戦を喫して2位に終わったものの、調子自体は悪くなかったと一定の感触を口にした。「もっと練習量を積んで次につなげたい」と来年を見据えた。
軽量級では寺尾が表彰台に上った。準々決勝では同じ京産大の先輩、薮井選手との対戦を制した。「練習でいつも投げられていた」という同胞相手に勝利をあげベスト4へと上り詰めた。表彰台の結果に対しても「いい意味でビックリ」と結果に対しても好感触だった。
他にも主将の薮井や浦井、平田がベスト8に入るなどそれぞれ健闘を見せ、監督は「希望が持てる試合だった」とした一方で、リードした状態から勝ち切れないなどの試合もあり、監督、コーチがともに「あと一歩」の惜敗の精神面を課題として口にした。今年の公式戦は今大会が最後。来年に向けて課題も見えた。しっかりと克服しさらなる躍進を遂げるため、新チームでトレーニングに励む。
【試合後インタビュー】
足達栄樹監督
今日の試合全体を振り返ってみてどうでしたか
―ちょっとね、もうすこし頑張ってほしかった。初段の部の子はともかく、軽量、中量、重量級の大きな選手権の大会なんだけど今まで1階級ぐらいの子は優勝していたんだけれど優勝ができなかったのでもったいないかなと。ただ、実力的にはね、そんなに離れているわけではないけどあと一歩のところでねもうひと踏ん張り頑張れないってのがトータル的な感想かな。
1年間振り返って
―まあね、今年春の全国大会出れるようになってその前の夏の個人戦もそこそこ全国大会出た選手も出て、その結果体重別の団体も出れたんだけどちょっと最後そこで頑張ってた子がちょっと今回の試合であまり良い結果を納められなかったのでちょっと来年がんばるわって感じですね。
新チームが始まったことで
―今年頑張った選手が、二年生三年生の中でぼちぼち何人かは、残っているので四年生も今年頑張ってくれたんだけど、四年生よりも今後の二年生三年生に期待できるものがあるのでぜひ来年はね、いきなり春の大会単に全国大会出るだけではなく関西でも最低ベスト8っていうところはね、勝ち抜いてうまくいけばベスト4ぐらいまでちょっと頑張らせたいなと思っています。
希望は持てるような試合だったしかし、全体をみると入賞でできる人が少なかった。頑張らせます。
人見透生コーチ
―今日の試合を振り返って
皆が個々の力を持っているのに、あと一つ取り切れない。取っているのに取られる。非常に惜しいですね。
―どういうところが改善に必要か
技術面や体力面で言ったらそれぞれ持っている。ただ意識的な問題とかやっぱり気持ちの面で追われる立場のほうが絶対に苦しいので、そういう時に相手が攻めてきてどうやって対応するか。そういうのは経験でしか身につかない。そういうところもちょっと鍛えていったらもっと良くなるんじゃないかなと思います。
―新チームになってからの変化
3回生がしっかりしてきたのかなという印象です。いよいよ最上級生になってきてるので意識的なもので自分たちがちゃんとしないといけない。そういうのがだんだんついてきているのかなという感じです。
―今年一年の公式戦が終了。来年以降へ
まずは、京都選手権で重量級を中心に近畿に着実につなげる。そしてそこから、例えば今年全国出れたというのが一番大きいかと思う。じゃあそこから次は全国1勝、2勝とそれ以上を目指すというのがチームにとって大事になってくると思います。
薮井主将
今日の試合全体を振りかえってみて
―全体的に入賞者が少なかったのが課題です。
個人の試合をふりかえってみて
―あっけなく負けてしまって次頑張りたいなと思います。
今日の試合に向けて意識してきたことはありますか
―一人でも多く入賞者が出ればいいなという感じで練習しました。
個人的に今回意識してきたこと
ー優勝狙いながら頑張っていました。
今年のチームを振りかえって
―全国大会も出れてよかったんですが、来年はそれ以上を目指したいなと思います。
今年の自身をふりかえってみて
―来年個人でも全国出れるように頑張りたいです。
新チームになって変化したことはあるか
―やっぱり人数が少なくなった分1人1人意識が高くなったなと感じます。
来年の個人としての目標、チームとしての目標
―個人は、全国大会出場、チームとしては全国大会で上位目指せるように頑張りたいです。
川北選手
―今日一日振り返って
ちょっと最後のほうバテる場面が多かったかなって、思います。
―2位という結果は
実力もそんなに変わらなくて勝てる相手だったんで勝ち切れなかったのが相手との練習差があったかなと思います。
―投げに行くなど積極的な場面が目立った
そうですね。調子自体は悪くなかったんですけど、まだ練習の質が足りてなくて最後バテが来ちゃったので、もっとちゃんと練習を積んで次の試合の時に活かしたいと思います。
―年内最終戦。今年一年を振り返って
関西でも上の方を目指してやってきてたんですけど、思うような結果が出なかったんで来年、一年勝負かけてやっていきたいなと思います。
―どういうところをもっと成長させたいか
やっぱり技術的な部分もそうですし、体力的な部分でももっと練習していけたらなと思います。
―来年の目標は
関西の舞台で、個人でも団体でも上目指して頑張っていきたいです。
寺尾選手
―今日の試合を振り返って
疲れました。
ーベスト4という結果は
良い方でビックリです。
―薮井選手との京産大同士の対決に意識は
意識はしてましたね。練習でいつも投げられてたので、投げられるかなって感じだったんですけど、勝ててよかったです。
―今年一年振り返って
良かったですね。怪我もなくちょうどいい感じで無事終われたので。
―来年の目標は
来年もまずは怪我せずに頑張っていきたいです。
矢部選手
―今日の試合を振り返って
勝たないといけないような試合だったので、勝ち切ることができてよかったです。
―今日意識したことは
前に出る柔道を意識しました。
―京産大にきて一年たった
先輩たちが強くて、先輩にあこがれをもって今後も頑張りたいと思った一年でした。
―大学と高校での違いは感じたか
僕は香川県出身(高松商業高卒)なんですけど、香川県よりもこっちのほうが実力が拮抗していて、府の大会でも緊張感のある試合だと思いました。
―来年以降の目標は
全国出れるように頑張りたいです。