京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

柔道部

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【柔道部】年内最後の公式戦で初段の部、矢部が優勝するなど計3人が表彰台!

京都学生柔道段別体重別選手権大会/ 12/3(日)/京都産業大学第2体育館

今大会は軽量級、中量級、無差別級、初段の部に分かれ京都大学王者を決める大会。京産大からは計17人が試合に出場した。
矢部

【試合結果】
・軽量級の部(73kg以下)
寺尾 虎喜② 3位
薮井 雷土③ ベスト8
福家 悠生③ 2回戦
松下 夏大① 1回戦
藤川 誠大③ 1回戦

・中量級の部(90kg以下)
川北 遥路② 準優勝
藤田 康生② 2回戦
小島 怜音① 2回戦
松浦 銀志郎② 2回戦
藤田

kojima

・選手権の部(無差別級)
浦井 康成② ベスト8
平田 遼弥③ ベスト8
小島 大輝③ 2回戦
田村 壮志④ 2回戦
増子 颯音③ 2回戦
大貫 哲② 2回戦
小林 大希① 1回戦
平田

・初段の部
矢部 世和① 優勝

〇内の数字は学年

【試合内容】
まず大きな結果を残したのは初段の部の矢部。ほかの階級に比べ出場人数が少ない中、初戦から一本勝ちを重ね、決勝でも抑え込みで一本を奪い優勝を勝ち取った。矢部は「勝たないといけない試合だった」と挑んだ大会で、言葉通り勝ち切って見せた。香川県からやってきたルーキーの矢部。今年最後の公式戦に京都で一つ結果を残して終えた。
矢部


 次に好成績を残したのは昨年の同大会無差別級で優勝していた川北。今年は90kg以下の選手が出場する中量級で二階級目の優勝と大会連覇を果たすため挑んだ。初戦から投げ技やかけ技などで積極的な姿勢を見せ順調に勝ち上がる中で迎えた準決勝。一度は相手に技ありの判定を受けたものの取り消し。押される場面も見えたもののゴールデンスコア(延長戦)で豪快に相手を回し技ありを奪って勝利を収めた。決勝では「バテる場面があった」と昨年の中量級覇者に敗戦を喫して2位に終わったものの、調子自体は悪くなかったと一定の感触を口にした。「もっと練習量を積んで次につなげたい」と来年を見据えた。 
 軽量級では寺尾が表彰台に上った。準々決勝では同じ京産大の先輩、薮井選手との対戦を制した。「練習でいつも投げられていた」という同胞相手に勝利をあげベスト4へと上り詰めた。表彰台の結果に対しても「いい意味でビックリ」と結果に対しても好感触だった。
川北3

寺尾

他にも主将の薮井や浦井、平田がベスト8に入るなどそれぞれ健闘を見せ、監督は「希望が持てる試合だった」とした一方で、リードした状態から勝ち切れないなどの試合もあり、監督、コーチがともに「あと一歩」の惜敗の精神面を課題として口にした。今年の公式戦は今大会が最後。来年に向けて課題も見えた。しっかりと克服しさらなる躍進を遂げるため、新チームでトレーニングに励む。
浦井

【試合後インタビュー】
足達栄樹監督
今日の試合全体を振り返ってみてどうでしたか
―ちょっとね、もうすこし頑張ってほしかった。初段の部の子はともかく、軽量、中量、重量級の大きな選手権の大会なんだけど今まで1階級ぐらいの子は優勝していたんだけれど優勝ができなかったのでもったいないかなと。ただ、実力的にはね、そんなに離れているわけではないけどあと一歩のところでねもうひと踏ん張り頑張れないってのがトータル的な感想かな。
1年間振り返って
―まあね、今年春の全国大会出れるようになってその前の夏の個人戦もそこそこ全国大会出た選手も出て、その結果体重別の団体も出れたんだけどちょっと最後そこで頑張ってた子がちょっと今回の試合であまり良い結果を納められなかったのでちょっと来年がんばるわって感じですね。
新チームが始まったことで
―今年頑張った選手が、二年生三年生の中でぼちぼち何人かは、残っているので四年生も今年頑張ってくれたんだけど、四年生よりも今後の二年生三年生に期待できるものがあるのでぜひ来年はね、いきなり春の大会単に全国大会出るだけではなく関西でも最低ベスト8っていうところはね、勝ち抜いてうまくいけばベスト4ぐらいまでちょっと頑張らせたいなと思っています。
希望は持てるような試合だったしかし、全体をみると入賞でできる人が少なかった。頑張らせます。

人見透生コーチ
―今日の試合を振り返って

皆が個々の力を持っているのに、あと一つ取り切れない。取っているのに取られる。非常に惜しいですね。
―どういうところが改善に必要か
技術面や体力面で言ったらそれぞれ持っている。ただ意識的な問題とかやっぱり気持ちの面で追われる立場のほうが絶対に苦しいので、そういう時に相手が攻めてきてどうやって対応するか。そういうのは経験でしか身につかない。そういうところもちょっと鍛えていったらもっと良くなるんじゃないかなと思います。
―新チームになってからの変化
3回生がしっかりしてきたのかなという印象です。いよいよ最上級生になってきてるので意識的なもので自分たちがちゃんとしないといけない。そういうのがだんだんついてきているのかなという感じです。
―今年一年の公式戦が終了。来年以降へ
まずは、京都選手権で重量級を中心に近畿に着実につなげる。そしてそこから、例えば今年全国出れたというのが一番大きいかと思う。じゃあそこから次は全国1勝、2勝とそれ以上を目指すというのがチームにとって大事になってくると思います。

薮井主将
今日の試合全体を振りかえってみて

―全体的に入賞者が少なかったのが課題です。
個人の試合をふりかえってみて
―あっけなく負けてしまって次頑張りたいなと思います。
今日の試合に向けて意識してきたことはありますか
―一人でも多く入賞者が出ればいいなという感じで練習しました。
個人的に今回意識してきたこと
ー優勝狙いながら頑張っていました。
今年のチームを振りかえって
―全国大会も出れてよかったんですが、来年はそれ以上を目指したいなと思います。
今年の自身をふりかえってみて
―来年個人でも全国出れるように頑張りたいです。
新チームになって変化したことはあるか
―やっぱり人数が少なくなった分1人1人意識が高くなったなと感じます。
来年の個人としての目標、チームとしての目標
―個人は、全国大会出場、チームとしては全国大会で上位目指せるように頑張りたいです。
薮井

川北選手
―今日一日振り返って

ちょっと最後のほうバテる場面が多かったかなって、思います。
―2位という結果は
実力もそんなに変わらなくて勝てる相手だったんで勝ち切れなかったのが相手との練習差があったかなと思います。
―投げに行くなど積極的な場面が目立った
そうですね。調子自体は悪くなかったんですけど、まだ練習の質が足りてなくて最後バテが来ちゃったので、もっとちゃんと練習を積んで次の試合の時に活かしたいと思います。
―年内最終戦。今年一年を振り返って
関西でも上の方を目指してやってきてたんですけど、思うような結果が出なかったんで来年、一年勝負かけてやっていきたいなと思います。
―どういうところをもっと成長させたいか
やっぱり技術的な部分もそうですし、体力的な部分でももっと練習していけたらなと思います。
―来年の目標は
関西の舞台で、個人でも団体でも上目指して頑張っていきたいです。
川北2


寺尾選手
―今日の試合を振り返って

疲れました。
ーベスト4という結果は
良い方でビックリです。
―薮井選手との京産大同士の対決に意識は
意識はしてましたね。練習でいつも投げられてたので、投げられるかなって感じだったんですけど、勝ててよかったです。
―今年一年振り返って
良かったですね。怪我もなくちょうどいい感じで無事終われたので。
―来年の目標は
来年もまずは怪我せずに頑張っていきたいです。
手荒尾2


矢部選手
―今日の試合を振り返って

勝たないといけないような試合だったので、勝ち切ることができてよかったです。
―今日意識したことは
前に出る柔道を意識しました。
―京産大にきて一年たった
先輩たちが強くて、先輩にあこがれをもって今後も頑張りたいと思った一年でした。
―大学と高校での違いは感じたか
僕は香川県出身(高松商業高卒)なんですけど、香川県よりもこっちのほうが実力が拮抗していて、府の大会でも緊張感のある試合だと思いました。
―来年以降の目標は
全国出れるように頑張りたいです。
集合写真

【柔道部】代表戦までもつれる熱戦制し1回戦突破。時代は新チームへ

全日本学生柔道体重別団体優勝大会/10月21日(土)/ベイコム総合体育館

京産大柔道部は体重別団体へと挑み、目標としてきた2日目進出は達成できなかったが、7度目の挑戦で初戦を突破を果たした。
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【試合結果】
1回戦 対駒澤大学
        京産大 2-1 駒澤大
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先鋒 60kg級   田村壮志〇ー△
次鋒 100kg超級 平田遼弥×ー×
五将 66㎏級   深田大渡×ー×
中堅 73kg級   薮井雷土×ー×
三将 81kg級   川北遥路×ー×
副将 100kg級  山本玄祥△ー〇
大将 90kg級   芦苅慶人×ー×
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2回戦 対岡山商科大学
        京産大 1-4 岡商大
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先鋒 60kg級   田村壮志〇ー△
次鋒 100kg超級 浦井康成△ー〇
五将 66㎏級   深田大渡△ー〇
中堅 73kg級   薮井雷土△ー〇
三将 81kg級   川北遥路×ー×
副将 100kg級   山本玄祥×ー×
大将 90kg級   芦苅慶人△ー〇

※柔道における表記より〇→勝、×→引分、△→負
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【試合内容】
全7つの階級にそれぞれ分かれ、勝ち数で競う今回の団体戦。試合順はくじ引きで体重別に決められ、それに沿って試合を行う。京産大柔道部は7年連続出場となった。その戦績はすべて初戦敗退となっているため、初戦突破、そして2勝で訪れる2日目の道へ。個人戦で全国を経験した100kg超級の平田などを筆頭に挑んだ。
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1回戦の相手は、駒澤大。先鋒を務めるのは60kg級の田村壮。「自分がポイントを取って流れを作ろう」と積極的な姿勢を見せ、勝利をあげ幸先の良いスタートを切る。次鋒は100kg超級の平田。個人戦で全国を戦った経験を活かして試合に臨むを相手も譲らず引分。その後もしばらく引分が続き膠着状態となっていたが、副将戦で山本がポイントを取られ同点に追いつかれる。大将戦の芦苅で勝敗が決まると思われた。「今までで一番緊張した」と語る勝負は4分間で終わらず。代表戦(勝敗で並んだ際、引き分けた階級の中から抽選が引かれ、その階級の試合を決着がつくまで行う)へと突入した。選ばれたのは66㎏級の深田。同じ66㎏級を一番手として戦っていた西村の怪我により、大会2日前に出場が決まった。その中で人生初めてという代表戦まで託された。試合は一進一退の攻防が続く。4分間が過ぎ、延長戦へと入る。指導を2つもらい後がなくなりながらも最後には技ありを奪いチームを1回戦突破へ導いた。雰囲気は最高潮。深田は「最後まで自分の柔道を見せられた」と振り返り、監督も「全体が感動した部分があった」と勝利を喜んだ。
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この勢いのまま2日目をかけた岡山商科大学との対戦へ進む。岡山商科大学とは夏合宿で対峙していた。相手のことを知っている中での一戦。初戦と同じく田村が先陣を行く。「自分のできることに集中」と挑むと抑え込みで一本。またも勝利をもたらす。しかし、その後は岡山商大のペース。次鋒の浦井が敗戦を喫すると、先ほど劇的な試合を繰り広げた深田は先に技ありを奪ったものの、その後指導が重なり反則負け。その後も勝ちをあげることが出来ずに1-4で2回戦敗退となった。
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今大会が終わりを告げた。それは4年生の引退を表す。ここまで一年間主将として部を引っ張ってきた鵜澤は「良いチームだった」と笑顔で振り返った。2日目進出の目標を達成することはできなかったが、ここ6年勝てなかった初戦の壁を破り、また一つチームの成長を見せた。監督も「4年生というのは表に出ない中での重みというのを持っているんで。そういう意味でも最後に力を発揮してチームをまとめてくれました」と今大会の成長に4年生の影の支えをあげた。11年ぶりの無差別級団体での全国、体重別団体の初戦突破。今までの歴史をこのチームで塗り替えてきた。次からは薮井雷土新主将が率いる新チームへ。「今以上に結果残せるようにチーム一丸となって頑張りたい」と薮井。新たに踏み出す一歩は、また新たな歴史を創り出す。
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【選手インタビュー】
足達監督
―今日の試合を振り返って
まあ1回戦で東京の大学に勝ったっていうのは一歩前進ですし、岡山商大はこの夏に合宿でお世話になってるんです。それでお互いに手の内を知ってる中で、練習試合では互角にしてた分ちょっとね、このちょっとの差が結果的に負けてしまったんでね。おそらく今の3年生以下の子は今年の合宿の経験もあるし、いろんなことを経験している中でまた来年に活かしてくれると思うんで。4年生は4年生で頑張ったんだけども、まあ3年生以下もいろいろ勉強になったと思うので、そういう意味で非常に良かったと思います。
―1回戦では深田選手が代表戦を戦った
4年生の子が怪我して、自分が出なあかんという風に決まったんが丁度試合の2日前だったんですよ。そこから今まで恐らく、俺二番手やからでなくていいやろう、と思っていたところからいきなり試合に出て尚且つ代表戦なんかあって。かなり緊張したところもあったと思うんですけど。特にゴールデンスコアの代表戦の延長なったところで少し弱気になったかなというところで、そこで持ち直して最終的に勝ったんでね。あれは本人にとってはすごく自信につながると思います。まあ我々のチーム全体があれで一つ感動した部分があった。そこは非常に良かった。
―関西では81kg級で出ていた芦苅選手が90kg級で出場
今回。一つ上の階級でエントリーもできたりする。そして芦苅はもともと90kg級の選手なんですよ。それで今まで減量してたんだけども怪我とかで減量させると負担が大きいと思ったので90kg級に藤田を含めた2人エントリーしていた。この辺りは下の81kg級の二人が揃っていたので90kg級が京産1人しかエントリー出来てなかったのでそこにいれといて、まあ1試合目なんか特に。あれで負けてたら1回戦敗退なんでよく頑張ってくれた。。こればっかりは4年生頑張ってくれた。
―4年生を4年間見ていて
今は学年ごとに雰囲気があるんですね。2年生は結構元気で春の大会でも2年生頑張ってくれて。そこで4年生は影に隠れやすいんですけどそれでも最後の最後までずっと4年生がきちんと影の力で引っ張ってきて。それで最終的にこう体重別の大会で頑張った、だからそこは4年生というのは表に出ない中での重みというのを持っているんで。そういう意味でも最後に力を発揮してチームをまとめてくれました。良かったです。
―これからは新チーム
今年何とかね、春は(無差別級で)全国大会に出れて、でチャンスがあればいきなりベスト8以上に入れる可能性がある。だから来年はいきなりベスト8以上に勝ち進みたいですし、秋は今回は結構3年生以下も頑張っているんでね。2日目以降に。この2つを目標に頑張っていきたいですね。

深田選手
大会前どのような準備、調整をしてきたか。
―西村先輩が熱で欠場してしまって補欠で出ることになったんですけど、それでもチームに迷惑をかけたくないという思いがあったので全力で挑みました。
出場が決まったときにプレッシャーがあったか。
―そうですね、ありました。
一試合目を振り返って。
―一試合目は内容が、すごい濃くて人生初めての代表戦ですごい緊張したんですけど最後まで自分の柔道を見せれたかなと思います。
二試合目を振り返って。
―岡山商科大学とは、合宿とかでお世話になってて相手の技とかわかってたんですけど、やっぱり団体戦にある流れとか雰囲気で変わって、流れに飲まれてしまったというのが敗因です。これから先の課題になっていくと思います。
新チームにむけて。
―三年生は、みんな一生懸命柔道に励んでいるのであと一年間みんなでやっていきたいですね。
今後の目標。
―今後の目標は、関西学生でベスト8に入って全日本学生に出場することです。
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鵜澤選手
―今日を振り返って
もういいチームで。最後勝とうという気持ちが見えて、いいチームになったなと思いました。
―代表戦で深田選手が戦った
練習皆でちゃんとやってきましたし、しっかり皆も応援してた中での代表戦だったのでチーム一丸となって戦えてたなと。その結果勝てたと思います。
―今日で引退。自身の4年間は
とても充実した4年間になってたなと思います。自分自身としてはすごく良い4年間を過ごして、チームとしても1年間良い思いをできたと思います。
―次のチームへの期待
それぞれ主将が中心となって目標決めると思うので、その目標をしっかり達成できるようにチーム一丸となって頑張ってほしいなって思います。

山本選手
今日の一回戦、二回戦を振り返って
→一回戦はチーム全体が良い雰囲気で試合に臨めていた。自分自身としては、ポイントを取られて負けてしまったので、悔しかったが、チームとしては、代表戦で深田選手が勝ち、良い雰囲気、良い内容で勝つことができたので嬉しい。二回戦では、前の選手がポイントを取って、後ろの選手が引き上げるという作戦だったが、あまりかみ合わなかった。しかし、全員が自分の仕事を果たそうと精一杯頑張っていたので、内容は良かったと思う。
一回戦、代表戦で深田選手が勝利を決めた時、チーム内の雰囲気はどうだった?
→最高超だった。全員が立ち上がって盛り上がっていた。チーム内の雰囲気もとても良かった。
二回戦では、山本選手は1勝3敗1引き分けで回ってきたが、どんな気持ちで挑んだ?
→僕合わせて後ろが2人しか残っていなかったので、その2人が一本勝ちを決めないと、チームが勝てなかった。だから、何がなんでも勝ちに行く姿勢で臨んだ。しかし、あと一歩届かなかった。
4回生にとっても、現チームとしても最後のこの大会だったが、大学での柔道人生を振り返ってどうか。
→長く感じたことはなかった。あっという間に、4年間が流れるように過ぎ去っていったように感じる。
最後の大会なので、平常心を保つのは難しかったと思うが、この大会を前にメンタル的な部分で意識したことは?
→4回生なので、最後の試合だったから何を考えてもやるしかないという気持ちだった。自分が今までやってきたことを出すしかないと思っていたので、逆に気楽に臨めた。
次のチームへ一言
→年下の代のレベルが結構上がってきている。今年よりも上のレベルを目指せるメンバーだと思うので、ベスト16、ベスト8それ以上を目指して頑張ってほしい。
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芦苅選手
―今日の試合振り返って
もうバテバテです。本当は出る予定なかったんですけど思い出作りにもなりました。
―その中で1試合目が勝敗決まる場面
危なかったですね。今までで一番緊張しました。大きいミス自分がしなくてよかったです。
―自身の4年間を振り返って
今日が一番試合楽しかったです。今までも結構楽しくできてたんですけど、楽しいで終われてよかったです。
―新チームへの期待
2年生がデカいし強いので楽しみです。
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田村壮志選手
―今日の試合を振り返って
前個人戦の時にふがいない試合をしたので、少しでも力になろうと思って。自分が最初に先鋒として流れ作れると思ったので最初飛ばして、ポイント取って帰ってきて流れ作ろうと思って。なので最初からガンガンせめてという意識をもってやりました。
―2回戦で連勝。1回戦後からの気持ちなどは
そんなに何か特別なこと考えてたわけじゃないんですけど、個人戦の時に、集中が途切れて負けることがあったので、しっかりと自分がやることに集中したら負けないというのは自分の中では思っていたので。だからとりあえず自分のできることに集中しようという風に2回戦も頑張ってやりました。
―先鋒として出るやりやすさ難しさは
トップバッターで最初の2,3人の流れって出てくると思うんですけど、自分のチームは最初の3人ぐらいでポイント取るっていうのを意識していた。そういう勝ち方をしようと話してたので、一人目が取れたら次の2人目3人目と続いていけると思ったので、とにかく自分がポイント取って流れを作ることを意識してました。
―自身の4年間はどうだったか
まあ嬉しいこともあったんですけど、やっぱりずっと悩み続けた4年間やったなというのはあって。でもその悩みが今振り返って、精神的にも肉体的にも成長につながっているかなと思います。
―新チームへの期待
今の三年生は一人ひとりのポテンシャルがもともと高くて、全員が気持ちをもってやれたら絶対に自分たちの学年とかそれ以上を出せると思っているんで、今の三年生には勝てる気持ちをしっかりもってやっていってほしいなと思います。
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薮井選手
―今日の試合を振り返って
自分が仕事できなかったんで、悔しさが残ってます
―1試合勝った後の気持ち
次は取ろうかなと思ってたんですけどなかなかうまいこといかなかったです。
―岡山商科大とは夏にも試合をしていた
そんなに差はなかったんですけど、勝負所で相手の方が強かったんで、そこが課題です。
―これから新キャプテンになる
今よりもっと、今以上に結果残せるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。
―具体的な目標は
やっぱり2日目に残るのが目標で、関西でも一人でも多くが全国に行けるように練習していきたいと思います。
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【柔道部】全員で勝利へ。体重別全国の舞台へ挑む

全日本学生柔道体重別団体優勝大会 於:ベイコム総合体育館 10月21日、22日

京産大柔道部は明日からの2日間。7階級で試合を行い勝負を決める団体戦。全日本学生柔道体重別団体優勝へと出場する。
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チームは8月、関西で頂点を決める関西学生柔道体重別選手権大会へと17名が出場した。この大会は各個人の成績をポイント化し、選手たちが獲得したポイントの合算によって、全国大会への出場も決まりものだった。そこで60kg級の田村倫徳と100kg超級の平田遼弥の2名が6~7枠の全国出場を勝ちとった。その他の選手も奮闘を見せて、7年連続となる今回の団体戦への出場も決めた。
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足達監督は現在のチームについて「全体的に力を持った選手が多い」と期待を寄せる。7年連続の出場ではあるが、ここまで京産大はすべて初戦で跳ね返されてきた。しかし、今年は一味違う。無差別級団体に出場し、全国の舞台を多く経験してきた。チームとしての目標である大会2日目へと残るために、7度目の挑戦での勝利を目指す。
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また、この大会が4年生にとっては最後の大会となる。4年生で主将の鵜澤は、4年生の雰囲気について「しっかり団結して、結果を残す準備はできている」と口にする。去年のこの時期からキャプテンになり、今年は無差別級の団体戦でも11年ぶりの全国に行くなど、チームとして掲げた目標を達成してきた。
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残る目標はこの大会で1,2回戦を勝利し大会2日目へ残ること。「それが出来たらチームとして満点」と鵜澤。4年生にとって、そして現チームにとって集大成を見せるときが来た。7階級、14人。全員の心を一つに結し、全国の舞台へ向かう。
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【試合前インタビュー】
足達監督
ー関西学生、全国大会からここまでのチーム
今年は、関西大会の個人戦でも上位に入った選手が多かった。また、この間の全国大会でも、2回戦で負けてしまったが、あと少しだったので、全体的に力を持った選手が多い。関西大会が終わってからの合宿でレベルの高い練習を見たうえで、今回の試合に臨んでいるので、選手たちにはかなり期待をしている。
ー個人で全国を経験した選手たちに違いは
団体戦と個人戦では、戦略がかなり異なるので、難しいと思うが頑張ってほしい。
ー4年生は今大会が最後
4回生は、4人いる。彼らは経験年数も長く、学年が上がるにつれて度胸もついてきているので、ぜひ頑張ってほしい。
ー関西大会から階級が変わった選手がいるが1階級変わることに難しさはあるか
階級が変わるとそれだけ力もかなり変わってくる。ただ、今回の大会は、一つ上の階級でも試合ができるので、同じ階級に強い選手が2人いたら、1人を別の階級に出すこともできる。ただ、うち大学の場合は今のところ、この階級通りで試合に出るつもり。
ー無差別団体と体重別団体で違いなどはあるか
無差別団体の方は、軽い選手だろうが思い選手だろうが、体重制限が全くない。このような元の階級がフリーの選手は、春に大会がある。今回は、各階級に一名の選手が出場する階級別の大会。だから、春の大会(階級がフリーの選手が出場する大会)に重点を置いている大学は、大きい選手が多いので、軽い階級の選手に穴がある。また、秋の大会は、必ず階級ごとに選手をエントリーするので、バランスを取りやすい。その辺りが、無差別団体と体重別団体でとの違い。だから、この秋の大会は、階級別の選手に焦点を当てて、選手のスカウティングや体重構成を考えていきたい。
ー試合に向けて
4回生を中心に1回戦、2回戦と勝ち進んで、2日目まで残りたい。

鵜澤主将
ー関西学生からここまでのチームを見て
練習メニューとかも大きく変わって良い雰囲気出来ていると思います。
ー自分自身の調子は
良い調子で来ていて、良い準備も出来ているので、出るとなったらしっかりチームに貢献できるように頑張ります。
ー最後の大会となる中での想い
自分は去年の体重別からキャプテンになって、チームとしての目標を立てたものは全て達成出来ているので、後は2日目に行くことだけに集中して、最後にそれが出来たらチームとして満点だと思います。
ー4年生全体での今の雰囲気は
最後に向けてしっかり団結して出来ているので、結果を残す準備は出来ていると思います。
ー目標や意気込みは
しっかり1,2回戦を勝って2日目に行けるように、あと1日ありますが、しっかり体調整えて怪我しないように気をつけて頑張ります。DSC_0055

【柔道部】2名が個人戦全国大会へ!団体戦の全国出場権も獲得

関西学生柔道体重別選手権大会 8月20日(日)於:大浜だいしんアリーナ(堺市立大浜体育館)

7つの階級に分かれてそれぞれ関西の頂点を争う関西学生柔道体重別選手権大会が行われた。京産大からは計17名が出場し、60kg級の田村倫徳と100kg超級の平田遼也の2選手が全国大会への出場枠をつかみ取った。
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【試合結果】
・60kg級(全国出場枠6名)
田村倫徳 5位
田村壮志 7位

・66㎏級
西村武留 ベスト16
寺尾虎喜 3回戦敗退
深田大渡 3回戦敗退

・73kg級
薮井雷土 2回戦敗退
福家悠生 2回戦敗退

・81kg級
芦刈慶人 2回戦敗退
川北揺路 2回戦敗退
鵜澤亜斗夢 初戦敗退
園紋 初戦敗退

・90kg級
藤田康生 2回戦敗退

・100kg級
浦井康成 ベスト16
山本玄祥 ベスト16
小林大希 2回戦

・100kg超級(全国出場枠7枠)
平田遼也 7位
大貫哲 初戦敗退

【試合内容】
関西の頂点を目指し挑んだ今大会。まず好結果となったのは60kg級の2選手。兄弟である田村倫徳と田村壮志はそろって準々決勝まで勝ち進む。ここで勝てば全国が決定する大一番だったが、ともに敗退。6枠の全国大会の枠を決める出場決定戦へと挑む。先に臨んだのは弟の倫徳。準々決勝敗戦後の試合であったが全国出場の目標へ「しっかり切り替えた」と試合へ入り、勝ち切り全国を決めた。
兄の壮士はその後すぐに試合に入った。勝利で続きたかったがゴールデンスコア(延長戦)の末、相手に技ありを奪われて敗戦。「できることをもっと詰めていれば勝てた」とあと一歩の敗戦に悔しさをにじませた。
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そして全国を決めたもう一人の選手は100kg超級の平田。投げ技で勝利を積み重ねてきたが、準々決勝で敗退する。60kg級より1枠多い7人の選手が出場できるこの階級。出場決定戦に挑むも1回戦を落としてしまい、残されたのはあと一枠。2連敗で後がなくなったが「負けたことは割り切って次のことを考えている」と気持ちをリセットする。迎えた最終決戦、今日5試合目の100kgを超える大きな身体が疲れを呼ぶ。相手にも同じく疲れが見え、両者が体力ギリギリの中で死闘を繰り広げる。監督は「しっかりと組めば絶対に行ける」とアドバイスを平田にかけながら、ゴールデンスコアの末に一本で勝利。全国行きの最終切符を掴んだ。
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そのほかにも、全日本大会には届かなかったものの、66㎏級の西村、100kg級の山本、浦井がベスト16に入りポイントを獲得した。そのポイントの合算により7年連続となる団体戦の全国への出場権を獲得。春の無差別級に続く全国の舞台へと続く。目標は2日間かけて行われる団体戦で2日目に残ること。団体戦での目標達成に向け、まずは二人の選手が個人で全国の舞台へ挑む。
【執筆 亀井颯人】


【インタビュー】
足達監督
―今日1日のチームを見て
今日の試合で最後に出場決定戦に出たりとか、ベスト8以上に平田、田村2人(倫徳、壮志)が入って、ベスト8以上の中で最後勝ち残ったのが100kg超級の平田と、60kg級の田村倫徳が全国に行くので。去年までは一人しか行けなくて、去年2人が全国に出たけど1人は繰り上げ出場だった。よく言えばもう一人全国に行ってほしかったけど、まあ全体としては良かったと思う。ある程度思っていた選手がきちんと勝ち上がってくれたので、今度の体重別団体の方でね。個人のほうは個人で頑張るんだけども、秋の大会でできるだけ2日目に残りたいなというのがあるので、ちょっと意欲持って頑張ってやりたい。
―平田選手の最後の試合で監督もかなり声を出されていた
相手が同志社大の選手でおそらく京都大会とかで今までもやってるんで向こうも手の内を知っているんだけども、今日は向こうはバテてるんと違うかなと。そう思ったからまずはしっかりと組ませた。平田は結構重量感のある腰の重たい柔道をするからしっかり組んだら絶対に行けると思っていた。だから普段はあまり言わないんだけど、今日は久々に話をしたね。
―全国大会に出る効果
あそこで全国大会に出るのとそうでないのとでは雲泥の差。ベスト8以上は基本的に来年シード権がもらえるんだけども、やっぱり全国大会に出る出ないの差はものすごい大きいから。ぜひ出てほしいと思いながら最後は見てました。よく頑張ってくれたね。
―チームとしては団体戦へと続く
ここまでずっと練習してきたから休みにして、9月の頭からまたやっていこうと思う。休養でリフレッシュしておいた方が良いと思うので、団体戦のメンバーも決めたのでそれ発表して解散にしたいと思います。

田村倫徳選手
今日の試合を振り返ってみてどうですか。
―前半から、結構強い相手と当たってて結構いい感じに動けていたが準々決勝の勝負所っていうのを甘く見ていたのかちょっと最初ゆるくはいってしまい天理大学の人に投げられてしまった。差を感じたので練習量を組まないとだめだなとおもった。でも、勝ち切れてよかった。
今日の試合で意識したことなんですか。
―大学の試合は割と結構技のほうを見てくれるのでしっかりのって一発で決めることを意識しました。
一度負けてしまった後の切り替えはどうでしたか。
―一度負けてしまったんですけど、残る目標が全国大会出るというのだけだったので、相手も決まってたのでそれに向けてしっかり切り替えました。
今日何試合も行ったが、疲労はどうですか。
―やっぱ、練習量はほかの大学と比べると少ないんですけど、自主練で補っている分で結構最後まで動けたのでよかったです。
今回の試合を通して見つかった課題は何ですか。
―やっぱり一発投げる技ですかね。やっぱり僕は力が強くないほうなので毎回毎回、接戦になりがちなんですけど、やっぱり全国大会に行ったらそうはいかないのでしっかり技を一つ作るというのを目標にしたいです。
全国での目標を教えてください。
―今は、ベスト8に入って次の試合につなげていくことです。
最後に全国での意気込みお願いします。
―今回は、一回負けてしまったので全国大会では一度も負けることなくしっかりみんなの分も背負って頑張ります。
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平田選手
ー今日1日はどうでしたか?
「7位になれたのでうれしかったです。」
ー今日はどんな気持ちで試合に臨みましたか?
「緊張しないようにリラックスしてました。」
ー今日は試合数があったと思いますがそれを乗り切るための工夫は?
「試合の間に試合のことを考えすぎないようにしてました。」
ー負けてしまった試合もあったと思いますが切り替え方は?
「負けたことは割り切って考えていて、試合が終わった時から次の事を考えています。」
ー今日の収穫は?
「今日勝てた要因のほとんどがラッキーな所が多かったので次からは自分の実力で勝ち切れるように頑張ります。」
ー全国に向けて
「一試合でも多く勝てるように頑張ります。」
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田村壮志選手
―今日1日を振り返って
もちろん自分が思い通りにできたところもあるんですけど、最後のほうは自分が思った通りに行かなくて焦ってしまって。そこをしっかり詰めていけていれば勝てた試合だったかなって思います。
―準々決勝で敗退後の切り替え
試合にあけたのは正直悔しいところはあったんですけど、もう次は勝てば全国につながるので繋げようっていう気持ちで切り替えて。もちろん優勝が一番目標だったんですけど、負けた後は次につなげるために勝たないといけないと思っていました。
―収穫や課題は
きつくなってきたときにもう一歩詰めれるように。あと落ち着いてしっかり持ち合ったら負けない自信はあるので、焦らずにしっかり持ち合ってやればよかったかなと思います。
―10月の団体へ
個人戦は大学生活ではもうこれで最後なので、団体戦もし出させてもらえるなら集大成とした今までやってきた4年間全部出し切れたらなと思います。
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西村選手
今日の試合を振り返ってみてどうですか
―自分の足りないところが顕著に出てそこが最後試合の勝敗につながったかなと思います。
今日の試合で意識して取り組んだことはありますか。
―とりあえず、初戦は自分からしたら格下というか、自分より弱い相手だったので、そこで浮足立って一回戦でこけないようにと思って、一回戦は結構慎重に入りました。

今回の試合を通して見つかった課題はありますか。

―やっぱり寝技ですかね。大学入って、立ち技で負けるより寝技で負ける方がめっちゃ多かったんでこれから柔道するなら寝技を、もうちょっと意識して取り組んでいけたらもうちょっと改善できるのでないかなと思います。
次の大会の目標はありますか。
―次の目標は、やっぱり団体戦なんでやっぱり自分の役割を自分でしっかりと果たすっていうところが大切になってくるかなと思うのでそこに向けての調整っていうところが目標です。
最後に意気込みをお願いします。
―個人戦は終わっちゃったんですけど、まだ団体戦で一回ぐらい勝ってみたいんでそこに向けて頑張っていきたいです。
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浦井選手
今日1日はどうでしたか?
「もっとやれました。悔しいです。」
具体的にどんなところが悔しいですか?
「一個失敗して負けたので、詰めが甘いと感じました。」
今日どんな気持ちで試合に臨みましたか?
「3位まで行ったら優勝した選手と当たるので絶対に3位まで行こうと思ってました。」
次の目標は?
「来年は強い選手がほとんど4年生ですが優勝したいです。」
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山本選手
―今日1日全体を振り返って
全体的には二人全日本学生に行くので去年と比べて一人増えたからよかったと思います。自分自身は「んんー」って感じですね。ポイントは取ったんですけどあと2歩ぐらい足らなかったですね。全国行くには
―課題は
相手選手のリサーチ不足かな。とか実力不足ももちろんですけど。
―団体へ向けて
次10月に全国あるのでその試合で2日目に残るのが目標なので残れるように勝ち進んでいきたいと思います。
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【取材、写真 亀井颯人、小玉綾菜、松本直大】

【柔道部】11年ぶり悲願の全国出場権獲得!!舞台は武道館へ

2023年度関西学生柔道優勝大会 5月28日 於:ベイコム総合体育館

関西1位、全国大会への出場を決める関西学生柔道優勝大会が行われ、京産大は11年ぶりの全国の切符をつかみ取った。
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【試合結果】
-------本トーナメント-------
2回戦 京産大 1-4 同志社大戦
先鋒   薮井△ー〇瀬戸
次鋒   浦井△ー〇高井
五将   西村×ー×児島
中堅   小林×ー×長竿
三将   川北△ー〇丹波
副将  藤田〇(内股)ー△内田
大将   山本△ー〇菅本

-------------出場決定戦-------------
1回戦 京産大 3-2 大体大
先鋒   西村×ー×池田
次鋒   藤田△ー〇水田
五将  浦井〇(出足払)ー△中村
中堅   川北×ー×廣田
三将   小林〇(合技)ー△花崎
副将   小島△ー〇久々宮
大将   山本〇(掬投)ー△岩崎

2回戦 京産大 2-1 立命大
先鋒   西村×ー×関野
次鋒   浦井〇(反則)ー△藤田
五将   薮井×ー×薦田
中堅   藤田〇(優勢)ー△小島
三将   川北×ー×岡本
副将   小林△ー〇阿部
大将   山本×ー×横田

※柔道における表記より〇→勝、△→負、×→引分

【試合内容】
全国へ10枠の切符を掴むための大一番。関西学生柔道優勝大会が開催された。今大会は七人の団体戦で京産大は二回戦からの登場、同志社大と対戦した。この試合を勝てばベスト8で全国出場が決まる。この試合で一足早く全国を決めたかったが、副将藤田の内股による一勝にとどまり完敗してしまう。二回戦敗者の8大学で残り二枠を争う出場決定戦へと進むこととなる。
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ここから2連勝すれば全国への切符を獲得できる状況。一度負けたという中でも京産大の選手たちは「勝てば全国に行ける」「まだあと二試合ある」と敗戦を引きずることなく、うまく切り替えをできていた。その中で迎えた出場決定戦1回戦。その相手は1年前に勝利を飾っている大体大。先鋒として試合に挑んだ4年生の西村は「チームの流れを作るために負けないことが大切」と60㎏台の無差別級の中では小柄な体格をうまく使いながら立ち回り引分とする。続く藤田が負けてしまったものの、五将の浦井が試合開始後わずか17秒、「これしかないというくらい」と振り返ったほどの完璧な出足払いで一本勝ちを収めすぐさま振り出しに戻す。
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中堅の川北が引き分けた後、勝ち越しの二勝目を挙げたのは一年の小林だった。相手に積極的な仕掛けを受けてもうまくかわしながら柔道を展開。技有を二度奪い合わせ技で一本勝ちを手にする。しかし再び勝敗をタイに戻され、2勝2敗で迎えた大将戦。自身の結果がチームの直結する最後の一線を担うのは4年生の山本。「うまく自分にプレッシャーをかけられた」とスムーズに試合に入ると、ッ開始から30秒ほどで掬投(すくいなげ)を決め一本。この試合の勝利はもちろん、次の試合にも勢いがつくような良い流れで2回戦へと駒を進めた。
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少しの休憩をはさみ、出場決定戦2回戦の時間が訪れる。対戦相手は京都学生で一度勝利している立命大。勝てば全国、泣いても笑っても最後の一戦が幕を開けた。再び先鋒は西村が務めた。ポイントゲッターの相手に引分けでスタートすると、次鋒の浦井が相手の反則負けを誘い先勝する。その後薮井が引き分けた後、中堅の藤田が技ありを相手から奪い優勢勝ちを収める。続く川北が引分、小林は技ありを奪う場面も見せたものの、試合終了前、相手に一本を取られてしまい勝負を決めきることはできず。再び大将戦、山本に勝負の運命は託された。試合の時計は動き出し、勝利が絶対条件の相手が積極的に仕掛けてくる中、山本は落ち着いて対処を続ける。刻一刻と時間が経過、まだかまだかとベンチからも選手たちが祈るように見守る中、4分間冷静に戦い続けた山本が引分で試合終了。一勝のリードを守り切った。
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実に2012年以来の全国大会に手が届いた。去年はあと一歩のところですり抜けていった夢の舞台を経験することとなる。ほとんどの選手が初めての日本武道館。新たな歴史のスタートを歩み始めた京産大柔道部が、全国で輝きを放つ。
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【試合後インタビュー】
柴田監督
―全国が決まった気持ちは

しばらくずっと(全国に)11年出れてないからね。1からだと思うんで今年をスタートに。全国に出て今後上位というのを少しでも目指せるようにならないと、関西の中だけだとあれなんで。やっぱり頑張ってくれるように練習環境を整えていくのが仕事なんで、それを徹底して頑張らせますのでまた応援してください。
―同志社大に負けた後
負けたのを引きずらないというのはあるね。引きずっちゃうとどうしても特に浦井選手とか全然あかんかったんで、試合の次にこけちゃうともう今回の試合がきっかけでずっと低迷するんやね。だからそこで切り替えをさせてちょっと喋って「どうや気分は」って言ったら「っす」っていうから「次もう一回使うから頑張れよ」という風に。そういう具合に安心させてやるとね、普段の実力が出ると思うんで。決して同志社大学、龍谷大学は今までずっと上位校、うちは下位校からのチャレンジでも、ほとんどレベルが変わらないから気持ちが勝ちに行こうという部分か、勝てるかなとでは凄い差があるんよね。そこの気持ちを一人一人が勝ちたいなと思わせるような環境づくりがね、我々がすることであとは選手本人がやるだけやから、そこをうまくやっていけたらなと。1試合目負けて(気持ちを)クリアにするのが私らの仕事なんで、そこができてで次の試合頑張った。いい選手はもうおだてたらいいし、ダメな選手は一度切らすっていうのかな。常にそんな形で次に何とか無事ね、危なげなく勝ったからよかったかな。
―全国に向けて
今年は本当に誰も日本武道館で試合したことがない選手ばっかりなんで、1からにはなるんだけども、大会の雰囲気にのまれないように。初日1回戦勝って2日目に残れると、やっぱり1つのステータスができるんやね。ただ今後は常に全国には出ながら2日目に残るというのを目標にして。2日目に残ると全国でベスト16まではいるんやね。そこを一つの目標で。それでまた次のステップへ。いっぺんには中々そんなに簡単に勝てないから、まずは2日目に残ることを目標にやらしていきたいと思います。
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鵜澤主将
全国出場決まった今の気持ちは
―ほんとにうれしい、この一言に尽きます
初戦の同志社戦振り返ってみて
―ちょっと流れは悪かったかなと思うんですけど、そこも考えて練習はしてきたので想定内だったかなと思っています
負けた後のチームの切り替えはどのようしたのですか
―残りの試合勝てば全国出場できますし、大体大は去年も勝ってる相手だったので、みんなもいけるという気持ちで各自切り替えていけたかなと思います
今日はベンチから盛り上げる感じだったと思いますが、選手にどんな声をかけましたか
―具体的なことは特に言ってなくて、いつもどおり戦況をみて「ここでやってくれと」声かけてました
次は最初で最後の武道館ですがそれに対する思いを教えてください
―メンバーだけではなく全員で掴んだ11年ぶりの全国なので、このチャンスをしっかり活かして来年以後に繋げていけたらと思っています。そして、チームのみんなにはもちろん感謝していますし、アスレチックの方が練習取材やポスターなどを作ってくださったことで、みんなもより一層やる気が出たと思うので本当に感謝しいてます
全国大会の目標はありますか
―1日目に勝たないと2日目に出場できないので、まずは1日目をしっかり勝っていきたいと思います

山本選手
―全国大会の出場が決まった率直な気持ちは
嬉しいの一言です。
―今日の試合を全体的に振り返って
全体的にチームとしての戦いに徹してくれたので、それが一つ一つの勝ちに繋がったと思います。
―今日は大将として、同志社戦以降の2試合は自分の戦いで変わってくるという状況でその時の心持ちは
2試合とも自分が取られたら負けという状況で、それでも自分が4回生でここを取らないといけないという自分の仕事をしないといけない中で上手く自分にプレッシャーをかけて、試合することが出来たと思います。
―同志社戦が終わってから、1回負けたという中でどのようにして気持ちを切り替えたか
同志社戦はチームとして負けてしまったが、僕自身としては負けが決まった瞬間、同志社戦は自分のコンディションを崩さないようにする意識をみんなに魅せてチームの士気を上げようという考えで、負けてもいいから攻めようという考えで試合に挑みました。
―次は全国大会になると思うが、意気込みを
11年ぶりの全国大会ということで、悔いのないよう出し切りたいと思います。
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西村選手
―全国大会が決まった率直な気持ちは
今年は同志社には勝つつもりでいたのですが、同志社戦での敗戦の後の気持ちの切り替えという部分がみんなしっかり出来てこのような結果に繋がったので嬉しいです。
―今日の試合を全体的に振り返って
同志社戦は(自分の)前二人が取られて、ここで流れを変えないといけないという中で、ここで一つポイントを取ると(自分の)後が結構楽になるかなと思ってちょっと飛ばし気味で行って、引き分けという形になってしまったのですが、ここ2試合は立命館戦では相手が体格も大きくてポイントゲッターというところで、引き分けに持ち込もうと思って狙っていって引き分けという形でした。
―大体大戦は先頭だったと思いますが、一番上に行くという意識は
やはり1番初めだったという事でチームの流れを作らないというところで、先頭で負けないという事が大切だと思ったので、流れを作りながらチームが不利な状況に持ち込まないことを考えながらいつも先頭で試合に挑んでいます。
―最後は仲間の戦いを見ているという時間が長かったという中でどのような気持ちで見守っていたか
やはり京産大有利で進んでいたのでこのままの流れで行ってくれればという気持ちと、4回生が最後だったので全国を逃したくないなという気持ちで見ていました。
―次は全国大会というところで、意気込みを
団体としても一回くらいは勝ちたいですし、僕自身も全国で一回も勝ったことが無いので勝ちたいですし、これからも団体として使ってくれるのであれば自分がどのような役割をしないといけないかというのを大切にして頑張りたいと思います。
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薮井選手
ー全国が決まった感想は
運もあって、練習も頑張ってきたんでそのおかげで。運と実力が合わさっていけたって感じです。
ー今日の試合を振り返って
危ない試合だったんですけど、しっかり勝ち切れたところが全国出場につながったんじゃないかと思います。
ー1試合目の先鋒を務めた
流れ作らなあかん状況だったんですけど、取られてしまってそこから流れ持っていかれたんでそこは敗戦の要因かなと思います。
ーその敗戦後の切り替え
次に出れるチャンスがあれば勝ちに行きたいなという気持ちでした。
ー自身の持ち味は
チームの流れを作ることですかね。
ー次は全国
自分は体重が軽いんで、軽量級なりに頑張りたいなと思います。
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小島選手
―全国が決まって
それは率直に嬉しいすね。毎年一年生の頃からメンバーとして出してもらってたんですけど、悔しい思いをしてたんで。三年生になっていけたのは嬉しいです。
―自身の試合を振り返って
仕事ができなかったのはチームにとって申し訳ないなと。
―ベンチから試合を見る機会も多かった
試合見るのは好きなんで、相手が何しようとして来てるとか、その選手が得意な体勢があったら誰よりも早く気づいて声をかけれるようにはしようとずっとしてます。聞こえてるかどうかはわかんないですけど、それこそ西村先輩はずっと高校の時から一緒で、あの人の得意な形とか苦手な形とか全部わかってるんで、その時は意欲的に声をかけようかなと思っています。
―全国への意気込み
次でれるかどうかわかんないですけど、出れるんだったら自分の仕事をしたいなと思います。

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浦井選手
ー全国大会が決まった感想は
打ち込みパートナーの(鵜澤)キャプテンが、自分は出ないのに全国行きたいって言ってて、あいつを連れて行くのが目標で、去年はそれで出来なかったから今年は連れて行く事が出来たので良かったかなと思います。
ー今日の試合を全体的に振り返って
1回戦も前までの負けを引きずった試合をしててダメだったけど、2回戦はたまたま自分の得意な形になって、そっから一気に切り替えれて、2回戦も相手としても引き分け狙いというところをしっかり取る事が出来たので全体的に見たら良かったと思います。
ー1個一本を決めれたが、狙っていたのか
あれは正直コレしかないというくらいの、自分の柔道のスタイル的には右方向にばかり行って左で一発で決めるというので、それがハマったので良かったと思います。
ー全国大会に対する思いは
正直実力的には厳しい戦いになると思うので一点でも多く取って、負けたとしても結果がせったような、差が開かないような試合を作りたいと思います。
ー次に向けての意気込みは
気持ちを切り替える事が出来たので、次は一点でも多く取れるようにしたいです。
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藤田選手
ー全国出場が決まった今の気持ちを
自分も活躍することができたのでうれしいです
―今日の試合を全体的に振り返って
今日は2勝することができたのですが、反則負けもしてしまってそれについては悔しいです
―綺麗な一本勝ちもあった
とりあえず足を上げようと思ってやっていたら、思いのほか技がかかったって感じです
―他の選手の試合を見る時に意識していたことは
みんなに勝ってほしかったので、たくさん応援しました
―同志社に負けた時どのような気持ちでしたか
残り2試合あると教えてもらったのでとりあえず頑張らないとと思いました
―全国に向けての思い
悔いのないよう、全力で臨みたいと思っています
―次の試合への意気込み
勝てるように頑張ります
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川北選手
―全国が決まって
去年も負けて出れてなかったんでそこは一つ良かったと思います。
―自分の試合を振り返って
内容自体はあんまりよくなかったんですけど、やっぱこれからもっと練習積んで強くなりたいなとおもいます。
―同志社大の丹波選手との対戦
強かったんですけど、みんなが言ってるほどではなかったなと思っていて、良い手ごたえになったかなと思います
―敗戦後の切り替え
もう負けたんで次負けはない状態やったんで勝つことだけ考えてやりました。
―立命戦の心情
やっぱり何とかして勝ってくれと思いながら見てましたね。
―全国への思い
チームに貢献できるように練習頑張っていきたいと思います。
―次の試合への意気込み
今回あんまり内容が良くなかったんでそれの分を取り返せるように頑張りたいと思います。

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小林選手
―全国が決まって

素直に嬉しいですね。
―試合を振り返って
自分的にはいいところもあったけど、悪いところもあったんでいいところは伸ばして、悪いところは修正していきたいです。
―同志社大戦の後の切り替え
負けたからやってやろうという感じでしたね。
―応援の際の意識
先輩の試合運びのうまさとかを見て学ぼうと思いながら見てます。
―1年で全国へ
自分は1年なんで、挑戦者なので緊張せずに自分の良いところを出せるように頑張りたいです。
―次の試合に向けて
次の試合は1年生なんですけど、相手が年上でも同い年でも負けないように気持ちを前に出して頑張りたいです。

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芦刈選手
―全国が決まって

自分は何もしてないんであれなんですけどめっちゃうれしかったです。
―試合を見てる間の意識
やっぱり応援じゃないですかね。思っていることだけを言い続けます。
―同志社戦の後の切り替え
もともと多分どっちも考えてたと思います。負けてもどうする。勝ってもどうするというのはありました。
―立命大戦の心情
大将が(山本)玄祥だったので、そんなそこまで不安視はしてなかったですね。
―四年生の繋がり
同期僕たちだいぶ仲いいと思います。
―全国に対する思い
さすがに出番はないかと思うんですけど、自分の準備をしっかりしてから行こうと思います。

平田選手
―全国が決まって
僕なんもしてないんであれですけど本当に嬉しいです。
―試合を見てる時の意識
僕はそんな声とかを出すのが得意じゃないんですけど、試合の時応援の時は頑張って声出すようにはしてます。
―同志社大戦の後の雰囲気
結構切り替えはできてたと思います。浦井とかもそうですし結構同志社に負けた後もみんな頑張ってくれてたんで、切り替えはできていました。
―次は全国
今回は出れなかったんで、出れたら頑張りたいなと思います。
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