4月29日~5月8日の間に近畿大学記念会館他で行われた関西学生卓球春季リーグ。
今大会は団体戦で行われ、シングルス6人とダブルス1組で計7試合し、4勝を手にしたチームが勝利する。
男子は昨シーズン1部から2部に降格となり、今シーズン2部全勝優勝での1部復帰を掲げた。
5月6日までの時点では全勝中。残すは7日の大商大戦と8日の大阪経済法科大戦を残すのみとなった。
《5月7日》
大商大との一戦。オーダーは以下の通りとなった。
T 大東
2 吉兼
3 小池
W 福井 小泉
5 福井
6 小泉
L 青木
1番手を任されたのは1年次生の大東。
初めて1番手を任されたという彼は、第1セット序盤に5連続失点を許し0-5にされるも6連続得点で一気に6-5にすると、勢いそのまま第1セットを11-7で先取。続く第2セットは取り返されたが、そこで流れを渡さず2セットを連取し、セットカウント3-1で勝利しゲームの流れを引き寄せる。
この試合の流れを引き寄せた1年次生大東
続く2番手も1年次生の吉兼。
カットマンという変則タイプの選手にも序盤から対応し、強打やツッツキなどの揺さぶりを駆使し第1、第2セットを
立て続けに奪う。第3セットを9-11の接戦で落としたものの第4セットを11-2で圧勝し、早くもゲームカウント2-0と大商大に大きく差をつける。
力強いドライブを放つ吉兼
3番手は京産大屈指の実力を持つ2年次生小池。
1年次生の2人が作った流れを切らさず、得意のバックハンドに加え昨秋から磨いているフォアハンドも冴え渡り3-0のストレートで勝ちきる。
一気に畳み掛ける小池
王手をかけたこの場面で出番を迎えたのは福井と小泉の3年次生ペア。
第1セットを7-11で取られると、第2セットもじりじりとリードを広げられる。5-10の場面から5連続得点で10-10のデュースまで持っていったものの、2連続失点を許し10-12で第2セットを落とす。
後がない福井・小泉ペアは第3セット中盤にリードを奪いそのまま11-8でそのセットを取る。
続く第4セットは11-4で快勝しイーブンに戻したが、最終セットに5点を連続で奪われるなどあと一歩届かず9-11で敗れた。
ゲームカウント3-1で回ってきたのは、先ほどダブルスで惜敗した福井が務める5番手。
その福井は得意のフォアドライブで第1セット最初の得点を奪うと、一気に10-5まで得点を重ね第1セットに王手をかける。直後5連続失点で10-10のデュースにされるが、ここは福井が粘り勝ち。12-10で第1セットを奪うと、第2セットも12-10で勝利。この2セットを取った福井は完全に試合の流れを掴み第3セットも福井に軍配が上がった。
試合を決めた福井
試合はゲームカウント4-1で京産大の勝利。
試合後、1年次生の大東は「初めてのリーグ戦で、チームの流れを良くしようと思って挑んだ。結果的に勝ててよかったが、まだまだ自分のミスが多かったので今日の出来としては6.5割というところ」と今日の試合を省みた。
3番手の小池は「明日の相手は今日の相手より格上になってくるのでしっかりと気を引き締めて行きたい」と語った。
勝負を決めた福井は「今日はダブルスでミスが多かったのでシングルスは丁寧なプレーを心がけた。
明日は4-0で勝負を決めたい」と意気込んだ。
《5月8日》
日をまたいで行われた大阪経済法科大学との最終戦。
相手もここまで全勝で来ている為、この試合の勝者が優勝となる。
この大一番、勝負に出たという村上監督が出したオーダーは以下の通りとなった。
T 小池
2 越智
3 吉兼
W 福井 小泉
5 青木
6 小泉
L 福井
前日の勝利で波に乗る1番手小池だったが9-5の場面から6連続失点で第1セットを落とす。
続く第2セットは先にマッチポイントを握られはしたものの、3連続得点で13-11で勝利。
その後も一進一退の攻防を見せ勝負は最終セットまでもつれ込み、あと一歩のところでこのセットを落としセットカウント2-3で敗れた。
2試合目は1年次生の越智。
ここでイーブンに戻しておきたい京産大だったが第1・第2セットを連取される。
第3セットを11-7で取り盛り返すが、第4セットを取られ3-1で敗北。
ゲームカウント0-2と京産大は窮地に立たされた。
粘りを見せる越智
優勝に向けて負けられない場面で、前日を勝利で飾った吉兼。
試合後に吉兼は「2敗で回ってきてとても緊張していた」と語ったが、緊張を感じさせないプレーで第1セットを先取。第2セットこそ落としたものの第3・第4セットを立て続けに取り、貴重な1勝を上げた。
ここで巻き返したい京産大は前日に続きダブルスを福井・小泉ペアに据えた。
「昨秋2部落ちしてから危機感を持って練習に臨むようになった」と語った小泉は第1セットから福井との抜群のペアワークで接戦を制す。勢いそのまま第2・第3セットを奪いストレート勝ちでゲームカウントをイーブンまで持って行き、流れを一気に手繰り寄せる。
2人同時にガッツポーズをとる福井・小泉ペア
ここからは時間の都合上2台進行となり、5番手青木と6番手小泉の試合が同時に始まった。
先に決着がついたのは6番手の小泉だった。
ダブルスの調子をそのままシングルスに繋ぎ第1セットを奪うと、第2セットはデュースに突入。先に点を入れられすぐさま追いつくというシーソーゲームを14-14まで演じる。15点目を先に取り、そのまま16点目ももぎ取った。第3セットは0-4から一気に追いつき、粘り勝ちした小泉が12-10で勝利した。
次に決着がついたのは5番手の青木。
隣の小泉とほぼ同じペースで試合が進み、第1セットを11-7で先取すると、こちらも第2セットにデュースに。
先にサーブ権を得ていたため先に得点しすぐさま追いつかれるという攻防を15-14まで続け、相手を振り切るように16点目を奪取。第3セットも接戦になったが勝ちきり青木の勝利でこの試合はゲームカウント4-2の逆転勝利となった。
最後にゲームを決めた青木
試合後、青木は「今季は1勝も出来ていなかったにもかかわらず、監督が使い続けてくれていたおかげで最後に結果が出せた。これで1部昇格が決定したので早く1部でプレイしたい」と既に来季を見据えていた。
試合を決めた直後、喜びを全身で表す青木
2部優勝のため入替戦なしで1部昇格が決定した京産大。
新たな戦力を携え、来季は1部の上位を狙う。
今大会は団体戦で行われ、シングルス6人とダブルス1組で計7試合し、4勝を手にしたチームが勝利する。
男子は昨シーズン1部から2部に降格となり、今シーズン2部全勝優勝での1部復帰を掲げた。
5月6日までの時点では全勝中。残すは7日の大商大戦と8日の大阪経済法科大戦を残すのみとなった。
《5月7日》
大商大との一戦。オーダーは以下の通りとなった。
T 大東
2 吉兼
3 小池
W 福井 小泉
5 福井
6 小泉
L 青木
1番手を任されたのは1年次生の大東。
初めて1番手を任されたという彼は、第1セット序盤に5連続失点を許し0-5にされるも6連続得点で一気に6-5にすると、勢いそのまま第1セットを11-7で先取。続く第2セットは取り返されたが、そこで流れを渡さず2セットを連取し、セットカウント3-1で勝利しゲームの流れを引き寄せる。
この試合の流れを引き寄せた1年次生大東
続く2番手も1年次生の吉兼。
カットマンという変則タイプの選手にも序盤から対応し、強打やツッツキなどの揺さぶりを駆使し第1、第2セットを
立て続けに奪う。第3セットを9-11の接戦で落としたものの第4セットを11-2で圧勝し、早くもゲームカウント2-0と大商大に大きく差をつける。
力強いドライブを放つ吉兼
3番手は京産大屈指の実力を持つ2年次生小池。
1年次生の2人が作った流れを切らさず、得意のバックハンドに加え昨秋から磨いているフォアハンドも冴え渡り3-0のストレートで勝ちきる。
一気に畳み掛ける小池
王手をかけたこの場面で出番を迎えたのは福井と小泉の3年次生ペア。
第1セットを7-11で取られると、第2セットもじりじりとリードを広げられる。5-10の場面から5連続得点で10-10のデュースまで持っていったものの、2連続失点を許し10-12で第2セットを落とす。
後がない福井・小泉ペアは第3セット中盤にリードを奪いそのまま11-8でそのセットを取る。
続く第4セットは11-4で快勝しイーブンに戻したが、最終セットに5点を連続で奪われるなどあと一歩届かず9-11で敗れた。
ゲームカウント3-1で回ってきたのは、先ほどダブルスで惜敗した福井が務める5番手。
その福井は得意のフォアドライブで第1セット最初の得点を奪うと、一気に10-5まで得点を重ね第1セットに王手をかける。直後5連続失点で10-10のデュースにされるが、ここは福井が粘り勝ち。12-10で第1セットを奪うと、第2セットも12-10で勝利。この2セットを取った福井は完全に試合の流れを掴み第3セットも福井に軍配が上がった。
試合を決めた福井
試合はゲームカウント4-1で京産大の勝利。
試合後、1年次生の大東は「初めてのリーグ戦で、チームの流れを良くしようと思って挑んだ。結果的に勝ててよかったが、まだまだ自分のミスが多かったので今日の出来としては6.5割というところ」と今日の試合を省みた。
3番手の小池は「明日の相手は今日の相手より格上になってくるのでしっかりと気を引き締めて行きたい」と語った。
勝負を決めた福井は「今日はダブルスでミスが多かったのでシングルスは丁寧なプレーを心がけた。
明日は4-0で勝負を決めたい」と意気込んだ。
《5月8日》
日をまたいで行われた大阪経済法科大学との最終戦。
相手もここまで全勝で来ている為、この試合の勝者が優勝となる。
この大一番、勝負に出たという村上監督が出したオーダーは以下の通りとなった。
T 小池
2 越智
3 吉兼
W 福井 小泉
5 青木
6 小泉
L 福井
前日の勝利で波に乗る1番手小池だったが9-5の場面から6連続失点で第1セットを落とす。
続く第2セットは先にマッチポイントを握られはしたものの、3連続得点で13-11で勝利。
その後も一進一退の攻防を見せ勝負は最終セットまでもつれ込み、あと一歩のところでこのセットを落としセットカウント2-3で敗れた。
2試合目は1年次生の越智。
ここでイーブンに戻しておきたい京産大だったが第1・第2セットを連取される。
第3セットを11-7で取り盛り返すが、第4セットを取られ3-1で敗北。
ゲームカウント0-2と京産大は窮地に立たされた。
粘りを見せる越智
優勝に向けて負けられない場面で、前日を勝利で飾った吉兼。
試合後に吉兼は「2敗で回ってきてとても緊張していた」と語ったが、緊張を感じさせないプレーで第1セットを先取。第2セットこそ落としたものの第3・第4セットを立て続けに取り、貴重な1勝を上げた。
ここで巻き返したい京産大は前日に続きダブルスを福井・小泉ペアに据えた。
「昨秋2部落ちしてから危機感を持って練習に臨むようになった」と語った小泉は第1セットから福井との抜群のペアワークで接戦を制す。勢いそのまま第2・第3セットを奪いストレート勝ちでゲームカウントをイーブンまで持って行き、流れを一気に手繰り寄せる。
2人同時にガッツポーズをとる福井・小泉ペア
ここからは時間の都合上2台進行となり、5番手青木と6番手小泉の試合が同時に始まった。
先に決着がついたのは6番手の小泉だった。
ダブルスの調子をそのままシングルスに繋ぎ第1セットを奪うと、第2セットはデュースに突入。先に点を入れられすぐさま追いつくというシーソーゲームを14-14まで演じる。15点目を先に取り、そのまま16点目ももぎ取った。第3セットは0-4から一気に追いつき、粘り勝ちした小泉が12-10で勝利した。
次に決着がついたのは5番手の青木。
隣の小泉とほぼ同じペースで試合が進み、第1セットを11-7で先取すると、こちらも第2セットにデュースに。
先にサーブ権を得ていたため先に得点しすぐさま追いつかれるという攻防を15-14まで続け、相手を振り切るように16点目を奪取。第3セットも接戦になったが勝ちきり青木の勝利でこの試合はゲームカウント4-2の逆転勝利となった。
最後にゲームを決めた青木
試合後、青木は「今季は1勝も出来ていなかったにもかかわらず、監督が使い続けてくれていたおかげで最後に結果が出せた。これで1部昇格が決定したので早く1部でプレイしたい」と既に来季を見据えていた。
試合を決めた直後、喜びを全身で表す青木
2部優勝のため入替戦なしで1部昇格が決定した京産大。
新たな戦力を携え、来季は1部の上位を狙う。