第33回関西学生ラクロス
新人戦ウィンターステージ決勝トーナメント
準決勝戦vs.同志社大学
3位決定戦vs.合同②
2023年12月17日(日)
新人戦ウィンターステージ決勝トーナメント
準決勝戦vs.同志社大学
3位決定戦vs.合同②
2023年12月17日(日)
【試合結果】
同志社大学 1-3lose...
合同② 2-3 lose...
最終結果:関西ベスト4
【出場選手】
0 MF 三木 颯大
1 MF 武久 昌睦
3 DF 小澤 龍樹
5 FO 林 諒太朗
6 G 田村 玲乙
7 MF 瀬合 慶史
12 MF 松岡 壯一郎
16 AT 濱口 弘夢
22 AT 富士野 駿斗
26 DF 松本 晃一
27 AT 前田 聡大
32 DF 鎌田 真聡
46 DF 川本 瑛大
77 AT 佐竹 良介
【試合内容】
先週の暖かさから一転。強風の吹きつける冬日となった。そんな寒空の下始まった新人戦ウィンターカップ決勝トーナメント。決勝戦進出を目指す京産大の前に立ちはだかるは同志社大学。前半から同志社の猛攻を浴び、一気に2点差を付けられる苦しい展開。しかし後半に、相手がマンダウンになった隙を狙い瀬合慶史(国1)が得点。1点を返すも、流れをつかむことができず1-3で敗れた京産大。3位決定戦を待つこととなった。
そして迎えた3位決定戦。泣いても笑ってもこれが最後の1戦だ。先の京都カップ決勝トーナメントでも3位決定戦を戦い、惜しくも敗れベスト4という結果に涙を呑んだ彼ら。今度こそ表彰台にと臨んだ試合だったが、準決勝戦同様、相手に先制点を奪われてしまった。しかしその後間もなくして、京産大に形勢逆転のチャンスが舞い込む。またも相手がマンダウンとなる有利な状況。すかさず瀬合慶史が得点し同点に追いつく。それに続くように、佐竹良介(済1)が得点し2-1と逆転、ここで前半を終えた。
表彰台が見えたかのように思えたが、後半にディフェンスの隙をつかれ連続失点、追いかける展開に戻ってしまう。試合終了まで6秒を残しタイムアウトを迎えた。観客席からの声援にも一際熱が入る。誰一人として勝利を諦めてはいなかった。最後まで果敢に攻撃を試みたが、無情にも試合終了のホイッスルが鳴り響いた。そこには、その場に立ち尽くす選手たちの姿があった。試合後には、普段通りのパフォーマンスを発揮できなかったと悔しさをあらわにした。しかしながら関西ベスト4という好成績を収め新人戦の幕を閉じた。閉会式では川本瑛大(国1)がベスト10に選ばれ、表彰を受けた。
準決勝戦終了後、応援に駆け付けていた上回生やOBから決勝戦に進む同志社大学の健闘を祈って熱い声援が送られていた。相手側からも声援が返され、素晴らしいスポーツマンシップで会場を盛り上げた。更に、試合前には上回生からの声掛けに選手たちが答える仲の良さが伝わる場面も見られた。
来シーズンからはリーグ戦2部昇格が決定している京産大。今後は、上回生チームに合流する選手たち。最高のチームワークと、新人戦の悔しさを糧に、より一これから層成長した姿をみせてくれることだろう。
【インタビュー】
瀬合慶史選手
-両試合で得点したが
どちらも相手がマンダウンで、一人減っている状態での得点だったのでそこはちょっと悔しいんですけど、点を取れたというのはよかったかなと思います。
-先輩から「ミール」(※瀬合選手のコートネーム)コールが多く聞こえたが
とても力になりましたし、会場も遠いのにわざわざ応援しに来てくれたことに感謝です。ありがとうございます!
-今日の敗因は
決勝トーナメントということでみんな緊張していたと思います。普段より全然力が出せていなかったです。まあ、そういう心の強さですかね。
-自分たちがどのチームにも負けないと思うところは
いい意味でバカなところかな。調子に乗ったときの勢いはどこのチームよりもあると思います!
-尊敬する先輩は
基本、みなさん尊敬しているんですけど、洋平さん(小寺洋平=国2)と崇さん(岸田崇=国3)と想楽さん(柴崎想楽=営3)です。この3人はやっぱり僕がウィンター来るまでよく面倒見てくれたし、ラクロスも上手いし、尊敬しています!
-リーグ戦に向けて
来年のリーグ戦で新人王狙っているので、しっかり出て新人王取りたいと思います!
川本瑛大選手
-試合を振り返って
両試合ともに3失点して、計6失点なのでディフェンスが酷かったかなって感じです。
-前回同様オフェンス側に積極的に行く場面が見られたが
今日は、アシストという形で得点に貢献できたかなって思います。
-ベスト10に選ばれたが
素直にうれしいです。まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので。たまたま今回結果が出ただけで、個人の技術もまだまだなので、伸ばしていきたいと思います。
-これからの目標は
まずはラクロスを頑張って続けることですかね。後は上回生がめちゃくちゃ上手いので、追いつけるように頑張りたいです。
-尊敬する先輩は
都合田さん(都合田晴介=済3)ですね。都合田さんは僕のクロスを編んでくれてますし、結構お世話になっているので、今回のベスト10で恩返しできたかなという感じです。
前田聡大選手
-今日の試合を振り返って
今日は僕たちオフェンスが攻められない時間がいつもより多くて、正直セットプレーっていういつも攻めているプレーがなかったです。なので、同志社戦では全然攻撃ができなかったですね。でも、合同戦では結構攻める時間があったので僕たちATはゴール裏で仕掛けたり、グラボ(グラウンドボール)とかも取って攻撃に繋がる感じだったりしたのでそこはしっかり活躍できたかなと思います。
-成長を感じる点は
今まではMFの子が一人で強引に行っちゃう場面があったり、パスミスが目立ったりしていたので中々仕掛ける場面が少なかったんですけど、今は6対6のときに6人でしっかりパス回せるようになって、夏からの成長を感じています。
-自分たちが一番だと思うプレーは
グラボ(グラウンドボール)の寄りっていうのは、一番ですね。取れるか取れないかはさておき、ボールに対する熱量っていうのは関西一やと思います!
-尊敬する先輩は
やっぱりキョロさん(開主悠大=外2)です。ショットとかがめっちゃ上手くて、よく教えてくれるので尊敬しています。今日は得点することができなかったですけど、ショットが打てて点決められたら、それはキョロさんのおかげです!
-今日を締めくくるひとこと
今日は寒かったし、試合負けちゃったけどなんとか頑張って、楽しめたので良かったです!
閉会式後の選手およびMG・TR
【取材・撮影 荒脇知歩】