京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

日本拳法部

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【日本拳法部】西日本選手権 女子団体初の準V!!男子もベスト4で力見せた!

第24回西日本学生拳法選手権大会(2021年10月3日)

10月3日、吹田市武道館にて第24回西日本学生拳法選手権大会が行われ、男子は決勝リーグでベスト4入り、女子は初の西日本準優勝を果たした。

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(試合結果)
男子1部決勝リーグ戦
◇1回戦・対関西大学

佐々木大輔 (法4・弐段)  ●1-2
西村颯馬  (情理4・弐段) ●1-2
東航基   (法3・弐段)  ●0-2
野本晃洋  (営4・弐段)  ●1-2
箸尾海   (法2・一級)  ●0-2
松井航太  (法4・初段)  ○2-0
               △0-0
髙橋宏樹  (法4・弐段)  ●1-2

京産大0-5関西大

◇2回戦・対龍谷大学

矢間朗太 (法3・初段)   ●0-2
野本晃洋  ◯2-0
     ◯2-0
     ●0-2
松井航太 ◯2-0
     △1-1
一村優李 (済3・初段)   ●0-2
西村颯馬  ●0-2
佐々木大輔 △1-1
髙橋宏樹  ●1-2

京産大0-2龍谷大

◇3回戦・対同志社大学

川口翔太 (営3・一級)   ●1-2
西駿祐  (文3・初段)   ◯2-0
     ◯2-0
     △1-1
箸尾海   ●0-2
髙橋宏樹  ◯2-1
     ●0-2
松井航太  ●1-2
穴生光輝 (済1・弐段)   ◯2-0
     ●1-2
野本晃洋  ◯2-0
     ●0-2

京産大0-1同大

☆最終結果 4位

女子トーナメント戦

◇※1回戦は相手棄権

◇準決勝・対流通科学大学
飯田瑠香  (現1・初段)   ◯不戦勝
公文芽紅  (外2・二級)   ◯2-0
梅村愛   (済4・初段)   ◯1-0

京産大3-0流科大

◇決勝・対関西大
藤原菜々子 (現1・弐段)   ●0-2
梅村愛   ●0-1
公文芽紅  ●1-2

京産大0-3関西大

☆最終結果 2位
(試合内容)
◆男子団体◆
 2019年の同大会で2部優勝を果たし、さらに今年9月上旬に行われた1部予選リーグで決勝リーグ進出を決めた京産大。満を持して1部決勝へと足を踏み入れた。
初戦は昨年全日本2位の関西大。強豪を相手に序盤から粘り強い戦いを見せていき、松井が1つの勝ちをもぎ取るも敗戦。格上相手とはいえ傷を1つつけた、という点では大きな収穫となる一戦だった。
 2回戦では龍谷大と対戦。ここでは4年次生の野本が面を中心に狙いに行き2連勝を飾る。続く松井も蹴り技で1勝し、最高学年としての貫禄を見せつけた。今回の相手も、前回の全日本選手権4位の実力者ではあったが、あと少しのところまで追い詰めて0-2で敗れた。
 迎えた最終戦の相手は同志社大。この3試合で「試合経験を積ませるためにいろいろな選手を出した」(加藤監督)という変則的なメンバー編成ながら、全員が積極的な姿勢で攻めていく。この日初出場の西が2つの白星を挙げ、チームを鼓舞する。後ろ2人を強い選手で固めてきた相手を攻略するため、できるだけ枚数を残して挑むという戦略で挑んだ。しかし、主将の髙橋が1勝は取るものの次で敗戦。「気持ちがゆったりしすぎていた」と、次でさらなる貪欲な攻めを誓った。
 男子は決勝リーグ4戦全敗ではあったものの、強豪を相手取り健闘を見せた。コロナ禍という苦難も乗り越え、上昇の機運が高まっている。

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▲面突きを決める松井
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▲相手の様子をうかがう野本

◆女子団体◆
京産大は1回戦から不戦勝となり、この時点でベスト4は確定。格上相手に「挑戦者として」(梅村)臨む形となった。今日の初戦である流通科学大戦は、公文・梅村が共に有利に進めて2-0、1-0で勝利。飯田は不戦勝のため、3戦全勝で決勝戦へと駒を進めた。
決勝戦は関西大との対戦。序盤から圧倒されるものの、怯まずに立ち向かっていく。藤原と主将の梅村は0-2、0-1で敗れるが、2年次生の公文がこの試合初めての1本を獲得。1-2で敗れたものの、価値のある一戦となった。関西大の3人残しで敗北を喫したが、初の西日本団体2位の座に上り詰めた。
今回大会では、1、2年次生ら下級生の活躍も光った。ベテランと若手の協奏が、さらなる結果を生み出していく。

(インタビュー)

髙橋男子主将
―今日の試合を振り返って
チーム的にはいい試合ができたと思いますが、自分が納得のいく試合ができなかったです。
2年前に2部リーグで優勝して、去年1部リーグに初めて上がってきたんですけど、去年がコロナの影響で1部リーグの試合が無くて、今年が最近で初めての1部リーグの試合でした。

―具体的に納得のいっていない点とは
自分が初戦から相手を倒すつもりでいたので、特に3試合目の同志社大戦では相手の後ろの2人が強かったので、出来るだけ人数を残して相手の2人とこっちの4人で戦いたいなと思っていたんですけど、そこに行くまでに自分が全然勝ちきれなかったので、そこが納得がいっていない感じです。
気持ちがゆったりしすぎていたのがあるかなと思います。貪欲に泥臭く、勝ちにこだわってやればよかったと思っています。

―チーム全体の戦い方はいかがでしたか。
マスクをつけての試合がコロナになってから始まったんですけど、マスクをつけて行う練習にだいぶ慣れてきて、試合自体はみんなよく動けていたなと思います。この西日本大会だけが団体の抜き戦なんですけど、マスクをつけたままで何人も戦う選手もいたので、やはりそういうところは良かったなと思います。

―今までの練習が活かされたところは
マスクをつけての練習もそうなんですが、元立ちと言って何人か人数を固定して、連続で防具練習をすることをしていたので、抜き戦のように連続で試合をするというところでは、体力も結構ついていた方だと思います。

―今日は寝技が比較的多いように感じました
自分がずっと柔道をやっていたので、組みが特になんですけど、自分が最後の学年で下に柔道経験者があまりいないので、普段の練習で寝技の指導を積極的にこの4月からやっていました。なのでそこがみんな上手くなって、それがその結果に繋がったのではないかなと思います。
京産は周りの大学と比べて体格では劣るので、ガッと来られると押しつぶされたり、突き飛ばされたりということが課題なんですけど、その点で言うと素早く相手の懐に潜り込んで(技を)かけるとか、うまく力を使って相手を転かすなどを、自分はあと1ヶ月で引退ですけど、そこを全体で調整して、来年度の試合には繋げてもらいたいなと思います。

―他によかった点や課題点などはありますか。
全日本も7人制の団体戦で、それは抜き試合ではありませんが、メンバーを誰にするかをずっと今も考えていて、そういうのを選手登録しているメンバー全員で高め合ってはっきりさせたいなというか、全員が自信を持って「こいつなら託せる」と言える7人を選びたいなと思っています。なので、練習では選考が入るようなメンバーでの練習もちょっと増やしてみたいなと思っています。

―全日本に向けて
今までずっとベスト16が4、5年くらい続いていますが、ベスト8の壁がどうしても高かったので、今年こそそこを越えたいなと思います。

梅村女子主将
―今日の試合を振り返って
最初は甲南大とやるつもりだったんですけど、棄権されるということで、急遽ベスト4で格上である流通科学大とやらせてもらうということになって、後輩が頑張ってくれたので、私は正直何もしていないですね。

―後輩の活躍はどのようなものでしたか。
最初はいきなり自分より格上の選手とやるってなって、すごく緊張していましたが、いざ試合になれば練習通りのことをしてくれて、きちんと勝って私につないでくれました。

―ご自身ではいかがでしたか。
私自身も格上との戦いだったので、すごく緊張はしたのですが、いつも通りにやろうと臨んだら一本が取れたので、そこはよかった点かなと思います。

―チームとしてどのような話をしてから試合に臨みましたか
いままでベスト4になること自体がまずなかったので、格上との試合で、挑戦者として臨んだというところがあるので、特に失うものもなく、楽しく気楽にやっていこうということを試合前に全員に言いました。

―結果については
ベスト4まで戦わずして行ったのですが、ベスト4の戦いでしっかり勝って、決勝でも負けてしまいましたが、そこまで自分自身で勝っていけたということは次につながる負けだったのかなとは思います。

―11月には全日本選手権が控えています
自力でまずはベスト4まで行くことを目標にしたいと思います。去年は3位だったので、もちろん3位以上は狙いたいと思いますが、去年も流れでベスト4になったので、今年はしっかりと私たちが勝ちきってベスト4をまず目指したいと思っています。

加藤監督
―今日の試合を振り返って
男女ともの久しぶりのベスト4です。女子が前回全日本で3位だったので、今回西日本で準優勝というところで、よくこのコロナ禍で頑張ってくれたと思います。練習にも制限がある中で、よくやってくれたと思います。

―特によかった点は
やはり限られた練習時間の中ですから、技を磨くということを中心に、それと自主トレで体力作りということで。今日は体力切れで負けたという試合でもないので、体力的には勝てていましたので、技術面をよりどうやって高めていくかと。よくここまでやってくれたと思います。

―技術面で、今までの練習の成果などはありましたか。
基本から、というところで、うちのコーチたちがみっちりと基本からやってくれたので、それが実ったと思います。

―特に良い戦いをしていたところは
今回は決勝リーグということで3試合ありましたが、とにかく試合経験を積ませてあげようというところで、いろいろな選手を代わる代わる出したという形ではありましたが、それなりの成果は出ているかなと思います。1回生2回生連中が特に頑張ってくれたので、そういった意味でも先行きが面白いなと思います。
女子の方は1、2、4回生の3名です。低学年が踏ん張ってくれているので、より全体的な盛り上げができていると感じます。

―次の全日本については
今日は勝ち抜けで、1人強い者がいれば、7人抜けば1人で終わるという試合でした。今度は同体勝負(総当たり)なので、それに向けてどうメンバー構成をしていくかが決まっていきます。個々のレベルをどれだけ引き上げていくかを中心に。あともう1ヶ月しかないので、それをやっていきたいと思います。


【取材:加藤弦】

【日本拳法部】全日本の舞台で大健闘!!

第65回全日本学生拳法選手権大会(2020年12月6日)

12月6日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)にて第65回全日本学生拳法選手権大会が行われた。男子・女子共に団体戦で戦い、男子は2回戦敗退、女子は3位という結果になった。

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▲3位が決まり抱き合う選手達


(試合結果)
男子団体
第1回戦 対 大阪府立大学
《相手チーム棄権のため不戦勝》

第2回戦 対 立命館大学
先鋒 野本晃洋 (営3・初段)  ●0-2
次鋒 伊丹土筆 (理4・初段)  ●1-2
三鋒 山本諒  (法4・弐段)  ●0-2
中堅 佐々木大輔(法3・初段)   ●1-2
三将 河合宝  (現4・弐段)  ○2-0
副将 松井航太 (法3・一段)  ●0-2
大将 髙橋宏樹 (法3・弐段)  ○2-0

京産大2-5立命館 2回戦敗退

女子団体
第1回戦 対 名古屋学院大学
《相手チーム棄権のため不戦勝》

第2回戦 対 大阪市立大学と大阪体育大学の勝者
《両相手チーム棄権のため不戦勝》

第3回戦 対 立命館大学
先鋒 梅村愛 (済3・一級)   ●0-2
中堅 橘つばさ(外4・弐段)   ●1-2
大将 松本繭 (法4・初段)   ●0-2

京産大0-3立命館 

3位決定戦 対 青山学院大学
先鋒 梅村  △1-1
中堅 橘   ○2-1
大将 松本  ●0-2
(引き分けのため代表者戦)
   橘   ○2-1

京産大2-1青学大(1引分) 3位決定

(試合内容)
◆男子団体◆
1回戦は不戦勝で2回戦へ駒を進めた男子チーム。最初の相手は格上の立命館大となった。先鋒の野本は粘るも一気に取られてしまい0-2で敗北。次鋒の伊丹は序盤から慎重な攻めを見せ、一本は取るも惜しくも1-2で敗れた。三鋒・山本は攻めきれず0-2、中堅・佐々木は積極的に足を中心に相手を追い込むも1-2でそれぞれ黒星をつけた。4敗した時点で京産大の敗北は確定したが、その後の三鋒の河合が胴で一本を取ったことで流れが変わる。終始優勢に戦い、2-0で勝利した。「格上の相手に初心者から始めた自分でも勝てることを(後輩に)見せられた」(河合)という、部を率いる主将としての覚悟が見られた一戦となった。副将の松井は積極的な姿勢を見せるも0-2で敗北。大将の髙橋は「ライバル視していた」という同段位・同学年の相手との対戦。得意な組み技で2つの一本を取り、2-0で勝利した。
3回戦進出はならなかったが、格上の相手と互角の戦いを展開した。「2勝はしていて、惜しい試合も2試合あった」と、髙橋は語る。「4ポイントを先取されて負けが決まってからも頑張って、最後に勝ちのポイントを持って帰ってきてくれた」(河合)。最後まで粘り強く戦い抜く姿勢はさらなる高みを目指す糧となるに違いない。
河合ら4年次生は今大会で引退を迎える。強豪撃破、そして全国ベスト8への夢はこれからの世代に託された。

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▲一本を奪いガッツポーズする河合

◆女子団体◆
女子チームは1回戦、2回戦共に相手チームの不戦勝で一気に準決勝まで進むことになった。ここまで勝ち上がってきた相手と比べて試合感をつかめておらず、「怯んでしまった」(梅村)という第1試合。終始押されがちな展開の中でも中堅の橘が一本を取り、チームを盛り立てるも結果的には0-2、1-2、0-2で敗退してしまう。
迎えた3位決定戦。先鋒の梅村から果敢に攻めてゆき、一本をとる。強敵相手に「最低限の仕事ができた」と、引き分けで次につなげた。中堅の橘は勢いをそのままに2-1で白星をつける。大将を任されることに「プレッシャーがとてもあった」と語った松本。相手に食らいつくも0-2で敗戦した。この時点で1勝1敗1分となり、3位を決める戦いは代表戦へともつれこむ。「勝たないといけない、一本をとらないとという思いでいっぱいだった」と、この大一番に挑んだ橘は振り返る。終始攻めの姿勢を崩さず戦い、2-1で勝利を収め、見事3位入賞とシード権獲得を成し遂げた。
4年次生の引退試合となった今大会。3年次生の梅村は「大好きな先輩と3位になれて嬉しい」と喜びを口にした。当の4年次生である橘は「(女子選手が少ない中でも)男子と練習できるという環境を活かし、ぜひ来年も頑張ってほしい」、松本は「男子と体格も全然違う中でも、悔しい思いを日常でしていると思うが、こんな風に結果が出ることもあるので、最後までやりつづけてほしい」と後輩たちへエールを送った。
苦しい練習や状況を乗り越え、最後につかんだ「シード権」というバトン。それは「京産らしさ」のある拳法とともに、次へと受け継がれる。

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(インタビュー)
河合宝主将
―今回の大会で、チーム全体としてどうでしたか。
このコロナ禍で、他大学は全員で練習しているところもあったが、僕らは8人という人数制限があった。道場で限られた人数しか練習できない中でも、チームの横の絆ではないが、会えるときに会ったり、地域の体育館を使って分散しての練習を行うなど工夫して頑張ってきたので、雰囲気自体はとてもよかったと思う。
トーナメント表を見たときに、立命館大に当たるということを知ったが、力的にもあちらの方が正直格上というところで、チームのみんなも思うところがあったと思うが、いざ試合をしてみると内容はやはり食い下がっていたりギリギリ負けた試合というのもあった。何より最後の最後までチームのみんなが諦めずに戦っている、4ポイントを先取されて負けが決まってからも最後まで頑張って、最後に勝ちのポイントを持って帰ってきてくれたので、そこはとてもうれしかった。

―自身の結果について、どうでしたか。
(勝利した)相手がポイントゲッターの有名選手だったので、その選手に勝てたことは個人的にうれしく思うが、それ以上に、後輩に相手が格上で初心者から始めた自分でも勝つことができるということを見せることができたので、そこが一番うれしかった。

―4年間を振り返って
最後の1年間がどうしても活動ができなかったので、後輩たちにもっといろいろしてあげたかったという点で悔いが残っている。次の主将には、後輩をもっと大事にしてあげるということをやってほしい。急遽全日本大会の開催が決まったなかでも、こうしてみんな一致団結してここまでやってこれたので、チームのみんなが僕についてきてくれたからかなと思う。

―試合が終わってみて今の気持ちはどうですか。
チームとして負けたことがとても悔しい。負けは負けなので。まだなんとも考えられませんが、後々実感がわいてくるのかなあと思いつつ。でも、コロナ禍の中で活動できなかった分、後輩には引退してからも何かしら僕は関わっていきたいというように思う。

―後輩には先輩としての背中を見せることができたということですか。
はい。最後はその分だけ見せられたかもしれないが、コロナ禍での関わり方というのはもっと関わってあげたかったところはあった。

―この4年間の経験をどのように活かそうと思っていますか。
さっきもOBの方に言われたが、競技を行っているときは正直日本拳法は役に立たないと思っていたが、この先社会に出たらここで培った武道の精神や気合い・根性などの精神論は役に立つとおっしゃっていた。何より、ここでできた仲間が社会人になってもつながりを持って一緒にやっていけると思うので、それはすごく支えになると思う。日本拳法をやっていなくても、つながりは途切れない。

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髙橋宏樹選手
―今日のプレーはいかがでしたか?
いつもは先鋒が多いんですが、今日は相手との相性を予想し大将としてでました。本当は違う相手を予想していたのですが、それが外れてしまったことは予想外でした。相手が段位も一緒の同期でライバル視していたのでやってやるぞという気持ちで挑みました。僕の時には負けが決まってしまっていたので、逆にそれが思い切ってできた要因だったと思います。

―試合前の作戦について
元々柔道をしていて組に自信があった。普段の戦いから組が中心の戦い方なんですが、(相手が)同期ということもあって大学から始めた打撃で勝ちたかった。ですがあまり決まらずに結局は組での勝負になりました。相手が来た時にカウンターで組むというのが得意でそれが上手くできたことが良かったと思います。

―今日の敗戦はどのように受け止めていますか?
2勝はしていて、惜しい試合も2試合あった。もしこの2つを取れていたら4勝3敗で勝てていたので悔しい気持ちはあります。相手の1番強い相手からキャプテンが一本取ってくれたので、そのキャプテンが抜けた後立命とやって戦えるのかという不安がある。次は自分が主将になるので、同期5人がずっと勝ち続けるということを目標に立命や(前年度敗戦の)同志社に勝って全国ベスト8以上を目指して戦っていきたいと思います。同期が強くなるのはもちろん、今年の新入生は入部が遅れてしまっているので、その子達も頑張ってもらいたいです。7人制の試合なので、同期5人以外にどうしても後輩の力が必要になってくる。その中で後輩との仲を深めて、チームが盛り上がる練習をしたいです。次の全日本は同期5人が優先ではなく強い順に出たいと思っています。

―コロナで活動に制限がありましたが、影響は感じていましたか?
練習が再開してからも人数に制限があって同時に8人しか練習できなかった。だいぶブランクがあった中での試合だったんですけどみんな結構頑張れたかなと思います。

―4回生にメッセージはありますか?
一つ上の代ということで関わりが多かった。先輩には試合に出るたびに勝負強さを感じていて、決めて欲しい時やポイントゲッターとの試合で一本取ってくれるのが自分にとって刺激的で憧れの存在です。お疲れ様でしたとありがとうございましたと伝えたいです。

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梅村愛選手
―3位入賞おめでとうございます。率直な感想を教えてください。
4回生と出る最後の大会だったので、大好きな先輩と3位になれて嬉しいです。3年間ずっと一緒にやってきたので、先輩達がいなくなると思うと重みだったりを感じます。来年も一緒にやってほしいです。

―1.2回戦は不戦勝でした。初戦が準決勝ということにやりづらさはありましたか?
相手は試合でアップができていた状態で、私達は試合の雰囲気も味わえていなかったのでそこで怯んでしまいました。

―3位決定戦が始まる前に何か先輩方と話されましたか?
(準決勝で)負けてからの3位決定戦だったので絶対勝とうということは話していました。チームとして3位決定戦に進むということが初めてだったので、勝ったら3位だという前向きな気持ちで挑めたのが良かったと思います。ベスト4に残ったということだけで今までにないことだったので、ここでしっかり勝って3位になって終わろうという気持ちで臨めました。

―3位決定戦で先鋒として出場され、一本を獲りました
正直審判が軽い技を(一本として)獲ってくれたと思いました。練習だったら先輩はとってくれない感じだったのであまり手応えはありませんでした。一本獲ってからは獲られずに終わるか、もう一本獲るかしか選択肢がないと思っていたので獲られたくはなかったんですが打ち負けてしまいました。そこは悔しかったですが、あのままもう一本獲られずに終われたのは良かったと思います。引き分け以上が自分の役割だったので最低限は務めれた思います。

―代替わりとなってしまいますが、今後はどういったチームにしていきたいですか?
来年はシードから始まってしまうので、今回の順位よりは下げたくないという気持ちで1年間やっていきたいと思います。


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橘つばさ選手
―今回の試合を振り返ってみてどうでしたか。
3人なので、2勝されてしまうとプレッシャーがすごいので、勝たなきゃという気持ちでいっぱいだった。

―3位決定戦について、どうでしたか。
最初自分が中堅で出たときは、軽い技で(一本を)とってもらったが、ちょっとやり足りないという気持ちが正直あった。代表戦で回ってきたときは、当たる相手のパターンをよく見ていたので、勝たないといけない、一本をとらないとという思いでいっぱいだった。

―チームの雰囲気はどうでしたか。
みんなで励まし合って、監督・選手も含めて「勝つぞ」という一色に染まっていたので、雰囲気としてはよかったと思う。

―後輩へどのような思いがありますか。
女子の後輩は下の子たちは1学年に1人ずつという少ない中で頑張ってくれている。京産ならではの男子に混ざって(練習が)できるという環境を活かしてぜひ来年も頑張ってほしい。

―代表戦に挑むときはどのような気持ちでしたか。
任されたから絶対に勝たないと、という思い。

―3位という順位はどうですか。
3位という結果に満足しているかと言われればしていない。相手が強かったから仕方ないこともない。うれしいがやりきった、大満足とかではない。


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松本繭選手
―大将としてどうでしたか。
プレッシャーはとてもあった。(今回の大会でも)プレッシャー負けした部分もあった。

―チーム全体の雰囲気はどうでしたか。
ギリギリまでけがをしたメンバーや途中で休部しているメンバーもいて、まとまり切れていなかった部分もあったが、最後にはみんなで練習できたし、後輩たちが先輩たちに良い結果をあげたいと思って練習に参加してくれたので、良い雰囲気だったと思う。

―今回の結果はどのように感じていますか。
チーム全体の結果には満足している。自分の個人としてはあまり役に立てなかった。個人としては悔しいが、チーム全体では仲間が誇らしい。

―後輩たちにはどのようなことを伝えたいですか。
もう私たちは練習には参加できなくなる。受け継いでほしいのは今までの練習態度など。(自分たちが)示してきたつもりではあるので、男子と体格も全然違う中でも、悔しい思いを日常でしていると思うが、こんな風に結果が出ることもあるので、最後までやりつづけてほしい。


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【取材:加藤弦・松田拓真】

《産龍戦 日本拳法部》〝京産大に白星捧げる〟代表戦まで繋げた勝利

7月6日、龍谷大学深草キャンパスで行われた産龍戦で、日本拳法部は2勝2敗3分からの代表戦を制し見事勝利。京産大に白星を捧げた。

   先 次 三 中 三 副 大  代
   鋒 鋒 鋒 堅 将 将 将  表
京 廣 河 井 山 辻 伊 安  井
産 瀬 嶋 尻 崎 井 藤 福  尻
   ○ ●  ●  ― ○  ― ―  ○
   ● ○  ○ ― ●  ― ―  ●
龍 中 松 田 久 青 金 篠  篠
谷 嶋 浦 原 保 山 重 田  田  ※○勝 ●敗 ―分
結果 京産大3勝2敗3分(代表戦込)
総合成績 京産大4勝2敗

 先鋒・廣瀬は序盤から積極的に組み技に持ち込み相手選手を引き寄せる。攻撃をかわすと華麗な足払いで相手を抑え込み、残り1分を切る間もなく勝利した。先鋒の勝利に京産大のテンションは一気にあがり、普段の公式戦ではなかなか見られない大きな声援が選手たちのモチベーションを高めた。
しかし、次鋒・河嶋、三峰・井尻は思うように自分の技を発揮できず、2戦を落とす。次こそ勝ちを挙げたい京産大。中堅・山崎が相手の隙をうかがいながら攻めようとしたが、両者ともに牽制で終わってしまい引き分けとなる。
現時点で負け越している京産大は、三将・辻井の活躍により再び士気が高まった。序盤から両者の激しい突きの打ち合いとなり、両者ともに譲らない試合展開となった。組み技に切り替え膝蹴りを繰り出し勝機をうかがうが、再び激しい突き合いとなる。時間ぎりぎりまでお互いに攻撃の手を緩めないまま、体力が削られていく一方でなかなか旗が揚がらない。勝負を決めたのは、辻井の組み技だった。相手の背を床に叩きつけ、胴に一突きで一本をとった。
続く副将戦は引き分け、大将戦は、勝てばその瞬間に勝敗が決定するため応援も一層熱が高まったが、最後まで勝負がつかず引き分けとなる。
2勝2敗3分で代表者戦がおこなわれた。選ばれたのは三峰戦で悔しい敗北をした井尻。仲間たちから一突きずつ気合を入れてもらい、勝ち気で勝負に挑んだ。相手は大将を務めた篠田。連続での試合になるため、このハンデを生かしたい。試合開始から組み技に持ち込もうと積極的に相手との距離を詰め攻めていく井尻。会場に〝井尻コール〟が響くと、相手との組み合いに競り勝ち、抑え込む。相手の激しい抵抗に耐え抜き、見事一本をとった。試合後のインタビューで井尻は「(産龍戦の総合成績で)京産大に白星を挙げたかった。楽しく試合ができて勝ててよかった」と満足そうに明るい笑顔を見せた。

選手コメント
主将・安福
「普段はギャラリーに応援がいないので、いつもと違った緊張感を持てた。怪我人が多い中で各上に団体戦で勝利することができてよかった。個人としては、大将に選ばれたにもかかわらず、試合中のチャンスを決めることができなかったので悔しい。しかし、代表戦で井尻が勝ってくれた。頼もしい同期がいて本当に嬉しい。これからの目標は、大きな結果を求めず、1つ1つの試合で課題を確実に克服し、全員が考えて試合に臨めるようにしていきたい。そして、最終的に全日本インカレで上位入賞を果たしたい。今日は、学内の応援が試合中も聞こえていて、励みになった」

井尻
「三峰戦では、自分の勝つパターンに上手くもっていけずに悔しい思いをした。代表戦では、絶対に勝って、京産大に白星を挙げられるようにしたかった。声援があると頑張れたし、楽しく試合ができた。普段注目されるクラブではなかったので、有名になれるチャンスでもあったと思うし、声援に応えることができてよかった」

廣瀬
「京産大を背負った試合なので、絶対に負けたくなかった。自身としては初めての試合で、相手は格上だったが、勝ってやろうという気持ちしかなかった。先鋒が勝たないと流れが掴めないし、応援があるなかでの緊張はあったが、試合が始まれば、緊張は解けて逆に励みになった」

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《日本拳法部》団体戦の悔しさをバネに個人戦に期待

京都産業大学課外活動サイトにて情報を更新しました。
リンクはこちら
http://post.kyoto-su.ac.jp/s/club/news/?s=16

《日本拳法部》団体戦、一部残留へ

4月17日、大阪府立体育館にて第15回西日本拳法選手権大会が行われた。今大会から1部・2部制を採用し、京産大は1部スタートで同大会を迎えた。初戦の相手は昨年度3位の大商大。圧倒的な力の差を見せつけられ敗北する。次の最下位決定戦では、先鋒の小澤(法4)と次峰の小川(文4)が果敢に攻め、大府大を下した。
これにより、京産大の1部残留が決定した。

選手コメント
主将の番匠(済4)「まだまだ力不足があるチームですが、昨年を越えるよう力をつけていきます」
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蹴りを決める小川(右)
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