京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

ラグビー部

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【ラグビー部】関学に競り勝ち全国大会出場を決める

関西大学ラグビーAリーグの順位決定戦で関学大に勝利した京産大は、関西3位となり全国大学ラグビーフットボール選手権の出場権を獲得した。



新型コロナウイルスの感染拡大により、リーグ戦の開催が危ぶまれた今シーズン。試合数を減らすために例年通りの総当たりではなく、参加校を2グループに分け最終節で順位決定戦を行う異例の方式を導入した。関西大学リーグの上位3チームが全国大学選手権に出場できる。



京産大は先週のゲームで同志社大に49対19の惨敗。ライバルへの痛い敗戦により、負ければ終わりの3位決定戦へ。チームは崖っぷちに追い込まれた。



「負けた翌日にAチームのメンバー全員でミーティングをして、チーム理念を再確認しました。リーグ戦の勝敗を気にせずに、僕たちはいついかなる時もひたむきに取り組まなければいかない。選手たちもそこに納得した上で週に入り、本当に激しい練習をしました」(伊藤監督)



キャプテンの田中利輝(東海大仰星)は「負ければ引退の4年生は意地を見せて次のステージに進もう。京産大の意地でセットプレーを圧倒しよう。一つ一つのプレーで意地を見せてひたむきに集中しよう。ということで、選手たちと今週のテーマを意地にしようと決めました」と振り返る。



3位決定戦の相手は関学大。昨シーズンの開幕戦で敗れた因縁の相手だ。先週天理大に負けて3位決定戦に回ったものの、王者相手に前半リードをするなど好ゲームをして自信をつけてきた。



数週間前からチケットは完売し、宝ヶ池球技場には多くのファンが押し掛けた。前半3分、京産大はファーストスクラムでペナルティを獲得するが、直後のラインアウトでボールを取られてしまい流れに乗れない。ブレイクダウンでのペナルティも続き前半11分に先制を許してしまった。



その後もマイボールラインアウトでのミスが続くが、今シーズン初めてスタンドオフに入った家村健太(流経大柏)がナイスキックを連発して主導権を渡さない。呉嶺太(大阪朝鮮)のキックを中心にゲームを組み立てる関学大に対して、蹴り合いで負けずピンチを作らなかった。前半16分と38分にフェーズを重ねたフォワードが押し込みトライ。14対7と京産大リードで前半を折り返す。




後半10分にはゴール前でフリーキックを獲得すると、1年生タモエフォラウ(札幌山の手)が相手の隙を見逃さず、クイックスタートしてそのままトライ。その後マイボールが続き、速い展開のアタックを仕掛け次々とゲインするなど京産大ペースが続いたが、要所でミスが出て得点には至らない。



逆に21分にトライを許して7点差になってしまう。31分には敵陣ゴール前でマイボールスクラムという、強みを生かすには最高のチャンスが到来するも押し返されてペナルティをおかし、ボールを奪われた。



ピンチを脱した関学大は勢いづいて攻撃を展開し、京産大ディフェンスの裏にショートパントを蹴ったがそれを京産大がキャッチ。城間賢(御所実)が相手を引き付けてニコラスホフア(札幌山の手)にパスし、ニコラスホフアが抜け出してそのままトライ。「前半から自分がボールを持つ機会が多くて、相手もよく自分の名前を呼んでいた。この時も二人ディフェンスが寄ってきたので引き付けてパスを出しました」(城間賢)。



直後のゴールキックは、今シーズン初めてキッカーを務めた城川斗武(常翔学園)が難しい角度を決めた。ロスタイムに7点を返されたがリードを守り切って試合終了。全国大学選手権をかけた戦いは、28対21で京産大がものにした。



伊藤監督は試合後「週初めの激しい練習でケガ人が沢山でました。そこは誤算だったのですが、皆一生懸命頑張ってくれました。昨日のチームランを見て今日の試合への準備が整ったと思い、試合中は上からゆったり、余裕を持って見させてもらいました」と振り返った。



就任一年目での大学選手権出場について聞かれると「次に進めるということは、進化するチャンスを頂いたということなので、そのチャンスを逃さずに自分たちのものにしたい。ホッとしたという気持ちはないです。具体的には大学選手権に向けて、敵陣のアタックの精度を上げていきたい。今年はアタックフォーカスでやってきたので」と早くも次を見据えた。



キャプテンの田中利輝は、「チーム理念であるひたむきを体現することだけに集中して、ボールが転がっていたら飛び込むだったり、テンポを上げて球出しをするだとか、そういうことをやっていこうと意識して厳しい練習を全員で乗り越えてきました。試合ではセービングだとか、一つ一つのプレーで愚直にやり続けた所で優位に立てて、点を重なられたと思っています」と語った。



大学選手権の初戦は12月13日、花園ラグビー場で行われる。対戦相手は関東大学対抗戦3位チーム(現段階では未定)。強豪とぶつかることになるが、キャプテンは

「ここで終わるわけにはいかないので、花園で暴れたいと思っています」と力強く言い切った。全国の舞台でもひたむきなラグビーに期待したい。


(執筆・岩田悠吾)

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(写真・出口敬介)

【ラグビー部】同志社に敗戦、全国は次週に持ち越し。

関西大学ラグビーAリーグは第3節を迎える。新型コロナウイルスの猛威により変則的な日程は3試合目で全国への切符が決定する。
京都産業大学は先の二試合で辛い試合展開からも2連勝し、同じく2連勝の同志社大学と全国出場をかけて対峙した。 (下記にメンバー表)

前半キックオフ後、前節でも猛威を振るった同志社のアタックが京産大を襲う。たまらずペナルティを犯すが強風吹くなかでのPGは失敗。先制点を献上せずに済んだ。

前半8分、敵陣でモールを組むと同志社は反則を繰り返した。京産大はラインアウトモールを続けて三度目でゴールラインをこじ開け先制トライ。難しい位置からのキックを名手、西仲が決め7-0とした。

しかしその直後には同志社にモールで押し込まれた後に猛攻を受け最後に同志社10番がステップで抜き、飛び込み7-7同点とされる.

前半15分、京産大がボールを継続しフェイズを重ねるとCTB家村(流経大柏)が緩急の効いたステップでディフェンスラインを抜け三人をかわすとWTB吉松(筑紫)にパスしトライ。12-7と勝ち越した。

有利な風上でこのまま流れに乗るかと思われたが前半20分に同志社11番が裏へのキックをキャッチすると約50mを走り切りトライ、キックも決め14-12と逆転される。

早い時間帯に返したい京産大は前半25分には敵陣22mで19フェイズを数えたが同志社の前に出るディフェンスに対し前に進めず最後はノックオンしてしまう。
逆にそのスクラムから同志社のアタックを受ける。同志社11番が足元へのミスパスをキックで拾う珍プレーを見せると自らキャッチして最後は外に展開し、右隅にトライ。12-21とされた。

また前半35分には同志社がラインアウトから15’RWCを思い出させるサインプレーで京産大バックスを切り裂き、トライを決め12-28とした。

前半のうちに点差を縮めておきたい京産大は終了間際に敵陣深くでラインアウトのチャンスを迎えるもスチールされ前半終了。同志社に12-28とリードされ折り返した。



大事にしたい後半の立ち上がり、キックオフをミスしてしまうがFWが奮闘しスクラムで勝りペナルティを獲得した。良いプレーのあと、流れをつかみたい場面だったが同志社のディフェンスに阻まれなかなか前に進めず後退し、ターンオーバーされる。

そして後半5分、同志社がラックサイドを抜きトライ。12-35と離される。
対して京産大はジャッカルなどでペナルティを獲得するがミスが目立ちトライできない。

流れを変えるべくタモエフォラウ(札幌山の手)など交代選手を入れるが同志社のディフェンスの圧力は凄まじく前に進めない。

後半60分には同志社に自陣深くでスクラムを与えてしまいトライかと思われたが粘りのディフェンスでトライを与えず。その後も同志社のアタックを受けるがトライを許さなかった。逆に反撃といきたいところだったが後半71分、CTB家村のキックをチャージされ独走を許し追加点。12-42とされた。
またその直後にもボールロストからトライを許し12-49と突き放された。

時間を見ても逆転は厳しいものがあったがなんとか意地を見せたい京産大は後半ロスタイムに自陣からボールを回し、敵陣内に攻め入る。タモエフォラウや田中(東海大仰星)などのゲインもあり最後はSH廣田(天理)がラックサイドを突いて飛び込みトライし19-49とした。自陣から24フェイズを重ね魅せた今日一番のアタックは実り、意地を見せつけたがここでタイムアップ。

3連勝を飾りたいEVENリーグ最終節、ルーズボールはとことん同志社に入り、流れを引き寄せられず
30点差で終えた。一方でラインアウト、スクラムでは強みを見せ、最後のトライなどポジティブな内容もあった。

勝利した同志社はODDリーグ1位の天理と決勝戦、敗れた京産大はODDリーグ2位の関西学院大学と全国をかけた3位決定戦が11月29日に宝ヶ池で予定されている。

【執筆】出口敬介 【写真】同志社スポーツアトム




1 野村 三四郎      (西陵)
2 梅基 天翔       (高岡第一)
3 平野 叶翔       (西陵)
4 樋口 誠也       (京都成章)
5 アサエリ・ラウシ    (日本航空石川)
6 田中 利輝       (東海大仰星)
7 三木 皓正       (京都成章)
8 城間 賢        (御所実業)
9 廣田 瞬        (天理)
10 西仲 隼       (近大附属)
11 吉松 玲於      (筑紫)
12 家村 健太      (流経大柏)
13 ニコラス・ホフア   (札幌山の手)
14 松岡 大河      (東福岡)
15 船曳 涼太      (神戸科学技術)

16 内山 二千斗     (京都成章)
17 木村 圭汰      (筑紫台)
18 中川 亮       (尾道)
19 福西 隼杜      (報徳学園)
20 ヴェア・タモエフォラウ(札幌山の手)
21 檜垣 大宇      (東海大仰星)
22 城川 斗武      (常翔学園)
23 北山 絢大      (東海大仰星)

【ラグビー 部】関西大に快勝!全国に王手!

関西大学ラグビーAリーグ第2節が宝ヶ池球技場で行われた。相手は昨季Bリーグで全勝し、前節には同志社大と接戦を演じた関西大だ。前節、劇的勝利を飾った京産大は前半は苦しみ同点で折り返したが後半にトライを重ねて34-10で勝利した。


前半6分、京産大はここまでミスもあり自陣に押し込まれていた。そしてペナルティから先制点を献上。0-3となった。

しかし前半11分、敵陣深くでFWがショートパスでフェーズを重ねると最後はFL城間(御所実業)が中央にトライ。キックも決めて7-3とした。
その勢いに乗る京産大に対して関西大が自陣からアタック。大きく抜け出しトライに迫るがHOの梅基(高岡第一)がジャッカル成功。一方で京産大はその後のラインアウトから昨年、リーグ戦で7トライを記録したWTB堀田(京都成章)が大量ゲインを見せるもあと一歩のところでオフロードをミス、トライには繋がらなかった。

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▲大量ゲインを見せる堀田

前半22分、そのWTB堀田(京都成章)が相手キックをノックオンしてしまう。そしてスクラムから関西大SHが抜けるが堀田がジャッカルでペナルティを誘いミスを帳消しにした。
その後26分には敵陣中央でペナルティを得るとSO西仲(流経大柏)がPGを決め10-3とした。

追加点で突き放したい京産大は前半33分にスクラムで押し込むとペナルティを獲得。キックを外に出し、ラインアウトモールで押し込むもトライを取りきれない。さらに38分、ペナルティからラインアウトモールを作るがノックオン。そして40分、ゴール前でペナルティを得るとここまで押し込んでいるスクラムを選択しトライを狙う。そのスクラムでも関西大にペナルティ、京産大は繰り返しスクラムを選択しトライを狙うがスクラムでターンオーバー。関西大が約90mを繋ぎ最後はWTB勝又が右隅にトライ。10-10の同点とされここでハーフタイム。京産大の強みであるセットプレーで取りきれず反対に同点トライを許す嫌な終わり方だった。


後半キックオフ、前半の悪い流れを切りたい京産大は5分に敵陣深くのラインアウトからFWで攻め込みタモエフォラウ(札幌山の手)のトライ。コンバージョンも決まり17-10とした。その3分には敵陣に攻め込んだ状況からボールを奪われキックでピンチを迎えてしまうが後半からFBに入ったニコラス・ホフア(札幌山の手)が懸命の戻りからキレのあるステップを見せピンチを救った。そしてその後に関西大が自陣でオフサイド。ペナルティキックを沈め20-10とした。さらに5分後、ハーフェーライン付近でルーズボールを拾うと後半から投入の城川(常翔学園)などのゲインもあり一気に押し込む。その勢いのままゴール前で西仲(近大附属)が裏へのショートパントを上げるとHO梅基(高岡第一)がキャッチしトライ。立て続けに得点を奪った京産大はコンバージョンも決め27-10とした。

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▲突破する城川
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▲プレースキックを蹴る西仲


後半21分にはFWがディフェンスで魅せる。関西大にボールを回され攻め込まれるが京産大HO梅基(高岡第一)が前半に続きまたもやジャッカル成功。続けて23分にもラインアウトから関西大が抜けだすが期待の一年生FL三木(京都成章)のジャッカルでボールを奪う。

追加点の欲しい京産大は後半33分に敵陣深くでペナルティを得るとここでもスクラム選択。押し込むことはできるが崩れてしまう。そこからFWで粘り最後はSH廣田(天理)が中央に飛び込む。関西大を突き放すトライとなった。西仲(近大附属)が6本目のコンバージョンをしっかりと決め今日はパーフェクト、34-10とした。

後半ロスタイム、最後にトライを返したい関西大がトライ目前に迫るが京産大は最後まで集中し守り切った。

試合はそのまま終了。後半は関西大を0点に抑え34-10。京産大は2連勝を飾った。この試合のMOMは京産大SHの廣田(天理)だった。


【取材・執筆・写真  出口敬介 岩田悠吾】



(田中利輝主将)

「前半はゲームプランを実行しきれなかったのが一つの要因だと思います。それとコンタクトでは勝っているという実感があったので、そこにもう少しこだわってダイレクトにプレーすれば、よかったのかもしれないです。」

「今週のテーマはレベルアップというのを意識していました。詳しく言うと、先週の立命館大戦でブレイクダウンのボールリリースの所でルーズな所があったので、そこを改善しようと言ってんですけど、今日もそういったところがいくつか見られたので、レベルアップと言っていたのが口だけになっていたのだなと思ったので、同志社戦に向けて引き締めなきゃなというのと、課題も沢山見つけたので、それをこの一週間でしっかりと修正していきたいです。」と反省を口にした。

(伊藤鐘史監督)

「毎週、試合を迎えるごとに安心というか、感謝を含めて試合ができるということに本当にありがたく思っています。」

「うちの伝統的な強みであるスクラムとモールで取りきれなかった。そこでボールを失った後、相手にトライを献上してしまった。そこで取り切れていたら、全然違う試合展開になっていたんじゃないかなと思います。それは練習不足なのか、マインドの不足が原因なのか仕留めきれないというのがあるので、ここは選手には、意識で、もしくは練習で、向上することを求めます。ハーフタイムでは僕が何か刺激を与えることはなかったです。ゲームプランをまずしっかり信じて実行する。それさえすれば、前半肌感覚でいけるというのがあったと思うので。ただ気持ちの部分で余裕かますなよという事は言いました。」

「後半は、よく頑張りました。ただ、ゲームプランを実行しているときはいいんですけど、後半途中少し軽いプレーが出て、セブンスのようなプレーが出ていたと思うんですけど、そうなるとまた自分たちが何をしたいのか、というのを見失って相手にまた勢いを与えそうな時間帯があったので、そういう意味では今日は凄くムラがありました。彼らは今週のテーマとしてレベルアップというのを掲げていたのんですけども、反省材料からレベルアップしていかないといけないなという感じですね。ゲーム中にレベルアップした感じはなかったです。」と振り返った。


【取材 出口敬介 岩田悠吾】

【ラグビー部】ロスタイムの劇的逆転勝利で開幕戦を飾る

今年から伊藤監督が指揮を執る京都産業大学(以下京産大)は、11月8日関西大学ラグビーAリーグの開幕戦で立命館大に逆転勝ちし、スタートを切った。

今シーズンの前半は、新型コロナウイルスの影響で全ての大学が活動自粛を余儀なくされた。各々段階的に練習を再開していた8月には、天理大ラグビー部内でクラスターが発生。リーグ戦の開催自体が危ぶまれていた。

そんな中、変則的ではあるがなんとかこぎ着けた公式戦開幕戦。試合前関係者がスタンバイするエリアでは「なんとかここまで来られて良かった」という言葉が何度も聞こえてきた。

伊藤監督は「春の段階ではこうやって試合が出来るとは考えてもみなかったこと。今日の開催に関わってくれた方々にありがとうございますと言いたい」とコメント。待ちに待った開幕戦は、鶴見緑地球技場で12時にキックオフ。開場前から多くのファンが長蛇の列を作り、感染対策として間隔をあけての着席とはいえチケットは完売した。

相手は3週間前の練習試合で快勝している立命館大だが、昨シーズン終盤に手痛い敗戦を喫した因縁の相手でもある。伊藤監督も選手たちに「必ず練習試合通りにはならない。80分終わった時に1点勝っていればいい」と話していたそうだ。

前半3分、京産大は敵陣でマイボールのファーストスクラムを得る。相手と上手くかみ合わなかった影響もあり、そこから実質6分ほどスクラムを組み続けた。ペナルティを得ても強気の姿勢で組み直しを続けたが、最後は逆にペナルティをおかしてしまう。

立命館大のキャプテン庄司拓馬(東海大仰星)は「京産大の強みであるスクラムやラインアウトなどセットプレーを出来るだけ少なくするためにインプレーを長くするプランだった」と語っていたが、立命館大全体のスクラムへの執念は凄まじかった。

スクラム立命館大戦


一度組み直しになるたびにほぼ全員が大きな声で自らを鼓舞し、ペースを渡さなかった。一方京産大はスクラムが崩れると円になって意見を出し合うなど、対照的な両チームの姿が印象に残った。

前半14分、京産大はスタンドオフ西仲隼(近大付属)が22メートルラインから相手のギャップを突き抜け出してそのままトライ。ゴールも決まって7対0と先制する。直後の18分に7点を返され同点になるも、24分にラックから梅基天翔(高岡第一)が飛び込み再びリード。

アサエリラウシ(日本航空石川)のパワフルな突破で会場が湧き、チームとしても前に出るディフェンスで相手を攻撃しながら下がらせるなど、試合は京産大ペースになると思われたが、30分と前半ロスタイムに連続失トライし14対19で折り返す。

後半開始早々にもトライを許し14対24と10点差になってしまう。京産大も後半7分に得意のラインアウトモールから梅基天翔が今日2つ目のトライを奪うが、直後にペナルティゴールを決められ、なかなか差を縮めることができない。ブレイクダウンで立命館大のプレッシャーに耐え切れずボールを取られるシーンが目立った。

そんな流れを変えるプレーが生まれたのは24分。昨シーズンはスタンドオフでのスタメンが多かったが、今シーズンインサイドセンターに入っている家村健太(流経大柏)がショートパントを相手の背後に蹴り自らキャッチし抜け出すと倒れ込みながらパス、それを受けたニコラスホフア(札幌山の手)がトライを決めて1点差になった。

ニコラス絶叫


決めれば逆転のゴールはここまでパーフェクトの西仲隼だったが、外してしまう。残り10分で1点差。キャプテン田中利輝(東海大仰星)は「なかなかマイボールにならないので焦っているチームメイトもいたが、ロスタイム(4分)も含めてまだ時間があると分かっていた」と振り返る。

辛抱強くディフェンスを続け後半42分、ついに敵陣でペナルティを獲得する。伊藤監督はスタンドから無線で「キックでペナルティゴールを狙え!」と叫ぶが、選手たちはトライを狙う選択をするという2015年W杯を彷彿とさせるようなやり取りの後、京産大ボールのラインアウトモールが組まれる。

モールは途中で崩れるも、そこからフォワードが近場を攻めじりじりと前に出て、最後は途中出場1年生の三木皓正(京都成章)がトライ。ラストプレーでのサヨナラトライに、選手たちは抱き合って喜び、スタンドは拍手に包まれた。ゴールも決まり、33対27となった所でノーサイド。京産大は苦しみながら初戦をものにした。

サヨナラトライ


伊藤監督は「ザ、開幕戦。ヒヤヒヤしましたが、勝てて良かった」と笑顔。立命館大の中林監督は「最後の最後で京産大が上だった」と悔しがった。京産大キャプテンの田中利輝は「勝つために用意していたプレーは沢山あったが、相手のプレッシャーに押されてできなかった。次戦も気を抜かずに頑張ります」と振り返った。

決勝トライの三木皓正が記者会見で「ガムシャラにプレーした。あのトライは全員で取ったトライ。自分はラッキーボーイです」と話すと、すかさず伊藤監督が「自分で言うか」とツッコミを入れる。緊張の開幕戦は笑顔で幕を閉じた。

《ラグビー部》イノシシ注入!スタミナ満点!!エンジン全開!!!

5月5日(日)晴天の下、京都・洛西にて「猪突猛進會」が行われた。
例年、春先に行われ、新入生の歓迎会にもあたるこのイベントは今年で7回目の開催となる。
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早朝から多くの関係者や保護者、OBが集い、黙々と準備に当たった。
大きないのししを丸2頭、じっくりと焼き上げる。
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焼きあがったいのししはもう一度鉄板でたっぷりの野菜と混ぜ合わせ調理され振る舞われる。
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地元食材・旬のたけのこをふんだんに使ったたけのこご飯も大きな窯で炊き上げられ選手たちは大盛りのごはんを何杯もおかわり。
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焼きそばも準備され、バランス満点の「イノシシ定食」の出来上がり。4杯、5杯と平らげていく。
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ものの3時間で食べられる部位はすべて無くなった。

大西監督を囲み、メインとなる新入生の紹介。指揮官に名前を呼ばれ、握手を交わし、京産大ラグビー部の証であるポロシャツが手渡される。受け取った選手は4年間の抱負を述べる。
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留学生のアサエリ・ラウシ(1年・日本航空石川)は「4年間しっかり頑張ります」と堂々と語った。
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最後に伊藤鐘平主将の力強い挨拶で猪突猛進會は締めくくられた。

「栄養合宿」と同様、『食』は彼らに取って大切なトレーニング。
活動を支える方々への感謝を忘れずに、心を込めて味わった。
先日から始まった春シーズンでの躍動へ。イノシシパワーで猛進する。
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