京産大アスレチック

学内スポーツ紙「京産大アスレチック」を製作・発行する、京都産業大学体育会本部編集局の公式BLOGです。

陸上競技部

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【陸上競技部】関西女子駅伝「今日の経験が活かせるようなチームに」

第 33 回 関西学生対校女子駅伝競走大会
兼 第 41 回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 関西地区予選
於:神戸しあわせの村
(2023年9月23日)


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 仙台市で開催される全日本大学駅伝の4年ぶりの出場を目指し、6選手が神戸の地で襷を繋いだ。

レース結果
[総合順位]
10位 京都産業大学 1:46.56

[区間記録]
1区(3.9km) 9位 今 絵里南①13.20
2区(3.3km) 12位 永吉 悠倭① 11.28
3区(6.5km) 9位 政田 愛梨③ 22.55
4区(6.5km) 8位 坂牧 紗衣③ 22.45
5区(3.3km) 11位 坂本 有理佳① 11.52
6区(6.5km) 11位 中本 香④ 24.36

レース展開
 1区を任されたのは今絵里南。全国高校駅伝強豪校である青森山田高出身の今にとって、大学に入学してから初めての駅伝となった。最初は先頭のすぐ後ろのポジションをキープするも、2㌔を過ぎたあたりから、先頭から徐々に遅れをとってしまう。結果、全体9位で襷を繋いだ。
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▲1区・今から2区・永吉へ襷リレー
 続く2区を走るのは、今と同じ1年次生の永吉悠倭。入学直後から今季の目標について「4年次の中本先輩と一緒に全国の舞台で襷を繋ぎたい」と話していた永吉は、今大会最短の3.3㌔を担当した。しかし、思うようなレースができず区間12位で襷リレー。
 今大会のエース区間と呼ばれる3区は、今年2月の男女駅伝にも出走した政田愛梨が任された。6.5㌔の最長区間について「自信はあったが、前との距離をあまりつめることができなかった」と課題を口にした。区間9位の走りで襷は4区の坂牧紗衣へ。
 続く坂牧は、区間8位の走りで東大阪大、神戸学院大を抜き、全体順位を8位まで押し上げた。その一方で「自分の練習してきた成果が出せなかった」と自身の走りを厳しく振り返り「次に向けて調整したい」と語った。
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▲4区・坂牧から5区・坂本へ襷リレー(写真提供:立命スポーツ編集局)
 5区は1年次の坂本有理佳。坂本も大学入学後、初駅伝となったが区間11位の粘りの走りを見せアンカーに襷を繋いだ。
 最終区間である6区を任されたのは、中本香。今大会出場メンバーで唯一4年次であり、関西女子駅伝に出走経験がある。1年間、女子長距離ブロックの主将を務めた中本は10位でゴール。惜しくも今大会で全日本への切符を手にすることはできなかった。
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▲ゴールテープを切る中本
 しかし、まだチャンスはある。5000㍍のチーム平均タイムで全国枠での仙台出場の可能性が残されている。政田は「チームに貢献できるような走りをしたい」と意気込んだ。京産大女子長距離ブロックの復活劇に期待だ。

【取材・執筆 新川姫優】

試合後コメント
◯レースを振り返って
政田「一応自分の中では仕上げている感じで臨んで、ちょっと自信はあったんですけど、思ったより前との距離をつめることができなくて、課題の残るレースだなと思いました」
坂牧「人数が少ない中でここまでやってきて、結構いい雰囲気で練習できていたと思うんですけど、やっぱりこうやって大会になると、自分の練習してきたことが全部出せたかと聞かれるとそんなことはないと思うので。練習はできていたけどその成果が出せなかったので次に向けてまた調整して頑張りたいです」

◯始まる前に目標にしていたこと
政田「チームとしてはもちろん、全日本の切符を手に入れるというのが1番の目標だったんですけど、走れている人とそうじゃない人でバラバラしていたので…。自分の目標としては、監督から「これくらいのタイムで行こう」みたいなタイムが出されていたので、それに近づけられるようにラップを見ながら頑張っていました」
坂牧「同じくチームでは全日本を目指してチームではやってきていました。自分の目標は監督から出された目標よりも、ちょっと早いくらいのペースで走って、それをキープできればいいなという気持ちだったんですけど、後半に落ちてしまいました」
政田「あとは、前との距離を少しでもつめられるようにというのは大前提で取り組んでいました」
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▲政田

◯3年次として
政田「私たちは2人ともそうなんですけど、1.2年次の時に怪我とかがあって全然貢献できていなくて、これから新チームになったり4年次になるにつれて、チームを引っ張っていけるようになりたいです。今年は人数的に1〜3年次が中心となった若いチームで、去年の関西女子駅伝を経験している選手が1人しかいなかった状態でのこの結果だったので、今年の関西女子駅伝を経験している選手が来年、今日の経験が活かせるようなチームになると思います」
坂牧「結構練習はいい感じにできていたんですけど、試合になったらあんまり結果が出なかったので試合で結果を残せるように練習もみんなで頑張っていきたいです」

◯今シーズンの目標
政田「富士山女子駅伝に出るためには5000mの平均タイムが大事になってくるので、できるだけチームに貢献できるように16分30秒を切るくらいで走れればいいかなと思います」
坂牧「とりあえず次に1番近い記録会が10月4日で、全日本もまだチャンスがあるのでそれに出るためにも平均タイムをあげないといけないので、16分30秒を目標に頑張りたいです」

【陸上競技部】日本IC 長距離ブロックWエースが躍動!好調のまま駅伝シーズンへ

天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権大会
於:熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(埼玉県)
(2023年9月14日〜17日)


全国の強豪が集う日本インカレが熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にて開催された。個人種目では、短距離・長距離・投擲ブロックから11選手が出場。女子ハンマー投で西村南(法4)が5位入賞した他に、男子5000mで小嶋郁依斗(現3)が8位入賞や、男子10000mで中村光稀(法3)が日本人4位という好成績を残した。長距離ブロックは10月に第100回箱根駅伝予選会に出場予定。今後の活躍にも期待がかかる。

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【取材:新川姫優】
(インタビューは後日オンラインで行いました)

競技結果
〈短距離ブロック〉
◆男子100m予選◆
7組
4着 辻田 幸輝② 10.48(+0.2)

◆男子200m予選◆
5組
5着 壹岐 元太② 21.39(−0.9)

8組
6着 田中 颯② 21.43(−0.5)

◆男子4×100mR予選◆
5組
4着 京都産業大学 39.74
(木村天南③ー辻田幸輝②ー川口大輝②ー田中颯②)

◆男子4×400mR予選◆
1組
DNS 京都産業大学


〈長距離ブロック〉
◆男子1500m予選◆
3組
9着 粟井 駿平③ 3:52.41

◆男子5000m決勝◆
第8位 小嶋 郁依斗③ 14:29.57 →日本人5位

◆男子10000m決勝◆
第11位 中村 光稀③ 29:37.65 →日本人4位

〈投擲ブロック〉
◆男子やり投決勝◆
第11位 塚崎 晃希④ 66m29

◆男子円盤投決勝◆
第10位 富永 健心③ 46m30
第12位 坂口 昇大③ 46m21

◆女子ハンマー投決勝◆
第5位 西村 南④ 58m08
第11位 高橋 萌々子② 53m47

試合後コメント
小嶋 郁依斗(現3・滋賀学園高)
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◯日本インカレを振り返って
───走る前からレベルの高い人と走るっていうのでワクワクしていたんですけど、走っている時もすごく楽しかったなというのが感想です。

◯8位入賞という成績について
───正直、そこまでいけると思っていなかったので、ちょっと驚いたというか…。素直に嬉しかったです。

◯始まる前に目標にしていたこと
───出る以上は何か爪痕を残すというか勝負ができたらいいなとは思っていました。

◯強豪の選手が多い中、どのような戦略を持って挑んだか
───ペースが早いというのは最初からわかっていたので、まずはそこにつくことを考えて走っていて、最初から引いてしまったらずるずるいってしまうかなと思っていたので、とにかく最初の1000mは前の方で走ろうと思って意識していました。

◯今シーズンここまでの個人的な総評
───シーズン初めは怪我をしていて、4、5月関西インカレもあまり自分の思ったようには走れなかったんですけど、6、7月頃から自分の走りができてきたかなと思うので、前半は良くなかったんですけど、後半になって良くなってきたかなと思います。

◯箱根予選出場が決まった時の気持ち
───出るからには中途半端な気持ちで出たくないと僕は思っているので、もう出る以上は関東の学生の方と勝負できるようにそういった気持ちで頑張ります。

◯今後の駅伝シーズンに向けて
───予選会も負けて、1回チームとしては「どうかな」と思うところもあったんですけど、夏合宿でみんないい感じになってきているので、やっぱり丹後も学生駅伝も優勝しか見てないので、それ以外の順位は考えずにまずは優勝を狙いたいなと思います。

◯来年の予選会に向けて
───4年のうちいつか出られるだろうと思って、もう最後のチャンスでここしかないので。何か変えないといけないと思うので、予選会突破できるように最後のチャンスを死ぬ気でいきたいと思います。

中村 光稀(法3・和歌山北高)
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◯日本インカレを振り返って
───日本インカレというのは、関東の学生たちも合宿の疲労のある中挑むという大会で、僕も同じような形で合宿で追い込んだ状態で今回出たんですけど、最初の段階で留学生の団体と日本人の団体っていうのが離れてしまって。僕もあの気候の中で難しいレースだなと思ったので、日本人の中の1番に目標をチェンジしたんですけど、結局ラストで体が動かなくて負けてしまったので、悔しい大会だったなと思います。

◯総合11位で日本人4位という成績について
───悔しい気持ちの方が大きいです。

◯始まる前に目標にしていたこと
───熊谷というのは気候条件がなかなか過酷っていうのは前々から知っていたんですけど、ここまで力をつけてきていたので、疲労がある中でも過酷な気候の中でも、ベスト以上で走りたいなというのは考えていましたし、本当に留学生の方々と走るっていう機会は全くないので、チャレンジしていくというのは本来思っていた部分です。

◯強豪の選手が多い中、どのような戦略を持って挑んだか
───今回の大会は背負うものも何もないので、どんどん積極的に行こうかなと思っていました。ただついて行って勝負していきたいなっていう気持ちで挑んでます。

◯スパートが印象的だったが
───途中から、日本人の集団が牽制になった瞬間に「これはもうラスト1、2周でペースアップするんだな」とは思っていて、幸いスローペースだったので備えてはいたんですけど、対応できない形になりました。

◯10000mのトラックレースを走る上で大事にしていることは
───結構長い距離だと通過タイムが気になるんですけど、そこをあえて考えずにしっかり落ち着いた走りっていうのは僕の中で思っていて、特に変なことは考えず、ただただ集団について行ったり、いかに楽に走るかっていう考えで走っています。

◯今シーズンここまでの個人的な総評
───シーズン初めは5000mだったりで練習の時からベストを出せたりっていう点ではいい出だしではあったんですけど、関西インカレのあたりから調子が徐々に上がらなくなってきてしまって、前半シーズントラックの方は終わったんですけど、予選会やホクレンディスタンスチャレンジ、今回の試合もですけど、なかなか思った走りっていうのはできなかったなと思っています。


◯箱根予選出場が決まった時の気持ち
───元々、一応参加権は全校に広がるっていうことで興味は持っていて、予選会が通らなかったという影響もあって、スケジュールが空いた部分でいい感じに出場する機会が回ってきたので、嬉しいなと思います。やっぱりレベルの高い選手と戦う場面・場所っていうのが限られている中、こうやって舞い込んできたのはありがたいという気持ちです。

◯目標は
───箱根予選も重要視はしているんですけど、全日本大学駅伝の学連選抜でも出場する可能性もあるので、なかなか連続で試合があるかもしれないという中で少しピークの持っていき方ていうのは難しいなとは思うんですけど、やっぱりいい機会なので高いレベルの選手に食らいついていきたいなという思いがあります。

◯今後の駅伝シーズンに向けて
───ここまで実力はつけてきたと思うんですけど、前半のトラックシーズンがいい感じに行かずに結果が振るわなかったので、その前半戦を挽回できるように後半の駅伝シーズンっていうのは取り組みたいと思います。

◯来年の予選会に向けて
───僕たちが入学してきてから全日本の予選会というのは通過できていないっていう現状で、なかなか大学からの目っていうのも厳しくなってきて。いま、他の部活に比べると優遇していただいてるという自覚があるんですけど、それがいつ切られるかわからないという段階にもう来ているので、自分たちの通過したいという目的もそうなんですけど、しっかり大学側に対しての恩返しという面でも、周りの支えてくださっている団体や人の思いを背負いながら頑張りたいと思っています。


【陸上競技部】新人戦 各競技で躍動!!7名が表彰台

2023関西学生新人陸上競技選手権大会兼 2023ディムライトリレーズ
於 : たけびしスタジアム京都・東寺ハウジングフィールド
(2023年8月30日、31日)



陸上競技部の新人戦が、たけびしスタジアム京都・東寺ハウジングフィールドにて行われた。京産大からは短距離、投擲から27人が出場。10人が入賞と、各競技で躍動した。

【執筆 : 山本帆香】

競技結果
-------男子・トラック競技-------
◇男子100m 予選◇
〈第1組〉1着 川口 大輝(2) 10.60 Q
〈第2組〉4着 冨田 悠斗(1) 11.02
〈第3組〉1着 辻田 幸輝(2) 10.59 Q
〈第5組〉3着 松本 太良(1) 10.71 q
〈第6組〉6着 狭間 夢翔(1) 11.08
〈第7組〉6着 八尾 藍麻(1) 11.46
〈第9組〉2着 郷 颯冴(1) 10.85 Q
〈第10組〉6着 福本 陸晴(2) 11.00
〈第11組〉DNS 田中 颯 (2)


◇男子100m 準決勝◇
〈第1組〉3着 川口 大輝(2) 10.65
〈第2組〉8着 松本 太良(1) 12.73
〈第3組〉DNS 郷 颯冴 (1)
〈第4組〉1着 辻田 幸輝(2) 10.57 Q

◇男子100m 決勝◇
〈第1組〉🥇1位 辻田 幸輝(2) 10.65


◇男子200m 予選◇
〈第1組〉DNS 壹岐 元太(2)
〈第2組〉DNS 松本 太良(1)
〈第5組〉DNS 磯淵 圭一郎(1)
〈第6組〉4着 冨田 悠斗(1) 22.04
〈第7組〉3着 川口 大輝(2) 21.77 Q
〈第8組〉4着 嶋渡 涼太(1) 22.54
〈第9組〉7着 松田 侑士(1)22.78

◇男子200m 準決勝◇
〈第1組〉DNS 川口 大輝(2)


◇男子400m 予選◇
〈第1組〉4着 内田 大貴(1) 49.29
〈第2組〉3着 松田 侑士(1) 49.55
〈第4組〉6着 杉山 跳馬(1)50.34
〈第5組〉DNS 岡嶋 大地(2)
〈第6組〉6着 磯淵 圭一郎(1) 50.34

◇男子110mH 予選◇
〈第1組〉2着 嶋渡 涼太(1) 14.72 q

◇男子110mH 決勝◇
〈第1組〉 6着 嶋渡 涼太(1) 14.74


◇男子4×100mR 予選◇
3着 京都産業大学 41.13
 壹岐 元太(2)→辻󠄀田 幸輝(2)→川口 大輝(2)→郷 颯冴(1)

◇男子4×400mR 予選◇
2着 京都産業大学 3:13.25 Q
 雀部 凌平(4)→野田 将太郎(4)→木村 天南(3)→杉浦 正吾(3)

◇男子4×400mR 決勝◇
DNS 京都産業大学 
 

-------男子・フィールド競技-------
◇男子円盤投 決勝◇
🥇1位 武井 夢叶(1) 42m88

◇男子ハンマー投 決勝◇
🥈2位 渡邉 陽介(2) 53m59
🥉3位 東 大樹(1) 53m39

◇男子やり投 決勝◇
🥈2位 上戸 一真(2) 60m43
4位 川井 鳳雅(1) 58m15
5位 市川 隼(1) 58m08

◇男子砲丸投 決勝◇
15位 岩城 結太(1) 11m79


-------女子・フィールド競技-------
◇女子砲丸投 決勝◇
4位 西込 珠輝来(2) 12m29

◇女子円盤投 決勝◇
🥈2位 西込 珠輝来(2) 39m35

◇女子ハンマー投 決勝◇
🥇1位 高橋 萌々子(2) 55m24


試合後コメント
辻田 幸輝(現2・比叡山)

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新人戦を振り返って
───大学に入って初めての優勝だったので、それはすごい嬉しいですし、エントリーランキングが登録者の中で1番速かったので、プレッシャーはあったんですけど、しっかり勝ち切れたことは嬉しいかなと思っています。大会新記録は狙ってましたし、実際出せるコンディションではあったんですけど、風に恵まれず出せなかったのでちょっと残念かなという感じです。

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調子は良かったのか
───予選のアップの時はそんなによくないと思ったんですけど、予選と準決勝のレースを振り返って、決勝でいい感じに修正することができたので、結果的に決勝のレースは大会新記録を更新できそうなレースができたので、尚更悔しいです。



1日に100mを4本走ることを考慮して意識したことは
───予選はあんまりアップをしなくても通れると思ったので、なのでできる限り省エネで体を温めて、4継の予選まで4本しっかり走り切れるようにアップの量を調整したりとかはしてました。


 4継を振り返って
───正直、僕が予想していた4継を走る時の疲労感とはだいぶ違っていて、やっぱりプレッシャーっていうのはだいぶ感じていたので、そういった精神的な負担からだいぶ体が疲れていて、かなり4継の予選走る時も大変だったんですけど、あと1本って気持ちを持ってなんとか気合いで走りました。
 

全カレの目標は
───全カレは100mも4継も決勝進出が目標なんですけど、やっぱり決勝に行くためには準決勝も通らないといけないし、予選も通過しないといけないので、そのためにはやっぱりレベルが高いので、自分の自己ベストを最低限更新することっていうのが大事なのかなって思ってるので100mに関しては最低限自己ベストを更新するっていうことで、4継も、自己ベストを出さないと決勝には進めないと思うので、どちらともしっかり本番で自己ベストを更新するっていうことを目標に頑張っていきたいと思います。

 
今シーズンの目標は
───もう一度10秒3台を出したいですね。周りから結構「一発屋」っていじられてるので(笑)まだ1回しか出してないので、もう一度10秒3台を出して、一発屋っていうのを払拭して今シーズン終われれば十分かなって思います。

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高橋 萌々子(現2・花園)

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今回新人戦を振り返ってみてコンディションはどうでしたか。
───今回は、ちゃんと調整していたのもあってコンディションはいい状態で臨めました。

この大会(新人戦)までの練習を通して意識してきたことは何ですか。
───今回は、二週間前からいつも調整に入るんですけど、二週間前になったタイミングがちょうど陸上部のお盆休みの途中でいつもよりちょっと調整期間が短くなったんですけどその分お盆で休んでいたで、二週間の半分一週間は、体を戻すこと、体づくりをメインにして残り一週間で、ウェイトとかでなく、技術練習をして、自分の投げの精度を高めていくような感じです。

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大会が始まる前に目標にされていたことは何ですか。
───目標にしていたことは、一位で大会記録を更新することです。

55m24という結果はどうでしたか。
───正直、練習の段階では55は飛ぶだろうと思ってたので、やっぱり西村先輩の大会記録を更新したかったっていうのがあるのであまり納得はいってないんですけど、5投目まで2位の状態でプレッシャーや不安があったんですけど、ちゃんと自分の投げができて1位になれたっていう点で考えると55mの今回の記録でも結構よかったかなと思います。


最後に意気込みをお願いします。
───全カレは去年は京都であったにも関わらず、結構情けない結果になっちゃったので今回は、しっかり調整して、自分が悔いなく力を出し切れるような大会にしていきたいと思います。

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【陸上競技部】関西インカレ 各競技で躍動!男子総合3位の関学大に0.5ポイント差まで迫る

第100回関西学生陸上競技選手権大会(T&Fの部)
於:ヤンマースタジアム長居・ヤンマーフィールド長居
(2023年5月24-27日)


 記念すべき第100回目の関西インカレ(T&Fの部)が、ヤンマースタジアム長居・ヤンマーフィールド長居にて開催された。約20選手が入賞するなど各競技で大活躍。男子総合得点では、3位の関学大に0.5ポイント差に迫る成績を収めた。今年9月に行われる全日本インカレの標準記録を突破する選手もおり、全国の舞台での活躍が期待される。
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▲応援する選手ら

【取材 新川姫優、伊藤揺梨、加藤啓吾、細井雅貴】
(インタビューは後日実施しました)

競技結果
〈短距離ブロック〉
◆男子100m予選◆
2組(+2.8)
3着 中東 大輔(3)10.68 Q

3組(−1.7)
1着 辻田 幸輝(2)10.63 Q

4組(−0.6)
5着 川口 大輝(2)10.88

◆ 男子100m準決勝◆
1組(−1.7)
4着 辻田 幸輝(2) 10.72 Q

2組(+1.2)
7着 中東 大輔(3) 10.72

◆男子100m決勝◆(−0.5)
5位 辻田 幸輝(2)10.51

◆男子200m予選◆
1組(−0.4)
2着 壹岐 元太(2) 21.50 Q

3組(+1.4)
6着 杉浦 正吾(3) 22.04

4組(±0.0)
3着 田中 颯(2) 21.42  Q

◆ 男子200m準決勝◆
1組(−0.5)
3着 壹岐 元太(2) 21.16  Q

2組(−1.4)
3着 田中 颯(2) 21.16  Q

◆男子200m決勝◆(−0.4)
5位 壹岐 元太(2)21.26
7位 田中 颯(2)21.28

◆男子400m予選◆
1組
2着 野田 将太郎(4)47.92 Q

2組
DNS 磯淵 圭一郎(1)

3組
8着 雀部 凌平(4)49.34

◆男子400m決勝◆
8位 野田 将太郎(4)49.53

◆男子110mH予選◆
1組(+1.4)
5着 山口 勇樹(4)14.93

2組(−0.6)
6着 八田 晴世(3)14.96

3組(+1.6)
8着 伊藤 聡志(4)15.05

◆ 男子400mH予選◆
2組
7着 橘 周平(4)58.08

3組
7着 福西 伸哉(1)58.78

◆男子4×100mR予選◆
2組
4着 京都産業大学 40.26 q
(川口ー辻田ー壹岐ー中東) 

◆男子4×100mR決勝◆
5位 京都産業大学 39.69
(川口ー辻田ー壹岐ー中東) 

◆ 男子4×400mR予選◆
1組
2着 京都産業大学 3:14.91 Q
(野田ー田中ー雀部ー壹岐)

◆ 男子4×400m 決勝◆
5位 京都産業大学 3:10.19
(野田ー雀部ー木村ー壹岐)


〈長距離ブロック〉
◇ 女子800m予選◇
3組
5着 永吉 悠倭(1)2:20.31

◆男子1500m予選◆
1組
DNS 庵地 祐希(2)

2組
1着 粟井 駿平(3)3:55.25 Q
9着 鈴木 優一郎(2)3:57.99

◆男子1500m決勝◆
🥇優勝 粟井 駿平(3)3:55.25

◇女子1500m予選◇
1組
10着 粟 愛華(2)4:47.67

2組
5着 今 絵里南(1)4:34.74 q

3組
8着 永吉 悠倭(1)4:40.56

◇女子1500m決勝◇
13位 今 絵里南(1)4:37.83

◆ 男子5000m決勝◆
16位 杉本 和己(3)15:20.30
18位 西村 稜太(2)15:40.43
DNS 山口 太誉(3)

◇女子5000m決勝◇
20位 今 絵里南(1)17:41.48
DNS 中本 香(4)

◆男子10000m決勝◆
🥈2位 中村 光稀(3)29:28.19
🥉1位 小嶋 郁依斗(3)29:28.73
10位 多田 颯汰(3)30:16.12

◆ 男子3000m SC決勝◆
14位 岩重 功輝(1)10:19.49
DNS 桒田 大樹(2)
DNS 大西 晴己(1)

◆男子10000mW決勝◆
8位 藤原 悠月(2)47:41.59


〈投擲ブロック〉
◆男子砲丸投◆
15位 岩城 結太(1)10m91

◇女子円盤投◇
8位 西込 珠輝来(2)12m21

◆男子円盤投◆
🥈2位 富永 健心(3)46m10
🥉3位 武井 夢叶(1)46m03
5位 坂口 昇大(3)44m71

◇女子円盤投◇
🥈2位 西込 珠輝来(2) 43m17

◆男子ハンマー投◆
🥉3位 山本 雄大(4)56m48
6位 永森 智也(4)54m86
7位 千田 康弘(3)52m53

◇女子ハンマー投◇
🥈2位 西村 南(4)56m63
🥉3位 高橋 萌々子(2)56m13

◆ 男子やり投◆
🥇優勝 塚崎 晃希(4)69m19
7位 中野 龍治(3)62m61
10位 上戸 一真(2)55m34

◆男子十種競技◆
13位 平井 柊太 (3)

100m 11.32
走幅跳 6m 35
砲丸投 10m35
走高跳 1m88
400m 53.04
100mH 15.50
円盤投 26m69
棒高跳 NM
やり投 45m50
1500m 5:21.05

試合後コメント
🥇男子1500m 粟井駿平
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○関西インカレを振り返って
───最近、10000mと1500mの練習の両立をしてて、2週間前に10000mを走ったばかりで1500mの調整はあまりできてなかったので、正直そんなに自信はなくて、チャレンジ的な感じで臨んでました。でも実際に走ってみたら、自分的にも納得のいくレース展開と結果を得られたので、良かったです。

○去年準優勝した時は、前半は集団の後方についてスパートで勝負する戦い方だったのに対し、今年は前半からレースを引っ張っていたが、戦い方が変わった理由は
───特に理由とかはなくて、変わったとも思ってないんですけど、そこは臨機応変に様子見ながらというか。去年だったら先頭とか前の方の順位変動が結構激しかったりしてたと思うんですね。なので後ろで体力を温存して最後にスパッと出た方がいいかなっていうのがあったんですけど…。基本は体力温存できる場所を選んでて、今年だったら、予選も決勝も落ち着いてて、逆に結構後ろは入れ替わりが激しかったので、結果的に良かったかなと思っています。
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▲表彰式での粟井

○予選は鈴木選手と同じ組だったが、レース後やレース前には何か会話は
───鈴木は後輩なんですけど、一緒に練習やってて「一緒に決勝行きたいな」という話はしていて。決勝行けるのが4着+タイムで4人で、鈴木はその1組と2組の着順で入れなかった4枠で決勝に行こうとしていて。僕らが2組目だったんですけど、1組目がスローペースだったのでこれはチャンスというか。4分を切って8番以内に入れば決勝に行けたので、鈴木がいい感じに決勝に行けるかもなっていうのも込みで引っ張ったっていうのもありますね。

○10000mと1500mの練習の両立をするためにやっていたことは
───2週間前に10000mを走っていて、その前も1500mの練習をやったりロングの練習をやったり、交互というか。ずっと1500mの練習しててもパッと10000mとかのロングに戻れないと思うので、予選会がカンカレから近いっていうのもあって、完全に1500mに移行してしまわずに、ロングの練習をメインでやりながら1部分減らすとかプラスで付け足すとかで、スピードっぽい1500m向けの練習を加えたりちょっと変えたりとかしていました。

○今後の1500mの目標は
───西日本インカレは、予選会から西日本は中4日くらいしかなくて出れるかわからないんですけど、全日本インカレには出る予定です。関東は全然レベルが違うと思っていて、レース展開も今回みたいにスローじゃなくてどんどんハイペースで、決勝も全然3分40秒台前半とかも出してくると思うので、この関西インカレの結果に怠けずというか。全カレはチャレンジャーっていう気持ちで、決勝に残るところを目指して頑張ります。


🥇男子やり投 塚崎晃希
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○関西インカレを振り返って
───去年が4位だったんですけど、4位になったのも最後の最後に逆転されて3位から4位に落ちたという試合で。しかも1、2、3位が全部大阪体育大学で、それがちょっと悔しかったので、負けた瞬間から「来年は絶対優勝してやる!」っていう思いがありました。なので、まず優勝できて嬉しいっていうのと、指導者の卯野先生って方がいるんですけど、今年の1月に亡くなられて、そんな中で京産がやり投で優勝できていなかったので、優勝して卯野先生に優勝したよって報告したかったというか、天国から見守ってくれてたと思うので、優勝できたのは素直に嬉しかったです。

○最後の関西インカレ。始まる前に目標にしていたことは
───優勝は目標じゃなくて、優勝して当たり前っていう気持ちで臨んだんですけど、もう1個の目標として70mを投げたいなと思っていたので、そこを達成できなかったのが悔いというか、次への課題かなと思います。

○緊張は
───緊張は今回はあまりしなかったです。僕は緊張する時、前日に全く寝れなかったりするんですけど、今回はすぐに寝れました。ただ、やっぱり最後の6投目の時は、去年抜かされたっていうのがあったので「抜かされるタイプの人生なんかな〜」と思って(笑)2位と3位が6投目を投げている時が1番緊張しました。

○京都インカレから約1ヶ月半。その間の練習で意識したことは
───前回の京都インカレで調子が良くて、今シーズンは今の所良いアベレージの記録を出せているというところで、調子が良かっただけに調子を崩しちゃダメというところを考えていて。そのなかで調子を崩さずに筋力アップであったりって言うところは最低限しないといけないので、そういったところを意識しました。

○2投目で66mが出たことについて
───試合前に、「70mないと優勝は厳しいかな」と思っていたので、6投目まで66mで1位っていうのが結構意外で、6投目の時に「これで優勝って結構恥ずかしいな」と思っていて。でも2投目で66mは、調子は悪くないなと思っていたので。ただ、そこから記録が出なかったのがあんまり良くなかったかな。もっと投げれたはずだったので…。調子が良かっただけにちょっと力んでしまった部分があったのかなと思います。DSC_4415
▲6投目終了後、吠える塚崎

○声出し応援ができるようになって、応援される側の印象は
───やり投の時も短距離の子とか、もちろん投擲の子も応援してくれていて、あの試合結構緊張してただけあって、スタンドをみた時にみんなが手を振ってくれたのは嬉しかったです。動画を見返していたら、動画を撮ってる人の周りに京産の子が集まってて、投げた時に「行けー!」って言ってくれてたので、「あ、応援されてたんやな」って(笑)他の大学も、大阪体育大学とか特にすごい人数の応援がいて、去年は正直あれに飲まれたと思っているので、今年は心強かったし良い支えになったというか、助けられましたね。

○ラストイヤーの意気込み・目標
───69m19で今回優勝して全日本インカレのB標準が切れたんですけど、まだ70m投げてないし、A標準を切って全日本インカレに出たいと思っているので。去年は出るだけだったので今年は優勝して、満足して引退できるようにしたいので、まずはそこに向かって筋力アップであったり、調子がいいだけじゃなくて、そのなかでも直していくべきところとか課題点はあるので、そういうところを見直していきたいなと。それから、まだ西日本インカレとか小さい記録会とかあるので、試合でもどんどんベストを出していけるように頑張っていきたいと思います。


🥈🥉女子ハンマー投 西村南・高橋萌々子
○関西インカレを振り返って
西村「2連覇を狙っていたし、やっぱり勝たないといけない試合だったので、そこが出来なかったのが良くなかったなって思います。全国で戦おうと思ったら関西くらいはしっかり勝っていかないといけないので、そこで勝てなかったのは良くなかったなと思います。」
高橋「私は、京都インカレのときと比べて、今回の関西インカレは割と調子は良かった方で、去年の関西インカレは3回ともファールだったので、まずはシーズンベストと自己ベスト近く投げれて3位になれたというのはのはよかった試合だったかなと思います。」

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▲西村

○どういった練習・トレーニングを重視して取り組んでいるか
西村「最近はあんまりチームにまじって練習できてないので、個人でやることが多いんですけど、やっぱりシーズンに入ったので技術練、投げを多めにやったり、動作が投げに繋がるようなトレーニングもやったりしてますね。」
高橋「私も技術練習が多くなってきたかなと思うんですけど、私は試合の直前、前日とかまでもギリギリまで体幹トレーニングだけは欠かさないようにっていうことを心がけてやってます。ウエイトは1週間前くらいになくなって、技術とかメインになってくる感じですね。」
西村「試合が続いていて、あんまり筋肉痛とかつくれないので、ウエイトはあまりやってないですね。」

○何投目を一番大事にしているか
西村「やっぱり1投目は大事にしないとその後に響くので「大事にしないと」と思っているんですけど、その分力んでしまってダメなことが多いです。良くはしたいけど良くならないって感じです。」
高橋「私もとりあえず1本目で、ベスト8に残れたときは5投目が一番リラックスして投げれるので5投目に合ったらいいなって感じです。」

○去年までと比べて成長したと感じる点
高橋「私はだいぶ成長してるなと感じますね。去年は、試合に出ても緊張して3ファールとかが多かったし、場の雰囲気に流されることが多かったんですけど、今年は、去年56m投げれたってこともあって、割と気持ちもドシッと構えて試合に臨めるようになってきたのでそれは成長なんじゃないかなと思います。」
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▲高橋

○今年の目標
西村「やっぱり全日本インカレで去年以上の成績を残すことが目標です。大きく言えば優勝なんですけど、今までのままでは全然ダメなので、着実に9月まで練習を積んでいきたいと思います。」
高橋「とりあえず全日本インカレで8位以内に入賞することと、今年中に57mは投げれたらいいなと思っています。」


5位入賞 男子100m 辻田幸輝
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○関西インカレを振り返って
───自分の中で目標にしていたことが決勝進出だったのですごく嬉しいですし、その中でも5位という結果は、思っていたよりも良い結果だったのでよかったです。

○京都インカレから約1ヶ月半。その間の練習で意識したことは
───1ヶ月前が最後の試合で、そこからの関西インカレまでの期間はひたすら自分を追い込んだりしていました。冬季練習も自分のやりたい練習ができていて、関西インカレまでの今シーズンの試合も自分の計画通り進んでいたので、関西インカレ当日も自分のやりたいことができれば結果はついてくると思っていたのでしっかりと自信を持って挑みました。

○当日のレースの中で意識していたことは
───初めての関西インカレで、初めての個人での競技だったのであまり硬くならずにリラックスしながら走るということを意識していました。
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▲レース前の辻田

○今回の予選、決勝それぞれのタイムに対して思うことは
───関西インカレで出したかったタイムの目標は10.45だったんですけど、予選からかなり向かい風が強くて。ついてないと言われればそうなんですけど、決勝の向かい風0.5という風でも自分の自己ベストをしっかり出せるのが強い選手だと今回の試合で思いました。

○当日のコンディションは
───当日の2日前から休んでいたのですごく体は軽かったですし、大会の雰囲気もすごくよくて、気温はかなり高かったけれど暑さ対策を自分なりにできたので自分のコンディションを整えていました。

○4継の結果について
───想定していたよりタイムが出て、自分は中学から4継に出させてもらっていて実際に39秒台を体感するのは初めてだったので、すごく嬉しかったです。

○リレーメンバーが変わったことについて思うことは
───京都インカレから1走から3走は変わってなくて4走だけが変わったんですけど、新しく4走を走った先輩も頼もしくて、予選からいい動きをしていたので、決勝でも安心してアンカーまでバトンを渡すことができたと思っています。
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▲4継決勝直前のメンバー(左から中東・壹岐・辻田・川口)

○今後の個人の目標は
───最低でも10.45は切ることで、最高のタイムは全日本インカレのA標準の10.35を切ることです。舞台や順位的な目標は、全日本インカレの決勝に残ることを目標に頑張っていきたいと思っています。


5位入賞 男子200m 壹岐元太
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○関西インカレを振り返って
───200mも4継もマイルも全部5位やったので、もうちょっと詰めれるところは詰めれたんじゃないかなという感じですね。4継は全然調子が上がってなくて、本調子で走れなかったので、「ちゃんと調整してたらな」とは思います。バトンも3、4走でミスっちゃったので、そこが悔しいです。マイルも、自分がもうちょっと頑張ってたら4位に上がれてた場面だったので、やっぱりちょっと悔しいです。

○200mの準決勝で21.16で田中選手と決勝に進んだ時の心境は
───自分が先に走っていたので、まずいいタイムが出て決勝も無事進めて喜んでいて、「あとは颯だけ」っていう気持ちになって。ずっとスクリーンを見て応援してたんですけど、3着で無事入った瞬間にすごい嬉しくて鳥肌が立って。とにかく颯に「やった〜〜!」っていう気持ちを伝えたい!って感じでした。
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▲準決勝のレース直後の田中(左)と壹岐(右)

○準決までは同じチームの仲間。決勝では隣のレーン。ライバル意識は
───最初のカーブで抜かそうっていうのは考えてて、もちろん順位も3位以内っていうのを目標にしていたんですけど、ホームストレート入って横に並んでしまって、もうずっと横にいる、見える状態だったので、体が力んでしまってましたね。

○4日間レースに出続けていたが最終日の疲労は
───結構足に疲労はきてたんですけど、「大丈夫、大丈夫」って言い聞かせながら頑張りました。全部やりきるために心がけていたこととかは特になくて、一本一本それだけ集中するっていう形で、先のことはあんまり考えてなかった感じですね。

○今後の目標は
───4継の目標は、京産大記録(39.45)を塗り替えることです。200mは、とりあえず20秒台に乗ることが目標です。

7位入賞 男子200m 田中颯
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○関西インカレを振り返って
───個人的にはもうちょっといけたかなと思ってます。始まる前から20秒台を目標にしていたので。順位はあまり気にしてなかったんですけど、もうちょっとタイム出たかなっていうのは…決勝に残れたことは素直に嬉しかったんですけど、悔しい気持ちの方が大きい感じですね。

○200mの予選、準決勝、決勝でそれぞれ心理状況に違いは
───ありました。予選に関してはめちゃくちゃ緊張しました。予選が終わって準決勝はあまり緊張しなかったですね。結構リラックスしていました。決勝も似たような感じで、あんまり緊張はしなかったので、予選が一番緊張しましたかね。

○予選、準決勝に加えてマイルも走っていましたが決勝で疲労は
───それに関しては大丈夫だったんですけど、ちょっと足が痛くなったんでマイルの決勝はかわりの人に走ってもらいました。
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▲マイル予選時の田中と3走の雀部

○声出し応援ができるようになって、応援される側の印象は
───応援があるのとないのとでは、やっぱり変わりましたね。レース前は結構緊張してるので、いつものチームメイトが応援してくれたら結構気持ちもリラックス出来ました。他の学校の応援も大きいので聞こえにくい時もあったんですけど、200mはスタートが近かったので自分は比較的聞こえましたね。

○今後の目標は
───次が6月の真ん中くらいにある西日本インカレなんですけど、そこまではもう少し練習でしっかり追い込んで走りの修整をして20秒台を出せたらいいなと思っています。あとは、全日本インカレに出たら決勝を目指したいです。


8位入賞 男子400m 野田将太郎
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○関西インカレを振り返って
───予選通って決勝に行けたことはすごく良かったんですけど、やっぱり決勝で自分の力を発揮できずに、全日本インカレの標準記録も突破できなかったので、個人は少し悔しい思いですね。

○最後の関西インカレ。始まる前に目標にしていたことは
───始まる前に目標にしていたことは、400mの個人で全日本インカレの標準を切ることです。

○京都インカレから約1ヶ月半。その間の練習で意識したことは
───練習で意識したことはスタートですかね。前半の入りというか、そこをうまくできるように心がけました。
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▲マイルの1走を務めた野田

○去年のマイルは2走を務めることが多かったのに対し、今回は1走を務めたが
───個人的には2走の方が得意です(笑)

○マイルの決勝後、メンバーとは何か話したか。
───自分自身、Bパート長なので。Bパート長っていうのは、400mとか200m系のパートの1番上の立場でやらせてもらっていて、最後の関西インカレということもあって、急遽メンバー変更もありながら、よく走ってくれたなっていう感謝の気持ちしかなかったですね。
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▲マイル決勝直後のメンバー(左から野田・雀部・壹岐・木村)

○最上級生になって変わったと感じることは
───変わったことは、やっぱり一番上の立場として記録で引っ張っていかないと、記録で証明しないといけないなっていうところは少し思っていて。あとは、自分の記録かつ他の部員の記録もしっかり伸びているか確認して、今回で言うと200mで壹岐と田中が入賞しましたけど、それは本当に嬉しい限りですね。

○ラストイヤーの意気込み・目標
───まだまだラストイヤーは前半戦が終わったばかりなので、後半戦も全力で駆け抜けていきたいなと思います。

【陸上競技部】関西ICロード 中村が王者の3連覇を阻む

第100回関西学生陸上競技対校選手権大会 ロードの部
@淀川右岸・西中島マラソンコース(2023年4月14日)


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~競技結果~
【各選手の順位】
🥇1位 中村 光稀(3年・和歌山北) 1:07:24
8位 木下 太成(2年・大阪) 1:10:46
DNS 小嶋 郁依斗(3年・滋賀学園)

【対校総合得点(男子1部校のみ)】
1位 関西学院大学 11点
2位 京都産業大学 9点
3位 立命館大学 6点
4位 京都大学 5点
4位 関西大学 5点

~競技内容~
 記念すべき100回目の関西インカレがいよいよ開幕だ。ヤンマーフィールド長居でのトラック・アンド・フィールドの部に先行して、大阪・淀川の河川敷でロードの部が開催された。ハーフマラソンで競う今大会には、本学から中村光稀、木下太成の2選手が出場。
 序盤から中村は先頭集団に、木下はその後ろの第2集団に入り、レースを進めていく。その後、15㌔あたりから、中村とこの大会2連覇中の注目選手・守屋和希(関西学院大)の2選手が抜け出す。「ラスト勝負だなと予想していた」と語る中村は風の強いコース状況を考え、守屋の真後ろをずっとつけて終盤のチャンスに懸けた。そしてラスト2㌔地点、守屋のペースが少し落ちたところを確認し、一気にラストスパート。最終的には17秒も差を開け、このレースの頂点に輝いた。一方で木下も、中盤にペースが1分以上落ちた第2集団から抜け出し、ゴール目前では前半に先頭集団を走っていた一部の選手に迫ることも。結果的には8位入賞、団体戦の得点獲得圏内に滑り込んだ。
 今回の記録は2選手のパーソナル・ベストには程遠く、100%満足のいくレースではなかったようだが、各大学選りすぐりのトップランナーが揃う今大会での好成績は今後に向けて非常に大きい。3年ぶりの伊勢路・出雲路をかけた関西予選会まであと2ヶ月と迫る。頼れる新戦力も加わった京産大長距離パート。遠ざかった全国への道は、今年こそ繋がるだろうか。
 そして、このレースで対校総合得点は関西学院大に次ぐ2位に。5月下旬に行われるトラック・アンド・フィールドの部には、本学が誇る注目選手も数多く登場する。彼らの戦いに乞うご期待だ。

~選手・監督のコメント~
○中村 光稀 選手
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―優勝を決めての今の気持ち
 「コース的にも風だったり気温だったりが悪かったので、ひたすら(先頭集団に)つこうと前から決めていたんですけど、個人としては好みの勝ち方ではないので、優勝は得点獲得という面では嬉しいですが、精神的には複雑なところがあります。」

―終盤の守屋選手とのデッドヒートについて
 「一度、15キロあたり、折り返してからの所で上がったんですけど、ほとんど牽制状態になったのでかなり楽に行けました。最後に仕掛けようと思っていて、仕掛けられるか確認したところ(守屋選手の)足が動いていなかったので、仕掛けて良かったなと思います。」

―普段のハーフマラソンは公道やトラックが多い訳ですが、今回は河川敷という特殊な場所。普段と意識を変えたところは?
 「とにかく後ろにぴったり着くことで楽にして、ラスト勝負だなっていうのは予想してたので、レースそのものから考え方を変えて、人を利用するというように変えていきました。」

―新入生の様子や記録会での走りを見て
 「チーム状況は、個人的にですけど緩いかなというのがあるので、しっかりここから引き締めてもらって、予選会、特に関西インカレもですけど連戦になってくると思うので、しっかり気を引き締めてもらいたいなと思います。」

―全日本の関西予選が2ヶ月後に迫った今、それに向けての練習への意気込み
 「もうひたすら負けが続いて情けない結果だったんで今年こそという気持ちもあるんですけども、他大学と実力が拮抗している状態だと思ので、気を引き締めていくだけだと思っています。」

○木下 太成 選手
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―関西インカレロードを終えて
 「今日は前半で差し込みも来てしまって思ったようなコンディションではなかったですけど、冷静に第2集団で走って、最後上げることができたので、臨機応変に対応できたところは良かった点です。反省点としては、差し込みとか来てしまっているので、万全なコンディションで出来なかったことを次は改善していきたいと思います。」

―普段と違う環境でのレースだったが意識を変えたところは?
 「いつもトラックとかのレースが多いんですけど、ロードだったので刺激の練習をロードで走ってみるなど意識しました。」

―順位ではなく、タイムで満足できているか
 「タイムは自己ベストよりもかなり遅かったので、タイムには満足できてないです。」

―前を走っている中村選手をどう感じていたか
 「やっぱりこの人強いなと思って走っていました。」

―新入生の走りについて
 「1年生は自分たちの代よりも走れていると思うので、このまま怪我せず練習を積んでいけば戦力になるというふうに思っています。」

―全日本駅伝予選会へ向けた練習への意気込み
 「10,000㍍の自己ベストを出したのが冬なので、もう一回29分台を出して良い流れで予選会に向かいたいと思います。」

○妹尾 誠 監督
―選手の走りを見て感じたこと
 「中村君が勝たなあかんというか、勝つべきレースで優勝という結果だったので満足してますし、木下にしても最低限、得点を獲得してくれましたので、概ね良い結果だったなと思います。」

―棄権した小嶋選手の状態について
 「大丈夫ですね。(彼は)先月の全日本学生ハーフでちょっと頑張りすぎて、その後に少し違和感があるということだったので、大事を取って欠場させて頂きました。」

―新入部員への期待度について
 「大いに期待しています。ただ、まだ入ってきたばかりで寮生活や練習の環境に慣れていないので、これからだと思っています。」

―全日本大学駅伝へ向けた練習について
 「前半の大きな目標もそこに置いているので、選手個人もそれを自覚して練習に取り組んで行ってくれると思いますので、それに合わせられるようにしっかり練習していきたいと思います。」

【取材・撮影:亀本皐介、大谷賢之介】
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